住まいの「〇〇レス」はどう選ぶ?

ペーパーレスやキャッシュレスなど、様々な〇〇レス化が進んでいる昨今、住まいづくりにおいても、「〇〇レス」が選ばれはじめています。何をレス化することが、生活の質の向上につながるでしょうか。事例を参考に、自身の住まいに最適な“レス”を探ってみましょう。

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SUVACO(スバコ)

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ペーパーレスやキャッシュレスなど、様々な〇〇レス化が進んでいる昨今、住まいづくりにおいても、省けるアクションや仕様をなくしていく、「〇〇レス」が選ばれはじめています。

何をレス化、つまり何をなくすことが、生活の質の向上につながるでしょうか。事例を参考に、自身の住まいに最適な“レス”を探ってみましょう。

まるで魔法⁉︎なタッチレス

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センサーに手をかざすなどの動作によって、直接手を触れずに操作が可能なタッチレス機能のついた住宅設備は、主に水栓や照明などで導入され、すでにその便利さを実感している方も多いことと思います。


 

 

タッチレス水栓

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洗面所やキッチンなど、汚れた手で水栓を触りたくないときに非常に便利なのがタッチレス水栓です。

特に、ウイルス対策の必要性がドラスティックに変化したこともあり、不特定多数が使用する公共施設だけにとどまらず、個人住宅でも、ますます需要が増えています。


 

タッチレストイレ⁉︎

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清潔第一のトイレ空間では、タッチレス機能つきの設備は是非とも検討したいアイテムです。

トイレのレス化については、自動洗浄や自動開閉などのように、ほとんどの操作を非接触で行えるようになっています。

さらにフチレス、掃除レス……と、快適性の追求が最も進んでいる空間かもしれません。


 

タッチレス照明

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玄関ポーチや廊下、クローゼットなどで使われる人感センサー付き照明のほか、今つけているものから取り替えるだけでOKの、センサー付きLED電球や音声操作シーリングライトなど、気軽に取り入れやすいアイテムも揃います。

さらにスマートホーム化をすすめ、手元のスマートフォン一台の操作で完結できれば、住宅内に散らばった雑多なスイッチやリモコンのタッチレスが叶います。

 

タッチレスドア

タッチレスドア=自動ドアは、一般家庭の玄関ドアへの取り付けも選択肢にあがるようになりました。

両手が荷物でふさがっている時や車椅子利用などの介護時、ベビーカー利用時など、リモコン操作のみで施錠/解錠〜ドアの自動開閉までできるので、圧倒的なアクションレスです。既存のドアに自動ドア機能を後付けできる製品もあり、自動ドアリフォームも叶います。

 

タンクレスで、トイレもインテリアに

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タンクレスのトイレは、スッキリした見た目やお掃除のしやすさ、節水効果などメリットは様々。

停電時や水圧が弱い箇所には使えないなどの難点についても、対応機種を適切に選ぶことで対策が可能になってきています。


 

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タンクがないため、手洗い器の設置場所については検討が必要です。家具のように軽やかにレイアウトできるタンクレスならではのメリットを生かして、水回りのデザインを検討したいですね。

 

鍵穴レスなら、玄関先のもたもたレスに

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玄関ドアの鍵は、カードキーやリモコンキーで施錠/解錠するものから、スマホで操作できるスマートロックまで多岐に及びます。

いずれのタイプも、従来の鍵穴タイプのようにピッキングや合鍵模造の心配がなく防犯性に優れています。

鍵を回すアクションのレス化が進むと、空き巣被害のレス化が進むという相関により、改良がますます期待できそうです。


 

すっきり整う取っ手レス

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クローゼットやキッチン扉などでは、ハンドルやつまみをつけない取っ手レスにすることで、扉と壁とがすっきり一体化し、収納としての存在感を消すことができます。

 

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取っ手レスには主に、プッシュ式や掘り込み式があります。プッシュ式は、不意な動作で開いてしまったり、扉の面材全体が汚れるなどの難点が。

また掘り込み式では、取っ手つきに比べて無理な動作や力がかかりやすくなるケースもあります。

いずれの場合も、使い勝手に支障がでないように、デザインと機能の両面からメリットが最大限に感じられる仕様を検討しましょう。


 

カーテンレスなら心も開く

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日本の住宅ではカーテンは必ずつけるもの、という思い込みがありますが、海外ではそのように考える人は少ないようです。

日本の都市部の住宅では日中でもカーテンを閉めるのが当たり前で、カーテンレスはごく限られた敷地条件でしか実現できないもの、と諦めがちです。

 

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外からの視線は、建物や窓の配置の工夫によってかわし、日射は、深いひさしや断熱性能の高いペアガラスや樹脂サッシを採用するなどの対策も効果的です。

このように住まいの設計段階で、カーテンに頼らない生活の可能性も探ってみてはいかがでしょうか。

 

 

レールレスでフラットな広がりを

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床にレールをつけない上吊り式の引き戸なら、床がフラットに仕上がり、部屋同士に連続性がうまれます。レールの溝に埃がたまるストレスも解消。

バリアフリーの観点からも、開閉動作が楽に行える引き戸と、室内の段差をなくす吊り戸の組み合わせは有効な対策となります。

 

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引き戸と床の間に隙間があるため、気密性が劣る点には注意が必要です。音や光の漏れ、冷暖房効果の減少などのデメリットと、レールレスのメリットとを比較して、取り付けの要否や場所を検討しましょう。

リノベーション会社:ReBITA(リビタ) 「透明の扉がワンルームを仕切る、クラシカルな美的リノベーション」(リノベりす掲載)

 

途切れないシームレスな機能美

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左官に代表される継ぎ目や境目がないシームレスな仕上がりは、フラットで滑らかな質感と温かいテクスチャーが魅力です。タイル貼りや石貼りのように目地を入れないため、目地部分の汚れや割れのストレスがありません。

事例では、表面強度と下地の動きに対応する粘りをもつ左官素材モールテックスを使用し、キッチンとダイニングテーブル、床仕上げまでがシームレスに連続しています。

 

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洗面所やキッチンなど水回りでは、カウンターとシンク部分とを一体化させた継ぎ目がないシームレスな仕上げにすることで、継ぎ目にたまりがちな汚れの悩みが解消。

お手入れが格段に楽になります。無駄のないスタイリッシュなデザインも、清潔に保つことで一層引き立ちます。

 

人も空間も、ボーダレスにつながる住まい

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ボーダレスとは、境界をつくらないことを指す言葉で、前述したシームレスとも近い表現です。

事例のように、内と外とを連続した空間ととらえ、床の材質を揃えるなどボーダレスに仕上げにすることで、面積の多少にとどまらない豊かな広がりをもった空間がうまれます。

 

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内と外とをボーダレスにすることで、自と他のつながりもボーダレスに広げている住まいづくりの事例です。自宅というプライベートな場所でも、固く閉ざすことなく垣根を取り払い、周辺地域に対してオープンに。周辺環境や近所の人との関わりのなかで、家族の豊かな営みが受け継がれています。

住まいのレス化は、便利で合理的な選択というだけではなく、「あるのが当たり前」と縛られていたものから心を自由にするきっかけになるかもしれませんね。今の生活を少しでもプラスに変えてくれると感じたら、気になる「レス化」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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