【意味付き】縁起のいい言葉一覧!おめでたい時に使える熟語・ことわざで幸せを引き寄せよう

今回は縁起のいい言葉を大特集!お祝いの席やおめでたい場面にぴったりの漢字や、座右の銘にしたくなる縁起のいい言葉をご紹介します。年賀状を書く際や書き初めの言葉選びの参考にしてみてください。

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【意味付き】縁起のいい言葉一覧!おめでたい時に使える熟語・ことわざで幸せを引き寄せよう
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ライター

海沿いの町で夫と子ども達と暮らしながら、英語を使った仕事をしています。映画・キャンプ・海・手作り・本・エクササイズ、色んな事が大好きです。Let’s try anyway!とにかく何でもやってみよう。

幸せを引き寄せる縁起のいい言葉とは

幸せを引き寄せる縁起のいい言葉とは

「縁起のいい」とは以下のような意味があります。

何かよいことが起こりそうな様子、そのようなしるしを見た、という場合に用いる表現。吉兆であるさま。

出典:https://www.weblio.jp/

「縁起」とは、そもそも仏教の考えに基づいた言葉。あらゆるものごとには「因縁」が関係しているということを表すものです。

何かがよいことが起こる前ぶれや予兆という意味で、「縁起のいい」の反対語として「縁起の悪い」という言葉も。縁起の類義語として「兆し」「前兆」「兆候」などの言葉もあります。

 

 

縁起のいい言葉《1文字》

ここからは縁起のいい言葉や漢字を見ていきましょう。

まずは1文字の縁起のいい言葉をご紹介。お祝いや年賀状にも使われるおめでたい漢字を集めました。幸運を運んでくれそうな、1文字の縁起のいい言葉一覧は以下の通りです。

  • 寿(ことぶき・じゅ)
  • 慶(けい)
  • 希(き)
  • 吉(きち・よし)
  • 禄(ろく)

 

寿(ことぶき・じゅ)

寿(ことぶき・じゅ)

最初にご紹介する1文字の縁起のいい言葉は「寿(ことぶき)」。言葉の響きからもおめでたいムードが感じられるこの漢字には、「お祝いの言葉」や「お祝いすべきおめでたいもの」という意味があります。

「じゅ」と音読みする場合には命や歳の意味となり、「長寿」など長生きを表す縁起のいい言葉として使われることも。おめでたい漢字の代表とも言える言葉です。

 

慶(けい)

慶(けい)

「慶(けい)」は「おめでたい・よろこび・お祝いする」などの意味を持つ、縁起のいい言葉。

昔は鹿の皮をお祝いごとの贈り物にしており、「鹿」と「心」が合わさったこの漢字は、おめでたいお祝いへ行く様子から由来しているとも言われています。

「慶事(けいじ)」「慶祝(けいしゅく)」のように組み合わせて使われ、おめでたいことやお祝いする行為そのものを表しています。

 

希(き)

希(き)

「希(き)」は「めったにない・珍しい」などを意味する漢字。「希少価値」などの言葉もあるように、ポジティブなイメージが強く、1文字でも縁起のいい言葉とされています。

また「希望」という言葉に使われているように「のぞむ」という意味合いも。幸福な未来への明るいイメージがあり、小学生の書き初めや名前にもよく使われています。

 

吉(きち・よし)

吉(きち・よし)

「吉(きち)」は、「よいこと」を意味する言葉。「おめでたい・立派」などの意味もあり、おみくじでもおなじみの縁起のいい言葉です。「吉」の漢字1文字だけで、まさに「縁起のいい」様子を表しています。

「吉」という漢字は上半分が刃物・下半分が口を表現。お祝いの行事で、おまじないとして刃物が使われたことが由来と言われています。昔から日本人の名前にも使われてきた縁起のいい言葉です。

 

禄(ろく・さいわい)

禄(ろく・さいわい)

禄(ろく・さいわい)には「天の恵みから与えられる幸運」という意味があり、縁起のいい言葉としてぴったりの漢字。給料や労をねぎらって贈られるものという意味も持っています。

また「貫禄(かんろく)」という言葉もあるように、身体に備わる重々しい様子を表すことも。どちらにしてもポジティブなイメージで使われることが多く、縁起がいいとされる言葉です。

 

縁起のいい言葉・熟語《2文字》

ここでは2文字で表す縁起のいい言葉を集めました。漢字の並びを見るだけで幸運が舞い込んできそうな単語ばかり。2文字の縁起のいい言葉は、お正月の書き初めなどにもよく使われます。

  • 祝賀(しゅくが)
  • 常勝(じょうしょう)
  • 嘉祥(かしょう)
  • 盛福(せいふく)
  • 春信(しゅんしん)

 

祝賀(しゅくが)

祝賀(しゅくが)

「祝賀(しゅくが)」とは、お祝いをして喜ぶことを意味する縁起のいい言葉。「賀」という漢字には、喜んで祝う・たたえるなどの意味があります。

「祝」と「賀」のようにどちらもおめでたい意味を持つ漢字を組み合わせて、2文字の単語になっているのですね。

「祝賀会」とは、嬉しいことがあった際にお祝いするための会。創立記念や出版記念、卒業や退職をお祝いするときにも開かれます。

 

常勝(じょうしょう)

常勝(じょうしょう)

「常勝(じょうしょう)」とは、戦うたびにいつも勝つこと・負けないで勝ち続けることを意味する単語。

スポーツをする人や受験生などにとっては、いつも頭に置いておくとポジティブな気持ちになれそうな縁起のいい言葉です。

スポーツチームなどで、常に優勝争いの位置にいる・勝つことが当然のような強豪チームを「常勝軍団」と呼ぶことも。同じような意味の単語で「不敗」「無敵」などがあります。

 

嘉祥(かしょう)

嘉祥(かしょう)

「嘉祥(かしょう)」には、おめでたいしるし・おめでたいことが起こる前兆のような意味合いがあります。

「嘉」という漢字には「優れた・よい・おめでたい」などの意味があり、「祥」には「おめでたいことの兆し」という意味が。

「嘉祥」は昔の日本で使われていた元号でもあります。また室町時代〜江戸時代には、厄払いの意味を込めてお菓子を食べ幸福を招く行事としても、「嘉祥」という単語が使われていたようです。

 

盛福(せいふく)

盛福(せいふく)

「盛福(せいふく)」とは、盛大な幸福を意味する2文字の縁起のいい言葉。漢字のとおりの意味を持つ単語なのですが、あまり聞いたことがない人もいるのではないでしょうか?

「最盛期」「繁盛」などの言葉に使われているように、「盛」という文字には「勢いよく栄える」といったポジティブな印象があります。「盛福」は幸せの絶頂・最高潮といったイメージですね。

おめでたい言葉として色紙などに書かれることも多いようです。

 

春信(しゅんしん)

春信(しゅんしん)

「春信(しゅんしん)」とは、春の訪れ・春の便りを表す2文字の縁起のいい言葉。「信」という漢字には、連絡や便りの意味があります。

寒い冬が終わりを告げ、暖かな春がそこまでやってきているときのワクワクした気持ちにぴったりの単語ですね。四季を大切にする日本語ならではの美しい言葉。

音の響きも美しいので、ぜひ声に出して言ってみてください。

 

 

縁起のいい言葉・熟語《3文字》

ここでは3文字の縁起のいい言葉を集めました。3文字で表す縁起のいい言葉には、それ自体で格言のような意味を持つものも。

あまり聞きなれない言葉が多いかもしれませんが、この機会にぜひ覚えてみてください。

  • 萬世福(ばんせいのふく)
  • 福寿海(ふくじゅかい)
  • 慶雲興(けいうんおこる)
  • 酔春風(しゅんぷうによう)
  • 福如雲(ふくじょうん)

 

萬世福(ばんせいのふく)

萬世福(ばんせいのふく)

「萬世福(ばんせいのふく)」とは、いつの時代までも尽きることのない幸福を意味する3文字の縁起のいい言葉。「萬」という漢字には「数がとても多いこと・すべて」という意味があります。

幸せが果てしなく続く様子を表しているため、結婚生活を始めたばかりの人に贈られることも多いよう。恋愛運がアップするとも言われる縁起のいい言葉なので、手帳などに書きとめておくのもおすすめです。

 

 

福寿海(ふくじゅかい)

福寿海(ふくじゅかい)

「福寿海(ふくじゅかい)」とは、幸福が集まり海のように広がっている様子を表した、3文字の縁起のいい言葉。幸せで満たされている海を想像すると、ポジティブなイメージが広がりますね。

「福寿」という言葉には、漢字のとおり幸福と長寿の意味があります。この2文字だけでも縁起がいい言葉なので、年賀状などに使われることも多い単語です。

 

慶雲興(けいうんおこる)

慶雲興(けいうんおこる)

「慶雲興(けいうんおこる)」とは、幸せを運ぶおめでたい雲が出ることを意味する言葉。雲が幸運を運んできてくれて、おめでたい空気が広がる様子を表しています。

画数が多くやや難しい漢字ですが、書道や色紙などにも使われる3文字熟語です。世界中に幸せの雲が広がる様子をイメージしてみると、温かい気持ちになりますね。

 

酔春風(しゅんぷうによう)

酔春風(しゅんぷうによう)

「酔春風(しゅんぷうによう)」とは、おめでたい気配がはっきりと鮮やかに見える様子を表した言葉。「春の風に酔う」という漢字の並びが美しいですね。

書道の文字としてもよく使われる縁起のいい言葉。ポカポカした春の風や花の香り、色鮮やかな草木が浮かんでくるような明るい印象で、目にするたびに幸せになれそうな3文字熟語です。

 

福如雲(ふくじょうん)

福如雲(ふくじょうん)

「福如雲(ふくじょうん)」とは、幸福が雲のようにモクモクと湧き出るさまを表した縁起のいい言葉。「福、雲の如し」というフレーズが由来となっています。

また掴みどころがなくふわふわとした雲の様子を、目に見えず手では掴めない「幸せ」に例えているという説も。美しい青空に広がる雲を眺めていると、ポジティブで幸せな気持ちになります。

 

縁起のいい言葉・熟語《4文字》

ここでは四字熟語で表す縁起のいい言葉を集めました。4文字の縁起のいい言葉は座右の銘にもぴったりです。幸福を呼び寄せるような四字熟語は、書き初めにもおすすめ。

今回ご紹介するのは以下の5つです。

  • 一攫千金(いっかくせんきん)
  • 一陽来復(いちようらいふく)
  • 笑門来福(しょうもんらいふく)
  • 千載一遇(せんざいいちぐう)
  • 瑞気集門(ずいきしゅうもん)

 

一攫千金(いっかくせんきん)

一攫千金(いっかくせんきん)

「一攫千金」とは、苦労なしに一度にたくさんの利益を得ることを意味する四字熟語。中国の始皇帝の逸話が由来とされています。

「攫」という漢字は「つかみ取る」という意味ですが一般的にはあまり使われないため、「獲」という字をあてる場合も。「千金」とは、庶民が一生かけても稼げないほどの大金を意味しています。

ビジネス運や金運をアップさせたい人は、紙に書いてお守りのように持ち歩くのもよいかもしれません。

 

一陽来復(いちようらいふく)

一陽来復(いちようらいふく)

「一陽来復(いちようらいふく)」とは、悪いことが終わり良いことが始まるという意味の四字熟語。冬が去って春がやってくる、という漢字が表す意味に由来しています。

「一陽来復」と書かれたお守りには金運アップの効果があるという説も。似たような意味を持つ言葉として「起死回生」や「捲土重来(けんどちょうらい)」などの四字熟語があります。

 

笑門来福(しょうもんらいふく)

「笑門来福(しょうもんらいふく)」とは、明るい門から幸福がやってくることを意味する縁起のいい言葉。

いつも笑顔で明るくしていれば幸せが舞い込んでくる、ということですね。

お正月の年賀状などに書く言葉としても人気のフレーズです。家庭円満の格言としても、よく使われる四字熟語。

「笑う門には福来たる」ということわざとしても知られ、座右の銘にもぴったりです。


 

千載一遇(せんざいいちぐう)

千載一遇(せんざいいちぐう)

「千載一遇(せんざいいちぐう)」とは、めったに訪れない恵まれた機会のこと。「千載一遇のチャンス」などの使い方で、耳にしたこともあるのではないでしょうか?

「載」という漢字には「年」という意味もあり、「千載」=「千年」を表しています。「一隅」とは「思いがけずに一度だけ出会う」こと。千載一遇のチャンスをものにして、幸せをつかみ取りましょう。

 

瑞気集門(ずいきしゅうもん)

瑞気集門(ずいきしゅうもん)

「瑞気集門(ずいきしゅうもん)」とは、おめでたい運気が門や玄関に集まる様子を表した四字熟語。お正月の挨拶や年賀状にも使われる縁起のいい言葉です。

「瑞」という漢字そのものにおめでたいという意味があり、「瑞気」はおめでたい運気や神々しい様子を表しています。新しいことをスタートするときに思い出したい、ポジティブな言葉です。

 

縁起のいい言葉《ことわざ》

ここではことわざで表す縁起のいい言葉を集めました。格言めいたことわざにも縁起のいい言葉がたくさん。幸せな状態を表すものから、ユニークな日本語の表現のものまでさまざまです。

この機会に幸運にまつわることわざをいろいろ探してみてください。

  • 一富士二鷹三茄子
  • 開いた口へぼた餅
  • 鶴は千年、亀は万年

 

一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)

一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)

「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」とは、初夢に出てくると縁起がいいとされるものを順に並べたことわざ。

「富士」は日本一高い山・富士山や「不死」にちなんだ言葉、「鷹」は威厳があり堂々としたたたずまいや「高い」という響きにちなんだ言葉、「茄子」は「成す」という言葉の音が由来とされています。

このことわざには「四扇五煙草六座頭(しおうぎごたばころくざとう)」という続きがあるので、この機会に覚えてみましょう。

 

開いた口へぼた餅

開いた口へぼた餅

「開いた口へぼた餅」とは、努力せずとも思いがけない幸運が舞い込んでくること。たまたま口を開けていたら、おいしいぼた餅が飛び込んできた様子が由来となっています。

同じような意味を持つものとして「棚からぼた餅」や「鴨がネギを背負ってくる」などのことわざも。苦労なしでラッキーなことが起こる様子から、縁起のいい言葉とされています。

 

鶴は千年、亀は万年

鶴は千年、亀は万年

「鶴は千年、亀は万年」は、長寿を表すおめでたい格言です。昔の中国に伝わる書物の中で、鶴と亀の寿命がそれぞれ千年と万年だと書かれていたことが由来。

日本に伝わったあとも鶴と亀は長寿の象徴とされ、高齢の人の誕生日をお祝いする際にもよく使われます。

また千羽鶴や折り鶴など、鶴は日本人にとって健康や平和を願うシンボル。縁起のいい生き物と考えられています。

 

縁起のいい言葉を使って幸運を引き寄せよう

今回はさまざまな縁起のいい言葉をご紹介しましたが、いかがでしたか?日本には縁起や幸運にまつわるたくさんの漢字や言葉があります。

縁起のいい言葉は、漢字の並びや美しい日本語の響きからも幸せを感じられ、ポジティブになれるものがいっぱい。格言のようなものや四字熟語は、座右の銘としていつもそばに置いておくと幸せが舞い込んでくるかもしれません。

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