1月といえば何?代表的な風物詩一覧
1月といえば、何を連想しますか?1月は元日のお祝いムードが漂い、新年を迎えてフレッシュな気持ちになる月。例えば次のような風物詩があります。
- 初詣
- 新年会
- お年玉
- おせち料理
- 初夢
- 仕事始め
- 鏡餅
- 年賀状
- かるた
- 七草粥
- 初日の出
- 大学入学共通テスト
では、1月といえばで連想する行事や食べ物、遊びなどについて具体的に見ていきましょう。
1月の行事・記念日カレンダー
1月のカレンダーを見ると、以下のような記念日があります。
- 1日 元旦・元日
- 2日 初夢の日
- 3日 ひとみの日
- 4日 世界点字デー
- 5日 囲碁の日
- 6日 色の日
- 7日 七草の日
- 8日 勝負事の日
- 9日 とんちの日
- 10日 110番の日
- 11日 鏡開き
- 12日 スキー記念日
- 13日 遺言の意味を考える日
- 14日 褒め言葉カードの日
- 15日 小正月
- 16日 囲炉裏の日
- 17日 防災とボランティアの日
- 18日 118番の日
- 19日 家庭用消火器点検の日
- 20日 二十日正月
- 21日 料理番組の日
- 22日 カレーライスの日・カレーの日
- 23日 電子メールの日
- 24日 教育の国際デー
- 25日 ホットケーキの日
- 26日 文化財防火デー
- 27日 国旗制定記念日
- 28日 データ・プライバシーの日
- 29日 昭和基地開設記念日
- 30日 おからのお菓子の日
- 31日 晦日正月・晦日節
また、1月といえば毎年第2月曜日に成人の日が設定され、上旬頃に冬休みがあるなど、休日も多い月。帰省して家族や親戚と伝統的な行事やイベントを楽しむ方も多いのではないでしょうか。
それでは、1月といえばでイメージする行事の意味や由来について詳しく見ていきましょう。
1月といえばでイメージする【行事】
1月といえば、日本人にとって最もおめでたい季節で、古くから続く伝統行事やイベントが多い月。
かつての日本では「数え年」を採用し、新年はみんなが一斉に年をとることを祝う時期だったためです。また、神様がやってくる季節でもあり、盛大にお迎えして1年の幸せを祈る意味も込められています。
1月といえばで思い浮かぶ定番の行事・イベントと由来をチェックし、雑学ネタとして活用してくださいね。
1月1日の【お正月】
1月といえば、日本人にとって特に大切なのが元日のお正月行事。自宅を門松や鏡餅で飾り付け、おせち料理を食べてお年玉を配ります。
お正月の行事の多くは、新年に家族へ幸運をもたらす年神様をお迎えするためのものです。
例えば、門松は年神様に家を教える目印で、鏡餅は年神様の依り代、おせち料理は年神様へのお供えの意味があります。また、お年玉という言葉の元の意味は、年神様から授かる新しい魂「年魂(としだま)」です。
1月7日の【人日の節句】
1月といえば、7日の人日の節句(七草の節句)。1月の風物詩である七草粥を食べ、無病息災を祈る日です。
七草粥を食べる風習は、中国の行事と日本の行事が合わさって生まれたといわれています。
中国では「人を占う日(人日)」に7種類の野菜を食べ、日本では春の若菜を摘んで食べる宮中行事が行われていたとか。
七草粥には、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロといった春の七草が使われます。
1月上旬に開催される【成人式】
1月といえば成人の日。現在は1月の第2月曜日を祝日の成人の日と定め、各自治体で当日や前日の日曜日に成人式が行われます。
成人式が1月に開催されるのは、昔の日本で元服の儀を新しい年の最初の満月に行う風習があったため。
2022年4月1日より、成年とされる年齢が20歳から18歳へ引き下げられました。
ただ、高校3年生は受験勉強や就職活動で忙しいことから、成人式の対象を20歳とする自治体が多いのが実情です。
1月といえばでイメージする【食べ物】
1月といえば、いつもより華やかな料理や特別感のある食べ物を想像する方も多いのでは?
1月はお正月や成人式といった定番のお祝いごとがありますよね。また、寒さで美味しさが増した旬の食べ物が多く、他の季節とは違う楽しみがあります。
それでは1月といえばイメージする食べ物をチェックし、季節感たっぷりの食卓を楽しみましょう。
1月の行事・イベント食
1月の行事食・イベント食には以下のような定番の食べ物があり、それぞれに意味が込められています。
- おせち料理(お正月)
- お雑煮(お正月)
- おしるこ(鏡開き)
- 七草粥(天日の節句)
- 小豆粥(小正月)
おせち料理・お雑煮を食べるのは、縁起物を取り入れて年神様を迎えるためです。
おしるこは、鏡餅と魔除けになる小豆を合わせ、厄除けの意味が込められています。七草粥は無病息災のため、小豆粥をいただくのは疫病を払うためです。
1月が旬の野菜・果物
1月といえばイメージする食べ物として、以下のような野菜・果物があります。
- 春菊
- 白菜
- ほうれん草
- みかん
- たんかん
- ぽんかん
- 金柑
冬の葉野菜が美味しいのは、寒さで凍らないように糖を蓄積して甘くなるためです。
また、1月に柑橘類を食べるのは旬という理由に加え、冬に不足しがちなビタミンCを摂取できるという理由もあります。
旬の野菜や果物は栄養をたっぷりと含んでいるので、積極的に食卓へ取り入れましょう。
1月が旬の魚
1月が旬の魚として、次のようなものがあります。
どの魚もスーパーで通年見かけますが、冬が旬とされるのは寒さで脂がのって美味しくなるためです。
1月が旬の魚は、冬ならではの定番料理に使われます。例えば、出世魚とも呼ばれるブリはお正月の縁起物として有名で、照り焼きが定番人気です。
また、ワカサギの甘露煮はおせち料理、アンコウは鍋料理によく活用されています。
1月といえばでイメージする【遊び】
1月になったら、子供たちにぜひ体験してほしいのがお正月遊び。
お正月遊びは古くから親しまれているものが多く、日本の伝統に触れる機会となります。また、知恵や発育を促し、世代を超えて楽しめるものばかりです。
今回は1月の風物詩ともいえる定番人気のお正月遊びを紹介しますので、由来を伝えながら家族で楽しみ、素敵な思い出を残しましょう。
羽根つき
羽をつけたムクロジの実を羽子板で打つ羽根つきは、1月の定番遊び。
お正月に遊ばれるようになったのは、子供の健やかな健康を願うためです。
由来はさまざまですが、ムクロジの実は「無患子」と書き、子供が病気を患わない魔除けや縁起がよいものとして定着したという説があります。
子供たちには、「羽根つきをして悪いものを追い払い、今年も元気に過ごせるようにお願いするんだよ」と簡単に説明して遊ぶとよいでしょう。
凧揚げ
凧揚げは、昔から親しまれている定番のお正月遊び。
古くから、立春の季節に空を見上げると健康によいという主旨の言葉があり、新年に凧揚げをして健康を祈るようになったといわれています。
また、年始に男の子の誕生を祝うために凧揚げをしていたという説も。
凧揚げは、子供と一緒に手作りして楽しめるのもメリット。遊ぶときは怪我や事故に注意し、まずは大人が飛ばし方の手本を見せてから始めるとよいでしょう。
コマ回し
コマ回しも1月の風物詩として知られる定番の遊びですよね。
コマ回しは世界中で古くから親しまれていますが、日本でお正月遊びとして定着したのは、縁起物として考えられていたためです。
「コマが回り続けるように、新年も物事が円滑に回る」という意味が込められています。
家族で楽しむときは、「コマがくるくると回るように、他のこともうまく行きますようにという願いを込めて遊ぶんだって」などと伝えるとよいでしょう。
1月といえばでイメージする【言葉】
1月を表す言葉として、以下のような正月の異名が有名です。
- 睦月(むつき)
- 端月(たんげつ)
- 年端月(としはづき)
- 初空月(はつそらづき)
「睦月」は「睦び月(むつびづき)」の略で、新年に家族が集って「睦ぶ(仲良く楽しめる)」ことが由来だといわれています。
「端月」「年端月」の「端」は、初めという意味です。「初空月」は、元日の空を「初空」と呼んでいたためといわれています。
手紙やメールでぜひ活用してくださいね。
1月といえばでイメージする【花】
1月をイメージする花として、寒い冬でも開花する以下が挙げられます。
1月に咲く花梅はお正月の縁起物として親しまれていることから、日本人には特に馴染み深い植物です。
美しい花と甘い香りが魅力的ですよね。また、シクラメン・シンビジウム・スイセンは、寒々しい冬を鮮やかに彩ってくれる花々として人気があります。
暮らしに1月らしいお花を取り入れて、季節感を楽しみましょう。
1月は日本らしい行事や遊びで季節を楽しもう
1月の風物詩を見ていくと、全体を通してお正月に関連したものが非常に多いことがわかります。
昔から日本人にとって、お正月は1年の中でも大切なイベント。気持ちよくお正月を迎えるために年末に大掃除をすることやお正月に行事が多いことから、存在の大きさが見て取れますよね。
時代の変化に伴ってお正月の楽しみ方が変わってきていますが、伝統をつないでいくためにも日本らしい行事や遊びに触れてみてはいかがでしょう。
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