1台で何役も!フードプロセッサーとは?
フードプロセッサーは調理に役立つ便利な調理家電ですが、具体的にどのような特徴があるのかご存知でしょうか。
レシピで上手に活用するために、まずはフードプロセッサーの基本をおさらいしましょう。
フードプロセッサーの使い道
フードプロセッサーの基本の使い道は、料理の下ごしらえ。具体的には次のような使い道があります。
- 粗く刻む
- みじん切りにする
- 混ぜる
- 茹で野菜をすりつぶす
- 塊肉をひき肉にする
調理に取り入れると、時短や効率化に役立ちます。
これは、フードプロセッサーに大ぶりのカッターがついていて、回転することで包丁を使わなくても、食材を切ったり混ぜたりできるからです。
上記はフードプロセッサーの使い道の一例で、中にはおろし・泡立て・スライスなどの機能がついた多機能の製品も。
フードプロセッサーでできないこと
フードプロセッサーでできないことは製品によって異なりますが、以下のようなことは共通しています。
- 氷などの硬いものを砕く
- 滑らかなスープを作る
- 熱いスープを冷まさずに入れる
- サラサラのジュースにする
ざっくりと刻んだり混ぜたりすることを得意とするため、硬い食材を砕いて滑らかな口当たりにする調理には不向きです。
ただし、中にはコーヒー豆のような硬いものを砕ける製品もあります。先に説明書をよく読み、禁止事項を確認してくださいね。
ミキサーやブレンダーとの違い
フードプロセッサーとミキサーの違いを簡単にいうと、刻み具合の細かさ。フードプロセッサーは粗く刻みますが、ミキサーは食材を粉砕して液状化します。
フードプロセッサーが大きな刃の回転でカットするのに対し、ミキサーは小さな刃を高速回転させてかくはんするという違いがあるからです。
なおブレンダーはミキサーと同じもので、英語圏ではミキサーではなくブレンダーと呼びます。
日本では、一般的にハンディタイプのミキサーをハンドブレンダーと呼んでいますね。
フードプロセッサーを上手に使うコツ
続いて、フードプロセッサーの使い方のコツについて解説していきましょう。フードプロセッサーは誰でも簡単に使える調理器具ですが、扱い方次第で料理の美味しさや製品の寿命が変わることも。
ちょっとしたコツを押さえれば、上手に活用できて長持ちしますよ。
細かくなりすぎ&水っぽさを防ぐにはこまめに確認
時短調理のためにフードプロセッサーで野菜をみじん切りにするとき、こまめに確認しながらカットしましょう。
というのも、一気に刻むと野菜が細かくなりすぎて美味しくなくなるからです。ミキサーと違って粒は残りますが、細胞が破壊されて水っぽくなります。
ボタンを押すと野菜は簡単に細かく砕けますので、中の状態をチェックしながら調理を進めてくださいね。
均一な大きさにするには適切な量を入れる
フードプロセッサーを使って食材を刻むなら、製品の容量の目安を守りましょう。
多すぎたり少なすぎたりすると刃が適切に回転せず、刻み方にムラができるからです。
食材の大きさを揃えた方が、熱の通りが均一になって料理が美味しく仕上がります。
また、食材が大きすぎると刃が回りにくいので、簡単にカットしてから入れるのがおすすめ。正しく使えば刃が傷みにくくなり、フードプロセッサーが長持ちします。
フードプロセッサーを活用した《おかず・主食》レシピ
ここからは、フードプロセッサーを活用したおすすめレシピを紹介していきます。
まずは、フードプロセッサーで時短調理できるおかずや主食。食感を活かしたレシピや作り置きレシピ、おつまみレシピなどが登場します。
絶品さばトマトのサクサク焼きレシピ
パン粉の食感が楽しい絶品おかずレシピ。美味しさの秘訣は自家製生パン粉。
フードプロセッサーを活用すれば、冷凍した食パンを使って時短で簡単に生パン粉を作れます。
できたての生パン粉は水分のバランスがよく、焼けばサクッと美味しい食感に。
粉チーズの風味も効いて、ワインとも合うレシピです。スープやサラダと合わせて夕飯の献立にするだけでなく、おつまみにもおすすめします。
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簡単ヘルシーないわしのはんぺんバーグレシピ
フードプロセッサーの活用で時短調理できるおかずレシピ。
本来は包丁を使っていわしやはんぺんを刻んで混ぜる料理ですが、全ての材料をフードプロセッサーにかけるとすぐにハンバーグのたねができます。 刺身用のいわしを使えば、さばく手間がなくなって簡単です。
後の調理はオーブンにおまかせのため、同時進行でスープやサラダを用意できますね。作り置きできるシンプルなレシピですので、ヘルシーなお弁当にもおすすめ。
詳しいレシピはこちら
お正月の作り置きが簡単になる伊達巻きレシピ
おせちで定番の伊達巻きを時短で作れるレシピ。
簡単になる理由は、フードプロセッサーを活用して下ごしらえするから。材料を一気に混ぜることで、あっという間に伊達巻の生地ができます。
こちらの料理は、調理に巻き簾が不要なのもポイント。アルミホイル・ラップ・割り箸・輪ゴムで成形できます。
品数が多いおせちの作り置きもこれで楽になりますね。ヘルシーで食べやすいので、ダイエット中の食事にもおすすめのレシピ。
詳しいレシピはこちら
時短で作るエビとアンチョビのペーストレシピ
バゲットに塗って焼くと美味しい作り置きペーストも、フードプロセッサーの活用で時短調理できます。
むきえびやアンチョビは包丁で刻むと時間がかかりますが、料理にフードプロセッサーを使えば刻みながら綺麗に混ざるので簡単です。
おしゃれで食感も美味しい人気のおつまみレシピなので、おもてなしにもおすすめ。冷凍保存もでき、冷蔵庫で自然解凍すればいつでも使える便利な作り置きです。
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マルチチョッパーで作るチョップドサラダレシピ
サラダを作る場合、野菜の種類が多いレシピだとカットするのに手間がかかりますよね。
でも、フードプロセッサー機能付きのマルチチョッパーを活用すれば簡単です。
たくさんの野菜を一度に細かくカットできるので、時短調理が叶います。
お好みの野菜で料理できますが、コーンを入れるとつぶつぶした食感がプラスされて美味しいですよ。
食べごたえがあり、ダイエットにもおすすめなヘルシーレシピです。
キャベツの簡単コールスローサラダレシピ
サラダレシピの中で、フードプロセッサーの活用にぴったりなのがコールスロー。
理由は、包丁での調理よりも時短で簡単にキャベツのみじん切りを用意できるからです。
ただし、水っぽくならないようにこまめにチェックしながら刻んでいきましょう。
キャベツ以外の野菜はお好みでアレンジ可能で、食感を楽しめるにんじんやりんごなども合いますよ。
朝食のおかずはもちろん、ダイエット中のヘルシーなおつまみとしてもおすすめの料理です。
簡単パラパラチャーハンレシピ
料理初心者さんには、チャーハンに入れる野菜をフードプロセッサーで刻むレシピがおすすめ。
フードプロセッサーの容量や使い方を守って作業すれば、サイズが揃った野菜のみじん切りを用意できるからです。
そうすれば熱の通り方が均一になり、パラパラで美味しいチャーハンに近づきます。もちろん、包丁より時短調理になるのもメリットです。
簡単に料理できるので、ランチからおつまみまで幅広く使えますね。
フードプロセッサーを活用した《お菓子》レシピ
フードプロセッサーは、お菓子レシピにも活用できます。フードプロセッサーで材料を混ぜたり砕いたりすれば、時短調理が可能です。
ここでは素朴なお菓子レシピや華やかなスイーツレシピ、懐かしい和菓子レシピなどを紹介していきましょう。
準備が簡単なアメリカンスコーンレシピ
子供も大人も大好きなザクザク食感のスコーンも、フードプロセッサーで簡単に料理できます。
スコーン作りは材料を混ぜたりこねたりするのにエネルギーを使いますが、フードプロセッサーなら材料を入れてボタンを押すだけ。
手間がかからず時短調理できるので、お菓子作りのハードルが下がりますね。
ドライクランベリーやホワイトチョコがたっぷりと入って食べごたえがあるので、朝食にもおすすめのスイーツレシピです。
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ヘルシーなオートミールココア蒸しパンレシピ
食物繊維たっぷりのオートミールは、ダイエット中のお菓子にぴったりな食材。クッキーによく使われますが、こちらのレシピでは蒸しパンに入れます。
ふわふわ食感の蒸しパンに入れても違和感がないのは、フードプロセッサーを活用してオートミールを細かく砕くから。
甘さ控えめの素朴なお菓子ですが、オートミールの程よい食感が加わって食べごたえがあります。
レンジ調理の簡単レシピなので、料理する時間がない方にもおすすめ。
詳しいレシピはこちら
おしゃれなベリーベリームースケーキレシピ
華やかで手間がかかりそうに見えるこちらのスイーツも、フードプロセッサーを使えば時短で料理できます。
ビスケット土台・いちごムース・いちごゼリーの3層から成っていて、各層を作る過程でフードプロセッサーを活用するから簡単。
混ぜる手間が省けるので、見た目より気軽なレシピです。
3層の異なる食感が楽しく、テーブルにも映える素敵なスイーツレシピなので、パーティーや特別な日におすすめ。
詳しいレシピはこちら
さっぱり&ヘルシーな桃の豆乳アイスレシピ
ダイエット中にひんやり系スイーツが食べたくなったら、フードプロセッサーを使った簡単アイスレシピがおすすめ。
ヘルシーな豆乳を使い、凍らせた材料をフードプロセッサーにかけるだけで、さっぱりしたスイーツができあがります。
手作りなら甘さも調整できるので、市販品よりもダイエット向きですね。
なお、氷ほど硬くはないですが、念のためよくほぐしてからフードプロセッサーに投入し、刃に負担がかからないようにしましょう。
詳しいレシピはこちら
時短で作れるやわらか食感の草餅レシピ
和菓子の定番の懐かしい草餅も、フードプロセッサーを使えばいつもより簡単です。
一般的なレシピでは、すり鉢を使って細かくなるまでよもぎをすりつぶしますが、このレシピではフードプロセッサーを使うので時短で作れます。
よもぎ粉を使うより本格的で、風味をしっかりと味わえるレシピです。もっちりとやわらかい食感が美味しく、きなこをたっぷりかけて食べるのがおすすめ。
詳しいレシピはこちら
フードプロセッサーを活用した《スープ&スムージー》レシピ
最後にご紹介するのは、フードプロセッサーを使ったスープやスムージーのレシピ集。基本的にポタージュやスムージーはブレンダーの方が向いていますが、今回はフードプロセッサーで代用できるレシピが含まれています。
自宅のフードプロセッサーで作ってみてくださいね。
具沢山で食べごたえバッチリなつみれ汁レシピ
具沢山で手間のかかるつみれ汁は、フードプロセッサーを使うことで手軽な料理になります。
本来、つみれ汁のイワシは包丁で細かく叩きますが、フードプロセッサーを使えばあっという間にミンチ状になるので時短が可能。
負担が減った分、他のおかずに時間を割けますね。
お好みの野菜で作れますが、にんじんやしめじなど食感の違いを楽しめる野菜がおすすめです。
湯を注いで使えるコンソメスープのもとレシピ
作り置きしておくと、お湯を注ぐだけで即席コンソメスープになる便利なレシピ。元々包丁とレンジを使うレシピですが、フードプロセッサーを取り入れると作業が簡単になります。
理由は、こちらのレシピがにんじん・玉ねぎ・ピーマンを全て細かくみじん切りにする料理だからです。食材を時短でカットできるフードプロセッサーにぴったり。
ただし、水っぽくならないように、こまめに確認しながら食感が残るくらいにカットしましょう。
詳しいレシピはこちら
甘くて美味しいほうれん草のスープレシピ
一般的に、ポタージュ系スープにはブレンダーを使いますが、こちらの料理のようにフードプロセッサーで代用することも可能。
ほうれん草や玉ねぎは加熱すればやわらかくなり、フードプロセッサーの刃を傷つけないからです。
ただ、ブレンダーで作るのとは違い、サラサラではなくやや粒が残って食べごたえのある食感になります。
玉ねぎやほうれん草の甘みをしっかりと味わえるおすすめのスープレシピです。
詳しいレシピはこちら
時短で作れるかぼちゃのポタージュレシピ
元々フードプロセッサーを使わないスープレシピですが、かぼちゃを潰すときに活用すると料理の時短になります。
フォークを使ってかぼちゃを潰し、程よく滑らかな食感にしようとすると時間がかかるからです。フードプロセッサーならブレンダーよりも粒が残って食べごたえがあり、フォークで潰すよりも口当たりのよい食感になります。
ただし、熱い食材に使えないフードプロセッサーもありますので、説明書の確認をお忘れなく。
詳しいレシピはこちら
セロリとりんごのビタミンスムージーレシピ
こちらはジューサーを使うレシピですが、フードプロセッサーでも作れます。
氷を使ったスムージーはフードプロセッサーよりジューサーやミキサーがおすすめですが、生の野菜や果物で作るスムージーレシピならフードプロセッサーに負担をかけないからです。
ジューサーで作るよりしっかりめの食感になるので、飲みごたえがあるスムージーができます。美味しいレシピでしっかりビタミンをとりましょう。
詳しいレシピはこちら
フードプロセッサーを活用したレシピで賢く時短
フードプロセッサーを活用すれば、日々の料理が楽になります。これは、フードプロセッサーが料理の下ごしらえをするのに便利で、混ぜたり刻んだりする手間が省けるからです。
もしお持ちのフードプロセッサーを持て余しているなら、まずは紹介レシピから試してみましょう。レシピでの利用回数が増えていけば、次第に応用できるようになるはず。
フードプロセッサーを賢く活用し、料理の時短に役立ててくださいね。
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