縁起のいい言葉をご紹介!
お正月などの季節行事や、卒業、就職、結婚、出産などの人生の転換点で、縁起のいい言葉を目にすることがありますよね。
縁起のいい言葉に出会うだけで脳の潜在意識が刺激され、幸せなことが起こるきっかけ作りにつながりますよ。
今回は、そんな縁起のいい言葉に関する単語、四字熟語、ことわざをそれぞれご紹介するので、日本語の学びに活用してくださいね。
縁起のいい言葉《単語》

幸せを引き寄せるために、毎日の日本語を縁起のいい言葉に変えていきましょう。
年を重ねるにつれて日本語を集中的に学ぶ機会が減ってくる方が大半であると思いますが、日本語学習は、生涯学習や教養としてこつこつ勉強する価値があります。特に日本語の漢字は、複雑ですが奥深いです。
ひらがなは1文字だけでは意味が伝わりませんが、漢字は1文字ごとに意味や起源があります。今日は、漢字の語源も含めて学び、日本語を上手に使えるようになりましょう。
縁起のいい単語 ①万福
縁起のいい言葉と聞いて、どんな言葉を思い浮かべますか?「幸福」や「幸運」など幸せに纏わる日本語を思い浮かべるのではないでしょうか。
万福は、文字通り「多くの幸福。また幸福が多いこと」を意味します。「大切な人の万福を祈る」や「貴方に万福が訪れますように」というような使い方で用いられますよ。
金運、健康運、恋愛運、全てのご利益を包括するような言葉として、お正月やお祝いの場面など広範囲なシーンで使われています。
縁起のいい単語 ②豊楽
豊楽の意味は「物質が豊かで人々が暮らしを楽しむこと」です。「豊楽殿」や「豊楽院」など、縁起のいい言葉として昔の建物の名称に用いられていました。
現代の日本は、物質的な豊かさが一定程度担保されており、所持品にこだわりをもったり趣味に邁進するなど、余暇の時間をいかに幸せに暮らすかが求められていると思います。
豊楽な時間の使い方ができたら、より自分らしい幸せを手に入れることができるでしょう。
縁起のいい単語 ③祝賀
新たな幸せを祝う縁起のいい言葉で、祝賀は、「めでたいこととして喜び祝うこと」を意味します。お正月や会社の設立記念、おめでたい賞を受賞した際の記念として、お祝いの「祝賀」会が開催されますよね。
おめでたい出来事を周囲の人々と共有して、幸せを波及していくことは大変素晴らしいことです。同じく「喜び祝うこと」を意味する「慶賀」も、類似語として一緒に覚えておきましょう。
縁起のいい言葉は世の中にたくさんありますが、同じ言葉を重複して使うより、別の言葉や言い回しを使用した方が、日本語の技巧として優れていますよね。
縁起のいい言葉《四字熟語》

縁起のいい言葉として、四字熟語を3つご紹介します。適切な場面で四字熟語を使いこなせたら、日本語に深みが出て知的に見えますよね。
四字熟語は中国の古い歴史に起源するものが多く、人間の本質を突くような格言ばかりです。
今回は、お正月に福を呼ぶための四字熟語や健康長寿をお祈りするものなど、「縁起のいい言葉」に絞って四字熟語をご紹介します。
幸せを呼ぶ縁起のいい言葉は、生活を豊かにし人間関係を安定させます。縁起のいい言葉で自分の幸せを創造し、人とは違う魅力を養っていきましょう。
縁起のいい四字熟語 ①君子万年
意味は「君子は長寿であること」で、長寿を祈る語としても用いられます。「君子」は教養や徳の高い立派な人を意味し、「万年」は一万年で長い年月を指しますよ。
長く幸せな人生を生きるには、果敢に新しいことに挑戦して経験の幅を広げたり、継続的に知識を習得して教養を高めることが必要です。
「君子万年」は、人生の目標として掲げるのに十分値するほど意味のある幸せな四字熟語だと思います。縁起のいい言葉なので、お年寄りの方へのメッセージとしても使えますよね。
縁起のいい四字熟語 ②笑門来福
幸せそうな人は、どんなときも笑顔を絶やさずにいる印象があります。「笑門来福」は、「笑う門には福来たる」ということわざと同じ意味で、いつも笑いの絶えない家庭や人には自然に幸福がやってくることを意味しますよ。
立ち直れないほど辛い時であっても、ユーモア溢れる笑いによって明るい気持ちを取り戻したような経験は、誰にでもあると思います。
「笑」という漢字が含まれている四字熟語は多くないですが、この四字熟語は前向きな気持ちにしてくれる縁起のいい言葉です。
縁起のいい四字熟語 ③福徳円満
非常に縁起のいい言葉で、意味は「幸福や財産に恵まれ、満ち足りているさま」です。
「福徳」は、その漢字からも理解できるように「幸福と財産」を、「円満」は「物事の様子や人柄などが調和がとれていて穏やかなこと」をいいます。
この語彙から、幸せいっぱいの家庭が思い浮かびますよね。大切な人の幸せを祈るような素敵な言葉で、お正月のご挨拶に最適な縁起のいい言葉です。
縁起のいい言葉《ことわざ》

縁起のいい言葉のご紹介の最後のパートは、ことわざです。縁起のいい言葉は、時に自分を鼓舞してくれたり、背中を推してくれることがありますよね。
余談ですが、日本語を母語としない方々の日本語力を測定する試験として日本語能力検定があります。
その検定において、ことわざの領域があり、日本語を使う者にとって必須な知識となりますよ。
今日ご紹介する縁起のいい言葉は聞き慣れたものが多いと思いますが、興味があれば日本語の勉強を進めてみることをお勧めします。
縁起のいいことわざ ①思い立ったが吉日
意味は「何かをしようという気持ちになったら、その日が吉日と思ってすぐに始めるのがよい」ということです。新しいことを始める後押しをしてくれることわざ。
新しいことへの挑戦は、自分の可能性を開拓したり、今まで会ったことのない人々に出会うチャンスだと思います。幸せの芽を作ってくれる素敵な縁起のいい言葉ですよ。
縁起のいいことわざ ②果報は寝て待て
苦労して偉業を成し遂げた古人の言葉は、現生の私たちの心に響きますよね。意味は、「運というものは人の力ではどうにもできないもの。
あせらずに時機を待つのが良いということ」です。常に頑張りすぎてしまったり、先走って物事を進めがちな人、さらには将来への不安を感じやすい人にとって、このことわざは良薬となるでしょう。
世の中、自分ではどうすることもできないことがあるということを受け入れて、余裕を持つ姿勢が大事ですよね。
縁起のいいことわざ ③鶴は千年亀は万年
「鶴は千年亀は万年」は縁起のいい言葉として昔から人々に親しまれています。
鶴や亀を神秘化した中国の神仙話から出た語で、意味は「寿命が長くめでたいこと」をいいますよ。「鶴」は日本で古くから幸せの象徴として親しまれてきました。また、「亀」も縁起のいい動物として考えられています。
縁起のいい言葉まとめ
縁起のいい言葉、四字熟語、ことわざをご紹介しましたが、今すぐ使える日本語ばかりですよね。
例えば、日常でおめでたいニュースを耳にした時、パッと縁起のいい言葉を伝えられたらスマートですし、周りから好印象に思われること間違い無いと思います。
また、今日お伝えした縁起のいいことわざや四字熟語を座右の銘として日常的に意識しておくことで、運気を高めたり福を呼び込むようなご利益となるでしょう。
縁起のいい言葉の利用はあらゆる場面で求められると思います。今日学んだ縁起のいい言葉で、苦しい時に自分自身を励ましたり、身近な人を勇気付けて幸せの気流を押し上げていきましょう。
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