アンティーク風ペイントでリメイク
錆びや朽ちといった、経年変化の味わいが魅力の「ブロカント雑貨」。長年使い込まれてきた無骨な鉄製ツールは、ディスプレイ雑貨として人気のアイテムです。
経年の月日が培ったその風貌は、一朝一夕では完成することのない重厚な重みを感じさせます。
・・・が、実はこちらのツールたち、わずか数分で作り上げた「フェイク・ブロカント雑貨」なんです!
元の状態がこちら。全て100均アイテムです。今回は、安価で購入できる100円グッズを、本物そっくりのブロカント雑貨に変貌させる「アンティークペイントテクニック」をご紹介します。
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ペイントの決め手はこの塗料!
アイアン・スチール特有の質感を、誰でも塗るだけで表現できるという魔法の塗料がこちら。「アイアンペイント」という塗料です。
このアイアンペイントは、塗るだけで表面がザラザラとした鉄や金属のような質感に仕上がるのが特徴で、乾燥後は耐水性になる水性塗料です。
カラーラインナップは全6色。刷毛や筆に適量の塗料をとり、軽くトントンと叩くように塗るのがポイントです。では早速この「アイアンペイント」を使って、ブロカント雑貨を作ってみましょう!
100均の工具をインダストリツールに変身させてみよう!
材料として使うのがこちら。「Cクランプ」という工具です。これに「アイアンペイント」を使って実際にペイントし、どこまで古びた金属感や経年の質感が出せるのか検証してみようと思います。
アイアンペイントを塗ってみる
「アイアンブラック」と「アンティークシルバー」というカラーを使い、少量ずつスポンジでポンポンと叩くように塗料をのせます。たったこれだけで、ざらついたオールドスチールの質感を表現できました。
さらにアンティークな風合いをプラス
アイアンペイントと同じメーカー(ターナー色彩)から出ている「ラストメディウム」という塗料。こちらは「錆」を表現することができる塗料で、こちらも塗るだけで錆独特の質感と風合いを得ることができます。このラストメディウムを、スポンジで所々ポンポンとのせていくとご覧の通り。さらに古びたスチールの風貌を得ることができました。
あっという間に経年感たっぷりのブロカント雑貨が完成!
わずか数分、ペイントしただけでここまでアンティークなブロカント雑貨に生まれ変わりました。クランプのハンドルだけホワイトで塗り上げたのもポイント。一部分だけ色味の異なる「差し色」を加えると、よりインテリアライクな装いになります。切ることも組むことも不要。アイアンペイントを「塗るだけ」で、誰でも簡単にここまでリアルなアンティーク雑貨を作ることができます。
いろんなものにアイアンペイントを塗ってみよう!
アイアンペイントはごく一般的な「水性塗料」ですので、木部や紙、塩ビパイプといったものにも直接塗ることができます。まず最初に塗ってみたのは「紙皿」。
パーティーやピクニックなどでよく使う「使い捨ての紙皿」も、アイアンペイントで仕上げれば高価なスチールディッシュのよう。これだけで十分インテリア雑貨としてレイアウトできる出来映えです。
ポテトチップスの空き箱や、紙コップだってこの通り。触らない限りこれが「紙」でできているとは思えないほど、リアルなオールドスチールの質感が得られます。
解体した牛乳パックを並べて作ったペンケースも、まるで古びたブリキのように仕上がりました。アイアンペイント+ラストメディウムのコンビさえあれば、だれでも簡単に「塗るだけアンティーク雑貨」が作れます。
まとめ
いかがでしたか?今回は、塗るだけでリアルな鉄や金属の質感を表現することができる「アイアンペイント」と、リアルな錆を表現することができる「ラストメディウム」を使ったアンティーク風ペイントテクニックをご紹介してみました。この2つの塗料があれば、どんなものでも簡単にオールドスチールの質感をリアルに表現することができます。アンティーク雑貨作りに大活躍間違いなしのこちらの塗料。みなさんも是非使ってみて下さい!
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