お正月の飾り付け☆新年をおしゃれに迎えよう!
新元号に変わり、新たな気持ちで迎える新年。門松やしめ縄など伝統的なお正月のお飾りも素敵ですが、最近では住宅事情もあり、それぞれの家庭に合ったお正月の飾り付けをする傾向になっています。
新年をおしゃれに迎えるための飾り付けのアイデアと、正月飾りの意味や飾り付けの期間などのマメ知識をご紹介します!
お正月の飾り付け☆玄関周りを華やかに
年神様をお迎えするしめ縄リースを飾り付け
年神様は門松を目印にやってくると言われています。松には「待つ」の意味があり、「神様を待っています」という意味で玄関に松飾りをします。
最近ではマンション住まいも増えて門松を置くことができない家も。そんな時はしめ縄リースに松をあしらってみては?
しめ縄の「新しい藁」には不浄を払う意味、「裏白」は長寿の意味があります。しめ縄を玄関に飾るのは災いが入ってくるのを防ぐためです。
玄関のドアに合わせておしゃれな飾り付けを
洋風の住宅ならこんなおしゃれな飾り付けが似合います。伝統的な藁のしめ縄や裏白、松ぼっくりで松を残しながら、スタイリッシュにまとめられています。
赤い南天の実がアクセントになっていますね。お正月の飾り付けで南天の実を飾るのは、南天が「難を転じる」という意味に置き換えられるからです。
南天は厄除けの木として鎌倉時代から好まれるようなった縁起物で庭などの場所に植えられます。
細いつる枝のリースでナチュラルに
こちらのお正月の飾り付けは、細いつる枝を使ったリースです。
ナチュラルなインテリアの家に似合いそうですね。伝統的な藁と松、南天の実も飾り付けられています。
蝶々結びの水引も可愛らしいですね。稲穂は特に縁起物で新年の飾り付けに使われます。
稲作文化の日本で稲穂は命の根源です。新年に向けて五穀豊穣を祈る気持ちが込められた素敵なお正月の飾り付けです。
五穀豊穣を祈るようなグリーンは金の水引と合わせて
グリーン一色で作られたお正月のしめ縄リースの飾り付けです。松と金色の水引がポイントですね。
水引は色や結び方に意味があります。赤白や金銀はお祝いごとに使われるおめでたい色とされています。
結び方によっては魔よけの意味もある水引は、お正月の飾り付けに欠かせないアイテムです。
アイデア次第で和風にも洋風にもなるので、色々な飾り付けを楽しめておしゃれです。
モダンな家によく似合うおしゃれな飾り付け
抑えた色味でとてもおしゃれなお正月の飾り付けです。しめ縄のリースに松ぼっくり、南天、稲穂などの縁起物もちゃんとあしらわれています。
金色の水引がアクセントになった素敵な飾り付けは、モダンなインテリアの家によく似合いますね。
片側だけに長く伸びたグリーンのアレンジがアシンメトリーでおしゃれですインテリアになじむので飾る場所を選びませんね。
お正月の飾り付け☆リビングでもお正月気分を
飾り付けでいつものリビングがお正月モードに
お正月の飾り付けと言えば和室や床の間など決まった場所に飾るものでしたが、マンションなど和室のない家も多くなりました。
最近では家族が集まるリビングに飾り付けをするのが普通になりましたね。場所にこだわらず改まった気持ちで新年を迎えることが大切です。
こちらのようなモダンな印象のリビングなら、木の枝に赤いオブジェを飾り付けするだけでお正月らしくおしゃれになります。
シンプルでかっこいいウォールシェルフの飾り付け
シンプルなインテリアの家ならこんな飾り付けはいかがですか?
金色の水引の結び方も伝統的でシンプルなしめ縄リースと、隣に飾り付けた円形のオブジェがとてもよく合っています。
派手な色を使っていないのでモノトーンのモダンな家具や、流行中の男前インテリアにも似合いますね。おしゃれでかっこいいお正月の飾り付けです。
斬新な松飾りをリビングに
通常は玄関に立てて飾る松飾りを、横にして紐で吊るす斬新なアイデアです。
「神様が宿る木」とされる松と鏡餅の組み合わせは伝統的で、古さと新しさがマッチしたお正月の飾り付けです。
鏡餅もお正月に欠かせない縁起物です。お餅は古くから神様の食べ物とされ、陰と陽を表す大小二つの餅を重ねることで福徳を重ねるという意味に。
昔の鏡が円形だったことから鏡餅と言われ、飾るのは鏡開きまでの期間です。
海辺の家や南国風のインテリアなら
こちらは海辺の家や南国風のインテリアのお部屋に合うお正月の飾り付けです。しめ縄リースにはなんとモンステラなど南国の植物の葉をあしらっています。
白いヒトデに流木と海を連想させるアイテムを使っていて、とてもおしゃれですね。
爽やかな青系のハワイ風の絵と似合っていて、南の島で新年を迎えるような素敵な飾り付けです。
普段の生活に中にお正月のエッセンスを取り入れて
お正月でも仕事をしている人もいる世の中です。
「飾り付けどころではないわ」という方は、普段の生活の中に少しだけお正月のエッセンスを取り入れてみてはどうでしょう。
お正月の切り花の中でも松と南天は縁起物の代表です。
縁起の良い花を飾ると家庭に福を招き、良い新年を迎えることができると考えられてきました。いつもの花瓶に挿しておくだけでもお正月気分になれますよ。
お正月の飾り付け☆おしゃれなおせち料理
おせち料理はお重派?ワンプレート派?
おせち料理はお正月に食べるお祝いの料理です。お重におせち料理を入れるのは「福を重ねる」という意味があり、おめでたいこととされてきました。
三が日は主婦を休ませるという意味もあり、作り置きした料理を大家族で頂くスタイルでしたが、最近の核家族化によりワンプレートに盛り付ける派が主流になりつつあります。
それぞれの生活スタイルに合った方法でおせち料理を盛り付けましょう。
丸いお皿でワンプレートに彩りよく並べて
簡単でおしゃれなワンプレートの盛り付け例です。お正月のおせち料理の基本の祝い肴3種が「黒豆」「田作り」「数の子」です。
最近では「数の子」の代わりに「いくら」を用いることも。どちらも「子孫繁栄」の意味がある縁起物です。
「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」をバランスよく添えて。蒲鉾や栗きんとんは彩りに一役買ってくれます。野菜の飾り切りは型ぬきを使うと簡単ですよ。
長方形の和風トレーに盛り付けておしゃれに
こちらは和風のトレーを使った、おせち料理の盛り付けのアイデアです。最近では100円ショップでも、一人前にちょうどいい塗りのトレーが手に入ります。
黒豆や田作りなどをちょこっと盛り付けたい時には、豆皿を使うのがおすすめです。見た目も綺麗でおしゃれな盛り付けになりますよ。
おせち料理は神様への供え物なので、食材の意味を考えながら新年の五穀豊穣を祈って綺麗に飾りましょう。
大小の升を使ってお弁当箱のように
大小の升を使ったおせち料理の盛り付け例です。色鮮やかな手毬寿司が綺麗ですね。茹で卵を入れるなど自由な発想で、お弁当箱のような盛り付けです。
お正月にふさわしい升を使ったおしゃれな盛り付けで素敵です。おせち料理が苦手な子供さんにはこんなお弁当感覚で好きなものを入れてあげても。
入れ物や飾り付けでお正月気分を盛り上げましょう。家族でおいしいものを食べて新年を迎えたいですね。
この発想はなかった!カフェオレカップでお汁粉?
鏡開きで割ったお餅のお汁粉に、和食器ではなく洋食器のカフェオレカップを使うとは素敵な発想ですね。鏡餅はいつからいつまで飾るのか期間が決まっています。
地域にもよりますが、12月26日から28日の間に飾り、1月11日に下げてこの日が「鏡開き」になります。
鏡餅は神様に供えた「神餅」なので包丁を使わずに叩いて割り、小さく砕いた欠片まで残さず頂くのがお正月の習わしです。
お正月の飾り付け☆毎年使える小物を使って
さりげないお正月の飾り付けに
「いつものインテリアにお正月を匂わせるような小物を置いて楽しみたい」という方におすすめの飾り付けです。
「お正月は旅行や帰省をする」という方も多いですよね。留守をする家に飾り付けをするのは負担です。
お正月飾りは飾る時期や期間が決まっていて、処分をするのも大変です。
そんな時は毎年使えるようなちょっとした小物で、お正月の雰囲気だけ味わいながら楽しく新年を迎えましょう。
和食器を並べてお正月の飾り付け
和風の小物はお正月のイメージによく似合います。可愛らしい豆皿や箸置きなど、和食器をいくつか並べて置くだけでお正月の飾り付けになりますよ。
千両や南天など縁起も見栄えも良い枝と一緒に飾るのもおしゃれです。枝は造花でもいいですね。処分する必要もないので毎年飾って楽しめます。
飾る時期もこだわらず期間も自由で、好きな和食器を集める楽しみもできるおすすめのお正月の飾り付けです。
お正月の文字入りピックを挿すだけで
こちらはいつもの鉢植えに挿すだけでお正月の飾り付けになるピックです。
「賀正」の文字が白地に黒の英字が入っている鉢とよく合っていて、とてもおしゃれですね。
100円ショップでも凧や独楽、富士山やだるまなどお正月の飾り付けに使えそうな、色々なタイプのピックを売っています。
いつものインテリアに合わせて使えば可愛らしいお正月の飾り付けになりますね。飾る場所や時期も自由にできます。
だるまの置物で可愛いお正月の飾り付け
可愛らしい張り子のだるまの置物です。
だるまはその丸いフォルムが「起き上がりこぼし」に似ていることから、何度倒れても起き上がるという意味の「七転び八起き」を体現した縁起物として人気があります。
赤い色のだるまが多いのは、血の色である赤が「魔除けの色」とされているからです。
いつまで飾るか時期の決まりもなく場所も選ばないので、ひな祭り頃まで飾ってもいいでしょう。
縁起物の熊手の置物で福をかき集めて
お正月の縁起物として年末の時期に酉の市で売られている熊手。
元々は穀物をかき集める農耕具でしたが「福をかき集める」ものとしてお正月に飾り付けされるようになりました。
熊手は「良い運勢」「金運」「財運」を集めるとされ、商売繁盛の縁起物です。
熊手には「鷲掴む」という言葉の通り「鷲の爪」の意味もあり、高い場所から獲物を狙っています。熊手はなるべく高い場所に飾り付けましょう。
お正月の豆知識☆お飾りの意味と飾り付け期間
お正月の歴史と飾り付けの起源
お正月の起源は6世紀と言われていますが定かではありません。仏教伝来以降、「五穀を守る年神様を迎えその年の豊作を祈る」神事として変化したようです。
「明けましておめでとうございます」という言葉は年神様をお迎えする祝詞で、年末に大掃除をするのも神様をお迎えする準備でした。
門松や鏡餅を飾るようになった時期は、庶民が裕福になった江戸時代から。お正月には長い歴史があるんですね。
お正月の3つの飾り付け①依り代
お正月の代表的な飾り付けの1つ目は「依り代」です。
門松や松飾り、しめ縄がこれに当たり、新年に神様がくる時の目印です。神様が宿る場所なので「依り代」と言われます。
特に「常盤木」とも呼ばれる松は生命力に溢れた常緑樹で「神様が宿る木」です。門松を飾る時期は12月13日の「松迎え」から1月7日の「松の内」まで。
それを過ぎると「松過ぎ」と言うほどお正月と縁が深い木です。
お正月の3つの飾り付け②供え物
お正月の代表的な飾り付けの2つ目は「供え物」です。神様に供える物として「おせち料理」「鏡餅」がこれに当たります。食べ物ですがお正月飾りに入ります。
こちらの写真のように「迎春」などの文字を飾るとおしゃれですね。神様に捧げる宮中料理が起源とされ、食材全てに意味があります。
鏡餅は神様に供えるものなので三方という台に乗せ、橙、裏白、水引など縁起物を飾り付けるのが正式です。
お正月の飾り付け③予祝(よしゅく)
お正月の代表的な飾り付けの3つ目は「予祝」です。
文字の通り「あらかじめ祝う」という意味で新年の五穀豊穣の祈願を前祝するものです。破魔矢や羽子板、熊手などが予祝に当たります。
破魔矢は魔を打ち破る縁起物で、その年の鬼門の方向に向けてなるべく高い場所に飾り付けます。
繭玉、餅花などの飾り付けや床の間飾り、書初めなども予祝と言われ、全てお正月の飾り付けで飾る時期も同じです。
お正月の飾り付けはいつまで?外す時期は
お正月飾りはいつまで飾るものでしょう。一般的には1月7日まで飾り、取り外す家庭が多いです。
その時期は地域や考え方で変わりますので自分の家のやり方に従いましょう。お正月飾りは毎年新しいものを飾るのが基本です。
役目を終えたお飾りは神社に持って行くか「どんど焼き」などでお焚き上げをしてもらいます。時期も地域差がありますが小正月の1月15日に行われる場所が多いようです。
まとめ
お正月の飾り付けはより良い新年を迎える為に、昔から続けられてきた大切な日本の文化です。ぜひ未来の世代にも伝えていきたいですね。とはいえいつまで飾るかや外す時期など、決まりが多すぎて難しく思う方もいることでしょう。
今は色々な考え方があり、お正月をどう迎えるかもその家庭に合ったやり方でいいのではないでしょうか。この記事を参考にみなさんに合ったそれぞれの飾り付けで、素敵な新年を迎えられますように。
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