北米カナダで生活していて気付いたのですが、日本人は自宅に絵画や壁面用のアートをあまり飾らないような気がするのです。欧米のお部屋を拝見すると、壁があれば必ず一つ以上の絵画や壁飾りでデコレーションされています。
実際カナダで比較的リーズナブルなホームセンターに行っても、絵画や壁飾り用のアートの取り扱いはとても多いです。また、街を歩いていても絵画の専門店をよく見かけます。
おうちのインテリアを見てみたとき、「なんだか欧米のおしゃれな部屋と違う感じがする……」と感じている方は、壁のアートに力を入れてみてはいかがでしょうか。きっと、インテリアがグレードアップして感じられますよ。
インテリアコーディネートにアートを取り入れよう
インテリアコーディネートをするとき、床に置くものばかりに気をとられていませんか?例えば、どんな色のソファにしようとか、絨毯やラグはどんな柄がいいかなど。欧米圏の人は、それと同時に壁をどんな風にコーディネートするかも考えているようです。実際に、画像で壁のアートを見てみましょう。
こちらの画像では、壁にアートがはめ込まれています。
壁自体に絵の額縁のような彫刻が入っていて、下部は赤にペイントされています。上部の白い壁にはステンドグラスを思わせるような、緑の豊かなアートが施されています。
このくらい、海外では壁にアートがあるというのはデフォルトという認識で構いません。他のインテリア例も見てみましょう。
こちらの画像は、かなりシンプルなテイストの海外風リビングのインテリア例ですね。
余計なものはなく、色使いもシンプルでスッキリとして見えますが、壁に注目してください。見えている全ての壁にアートや飾りが施されていますよね。
左手階段下の機械類がはめ込まれている壁も、レンガ風のデコレーションによって機械が目立たず、むしろ部屋に統一感を与えているようです。
こちらは大きめのバスルーム。二つ備え付けられている鏡もアートが施されていますが、左手の壁にもご注目ください。
ドアのあちら側とこちら側の両方に壁飾りが飾られていますね。色合いと大きさが違うのでうるさくならず、むしろバスルーム全体が高級感に包まれています。
壁の下部とドアにも彫刻が入っていますが、床とシンクがとてもシンプルなので、バランスが取れて全体が広々として見えます。
キッチンにまで壁掛けや絵画を飾ることは、日本人の私たちにはあまり馴染みがないですよね。汚れが心配なら、高級な絵画でなくても大丈夫。
キッチンのインテリアの中に絵画を用いるという選択肢を持っておくと、インテリアの幅がぐっと広がりそうです。
配置のポイント
では、実際どのように壁を装飾したら美しくできるかを見てみましょう。
目立つ場所に大きな絵画を一つ飾る
リビングのソファの上のような、壁が広く目立つ場所に大きな絵画を一つ飾るという方法です。一番取り入れやすいアイデアかもしれませんね。
ただ、大きく存在感のある絵画は、それだけでかなり部屋全体の雰囲気を左右します。そのため、それなりのしっかりしたアートを購入することがおすすめです。
金額も大きくなるので、インテリアとの長い目で見たコンビネーションや、絵画を見る知識など必要になってきます。
焦らずに、とっておきのアートとの出会いにじっくりと時間をかけてみましょう。
同じ大きさのものを二つ並べて飾る
このようにセットにして、同じ大きさの絵やアートを揃えて飾るのもポピュラーな方法です。一つだけ集中して目立つことなく、より壁と一体化して見えます。
こちらもソファの上の壁に、二枚の同じ大きさのアートを飾っている例です。
素朴な雰囲気のインテリアの中にあえて二枚の対の絵を飾ることで、よりニュートラルな印象になっています。
こちらも、二枚同じ大きさで統一してあります。一枚だけよりも、二枚連続して飾ることで、やはり部屋への馴染みがよくなっていますね。
広さや開放感を意識したい場合は、このように二枚のアートを飾る方法が合いそうです。
こちらも二枚のアート例です。壁と一体化することによる開放感が、シンプルに一枚を飾るよりも感じられますね。
三枚以上をリズミカルに集める
それぞれをバラバラに飾るより、インテリとしてのまとまりを演出できますよ。三枚以上のアートを一つの場所に集めて飾る方法です。その場合は、あえて大きさや形にリズムをつけてまとめるのがおすすめ。
三枚以上を飾るという方法だと、一つの大きな絵画を手に入れるより気軽に購入でき、季節や気分に合わせて入れ替えることも楽しめますね。
三枚をまとめてインテリアしている例です。三枚という不均衡な数だからこそ、大人っぽいモノトーンの絵画も、よりアーティスティックに洗練されて見えますね。
大きさも形もそれぞれ異なる絵画ですが、まとめてうまく配置してあることによって、一つの統一されたインテリアに感じられます。
ゴールドと水色という部屋自体の統一色に、上品にうまく融合していますですね。
かなり多くの数をデコレーションしている例。絵の内容がバラエティに富んでいるだけでなく、アルファベットの壁飾りも一体となって飾られています。
小さいアートをリズミカルに、それでいてまとまった配置になっているので、バラつかずに一つのアートのように見えますよね。
ゴールドと黒と白で統一されているので、派手すぎずシックな装飾となっています。
こちらは子供部屋ですね。男の子の好きそうな、スーパーヒーローや恐竜でデコレーションされています。
子供の好きそうなワクワクするようなデコレーションにも関わらず、色合いを多く使わず、ごちゃごちゃしすぎないようにまとめられています。
絵画以外の壁飾り
絵画や写真以外にも、壁をデコレーションするユニークなアイテムがあります。
動物の頭
ヨーロッパのクラシカルスタイルのインテリアでよく目にしますよね。
クラシックでラグジュアリーなイメージにしたい方は、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
籠などの民芸品・立体感のある芸術品
こちらは、民芸品の籠のような飾りを取り入れたインテリアです。絵画と同様に、大きさの異なるものをリズミカルに綺麗に配置していますね。
比較的軽くて壁に取り付けられそうなものなら、このように色々なものを飾るのも素敵なアイデアですね。
大きなお花のような立体感のあるタペストリー
ベッドのヘッドボードの上に、白いお花のような大きいアートが飾られています。
立体感のあるこちらの飾りは、ユニークかつモダンな印象をお部屋に与えてくれます。
ライトで天井や壁を演出
最近はLEDを使用したおしゃれな照明機器も多く出回っていますね。写真のように、細かい光がまるで夜空の星々のように映し出されるものもあります。
こういった照明機器を利用して、天井や壁をおしゃれに見せるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。もし自宅を見回して、一つでも殺風景な壁があったら、インテリアをグレードアップできるチャンスかもしれません。ぜひお部屋に、壁を飾るアイデアを取り入れてみてください。
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