還暦祝いのメッセージをご紹介!
身近な人の60歳の誕生日をお祝いする還暦祝い。節目のお祝いである還暦祝いは、これまでの感謝や労りの気持ちを伝えられる良い機会です。
ですから相手を思って選んだプレゼントに、さらにお祝いの言葉を添えてみませんか?今回は親・上司・親戚などのカテゴリ別に、還暦祝いのメッセージの例文をご紹介します。
書き方や注意点についてもふれているので、マナーが気になってメッセージを添えにくいという方もぜひ参考にしてくださいね。
還暦祝いのメッセージ《書き方・注意点》
そもそも還暦祝いがどういったものかご存知でしょうか。日本では暦で年をあらわすのに十干と十二支を採用していました。壬辰(みずのえたつ)などの十干十二支の組み合わせは60種類あるので、生まれた年と同じ十干十二支は60年後ということになります。
そこまで長生きできたことと、暦が一巡して元の暦に戻りまた始まるところから、第2の人生のスタートと考えられるので節目として特別なものとされているのです。ここではそんな還暦のお祝いメッセージの書き方や注意点について見ていきましょう。
還暦祝いのメッセージの伝え方
メッセージの伝え方は3つあります。まず1つは一緒に贈る記念品にメッセージを入れてもらうというもの。似顔絵やグラスセットなど名前を入れてもらう際にお祝いの言葉も一緒に入れてもらいます。
2つ目は寄せ書きで伝えるというものです。これは1つ1つのメッセージは短文になりますが、職場や親戚一同で書くと華やかですし、みんなでお祝いしている気持ちが伝わります。3つ目はメッセージカードを書くというもの。手書きのものをもらう機会が減っているので、とても喜ばれるはずですよ。
還暦祝いのメッセージの書き方マナー
還暦祝いのメッセージを書く際に、使用する筆記具や紙などにマナーはありません。好きなメッセージカードやレターセットを使用してOKです。またご祝儀袋などと違って筆ペンでなくても大丈夫なので、ボールペンなど自分の書きやすいものをチョイスしてください。
お子さんと両親への還暦祝いの言葉を送る場合は、「おじいちゃん(おばあちゃん)おめでとう」と孫からのメッセージとして、クレヨンや色鉛筆で書いても喜ばれますよ。
還暦祝いのメッセージの注意点
還暦祝いのメッセージには、他のお祝いと同様に忌み言葉は使わないようにしましょう。「死」や「痛み」などはもちろんのこと「終わる」「老い」「衰え」などのついついジョーク表現で使ってしまいそうな言葉に要注意です。
また、今回は例文をご紹介しますが、そのまま書き写すのはNG。これまでの思い出やどういったところに感謝しているのか、尊敬しているのか具体的なエピソードを盛り込みつつ、オリジナルな還暦のお祝いメッセージにしましょう。
還暦祝いのメッセージ《例文:親》
還暦祝いのメッセージを両親へ送るなら、お祝いの言葉と共に、これまで育ててきてくれたことへの感謝や素敵な思い出、あるいは両親の子どもで幸せだったことを伝えるのがおすすめです。
また義父、義母への還暦祝いのメッセージは、丁寧な言葉づかいを心がけつつ、「お父さん、お母さん」と「義」はつけないほうが自然ですし、印象がよいでしょう。ここからは両親への還暦祝いの例文についてご紹介していきます。
実母への還暦祝いのメッセージ
例文:お母さん、還暦おめでとう。自分が母親になってから、家事に育児に仕事にと頑張っていたお母さんの大変さに気づいて、とても感謝しています。これからは第2の人生の始まりだと思って、好きなことを思いっきりやってね。
ご自分もご家族を持たれた方は、育ててくれたお母さんの努力への感謝と、これからの人生を楽しむ後押しの言葉を送ってみましょう。特に「自分が親に~」の前の部分で例えば「部活で朝早いのに毎日お弁当を作ってくれたよね」など具体的なエピソードを入れるのがおすすめです。
実父への還暦祝いのメッセージ
例文:還暦おめでとう!お父さんとは衝突することも多かったね。だけど今の私がいるのはお父さんのおかげだと本当に感謝しています。お父さんはまだまだ現役でバリバリ働いているから、あまり還暦という感じがしないけれど、無理はしないでいつまでも元気でいてね。
実家族向けには過去大変だったエピソードを織り込み、でも今は感謝していると伝えるのもよいでしょう。続けて「参観日にはいつも来てくれてうれしかったよ」など、してもらってうれしかったことを入れるのもおすすめです。
義母への還暦祝いのメッセージ
例文:お母さんへ、このたびは還暦おめでとうございます。いつも若々しくエネルギッシュなお母さんが、還暦というのが本当に驚きです。今回ささやかではございますが、○○さん(配偶者)と私から感謝の気持ちをこめて、お祝いの品を贈らせていただきます。健康に気をつけて、いつまでも元気でいてくださいね。
還暦祝いに限らず、義理の家族とのやりとりで配偶者の名前を呼び捨てやニックネームにするのはマナー違反。必ず「○○さん」としてくださいね。
義父への還暦祝いのメッセージ
例文:還暦と定年退職、おめでとうございます。日々仕事に熱心に打ち込み、ここまで勤めあげたお父さんに、○○さん(配偶者)も私も、家族としてまた社会人としても尊敬の念しかありません。今後の第2の人生をお母さんと一緒に謳歌されることと思います。2人共元気で長生きしてくださいね。
還暦祝いと定年退職のタイミングが近ければ、一緒にお祝いするのも良いでしょう。また2人で過ごされることの多いご夫婦なら、お義母さんにも言及した言葉にするのもおすすめですよ。
還暦祝いのメッセージ《例文:職場の上司》
社会人として働いていると、職場の上司が還暦をむかえてお祝いする機会もありますよね。その際にもお祝いのメッセージを添えることが多いので、シチュエーション別で上司への還暦祝いの例文をご紹介します。
上司への還暦祝いのメッセージは親しくても、丁寧さを意識するのをおすすめします。また日頃の感謝や尊敬、若々しさを感じることを織り込むと喜ばれます。そこも踏まえて、おすすめの例文を確認していきましょう。
上司への還暦祝いのメッセージ①
例文:還暦おめでとうございます。入社以来いつも厳しくも温かくご指導してくださり、とても感謝しています。いつもエネルギッシュな○○さんの、さらなるご活躍をお祈り申しあげます。
職場全体でお祝いをするときは、メッセージを寄せ書きにしてわたすこともあります。書けるスペースが限られているので、変に冗談を入れたりせず、ストレートに感謝の気持ちとこれからを祝福する言葉でまとめると好感度がアップしますよ。
上司への還暦祝いのメッセージ②
例文:冠省○○社長ご還暦おめでとうございます。ずっと変わらぬ社長の精力的なご活躍を見ておりましたので、もう60歳になられたと聞き驚いております。入社以来、未熟な私を何かと気にかけてくださり、誠に感謝しております。末筆ながら、○○社長のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
部長や社長など、会社の中でも立場が上の方へ還暦祝いのメッセージを送る場合、時候の挨拶を省く「冠省」を入れるとより丁寧になります。健康を祈念する言葉をいれるのもおすすめです。
上司への還暦祝いのメッセージ③
例文:還暦おめでとうございます。業務がお忙しい中でも、○○さんにはいつも丁寧に優しくご指導いただき、とても感謝しています。バリバリと業務をこなす○○さんはみんなの憧れですが、お身体も大切にして、いつまでも元気でいてくださいね。これからも○○さんのますますのご活躍をお祈り申しあげます。
男性の上司へ言葉を送る場合、尊敬や憧れの表現を入れるとよいでしょう。具体的なエピソードを入れるのもよいですが、奥様などご家族から勘違いされないように注意してくださいね。
上司への還暦祝いのメッセージ④
例文:○○さん誕生日おめでとうございます。いつもパワフルで若々しく年齢を感じさせない○○さんからよい刺激を受けています。健康に気をつけて、これからも素敵な○○さんでいてくださいね。今後ともご指導よろしくお願いいたします。
女性の上司の場合、年齢を気にされているタイプなら、還暦とは言わずにお誕生日という表現にしてみてもいいかもしれません。女性にはあまりわざとらしくならない、シンプルな表現が好まれますよ。
還暦祝いのメッセージ《例文:恩師・親戚etc.》
親しい間柄だったり社会人として還暦祝いのメッセージを送るのとは異なり、親戚や歳の離れた友人などへの言葉もまた難しさを感じるかもしれません。ここではそんな親戚や友人、恩師へ還暦祝いに送るメッセージの例文をご紹介します。
特に親戚へ還暦のメッセージを送る場合は今後の親戚付き合いにも関わってくるので、よほど親しくない限りはきちんとした言葉づかいを意識したほうがよいでしょう。
親戚への還暦祝いのメッセージ
例文:還暦おめでとうございます。いつも何かとお気遣いいただき、家族一同本当に感謝しております。心ばかりではございますがお祝いの品を贈らせていただきます。お納めいただければ幸甚です。これからのますますのご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
幼いころからの付き合いの場合はもう少し崩した文章で、「海に連れて行ってくれたことを覚えています」など具体的なエピソードを入れても喜ばれますが、そうでない場合はこれくらいあらたまった文章をおすすめします。
友人への還暦祝いのメッセージ
例文:○○さん還暦おめでとうございます。いつも素敵な○○さんは私の目標であり、憧れです。健康に気をつけて、これからの第2の人生も○○さんらしく楽しんでくださいね。また、お茶しましょう!
友人向けの還暦祝いのメッセージですから、ビジネス文章のように固すぎると他人行儀だと思われてしまうかもしれません。ですから丁寧な言葉は使いつつ、親しみをこめて素直にお祝いの気持ちを伝えるようにするのが、おすすめですよ。
先生への還暦祝いのメッセージ
例文:ご還暦を迎えられたとのことで、心よりお慶び申し上げます。学校を卒業してから随分とたちますが、○○先生に教えていただいたことは胸に刻まれています。○○先生のますますのご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
卒業後、お世話になった先生へ還暦祝いのメッセージを送るときは、このような文章にプラスして「○○先生の元で頑張った部活は私の青春の全てです」など、思い出話やお世話になった話も入れてみてくださいね。
還暦祝いのメッセージまとめ
今回は還暦祝いのメッセージについて、書き方や注意点と例文を11個ご紹介しました。
忌み言葉を使わないようにすれば、筆記具など他に気にしないといけないマナーはないので、書いてみようと思えた方も多いのではないでしょうか。
一番大切なのはお祝いしたいというあなたの気持ちです。それを伝えるためにも、今回ご紹介した例文たちを元に、具体的なこれまでの思い出や感謝を織り込んで素敵な還暦祝いのメッセージを伝えてくださいね。
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