冷蔵庫の置き場がないレイアウトとは?
冷蔵庫の置き場がないレイアウトは、2パターンに分けられます。1つはワンルーム(1R)や1Kの狭い賃貸アパートで、そもそも部屋が狭いから「冷蔵庫専用の置き場がない」パターン。
もう1つは1部屋+ダイニングキッチンの1DK賃貸で、「冷蔵庫の最適な置き場が少ない」パターン。狭いワンルームより余裕があっても、冷蔵庫の配置次第では部屋が使いにくくて困ることがあるのです。では、具体的な解決方法を見てみましょう。
冷蔵庫の置き場がない1Rのレイアウト
台所に馴染む小型冷蔵庫の横並びレイアウト
冷蔵庫の置き場がない狭いワンルームでは、冷蔵庫のサイズ・デザインを工夫しましょう。
実例のようにキッチンと同じ色・同じ高さのシンプルな小型冷蔵庫を横並びにレイアウトすると、冷蔵庫がキッチンに馴染んで◎。統一感が生まれ、賃貸のワンルームがスッキリと美しくなります。
収まりもよく、奥の玄関から手前のリビングにかけての通路確保もバッチリ。冷蔵庫の置き場がない狭い賃貸のスッキリ化に成功したレイアウトです。
冷蔵庫のデザインを楽しむ横並びレイアウト
冷蔵庫の置き場がない賃貸の狭いワンルームではキッチンが丸見えになり、レイアウトによっては生活感たっぷりになってしまうことも。解決方法は、おしゃれなデザインの冷蔵庫を選ぶこと。
実例の一人暮らしのワンルームには奥にキッチンスペースがあり、取っ手付きのシンプルでレトロな冷蔵庫をキッチンと横並びでレイアウトしています。リビングから見ても違和感がなく、冷蔵庫の置き場がない賃貸のインテリアを上手に工夫していますね。
台所に合う黒い冷蔵庫を横並びでレイアウト
ワンルームでは、リビングからキッチンがどう見えるかも大切。冷蔵庫の置き場がない狭い賃貸でも、冷蔵庫とキッチンの色が調和すると、狭い空間がスッキリして見えます。
例えばこの一人暮らしのワンルームでは、黒いキッチンに合う黒の冷蔵庫を横並びでレイアウト。統一感が生まれ、冷蔵庫の置き場がない空間が調和して見えますね。キッチンの前にはパーテーションになる壁面収納もあり、部分的に隠して生活感を軽減しています。
台所とリビングの隙間に冷蔵庫をレイアウト
こちらは、冷蔵庫専用の置き場がない一人暮らしの賃貸ワンルーム。どこに冷蔵庫があるのかおわかりでしょうか?
答えは画像の下の方の中央付近。左のキッチンと右のリビング収納の隙間にスリムな冷蔵庫がレイアウトされています。左右に少しだけ放熱スペースを確保し、ぴったりサイズに収めた配置です。
このようなレイアウトのコツは、冷蔵庫と置き場の寸法をきっちりと測ること。見栄えがよくなり、キッチンに一体感が生まれます。
便利なワークトライアングル風レイアウト
ワークトライアングルとは、シンク・コンロ・冷蔵庫を結んだ作業動線のこと。3辺の合計が約3.6〜6mになる三角形レイアウトにすると、作業効率がよくなると言われています。
画像の左下にある賃貸のキッチンを見てみましょう。シンクとコンロが横並びのレイアウトで、その斜め向かいに冷蔵庫が配置されています。冷蔵庫の置き場がない空間をうまく活用し、ワークトライアングルのようにして家事を効率化できるレイアウトです。
冷蔵庫で1Rをゾーニングするレイアウト
十分なスペースがない狭い賃貸で冷蔵庫の置き場に困る理由は、冷蔵庫が家電の中でも大きいから。それなら、その大きさを逆手にとってゾーニングに活用しましょう。
実例は手前がキッチン、奥がリビングの一人暮らしのワンルーム。キッチンとリビングの境目に冷蔵庫をレイアウトすることで、生活空間を上手に仕切っています。
無印良品で購入できるようなデザインがおしゃれな冷蔵庫をレイアウトし、インテリアとしての違和感がないのもポイント。
冷蔵庫と収納棚でL字型にするレイアウト
実例は奥にリビング兼寝室、手前にキッチンと玄関がある正方形レイアウトの一人暮らしの賃貸ワンルーム。本来は冷蔵庫の置き場がない難しい間取りですが、背の高い2つの収納棚と冷蔵庫をL字になるようにレイアウトすることで、生活空間を仕切っています。
このレイアウトは、手前の玄関から奥の寝室が見えにくいのもメリット。狭いワンルームには玄関と居室を仕切る扉がないので来客時に困りますが、これなら安心ですね。
冷蔵庫の置き場が少ない1DKのレイアウト
冷蔵庫とダイニングセットが平行のレイアウト
1DKは狭い1Rと比べると冷蔵庫の置き場を決めやすいですが、ダイニングセットや収納棚を設置すると冷蔵庫の置き場が少ないことも。解決策は、空間をどう使いたいのかも含めて冷蔵庫の置き場を決めること。
例えばこの1DKでは、右奥が洋服収納、左がキッチンと冷蔵庫の置き場で、それと平行になるようにダイニングセットを配置。食事の準備や片づけがしやすく、通路があることで奥の収納にもアクセスしやすくなっています。
冷蔵庫とダイニングセットの横並びレイアウト
冷蔵庫のちょうどよい置き場が少ない1DKでは、ダイニングセットの置き場も大切。冷蔵庫同様にスペースをとるので、余裕がない狭いDKでは配置の工夫が必要です。
例として紹介したいのが、この一人暮らしの賃貸1DK。右にキッチン、左に和室があり、DKではダイニングセットと冷蔵庫を横並びにして壁寄せしています。これにより、DKの手前に有効活用できる空間が登場。実例ではワークスペースにしているとか。
横が靴箱でも違和感がない冷蔵庫のレイアウト
1DKのダイニングキッチンには玄関があるので、靴箱の置き場と冷蔵庫の置き場の位置関係が難しいところ。狭いキッチンの横に靴があると調和せず、気になってしまうこともありますよね。
それを解決したのがこちらの賃貸1DK。靴箱・冷蔵庫・キッチンが横並びですが、高さを揃えて収まりよくしています。また、冷蔵庫を木目調にすることで、横の木製靴箱にマッチ。まとまりを意識した違和感のないレイアウトに仕上がっています。
冷蔵庫の上をDIYで収納にするレイアウト
キッチン横に収納棚と冷蔵庫を両方置けると便利ですが、空間に余裕がないとどちらか一方になります。特に1DKでもキッチンが狭い間取りだと、鍋などの調理器具の置き場に困るもの。
それをDIYで解決したのがこちらの賃貸1DK。突っ張り棒タイプのDIYパーツで柱を立ててオープンラックを作り、冷蔵庫の上の使われていないデッドスペースを上手に活用しています。
鍋の置き場が見せる収納にもなっており、見た目もおしゃれ。
台所とダイニングをゾーニングするレイアウト
キッチンと冷蔵庫を横並びにすると見栄えがよいですが、狭いDKだとキッチンの左右が壁で冷蔵庫の置き場がないことも。
そこでこの賃貸1DKでは、奥のキッチンと手前のダイニングスペースの間を冷蔵庫の置き場にしています。冷蔵庫が各スペースをゾーニングし、役割を区別できるのがメリット。
また、ワークトライアングルのようにもなっており、シンク・コンロ・冷蔵庫を効率よく使えます。狭い空間でも無駄がないレイアウトです。
冷蔵庫が壁のくぼみにフィットするレイアウト
キッチンの壁にくぼみがあり、冷蔵庫とキッチン設備を横並びにできない物件もあります。
そんなときは、画像の賃貸1DKのようにくぼみにフィットさせるようにレイアウトするのもおすすめです。収まりがよいと、狭いキッチンが美しく見えます。
このときのポイントは、くぼみからはみ出しすぎない冷蔵庫を選ぶこと。
ただし、冷蔵庫と壁の間に隙間がないと放熱されないので、放熱スペースも考えてちょうどよいサイズを選びましょう。
冷蔵庫の横に鏡を並べて広く見せるレイアウト
料理が趣味だと一人暮らしでもちょっと大きな冷蔵庫が欲しくなりますが、狭い1DKの場合は圧迫感が出ることも。
冷蔵庫を置く場所はあっても、レイアウトが難しくなりますよね。
そんなときにおすすめなのが、冷蔵庫の近くに背の高い鏡をレイアウトするアイデア。
鏡の視覚的な効果で奥行きがあるように見えるので、実際よりも空間が広く見えて圧迫感が軽減されます。冷蔵庫ではなく、お部屋が映るようにするとよいですよ。
冷蔵庫の置き場がないレイアウトの注意点
まず、冷蔵庫の扉を無理なく開閉できる置き場を見つけましょう。通路を確保し、家具や壁にぶつからないようにします。また、壁にぴったりとくっつけるのではなく、放熱のための隙間も設けておきましょう。
それから冷蔵庫の上にレンジなどをレイアウトできるのは、予め置いてもOKとなっている耐熱仕様の製品です。それ以外の冷蔵庫の上に物を置くと、放熱しにくくなります。また、物を置く場合は耐荷重のチェックもお忘れなく。
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