妊婦のストレスは赤ちゃんにも影響する?
妊娠中は何かとストレスが溜まるもの。例えば、変わってゆく自分の身体の変化に戸惑いを隠せなかったり、出産はどれほどの痛みなのか考えてみたり、生まれた後の生活の変化を不安に感じてみたり…。
妊娠中のストレスは『初めてへの恐怖』といっても過言ではないほど、分からない事、見えない事に対する恐れや不安がストレスとなっているのです。
妊娠中のストレスは赤ちゃんにも影響してしまいますので、効果的なストレス解消法やストレスの発散方法を学びましょう。今回は、妊娠中のリラックス方法も併せて解説します。
妊婦のストレスが与える影響
妊娠中は、どうしてもあらゆる事に対しストレスを感じてしまいます。今まで美容やファッションに気をつけていた女性であればあるほど、肌荒れや髪のパサつきが気になるでしょう。
また、自分に自信がない性格の妊婦さんは『きちんと育てていけるか』という大きな不安に押し潰されそうになっているかもしれません。ですが、妊婦のストレスが胎児に与える影響は案外多いもの。
ここでは、妊婦のストレスがお腹の中の胎児にどう影響するかをご紹介します。
影響①胎児に栄養が届きにくくなる
妊婦のストレスが与える影響は『胎児に栄養が届きにくくなる』です。妊娠中は食べ物への制限も多く、妊娠中期・後期になればなるほど妊娠さんは体重増加に悩まされるでしょう。
さまざまなストレスがかかる妊娠中ですが、あまりにストレスを感じる事が多いと、脳内のストレスを緩和しようと体に取り入れた栄養は優先的に脳へと運ばれ、胎児には行き届きにくくなるのです。
胎児にとって、ママからの栄養は必要不可欠なもの。効果的なストレス解消法やリラックス方法を取り入れて、妊娠中のストレスを軽減させましょう。
影響②早産・流産のリスク
妊婦のストレスが与える影響は『早産・流産のリスクがある』という事。妊娠中に過度なストレスを受けると、妊婦の体にはストレスに対抗するホルモンが分泌されます。
このホルモンが分泌されると、妊婦自身の血行が悪くなってしまうのです。血行が悪くなるという事は、へその緒で繋がっている胎児へ十分な酸素や栄養素が届かなくなるという事。
血行が悪くなり栄養が滞ってしまう事で、胎児の成長にも影響を及ぼし早産や流産へと関連してしまうのです。ストレスは赤ちゃんに大きな影響を及ぼしかねない危険なものなのです。
影響③子宮が収縮する
妊婦のストレスが与える影響は『子宮が収縮する』です。妊婦がストレスを感じると、お腹全体がグーッと固くなります。実際に手で触れていても、グーッと固くなっていくのが分かるほど。
子宮が収縮する事でお腹全体が固くなる、いわゆる『張っている状態』ですが、妊娠中のストレスはこの『張る頻度』を高めてしまう恐れがあるのです。
子宮がグーッと収縮している時は、胎児も圧迫される状態になるので、もちろんお腹の中の赤ちゃんも苦しい状態。とくに妊娠後期は張りを感じやすくなる時期ですので、ストレス発散方法などの対策を調べておきましょう。
妊婦のストレスの発散方法
妊婦のストレスは、妊娠中の本人にしか分からないことばかり。実母や義理の母に相談をしても『大丈夫だから!』と笑い飛ばされ、旦那に不安を打ち明けても体感出来る訳でもないので身のない答えしか返って来ない…。
『誰も分かってくれない』『感情を共有してくれない』という状況は、不安の多い妊婦さんにはとくにしんどいもの。ここでは、なかなか周囲に理解してもらえない妊婦さんならではのストレス発散方法をご紹介します。
ぜひ取り入れて、妊娠中のストレス軽減を目指しましょう。
発散方法①泣きたい時は泣く
妊婦のストレス発散方法は『泣きたい時は泣く』です。妊娠中はホルモンバランスの影響で、情緒不安定になりやすい時期。生理前にやたらイライラしたり、理由もなく泣きたくなる感覚に近いです。
理由もないイライラや精神的な乱れで、旦那に当たってしまった経験のある妊婦さんも少なくないのではないでしょうか。ストレスで精神的に不安定になっている時は、思いっ切り泣く事をおすすめします。
泣きたい時にワンワン泣く事こそ妊婦ならではのストレスの発散方法となるのです。
発散方法②趣味に没頭
妊婦のストレス発散方法は『趣味に没頭する』です。妊娠中でも変わらずお仕事を続けていた妊婦さんでも妊娠後期になると産休に入る人がほとんど。
忙しい每日から急に平日の丸一日空いてしまう生活となるのですから、この事が逆にストレスになる妊婦さんも少なくありません。平日のストレス発散方法は、このチャンスに自分の趣味に明け暮れるのも良いでしょう。
赤ちゃんが生まれると、自分の時間は少なくとも2、3年は持てなくなると言っても過言ではありません。趣味に没頭出来るのは今だけなので、思いっきり趣味に没頭して、妊娠中のストレスの発散方法へと繋げましょう。
発散方法③夫と出かける
妊婦のストレス発散方法は『夫と出かける』です。妊婦になる前は、週末の度に夫とデートをしていた、という妊婦さんこそ妊娠中にデートを楽しんでください。
赤ちゃんが生まれると、しばらくはデートどころか夫と二人っきりで出かける事さえ出来なくなりますし、やはり愛する夫とのデートは何よりのストレス発散方法となるはず。
もちろん、風邪の多い時期や体調に不安のある時は家デートでリラックスを得てくださいね。
妊婦のストレス解消法
世の中の妊婦さんたちが、一体どんなストレス解消法を実践しているのか気になりますよね。妊娠中は何かとストレスを感じる事が多いものですが、ストレスの効果的な発散方法や、ストレス解消法さえ理解しておけば、きっとストレスを切り抜けられるはず。
ここでは、妊婦のストレス解消法について解説します。妊娠中の生活を出来るだけストレスフリーなものにして、大切で貴重な『妊婦さん』という時期を思いっきり謳歌しましょう。
解消法①つわりのストレス
妊婦のストレス解消法、『つわりのストレス』についてです。妊婦の悩みで多いのが、妊娠初期のつわりです。妊婦さんによっては、初期だけでなく生まれる間際までつわりが続く人もいます。
ただでさえ不便を感じる妊娠中の期間は、つわりの症状を出来るだけ改善したいもの。つわりへのストレス解消法は『食べられるものを食べる』を意識する事。
妊婦は栄養が基本だからとアレコレと食事制限が設けられるものですが、つわりで何も受け付けない、という時は無理をするのは返ってNGなのです。
解消法②体の変化へのストレス
妊婦のストレス解消法、『体の変化へのストレス』についてです。妊婦の悩みで上位に上がる『体の変化』。女性にとって自分の体が変わっていくのはとてもストレスになりやすいもの。
どんどん大きくなっていくお腹や肌荒れを目の当たりにしていると『男の人は何も変わらないでいいなぁ』と、旦那に対してもストレスを感じる事もあるはず。
体の変化へのストレスには『私の体はママになる為に一生懸命準備をしているんだ』と、自分の体が頑張っている事を認めてあげましょう。妊婦の体の変化を受け入れる事で、きっと自分の体にエールを贈りたくなるでしょう。
解消法③不安へのストレス
妊婦のストレス解消法、『不安へのストレス』についてです。妊婦さんは、ホルモンの影響でただでさえストレスを溜めやすい時期です。それに加えて出産・子育てなど『まだ経験した事のない不安』にストレスを感じると、もうどうしたら良いのか分からなくなってしまうでしょう。
不安に強いストレスを感じている場合の解消法は、ママになった妊婦の経験談を聞いたり、心理的に『なんとかなる!』とポジティブになる事。どうしようもない事に不安を感じ続けるのは、妊婦さんの精神衛生上良くありません。
妊婦さんの不安へのストレス解消法は『案ずるより産むが易し』この言葉を自分に言い聞かせる事です。
ストレスを溜めない妊婦のリラックス方法
妊婦さんは、ストレスを多く感じるものですが、中にはストレスを溜めない妊婦さんも存在します。妊娠中にストレスを溜めない事なんて出来るの?と疑問に思う人も多いでしょう。
ストレスを溜めない妊婦さんたちに共通しているのが、それぞれ自分に合ったリラックス方法を把握している、という事。2番め、3番めというように妊婦経験が多くなると、その分『経験』として自分の知識に繋がりますので、先輩妊婦さんに『ストレスを溜めない効果的なリラックス方法』を学びましょう。
リラックス方法①ハーブティーを飲む
ストレスを溜めない妊婦さんのリラックス方法は『ハーブティーを飲む』です。妊婦さんに向けたハーブティーには、実にさまざまなものがあります。
ハーブティーには、ストレスを軽減させ精神的にリラックスを得る効果が期待されます。妊婦さんがストレスを感じた時こそ、ハーブティーを飲んでリラックス効果を得ましょう。
ストレスを感じた時に大切なのは、いかに素早くストレス解消法やリラックス方法を取れるか、なのです。
リラックス方法②妊婦アイテムを駆使する
ストレスを溜めない妊婦さんは『妊婦アイテムを駆使する事』で、リラックスしています。例えば、妊婦になるまでは每日2、3杯はコーヒーを飲んでいたのに、妊婦はカフェインを避けるべきだと大好きなものも控えなければいけない、そうストレスを抱える妊婦さんも多いです。
好きなものを我慢するのは思っているより大きなストレスになるもの。そんな時は『妊婦さん用のカフェインレスコーヒー』を選んで飲むとリラックス効果を得る事が出来ます。
また、腰痛に悩まされている妊婦さんは、妊婦さん向けクッションの使用など『妊婦さんのストレス解消法を考えたアイテム』を駆使して、妊娠中のストレスにリラックス効果を得ましょう。
リラックス方法③赤ちゃんに話しかける
妊娠中のリラックス方法は『赤ちゃんに話しかける』です。妊婦さんの時期は、些細な事にも過敏になりますし精神的に不安定なもの。ですが、そんな時こそお腹の中の赤ちゃんに話しかけましょう。
赤ちゃんは、ママの声に強く反応すると言われています。生まれてから『ママの声を聞いていたよ』という子もいるほど、赤ちゃんにとってママの声は大切で愛おしいものなのです。
ストレスを感じた時は、リラックスする為にもぜひお腹の赤ちゃんに話しかけてみてくださいね。
妊娠中のストレスで気をつけること
妊婦のストレスは胎児にさまざまな影響を及ぼす恐れがある大変なもの。なるべくストレスを抑えて生活するよう意識したいものですが、では具体的に何をどう気をつければ良いのでしょうか。
妊婦が、妊娠中のどこを気をつけるべきなのかを、妊娠初期、中期、後期に分けて解説致します。今しか出来ない貴重な『妊婦さん』の時期を思いっきり楽しむ為にも、妊娠中のストレスで気をつける事をきちんと意識しましょう。
気をつけること①初期
妊婦のストレスで気をつける事『初期編』は、食べ物や飲み物に注意する事です。妊娠初期の妊婦さんは、まだ妊娠に対しての自覚が低い時。確かに妊娠していると確定を受けたけど、体型も全く変わってないし、まだつわりも感じていないなど『自分が妊婦である事への意識が低い時期』です。
そんな妊娠初期は、今までOKだったものが食べられなくなったり、制限がかけられる事に強いストレスを感じる女性が多いです。妊娠初期は、胎児が体を作り始める大切な時期なので、体内に摂取するものには十分注意を払いましょう。
気をつけること②中期
妊婦のストレスで気をつける事『中期編』は、安定期に入った時の体調の変化です。安定期に入ると、多くの妊婦さんが『ホッと一息つく時期』です。
ですが妊娠中期は、疲れやすくなった体に気づく時期でもあります。お腹もどんどん大きくなる時期ですので、階段の上り下りで息切れをする、運動するのが億劫になったなど、体調面でストレスを感じやすいのです。
中期に入った時こそ、ストレスの発散方法や解消法に取り組む事をおすすめします。
気をつけること③後期
妊婦のストレスで気をつける事『後期編』は、出産へのストレスが大きくなる時期。後期に入り、いよいよ出産間近となると、今までふわっとしていた『出産』の現実味がグッと増します。
中には、出産への不安やストレスで夜も寝付けないと、寝不足やストレスからの腹痛で悩む妊婦さんも珍しくないです。ですが、いざ出産となると『不安』を感じている場合じゃないと気づくので、過度にああでもないこうでもないとストレスを溜め込むのは止めましょう。
残り少ない妊婦生活を謳歌しようと、ポジティブになる事が大切です。
妊婦さんはストレスを溜めないで
妊婦になると、どうしても今まで感じた事のないストレスを多く感じるもの。初めての妊娠、出産だと余計に『未知の恐怖や不安』に大きなストレスを感じるでしょう。
ですが、今の時期を乗り越えた先で、これまでにない宝物と出会えるのです。
妊娠さんはストレスを極力溜めないように意識して、自分に合ったストレス発散方法や、効果的なストレス解消法、自分にピッタリのリラックス効果を得る方法を試してくださいね。
楽しく幸せに満ちた妊婦生活を謳歌出来る事を心より祈っています。
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