少ない負担が魅力の「シェラックネイル」って?ジェルとの違いやセルフのコツを知ろう
爪への負担を抑えつつ持ちのよいネイルができる「シェラックネイル」をご存知でしょうか?シェラックとは、ジェルネイルとマニキュアのよいところを持ちあわせたアメリカ発祥のネイルです。
コツを覚えれば自分でも簡単にできるため、セルフネイルとしても人気。そんなシェラックネイルの魅力に迫り、施術方法やオフの方法、知っておきたい注意点まで幅広くご紹介します。
シェラックネイルってなに?
シェラックネイルとは、UVライトで硬化させて仕上げるポリッシュタイプのネイルです。ジェルネイルのように持ちがよく適度なツヤがあり、マニキュアのように爪への負担を抑えて手軽に塗れる、ジェルとマニキュアのよいとこ取り。
ジェルネイルのように爪の表面を削る必要がないことから、セルフネイルにも使いやすいのが魅力です。
シェラックネイルのメリットとは
シェラックネイルのメリット
- 手軽に施術できる
- 爪への負担が少ない
- 適度なツヤのある仕上がり
- UVライトで硬化するためマニキュアより長持ち
- 費用を抑えられる
シェラックネイルとは、UVライトを使って硬化させるポリッシュタイプのネイルです。ポリッシュタイプなので手軽に施術でき、UVライトを使った速乾性と持ちのよさが魅力。
また、ジェルネイルのように爪の表面を削る必要がなく、オフの方法も簡単なためセルフネイルにも向いています。サロンではジェルネイルより比較的安価に提供されているため、お手頃にツヤのあるネイルを楽しみたい方にもおすすめです。
シェラックネイルのデメリットとは
シェラックネイルのデメリット
- 厚みが出せない
- アートの種類が限られる
- 取り扱いのあるネイルサロンが限られる
シェラックネイルは粘度が低く刷毛で塗るため、複雑なアートに対応できない点がデメリットです。ジェルネイルと比べて厚みを出しにくいことから、できるアートの種類が限られています。
また、シェラックの取り扱いがあるネイルサロンが少ないのもデメリットのひとつ。これらのデメリットは記事の最後で詳しくご説明します。
シェラックネイルがおすすめな人とは
シェラックネイルがおすすめなのはこんな人
- 爪への負担を抑えたい方
- シンプルなネイルをしたい方
- ネイルの費用を抑えたい方
- スピーディーにネイルを完成させたい方
メリットとデメリットを考慮すると、上記のような方がシェラックネイルに向いているといえます。シェラックでつくるワンカラーやグラデーションなどのシンプルなデザインは、すっきりとしてツヤがあり大人女性にぴったりです。
また、マニキュアを乾かす時間に煩わしさを感じている方も、シェラックならすぐに硬化でき待つ時間を短縮できるのが魅力。ネイルサロンで施術方法や仕上がりを試してからセルフを検討するのもよいでしょう。
ジェルネイルと比べたシェラックネイルの魅力とは?
ジェルネイルと比べて爪にやさしい
ジェルネイルはジェルを乗せる前に爪の表面を薄くサンディングする必要がありますが、シェラックは爪の表面を削る必要がないため、爪への負担を抑えてネイルができます。
また、ジェルネイルのオフはリムーバーを染み込ませる際にある程度サンディングする必要がありますが、シェラックは削らずに浸透させる方法で簡単にできるのがポイント。爪の薄さが気になる方にもおすすめな、爪にやさしい施術方法です。
ジェルネイルと比べてオフしやすい
前述のように、ジェルネイルのオフはネイルの表面を削る必要があるため高度なテクニックが必要になります。
一方、シェラックネイルはリムーバーをコットンに染み込ませて爪に当て、アルミホイルを巻いて放置する方法でオフできるためとても簡単。気軽にオフできることで爪のトラブルに発展しづらく、セルフでも気になるときにネイルチェンジできるのが魅力ですよね。
ジェルネイルと比べて価格が安い
シェラックネイルは、ジェルネイルと比べて安価なメニューになっていることが多いです。シンプルなデザインが多く、ネイルを塗る際やオフ前のサンディングが必要ないため、スピーディーに施術が完了するのが理由でしょう。
また、自宅でセルフネイルをする際も、シェラックネイルに必要な道具を準備すれば繰り返し本格的なネイルを楽しめます。
マニキュアと比べたシェラックネイルの魅力とは?
マニキュアと比べてツヤが出る
シェラックネイルはマニキュアと比べてツヤのある仕上がりが魅力です。ジェルネイルのようなぷっくりとした立体感を出すのは難しいですが、つるんとしたツヤはまるでジェルネイルのような輝き。
また、マニュキュアと比べると厚みがあり、上品でナチュラルな指先を演出してくれます。控えめなデザインが好みで、ツヤのあるネイルをしたい方にぴったりのネイルです。
マニキュアと比べて硬化が早い
シェラックネイルはUVライトで硬化させる方法を採用しており、乾くのを待たずにスピーディーに仕上げられます。マニキュアのように乾くまでにヨレてしまうことがなく、アートを崩さずスムーズに重ね塗りができるのもメリットといえるでしょう。
また、硬化前だと修正が効くため、はみ出したネイルを修正しやすいのも魅力。セルフではハードルが高いと思われがちなUVライトを使った硬化方法ですが、持ちもよくなりメリットが大きいですよね。
マニキュアと比べて持ちがよい
UVライトで硬化させるシェラックネイルは、持ちのよさも魅力のひとつ。マニキュアは1週間程度で剥がれてしまうことが多いですが、シェラックは2〜3週間ついたまま過ごせます。さらに、爪への衝撃が少ないフットネイルなら1ヶ月以上持つことがほとんど。
爪への負担が少なく持ちのよいネイルができるのは、シェラックネイルの大きなメリットといえるでしょう。
セルフも簡単!シェラックネイルの基本の塗り方
【シェラックネイル基本の塗り方】必要な道具
シェラックネイルに必要な道具
- ネイルファイル(爪やすり)
- プッシャーまたはウッドスティック
- エタノール
- シェラックベースコート
- シェラックカラーコート
- シェラックトップコート
- UVライト
- コットン
上記8点がシェラックネイルに必要な道具です。セルフジェルネイルをする方であれば、シェラックネイル以外の道具は揃っているのではないでしょうか。シェラックネイルは刷毛がボトルと一体となったポリッシュタイプのため、気軽に始められるのが魅力です。
また、ジェルネイルのように爪の表面を削る必要がないため、ネイルファイルは爪の形を整える180〜240グリットのものがあれば十分でしょう。
爪の形と甘皮を整える
まず、シェラックネイルを塗る前に自爪のケアをおこないます。ネイルファイルで爪の形を整えたら、甘皮をプッシャーやウッドスティックでやさしく押し上げましょう。
押し上げた甘皮はエタノールを含ませたコットンで拭き取ってください。
爪の表面にダストが残っているとネイルの持ちが悪くなる原因になるため、最後にエタノールを含ませたコットンで爪と手指を丁寧に拭く方法がおすすめです。
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ベースコートを塗る
自爪のケアが完了したら、シェラックベースコートを塗っていきます。中の成分が偏らないよう、ボトルを30秒ほどしっかりと振ってから始めましょう。
ベースコートをブラシに少量取り、片手5本の指を塗ります。ネイルは爪先から剥がれてしまうことが多いため、持ちをよくするために爪先までしっかりと塗るのがポイントです。
片手を塗り終えたらUVライトで10秒硬化し、もう片方も同じようにおこないましょう。
1度目のカラーコートを塗る
次に、シェラックカラーコートの1回目を塗布します。ベースコートと同様に、ボトルをよく振ってから根元から爪先までムラなく丁寧に塗りましょう。
厚塗りになりすぎないよう、刷毛をボトルの内側でしごいてカラーコートの量を調整するようにしてください。
はみ出てしまった場合はウッドスティックで拭き取ればOK。マニキュアと違って修正がしやすいのもシェラックネイルの魅力です。
片手を塗り終えたらUVライトで1分硬化し、もう片方も同様におこないましょう。
2度目のカラーコートを塗る
両手10本の指にカラーコートを塗り終えたら、2度目のシェラックカラーコートを重ねて塗布します。塗布する量は1度目と同じ量でかまいません。
量が多く厚塗りになると、縮みや硬化不足の原因になるため注意しましょう。
片手を塗り終えたら再びUVライトで1分硬化し、もう片方も同様の方法でおこなってください。2度塗りをすることで、ムラが少なくより発色のよい仕上がりになります。
トップコートを塗る
カラーコートを塗り終えたら、表面を保護してツヤを出すシェラックトップコートを塗ります。
これまでと同じ要領で、ボトルをよく振ってからカラーコートをカバーするように塗布しましょう。
このときトップコートが皮膚に付かないように注意してください。はみ出してしまった場合はそのまま硬化せず、必ずウッドスティックで拭き取りましょう。
片手を塗り終えたらUVライトで1分硬化し、もう片方も同様におこないます。
未硬化のネイルを拭き取る
最後に、爪の表面に残った未硬化のネイルを拭き取ります。エタノールをたっぷりと含ませたコットンを爪に置き、1本ずつ一気に拭き上げるのがコツ。
表面に曇りが残らないよう、コットンの面は1本ずつ変えてツヤを出す方法がおすすめです。
乾燥が気になる方は、このあとにネイルオイルやハンドクリームで保湿をして仕上げるとよいでしょう。
気軽にネイルチェンジ◎シェラックネイルのオフ方法
【シェラックネイルのオフ】必要な道具
シェラックネイルのオフに必要な道具
- コットン
- アルミホイル
- アセトン入りリムーバー
- プッシャーまたはウッドスティック
上記4点がシェラックネイルのオフに必要な道具です。基本的にはジェルネイルのオフの道具と変わりませんが、シェラックはネイルの表面を削る必要がないためネイルファイルが必要なく、アセトン入りのリムーバーをネイルに浸透させれば簡単にオフできます。
コットンは爪が隠れるくらいの大きさ、アルミホイルは指に巻けるくらいの大きさにあらかじめカットしておきましょう。
コットンにリムーバーを染み込ませる
まず、アルミホイルの上にコットンを乗せ、リムーバーを染み込ませます。このときコットンが浸るくらいまでしっかりとリムーバーを含ませるようにしましょう。
リムーバーは、アセトンかアセトン入りのリムーバーを使うようにしてください。
アセトンフリーのエナメルリムーバーでは、シェエラックネイルをオフできないため要注意です。
コットンを爪の上に固定しアルミホイルを巻く
次に、リムーバーをたっぷり含ませたコットンを、爪を覆うようにして乗せます。さらに、リムーバーが揮発しないよう上からアルミホイルを巻きつけてください。
爪を覆うようにアルミホイルをかぶせて左右をぐるりと包んだら、手のひらで握ってしっかりと密着させます。
アセトンは引火性の薬品なので、使用する際は火気に注意し換気をしましょう。
5〜10分置く
オフしたい指すべてにアルミホイルを巻き付けたら、5〜10分放置します。
放置に必要な時間はネイルの厚さによって変わるため、厚めに塗った場合は少し長めに置くとよいでしょう。
時間が経ったら最初に巻いた指からアルミホイルを外していきます。
このときアルミホイルを揉み込むようにして外すと、シェラックネイルが取れやすくなりおすすめです。
プッシャーやウッドスティックでネイルを除去する
アルミホイルを外すと、シェラックネイルはほとんどが浮いて取れている状態です。
わずかに爪に残ったネイルをプッシャーやウッドスティックを使ってやさしく取り払います。
取れにくいシェラックネイルが残っている場合は、もう一度アルミホイルを巻いて時間を置きましょう。
プッシャーでネイルを払ったあと、リムーバーを含ませたコットンで爪の表面を拭けばオフの完了です。
シェラックネイルの注意点をチェック!
厚みが出せない
シェラックネイルのデメリットのひとつに、ジェルのような厚みを出せない点があります。爪が反っていたり形にコンプレックスがあったりする場合、ジェルネイルであれば立体感を出して補正できますが、シェラックでは補正できないため注意しましょう。
爪にトラブルがなく、すっきりとしたシンプルデザインが好きな方には魅力的なネイルといえます。
アートの種類が限られる
シェラックネイルはジェルネイルのように粘度や発色を細かく調整できないため、アートの種類が限られてしまいます。基本的なデザインはワンカラーやグラデーション、フレンチで、大きなパーツは付けられないためストーンなどの小さなパーツを根元に付けるアートが中心です。
複雑なアートには向きませんが、ツヤを重視した大人なデザインが好きな方は問題なく楽しめるでしょう。
取り扱いのあるネイルサロンが限られる
マニキュアより持ちがよく、ジェルネイルより爪への負担を抑えられるシェラックネイルですが、取り扱いのあるネイルサロンが限られている点がデメリットです。
そのため、シェラックをネイルサロンで施術してもらいたい場合は、シェラックネイルの取り扱いがあるか事前に確認しておくのがよいでしょう。
負担が少なく持ちがよいシェラックネイルは日常にぴったり
持ちがよくツヤのある仕上がりが魅力のシェラックネイルは、大人女性の日常ネイルにぴったりですよね。爪への負担が少なくマニキュアのように気軽に塗れるので、これからセルフネイルに挑戦したい方にもおすすめです。
シンプルでありながら魅力的な指先を目指せるので、シェラックを知らなかった方もこれを機にぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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