背筋が凍る「韓国のホラー映画」10選。恐怖の底に落とすおすすめの作品をご紹介

恐怖心を煽る韓国のおすすめホラー映画

世界中で注目を集めている韓国映画は、バッキバキのバイオレンスアクションや胸キュンのラブコメのほかに、怖いスリラーやサスペンスも人気です。

今回は新作を中心に、おすすめのホラー作品を見ていきましょう。恐怖心を煽る展開の作品や悪夢のようなサイコパスが登場する作品など、どれも韓国映画らしい恐怖映画に仕上がっています。

韓国のおすすめホラー映画【スリラー】

家族の日常に不可解な声が忍び寄るホラー

韓国映画には、観客に恐怖を感じさせるスリラー系ホラー映画と、作中に描かれる危機に観客がハラハラするサスペンス系ホラー映画があります。

『模倣霊（장산범）』は、スリラー系ホラー映画です。

泥だらけの迷子の少女を招き入れた夫妻に、わが子そっくりの「声」が話しかけてくるようになります。

山に囲まれた夫の故郷では失踪事件が多発し、一家にも次々に不可解な出来事が見舞うというホラー作品です。

 

 

悪霊と神父の戦いを描くスリラー系ホラー

『メタモルフォーゼ／変身（변신）』は韓国では2019年に制作され、日本では2021年に公開された韓国のおすすめホラー映画です。

主人公は神父のジュンス。過去に少女の除霊に失敗したジュンスは、今もなお後悔し続けています。

そんな中、兄の新居で起こる怪奇現象の相談を受け、悪霊に取り憑かれた一家を救おうと奮闘する韓国発のスリラー系ホラー作品です。

 

右手の傷に宿った神の力を炸裂させるホラー

『ディヴァイン・フューリー／使者（사자）』は、韓国では2019年に制作され日本では2020年に公開されたスリラー系のホラー映画です。

総合格闘技のチャンピオンであるヨンフは、ある日右手に見覚えのない傷を見つけます。

その傷に導かれるようにエクソシストとしてバチカンから派遣された神父に出会い、隠されていた正義の力に気づかされ悪との戦いに挑むストーリーです。

 

絡まった記憶をほどきながら挑む密室ホラー

2022年8月に韓国で公開されたばかりの新作ホラー映画『アウェイク（ 어웨이크/AWAKE）』も、おすすめの作品です。

76分と短い作品なのですが、言いようのない恐怖心が煽られます。

年齢にも住所にも共通点のない2人の女性と1人の男性が謎の空間で目覚め、そこからの脱出を図る密室ホラー作品です。

 

韓国のおすすめホラー映画【ミステリー】

快楽殺人犯に追いかけられる最悪ホラー

続いておすすめしたい韓国のホラー映画は、ミステリー系です。

2021年に公開された『殺人鬼から逃げる夜（미드나이트）』は、ミステリー系にもスリラー系にも分類できない部分がありますが、耳が不自由な主人公がサイコパスな連続殺人鬼に追い回されるという背筋が凍るような恐怖の夜が描かれます。

追いかけてくる殺人鬼の足音が聞こえないというシチュエーションは、まさに恐怖です。

 

韓国の実在心霊スポットを舞台にしたホラー

韓国では2018年に制作された『コンジアム（곤지암）』も恐怖心を煽られる、おすすめのホラー作品です。

こちらの作品の舞台は、2012年にCNNによって「世界七大禁断の地」のひとつに選出されたコンジアム精神病院跡。

「韓国最恐の心霊スポット」と言われている場所に、心霊体験のために訪れた若者が巻き込まれる奇妙な事件が描かれるミステリー系のホラー映画です。

 

ホテルに隠された恐ろしい迷宮ホラー

2021年に韓国で公開された『ホテルレイク（호텔 레이크）』は、奇妙な3つのルールを持つホテルが舞台のミステリー系ホラー映画です。

年の離れた妹と叔母の経営するホテルにやってきたユミ。

部屋に入ったとたんに怪奇現象に襲われ、人を狂わせる「何か」があることを確信しますが、妹は見えない友人と遊んだり話したりします。

じわじわと恐怖が募る韓国らしい、おすすめのホラー作品です。

 

家族を襲う恐ろしい悲劇を描くハウスホラー

2022年7月に韓国で公開されたばかりの映画『ゆがんだ家（뒤틀린 집）』は、ミステリーハウスホラーと銘打たれたおすすめの作品です。

「韓国のスティーブン・キング」としてホラーファンの人気が高いチョン・ゴンウの小説が原作になっています。

人里離れた家に引っ越した家族を襲う悲劇を描く、おすすめのホラー作品です。

 

韓国のおすすめホラー映画【サスペンス】

謎の疫病の感染者との戦いを描く時代劇ホラー

続いておすすめしたい韓国のホラー映画は、サスペンス系の作品です。

中でも、ヒョンビンとチャン・ドンゴンが共演し、朝鮮王朝を舞台にした2018年公開の『王宮の夜鬼（창궐）』は、サスペンスとパニックアクションが合体したホラー映画として人気を集めました。

人の生き血を求める「夜鬼（やき）」の大群と王子との戦いを描いています。

 

殺人犯と目撃者とのスリリングな追走ホラー

韓国では2018年に公開された映画『目撃者（목격자）』は、サイコパスのような殺人犯のターゲットとなった主人公が味わう恐怖を描く、サスペンス系ホラー映画です。

夜中に響く悲鳴を聞いてベランダに出たサンフンは、殺人事件を目撃します。

見られたことに気づいた犯人が、サンフンの自宅の階数を数えるシーンでは観客もサンフンと一緒にぞわっとする恐怖を味わうでしょう。

 

廃墟と化した遊園地でのサスペンスホラー

2021年に劇場公開された『モクソリ（속닥속닥）』は、何年も放置されたような朽ち果てた遊園地が舞台のホラー映画です。

親友の死後、ヨ・ユンファは悪夢にうなされるようになりました。

そんな時、クラスメイト達とドライブに行き遊園地にたどり着きます。

荒れ果てたお化け屋敷に面白半分で足を踏み入れる学生たちを襲う恐怖が描かれるサスペンス系ホラー作品です。

 

 失踪した娘を探す父を描くサスペンスホラー

韓国でも日本でも、2020年に公開された『クローゼット（클로젯／The Closet）』は、新感覚のミステリー系のサスペンスホラー映画として話題を集めました。

事故で妻を失った主人公サンウォンは、トラウマに苦しみながらも心を閉ざした一人娘のイナと新居へ引っ越します。

ところがある日、イナが行方不明になってしまうのです。全てのカギは、新居のクローゼットにありました。

 

韓国のおすすめホラー映画でゾクゾクしよう

韓国のおすすめホラー映画を大まかなジャンル別に見てきました。どの作品も韓国映画らしい、ねっとりとしたしつこさで描かれています。

韓国のホラー映画は、怪物や幽霊も登場しますが、基本的には人間の恐ろしさを克明にあぶりだすことが特徴です。

「恨（ハン）」という概念が、背筋をゾクゾクさせるホラー映画を次々に生み出しているのかもしれません。

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