子供のおもちゃが邪魔でおしゃれな空間にならないと、お悩みの方もいるのではないでしょうか。子供は想像力が豊かなため、遊びを展開していくうちに、おもちゃを片付けないままたくさん出してしまいがち。
すると、あっという間に部屋がめちゃくちゃになってしまい、手が付けられなくなることがありますよね。ならばと、おもちゃを捨ててしまったり、雑多におもちゃ箱に収納してしまったりすることも…。
しかし、おもちゃが室内にあることを前提に、ちょっとした工夫でおしゃれな空間を作ることができるんです!今回は子供の成長発達を考慮に入れて、親も大満足な空間作りを保育士が紹介します。是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。
おもちゃを入れるスペースの工夫
おもちゃ箱の中身は同じ種類にする
大きなおもちゃ箱の中に全てのおもちゃを入れると、遊びたいおもちゃを見つけるのが大変で、全部出してしまうことも。
おもちゃを種類別に分けておけば、すぐに取り出せますよ。
レゴを色別に入れていて、とても綺麗ですね。一見大変そうな片付けですが、子供はレゴ遊びの後の別の遊びとして、楽しく色分けして収納してくれるでしょう。
100円ショップで売っているA5サイズの引き出しを車の収納に使うと、きれいに整列できます。
車が好きな子供には「車庫に入れてね」と声を掛けると、喜んで車を走らせながら片付けてくれますよ。
カゴに絵を貼って、おもちゃの定位置を決める
おもちゃが散らかってしまう原因は、子供の遊び方だけではありません。
どこに片付ければ良いのか、視覚的に分かりやすく示すことで、片付けがスムーズになります。
また、おもちゃを指定の位置に置くことはパズルを完成させるような気分になるため、子供は遊びの一部として片付けをしてくれますよ。
白黒のみの絵は、子供にとっては標識のようにはっきりと視覚で分かりやすく伝わりますよ。
お風呂のおもちゃはまとめて入れる
部屋だけでなく、お風呂も素敵な空間にしたいですよね。お風呂用のおもちゃは水を切る必要性もあるので、メッシュケースに入れておくと整理しやすいですよ。
お風呂の角に、吸盤の付いたカゴを設置しておもちゃを入れると、すっきりしますね。
1歳くらいの子供には、メッシュケースよりもカゴの方が入れやすいかもしれません。
子供のワークスペースを作る
部屋の一部に子供用のワークスペースを作ることで、インテリアとの一体感が生まれます。
子供が椅子に座って遊べるように机を用意し、その脇におもちゃを置く棚を用意すると、すっきりとした空間になりますね。
部屋の端にワークスペースを作ることが大切です。部屋の中央にあると、そこから遊ぶスペースが広がっていってしまうので、壁沿いに並べると良いですね。
部屋の隅にワークスペースがあると、更にすっきりとした空間になります。
床の上にカーペットを敷くことで自分の部屋ができたように感じるので、子供は喜んで遊んでくれますよ。
子供の発達を考え抜いたおしゃれなおもちゃ
木製のおもちゃは、子供にも大人にもメリットあり!
木製のおもちゃは自然物から作られているので、手触りが優しく、暖かみのある雰囲気があります。
木のぬくもりを感じながら遊んでいくことで、情操教育にも繋がりますよ。また、大人にとっても木のぬくもりや柔らかさは、見ていて心地よいものです。
木製なのでインテリアにも馴染みやすいのではないでしょうか。
ままごとセットでも木製のおもちゃがあります。木に塗装をかけてはいますが、手に取るとプラスチックにはないぬくもりが感じられますよ。
まな板に包丁、野菜…木製で作られていると、置いてあるだけでもおしゃれです。インテリアに溶け込みますね!
ヨーロッパのおもちゃメーカーの商品は、子供の発達を考えて作られているものが多くあります。
カラフルなプラスチック製のおもちゃは、子供が飛びつきやすく欲しがる傾向がありますが、遊びの展開が限られているので飽きやすいという特徴も。
木のおもちゃは子供の想像力を刺激してくれ、長く遊ぶことができますよ。
ヨーロッパ製のおもちゃは高価な商品が多いのですが、手先を使ったり、形を変えたりと遊びが広がるような工夫がされています。
そのため、子供の発達にはとても大きな役割を果たしてくれます。
また、木製でデザインも素敵なものが多いので、インテリアの一部になる商品が多くあります。
4輪車さえも木製だとおしゃれになって、インテリアの一部になっていますね。
おもちゃとインテリアの色合いが大切☆
色味を抑えたインテリアコーディネートを
白い壁紙の部屋には、白い棚を配置することで統一感が出ます。かごやおもちゃは淡い色で抑え気味にすると、優しい空間作りができますよ。
和室でも、色味次第でおしゃれ感がUP
和室だからおしゃれな空間にならないわけではありません。和室は、ふすまや柱などに木が使われています。
同じ色味の家具をおもちゃの棚として配置すれば、落ち着いた空間が出来上がりますよ。
原色を使ったインパクトのある室内
あえて原色を使うことで、木目のあるおもちゃが映えることも。
シックな色調の部屋にカラフルなおもちゃを少しだけ置いておくと、絵を飾ったような空間になりますね。
こちらは、黒板シートを壁に貼って、磁石をくっ付けられるように工夫した部屋。磁石はマグフォーマーという、色々な立体の形を作れるおもちゃです。
磁力のある棚にもマグフォーマーは付きます。ただ付いているだけでおしゃれなので、片付けいらずでもありますね。
おしゃれな空間作りには、子供を知ることが大切
大人中心の生活空間にしてしまうと、子供がおもちゃで楽しく遊ぶことができません。反対に子供中心にしてしまうと、おしゃれな空間が作れないことがありますね。大人も子供も素敵なインテリアの中で過ごすためには、ひと手間が必要です。
つまり、子供が楽しく片付けられることと、置きっぱなしでもインテリアを邪魔しないおもちゃがあることが大切なポイント。ご紹介した子供の発達の特徴を押さえて、おしゃれな空間作りを実践してみてください!
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