情報過多の社会と上手に付き合おう
テレビはもちろんすっかり日本で普及したインターネットにより、ボタン一つで手に入れられる情報がとても増えました。
生活や仕事・勉強が便利になった反面、情報量が多すぎて困っている「情報過多」に悩まされている人も多いのではないでしょうか。情報過多社会を気にせず過ごしているると、いつの間にか疲れていたり健康を害していたりすることも多々ありますよ。
今回は情報過多とは何かのご紹介です。また、情報過多の問題点や対処法もピックアップします。
そもそも情報過多とは?
とはいえ、「情報過多」というワードにあまりピンとこない方もいるかもしれません。もちろん多くの人はスマホやタブレット・テレビや街の電光掲示板まであらゆるシチュエーションで最新情報を手に入れ、それなりに楽しく過ごしているでしょう。
しかし、そんな方たちも「いつの間にか」情報過多の状態になっているかもしれません。これからご紹介するのは情報過多の意味や具体的な状態です。当てはまったら解消するべきかもしれません!
受け身でも情報が簡単に入手可能
情報過多社会では、指先一つ動かしたり家から1歩出たりするだけで情報過多になりがちです。現代ではさほど積極的に情報を得ようとしなくても次々と情報が手に入ります。
朝起きてスマホでSNSを開き、最新のトレンドワードをチェック。テレビから流れてくる情報番組から最近の流行グルメを知り、通勤中や仕事中にもスマホ・PCで知る世間の流れやビッグニュースに驚かされる…身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
情報量が多すぎてパンク
情報過多の状態では「どの情報が自分に必要なのか」「何が正しく何が間違っているのか」が分からなくなります。情報過多は、文字通り情報が多過ぎることです。その中でも必要な情報だけを選び有効に活用したいですが、決して簡単ではありません。
また、ニュースの中には悪意のある誤報や見識のない人の主観が混ざっていることも多いです。情報の選択肢がかえって多すぎる結果、「自分に必要な情報」がブレて混乱してしまいます。
主な原因はインターネット
情報過多の主な原因にインターネットがあります。1990年代に一般に普及し始め、現在は小さな子供からお年寄りまで幅広く使えるツールです。トレンドを検索して知識を得たり、SNSで友人知人の近況を知り交流を深めたりするなど、適切な使い方ならば安心やコミュニケーションを得られます。
しかし、そんなインターネットは手軽すぎて情報過多の原因になちがちです。デメリットや解消方法を意識しないと情報に溺れてしまいます。
常に最新情報じゃないと不安
情報過多に慣れてしまうと、最新情報を得られない状態に不安を覚えてしまいます。何もせずとも情報を得られる状態で普段暮らしていて、ネットが繋がらない環境やスマホ・PCが使えないシチュエーションにいるだけで落ち着かなくなった経験はないでしょうか?
周囲から取り残される恐怖のことは「FOMO(フォーモ)」とも名づけられています。うまく解消しないといつまでも小さな画面を眺めることになり、仕事や家事などに集中できなくなるでしょう。
脳の機能低下・健康被害
情報過多は心身の健康をも害します。スマホの使い過ぎによる目の疲れや、姿勢が固定されることによるストレートネックやスマホ肩は悩まされている人も多いでしょう。また、多すぎる情報を処理するのに脳に大きな負担がかかります。
その結果、ちょっとしたストレスに耐えきれなくなったり、記憶力や判断力が低下したりして日常生活に大きな悪影響があるのです。上手く解消することにより、「自分が本当にやりたいこと」に時間をかけられるようになります。
情報過多のデメリット・メリット
情報過多は「多方向から洪水のように情報が流れてきて、管理しきれなくなり心身に健康被害を及ぼすこと」を指します。とはいえ情報の量は「何リットル」「何グラム」とは量れないもの。
「自分にはこの量の情報がちょうどいい」とわきまえて、具体的な対策をしている方は少ないのではないでしょうか。情報をむやみやたらに受け取っていると、知らないうちに情報過多のデメリットの影響を受けているかもしれません。ここでは情報過多のメリット・デメリットのご紹介です。
情報収集・ふるい分けが底なし
情報過多の状態では、情報の取捨選択が無限に続くことがデメリットです。たくさんの情報を手に入れられても、その全てが自分にマッチしたものとは限りません。
「好きなコンテンツの評判が悪い」「初心者なのにプロ向けの情報を入手してしまう」など、情報の選択肢が多すぎて好みやレベルに合ったものを選べず不安や怒り・悲しい気持ちになってしまうことも多いです。情報過多を解消することで、自分の価値観や経験に自信を持って行動できるようになります。
真偽不明・悪質な情報に翻弄
情報過多の原因のひとつとして、間違っている・悪質な情報が混ざっていることもあります。知識を得ようとして情報を集めたのに、知識に欠けた人が発信した誤報に踊らされることも多いです。
また、自分だけ利益を得ようとする人物が不適切な情報で騙してくるかもしれません。情報を受け取る私たちが正しい知識を得ることが一番の解決方法ですが、そもそも質の悪い情報源を絶つのも情報過多を解消する方法として有効です。
ストレス→身体への負担の悪循環
情報過多の中では疲れる→ストレス→疲れる…の、いわゆる「無限ループ」が起こるのがデメリットです。常に最新の情報を得たくてスマホやテレビの画面にかぶりついていると、目や首・肩が疲れます。さらに、脳も使いすぎて疲労まっしぐらです。
身体がその状態だと仕事や家事・子育ての効率が下がり、思うようにいかずストレスになります。そして頑張りすぎてまた疲れて…と、情報過多状態をどこかで断ち切らないと生活すら息苦しくなってしまうでしょう。
世界中の情報を入手可能
とはいえ、情報過多にもメリットはあります。自分の生活や価値観に合った情報は自分の生活や人生までもを変えることもあるでしょう。情報を生かすために大切にしたいポイントは2つあります。
まずは「正確な情報を得ること」。これはニュースなどでも同じことが言えるでしょう。そしてもう一つは、「具体的に行動すること」にあります。頭の中だけでなく行動して情報を消化することで、自分自身で情報過多のパンク状態を解消できるのです。
多くの人と交流し自分磨き
また、情報過多社会ではより多くの人とも手軽にコミュニケーションをとれるのもメリットです。情報過多の情報はニュースだけでなくSNSなどで手に入る知人・有名人の近況も含まれます。
その中で誰かに嫉妬したり焦りを感じたりすることは、自分の価値観が揺らぎやすくストレスも溜まるため大きなデメリットです。しかし、有益な情報をエネルギーにする・新しい価値観の人と交流を保てるなど、情報過多社会を自分のために活かすこともできます。
情報過多の社会とうまく付き合う方法
情報過多の社会では勝手に情報が次々と入ってきて量が多いうえに、その情報全てが正確とは限らないのがデメリットです。不正確な情報に振り回されると心はストレスでヘトヘトになってしまいます。
かといって情報過多のなか無理に正しい情報をつかもうと頑張りすぎると目や脳の疲れを引き起こし、日常生活に支障をきたすでしょう。しかし、そんな情報過多状態を解消するのにもとても簡単な方法があります。今日からできる対処方法で、さっそくストレスフリーな生活の始まりです!
スマホ・テレビ絶ちで「デジタルデトックス」
情報が次々と流れてくる状態を解消するためにはズバリ、手段を無くしましょう。スマホの画面を下に伏せてテーブルに置く、バッグの中に入れたままにするなど方法はさまざまです。スマホ本体を入れて一定時間開けられなくなる箱「タイムロッキングコンテナ」も人気があります。
また、不使用時間を記録しスコアにしてくれるゲームアプリや電波の届かないリゾート地へ旅行を楽しむなど、情報過多を解消しながら楽しく過ごせる方法もおすすめです。
通信プラン・使用時間を最小限に見直し
デジタルデトックスの方法にはスマホなどの媒体に直接触れなくなる方法のほか、通信料や時間を制限する方法もあります。通信料・Wi-fiのプランを最低限の連絡ができる程度に変更すると不必要なネットサーフィンをしなくなるほか、生活費の節約も可能です。
また、どれだけ通信機器を使っているかを客観的に把握し「スマホは○時間まで」「23時以降は観ない」など取り決めをして情報過多を解消しましょう。iPhoneなら「設定」→「スクリーンタイム」で気軽に使用時間が見れ便利です。
「なんとなく見る」習慣をストップ
朝夜の布団の中や休憩中、一人での食事中などに目的なくアプリやSNSを開くのをやめましょう。仕事・趣味などで情報収集をする方はネットから完全に離れるのは難しいですよね。しかし、テレビや動画・ネットの流し見で「不必要な情報過多」は簡単に解消できます。
起きたらネットサーフィンの代わりにストレッチ、電車の中では窓の外の景色を眺めるなど、努めて情報ツールを使わないのがおすすめです。必要な情報だけがあなたに残り、情報過多が解消できますよ。
信頼できるソースの選択
あなたが手軽に入手した情報は、悪意や不正確な情報に基づいたものかもしれません。情報過多の原因の一つは「根拠の無い個人の意見」や「真実らしく見せたデマ」も多いことです。これらの情報に振り回されないためには、国・専門機関の公式サイトを必ずチェックしましょう。
一見難しい文章に思えるかもしれませんが、正確な情報収集が可能です。また、医療知識ならお医者さんになど、ネット以外に相談するのも情報過多解消に効果があります。
目標を定め自分のために行動
情報過多を解消するためには、「情報を集めるだけでなく行動に移すこと」も大切です。何かを始める時に不安になって、ネットで検索しすぎて行動が遅くなったことはありませんか?大切なのは「自分の求めているものが何か」です。
「そもそも何のために情報収集しているか」の目標を紙などに書いて、目標がブレる前にやりたいことを始めてしまいましょう。あなたが欲しいのは「自分の望むもの」であって、「多くの情報」ではないはずです。情報をうまく使いましょう!
情報過多の社会と上手に付き合おうまとめ
今回は情報過多の社会で疲れない過ごし方をご紹介しました。誰でも持ってるインターネットやスマホ・PCなどは近年では最新情報が手軽に入手できますが、それが正しいとは限らず振り回されストレスを溜めてしまうのが大きなデメリットです。
情報過多の社会で心身の健康を保つためには、自分が管理しきれる情報の量を把握し、それ以外は制限しましょう。また、信頼できる情報元を見つけるのも効果的です。
情報過多の社会をうまく使って、自分なりの快適なライフを保ちましょうね!
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