綺麗な「爪」にする方法とは?形の種類とケア方法を押さえて手元を美人に!
ツヤッと綺麗に整えられた爪は指や手元全体を美しく見せて、マニキュアのノリもよりよくしてくれます。体の中では小さな部分ですが意外と注目が集まりやすく、その人の印象を左右する大切なパーツです。
そこで、今回は初心者でも簡単にできる爪を綺麗にする方法を徹底解説!爪の形の種類や上手な切り方と整え方、綺麗な爪を保つためのネイルケアなど、毎日のお手入れに役立つ方法をレクチャーします。
切り方で印象が変わる!覚えておきたい爪の形の種類とは?
爪を綺麗にするには「切り方」が大切!
ネイルケアにあまりこだわりがない方、いつも爪切りで何となく感覚的に切っているという方は意外と多いのではないでしょうか。忙しい毎日の中では、爪のお手入れを簡単に済ませてしまいがちですが、綺麗な爪にするためには切り方と整え方がとても重要です!
ネイルケアは難しそうに見えて、実はとても簡単。本格的な道具やテクニックがなくても、ちょっとしたコツをつかめば初心者でも簡単にできるケア方法があります。
ぜひ覚えて、爪を綺麗な形に整えてくださいね。
爪の形は大きく分けて5種類
爪の切り方や整え方の手順をご紹介する前に、まずは爪の形の種類についてお話しします。
形の種類は主に5つです。それぞれの種類の特徴や、どんな人におすすめであるかをご紹介していきます。
形の種類(1)スクエア
スクエアは、全体的に四角い形をしています。爪の先端にカーブがついておらず、まっすぐ直角に近い輪郭が特徴。先端に丸みがない分負担を分散しやすいため、割れたり欠けたりせず綺麗に保ちやすいことが魅力です。
長さを出しやすいので、マニキュアやフレンチネイルなどを楽しみたい方、爪が薄くて割れやすい方におすすめの種類ですよ。ただし、角がとがっているため、ものへの引っかけや傷つけには注意してください。
形の種類(2)スクエアオフ
スクエア型から、左右の角を軽く削って丸みを作った形の種類がスクエアオフです。スクエアと同様に比較的強度が高く、爪が割れにくいという特徴があります。
スクエアよりも全体のシルエットがやわらかくなるので、指先を女性的な印象に見せたい方におすすめですよ。爪が割れやすい方や、もともと湾曲が少なく平べったい形をしている方にもぴったりの整え方です。
形の種類(3)ラウンド
ラウンドは、スクエアオフから爪の角と先端をさらに削って、なだらかなカーブをつけた形を指します。全体に丸みがあるので、ソフトでかわいらしい雰囲気を演出できるのが魅力です。長い爪・短い爪どちらのタイプでも綺麗に作りやすいですよ。
あまり長さを出さない整え方をしたい方、キュートで女性的なマニキュアやネイルのデザインを楽しみたい方にもってこいです。
形の種類(4)オーバル
すっきりとした楕円形のフォルムが、オーバルと呼ばれる種類です。ラウンド型がさらに縦長になったデザインで、先端とサイドが丸くなっています。長さを出すこともできるため、上品で綺麗めな大人の女性らしさを引き出せますよ。
スラリと長く綺麗な指に見せてくれることも、オーバルの魅力のひとつです。ただし、ラウンド型と比べると細長い形である分爪が欠けやすくなるため、日頃のネイルケアが大切です。
形の種類(5)ポイント(アーモンド)
ポイントは、爪の形5種類の中で最も細くすっきりとしています。全体的にシャープで先端には丸みがあまりなく、とがっていることが特徴です。見た目が似ていることから、アーモンドとも呼ばれています。
ポイント型は、縦長の効果で指や手元を長く綺麗に見せてくれますよ。長さを出すことでより綺麗な切り方ができます。
ただ、他の切り方と比べると欠けやすさが高い傾向に。手を使う仕事が多い方や、爪が割れやすい方にはあまりおすすめできません。
<形の種類別>綺麗な爪にする整え方
爪を綺麗な形にするために必要なケアアイテムは主に2つ!
爪の形を整える際は、主に2つのアイテムを使います。ここでは、ネイルケア初心者の方が持っておきたいケアアイテムをご紹介。
どちらも100円ショップやドラッグストアなどで気軽に購入できるアイテムなので、ぜひ揃えてみてください。
(1)エメリーボード
まず準備しておきたいのが、削って形を整えるネイルケア用のヤスリ、「エメリーボード」です。
爪の切り方や整え方で大切なのは、できるかぎり爪に負担をかけない方法でネイルケアをすること。爪は硬い質感ですが、実は皮膚の一部でありとても繊細です。
どの形にする場合も、基本的にはこのエメリーボードで少しずつ削る整え方をしましょう。
爪切りを使うのと比べて時間はかかりますが、断面をできるかぎり傷つけずに綺麗な形に整えられます。
(2)ハサミ型のネイルニッパー
もうひとつのアイテムは、爪を短くカットする「ネイルニッパー」です。エメリーボードだけでは整えるのに時間がかかる、長くのびた爪のカットに使います。
多くの方が、上下に設置された刃で挟んで切る「爪切り」を想像するかと思いますが、これは切るときに爪が強く圧迫されて負担がかかってしまうので、控えておくのがマストです。
一方ハサミ型をしたネイルニッパーは力をあまり加えずに切れるため、爪に負担がかかりにくいのが魅力。細かな部分や変形した爪も簡単にカットできます。
<基本>爪の切り方&整え方3ステップ
(1)やや長めに残し、ネイルニッパーでまっすぐ切る
まず、長くのびた爪を整えやすい長さまでカットします。そこまで長くない方は、このステップは省略してOKです。
ネイルニッパーを使って、サイドからまっすぐ一直線にカットします。ひと息で切ろうとせず、ゆっくりカットしていくのが切り方のコツです。
また、輪郭に沿ってカーブをつけて切ってしまうと、この後にエメリーボードで削るときに長さが足りなくなってしまいます。
切りすぎて爪の強度が落ちる場合もあるため、「少し長め」に残しておきましょう。
(2)エメリーボードを斜め45度の角度で当て、爪を削る
爪が短い方は、このステップからスタートしましょう。
まず先端部分に、下側から45度の角度でエメリーボードを当てて、同じ方向に向けて動かしながら削っていきます。
このとき、ギコギコとノコギリを扱うように往復させて削るのはNG。爪を傷つけて断面がガタガタになってしまうので、必ず一定方向から動かしてください。
(3)好みの形になるまで整える
先端がある程度整えられたら、角や両サイドも削りましょう。削る部分に角度45度でエメリーボードをセットし、少しずつ形を整えます。
バランスのよい綺麗な形にするには、先端のカーブのつき具合を見ながら、左右交互に削る整え方がおすすめ。爪の断面がなめらかであれば、お手入れは完了です。
綺麗な「スクエア/スクエアオフ型」の爪にする方法
スクエアやスクエアオフにする整え方では、ある程度爪に長さが必要です。短いと直線的な四角形にしにくいため、まずは爪をのばしてほどよく長さを出しておきましょう。
- (1)爪の先端に対してエメリーボードを垂直に当てる。
- (2)(1)の角度をキープして先端を削り、直線的なラインに仕上げる。
- (3)「スクエアオフ」の場合は、この後角も削る。角に対して45度の向きでエメリーボードをセットし、丸みを作る。
綺麗な「ラウンド型」の爪にする方法
ラウンドの爪にする際は、先端・サイド・角を順番に削る方法がおすすめです。先端とサイドをまっすぐにした後に角を削ることで、綺麗なカーブを描くシルエットに仕上げられます。
- (1)爪の先端に45度の角度でエメリーボードを当て、平らなラインになるまで削る。
- (2)サイドにも45度の角度でエメリーボードをセットし、ストレートなラインになるように削る。
- (3)角にも45度の角度でエメリーボードを当て、丸みを出す。爪の先端とサイドを、緩やかなカーブでつなげるイメージで整える。
綺麗な「オーバル型」の爪にする方法
オーバル型の綺麗なシルエットにするためには、爪の両サイドになめらかなカーブを作ることが重要です。「ラウンド」の整え方よりも両サイドを多めに削り、丸みを持たせるように整えてください。
- (1)ひとつ前の項目でご紹介した整え方の手順に沿って、まずは「ラウンド型」に整える。
- (2)両サイドに丸みを持たせる。サイドに対して45度の角度、指と平行になる位置でエメリーボードをセットし、少しずつ削ってカーブを作る。
綺麗な「ポイント型」の爪にする方法
ポイント型の綺麗な爪の切り方として、一度にたくさん削りすぎないことを意識してみましょう。「オーバル型」の角を少しずつ削り、徐々にとがらせていくことで綺麗に仕上げられます。
- (1)「オーバル」の形までを整えておく。
- (2)爪先のカーブしている部分に対して、45度の角度でエメリーボードをセット。両サイドのカーブのバランスを見ながら、少しずつ先端をとがらせて仕上げる。
<簡単>綺麗な爪にするネイルケア方法
綺麗な爪を叶えるためには、形を整えることとあわせて表面のケアや保湿などのお手入れも大切です。
ここでは、簡単にできるプラスアルファのネイルケア方法についてご紹介します。
ささくれや甘皮を処理する
せっかく爪の形を綺麗に整えても、ささくれや甘皮が残っていると、印象がダウンしてマニキュアのノリも悪くなってしまいます。形を整えた後はささくれと甘皮を除去して、すっきりとした手元に整えましょう。
これらの除去は、「キューティクルニッパー」と「綿棒」を使って簡単にできます。
ぬるま湯に指先を浸して甘皮やささくれをふやかしたら、綿棒で指側に向かって甘皮をやさしく押し上げ、浮き上がったものをキューティクルニッパーでカットしましょう。
爪の表面を磨く
甘皮やささくれの除去とあわせて、爪の表面を磨いてなめらかにすることも大切です。「バッファー」と呼ばれる爪を磨く道具を使って、表面のデコボコを整えてツヤを出しましょう。
ツヤを出したいからといってゴシゴシ強く磨くと、余計な負担をかけてしまいます。爪がもともと薄い方は、割れや欠けが起こりやすくなるため、やさしい力加減で磨くことを意識してくださいね。
乾燥は大敵!こまめな保湿を心がけて
綺麗な爪を保つため簡単にできる方法として取り入れたいのが、保湿ケアです。家事や仕事など日々の生活の中で、爪は気づかないうちに乾燥しています。
そのまま放置しているとどんどん潤いが失われて、割れや欠けなどのトラブルを引き起こす原因になる場合も。
ネイルオイルやネイルバームなどを使って、適宜保湿する習慣をつけましょう。
夜寝る前や家事の合間、お仕事の休憩時間など気づいたタイミングでケアしてみてください。
爪の切り方と綺麗に保つためのケアの注意点
爪を切るのは2週間に1回ほどのペースで
爪は2種間に1回ほどを目安に、カットしましょう。個人差はありますが、爪は1日に約0.1mmのペースでのびるといわれています。
ネイルケアをせずのばしたままだと、割れや欠けといったトラブルが起きる可能性が。長くのびた爪は見た目の印象もあまりよくない上、綺麗に整えるまでに時間がかかって大変なので、こまめなケアが大切です。
爪がやわらかくなっている入浴後に切るのがおすすめ
爪を切るタイミングは、お風呂上がりがとくに向いています。入浴後の体が温まった状態だと爪もやわらかくなるため、余計な力を加えず負担を軽減しながら綺麗にケアができるのです。
お風呂上がりにケアをするのが難しいようであれば、カットの前にぬるま湯に手を浸しておくのがおすすめ。入浴後と同じように爪がやわらかくなるため、負担になりにくくより簡単にネイルケアができますよ。
自爪に合う形の切り方を選ぶ
基本の切り方や整え方を覚えれば、生まれつきの形に関係なく簡単に綺麗な爪に整えられます。しかし爪の形は、長さのあるタイプや丸みがあるタイプ、薄くて割れやすいタイプなど人によってさまざまです。
あまりにも自爪からかけ離れた形や、欠けやすいタイプであるのにたくさん削らなければならない形などにするのはおすすめできません。まずは自爪の形や状態を見極め、無理なく綺麗に作れるかどうかを考えてからケアをしましょう。
正しいケア方法で、綺麗に整った美爪を手に入れよう!
今回は綺麗な爪にする切り方と整え方、簡単なネイルケア方法について解説しました。爪を綺麗に整えるのは意外と簡単な方法でできるため、セルフネイルケアがより身近に感じられたのではないでしょうか。
日頃から綺麗にしておけば、マニキュアのノリもよくなって手元をもっと魅力的に見せられます。ご紹介した内容を参考に、なめらかに整った綺麗な美爪を目指してくださいね。
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