【プロ監修】失敗しない冷蔵庫の位置とは?便利なキッチンレイアウトを解説!

キッチンのレイアウトで悩みの種になりがちなのが、冷蔵庫の位置。 本記事では、冷蔵庫配置のコツをインテリアのプロが徹底解説します! キッチンのサイズやタイプ別のおすすめレイアウトを把握して、冷蔵庫配置にありがちな失敗を防ぎましょう。

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【プロ監修】失敗しない冷蔵庫の位置とは?便利なキッチンレイアウトを解説!
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folk編集部

ライター

30代後半~40代前半の女性をターゲットとした大人女性向けライフスタイルメディアを運用中。「肩肘張らない、気軽に出来るオシャレ。」をコンセプトに、リーズナブルなアイテムを上手く活用する情報を発信しています。

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家具コンシェルジュ1級

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監修者

家具コンシェルジュとして家具選びのお手伝いをしたり、さまざまな媒体でインテリアに関するコラムを執筆したりしています。住まう人が「自分の家がどこよりも心地よい場所!」と胸を張って言えるように、収納の考え方やアイテム選びのヒントをお届け中。

キッチン内で冷蔵庫を配置するコツをプロが徹底解説

キッチンのレイアウトで悩みの種になりがちなのが、冷蔵庫の位置。
本記事では、冷蔵庫配置のコツをインテリアのプロが徹底解説します!
キッチンのサイズやタイプ別のおすすめレイアウトを把握して、冷蔵庫配置にありがちな失敗を防ぎましょう。

プロ解説!キッチンに冷蔵庫を配置するコツ

Q. キッチンに冷蔵庫を置くときのコツは?

A. 3つのポイントを抑えましょう

  1. アクセスしやすい動線
  2. キッチンでの収まり具合
  3. 扉の開閉のしやすさ
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調理台やダイニングから近い動線だと便利になりますし、キッチンに馴染むように収まっていると統一感のあるインテリアが実現できます。

そして扉の開く向きに注意して冷蔵庫を選び、開閉するときに邪魔にならないように配置しましょう。


Q. キッチンに冷蔵庫を置くときに最もおすすめな位置は?

A. 入り口に近い位置

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キッチンの入り口にできるだけ近い位置がおすすめです。

冷蔵庫は料理のときだけでなく、買ってきた食材を収納したり飲み物を取りに行ったりするときにも利用するためです。


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奥まった場所よりもすぐに扉を開閉できる場所にあるほうが、家族みんなが使いやすい便利な動線になるでしょう。


プロ解説!キッチンを冷蔵庫に配置する際の注意点

Q. 冷蔵庫を置く際に気をつけるべきことは?

A. 冷蔵庫の扉がどちらに開くかチェック

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冷蔵庫の扉の開き方に注意し、スムーズに開閉できるようにしましょう。

例えば右開きの扉は左に壁があるレイアウト、左開きの扉は右に壁があるレイアウトのほうが便利です。

フレンチドア(観音開きの扉)は間取りを選びませんが、扉の両側に壁があるとドアが開きにくくなる場合がありますので、あらかじめ扉が開いたときの出幅を確認しておきましょう。


Q. キッチンの冷蔵庫レイアウトで、よくある失敗は?

A. 容量だけで選ぶのはNG

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「たっぷり収納できるから」と奥行きを考えずに大きな容量の冷蔵庫を選ぶと、失敗することがあります。

確かにたくさん入ると買い物の後に便利ですが、冷蔵庫が大きく出っ張っていると圧迫感が出て見栄えが悪くなってしまうのです。


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また通路が狭くなったり冷蔵庫の扉や引き出しを開閉しにくくなったりして不便になるので、容量だけでなく奥行きも意識して配置しましょう。


注意点①冷蔵庫とシンクとレンジの配置関係

冷蔵庫とシンクとレンジの配置関係

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使い勝手がグッと良くなる配置は、冷蔵庫とレンジ、シンクがトライアングルになるときです。

3点間のそれぞれの距離を、冷蔵庫とレンジは1.2~3m弱、シンクと冷蔵庫は1.2~2mを少し超えた程度、レンジとシンクは1.2~2m弱にセッティングするのが理想的。

この距離感に収まれば、調理のときに移動が苦になりません。作業効率がアップするのでおすすめです。

キッチンが広々としていれば、使いやすいというわけではないようです。また狭すぎても同様で注意が必要ですね。


\POINT/狭いキッチンで冷蔵庫を配置するコツ

料理の際の実際の動きをイメージしながら、動線を考えて配置することです。

通路を妨げず、冷蔵庫の扉をスムーズに開ける位置に配置しましょう。

また配置次第では冷蔵庫の壁の有効活用も可能で、マグネットグッズや有孔ボードなどを使うと壁面収納も作れます。


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冷蔵庫の壁面収納は、狭い空間に収納スペースを増やせる便利な方法です。


 

注意点②冷蔵庫の配置は移動順序から考える

冷蔵庫の配置は移動順序から考える

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調理をする場合、冷蔵庫から食品を取り出しシンクで洗い調理台でカット。

そしてレンジで加熱してカップボードから食器を取り出し配膳台でリビングに配膳する、というのが流れですよね。

冷蔵庫、レンジ、シンク、この3つのそれぞれの配置は、一連の動きに逆らわないようにすると使い勝手が良くなります。

右利きの方は冷蔵庫、シンク、調理台、レンジが右回りになるように配置するといいですよ。左利きの方はこれを逆にするのがおすすめです。


 

注意点③冷蔵庫の配置とキッチンに立つ人数

冷蔵庫の配置とキッチンに立つ人数

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キッチンで冷蔵庫は一日に何度、開閉するかわかりません。調理中にリビングからお子様がおやつや飲み物を取りに来ることがありますよね。

料理の最中でも注意がいらないように、通路に十分な幅を持たせておきたいところ。

2人で利用することを考えると1.2m程度の幅があると使い勝手が良くなります。

ちなみに1人なら0.9m程度がおすすめ。基本的には、キッチンの入り口近くに配置するといいですよ。


 

キッチンタイプ別!冷蔵庫のおすすめ配置15選

冷蔵庫の配置《I型キッチン》

冷蔵庫の配置とI型キッチン①

冷蔵庫の配置とI型キッチン①

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写真で見ると冷蔵庫は一番奥に配置されています。冷蔵庫をあまり出しゃばらないようにしたいときにおすすめ。

鍋やせいろなどはガス台の下に、上にはお玉や菜箸があり使い勝手が良さそうですね。それに相対する形で配膳できる場所があるようです。

すぐそばにはダイニングがあり、ホカホカの作りたてのお料理がいただけます。効率の良い作りになっていておすすめです。


 

冷蔵庫の配置とI型キッチン②

冷蔵庫の配置とI型キッチン②

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Ⅼの字型の対面式のカウンターテーブルが取り付けられた小粋なダイニングキッチンです。よく見るとキッチン部分が壁にぺったりと接しているI型ですね。

冷蔵庫は出入り口からすぐ入ったところに配置されています。この場所ならキッチンの前を通ることなく飲み物を取れるので、調理中でも邪魔にならずおすすめです。

冷蔵庫のある左から右へと、作業の流れに逆らわずに配置してあるので、動線に添っていて使い勝手も良くなっています。


 

冷蔵庫の配置とI型キッチン③

冷蔵庫の配置とI型キッチン③

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I型は狭いキッチンの場合でも配置しやすいのでおすすめです。壁面を利用して調味料やよく使う食器が置かれていて良い使い勝手になっています。

棚がセッティングされて冷蔵庫の上方には食材がストックされていますね。省スペースになるので、この収納はおすすめです。

コンパクトに収まっているため、横に移動するだけですべての作業をこなすことができますね。


 

冷蔵庫の配置《Ⅱ型キッチン》

冷蔵庫の配置とⅡ型キッチン①

冷蔵庫の配置とⅡ型キッチン①

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ダイニング側にシンクがありますね。それに相対する形でガス台が壁に接して置かれています。漢字の二の字ように調理スペースが2つに分かれているのがⅡ型です。

分かりずらいですが、左端にちらっと見えるのが冷蔵庫でしょう。

冷蔵庫、シンク、ガスレンジを点と考えて結ぶとキレイな三角形になっていて、使い勝手の良さがうかがえます。

すべてがステンレスの板で覆われていますね。熱い鍋でも置くところを選ばずおすすめです。


 

冷蔵庫の配置とⅡ型キッチン②

冷蔵庫の配置とⅡ型キッチン②

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キッチンに対して丁度いい大きさの冷蔵庫が置いてあります。大きすぎても小さすぎても、全体としてちぐはぐな印象になるので注意しましょう。

こちらも三角形の配置で、程よい距離感があっておすすめです。水回りとレンジが別々なので収納がたっぷり取れて使い勝手もグッド。

この例では大丈夫ですが、シンクの真後ろにレンジがあるとフライパンなどの取っ手にぶつかることも。振り返って作業することが多くなるので注意しましょう。


 

冷蔵庫の配置とⅡ型キッチン③

冷蔵庫の配置とⅡ型キッチン③

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こちらも2型のキッチンです。横移動が少なく効率の良い動線を確保できて、おすすめです。

右側に入り口がありますが、入るとパントリーになっていて冷蔵庫は目隠しされて収まっています。

そのためとてもすっきりとして使い勝手もよさそう。場所を必要とするため、計画は新築する際にすると良いですよ。

調理台に置くものを減らして、生活感を出したくないときにいいですね。


 

 

冷蔵庫の配置《ペニンシュラキッチン》

冷蔵庫の配置とペニンシュラキッチン①

冷蔵庫の配置とペニンシュラキッチン①

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ペニンシュラキッチンは対面式で、かつ左右どちらかの壁に接した形式です。Ⅱ型との違いは、シンクとレンジが一体となっているところです。

こちらではクリアな椅子が一つあり、カウンターテーブルとして簡易的に利用できますね。この位置の冷蔵庫なら言うことなしの使い勝手です。

吊り戸棚やキッチンの下、向かいの作業台の下は収納になっています。カップボードいらずの大きな収納でおすすめです。

配膳する場所が十分に確保できていて効率が良さそうですね。


 

 

冷蔵庫の配置とペニンシュラキッチン②

冷蔵庫の配置とペニンシュラキッチン②

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家族を見渡せることが対面式キッチンのメリットです。ダイニングテーブルがピタッと接していてカウンターとしての機能も果たします。

正面に見える引き戸の中には食器類が収まり、カップボードの役目を果たしていると思われます。

シンクからもレンジからもすぐそばにあり使いやすいので、この位置にするのはグッド。

冷蔵庫は出入り口からすぐ入ったところにあり、調理する人と動線が被らない配置ですね。


 

冷蔵庫の配置とペニンシュラキッチン③

冷蔵庫の配置とペニンシュラキッチン③

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後方には大容量の収納がセッティングされていますね。カップボードがなくても食器類がすべて片付くのでおすすめです。

こちらの場合では、レンジの後ろに冷蔵庫を配置していますが、通路の幅が十分にとられているので、振り返っても危なくないですね。

対面式キッチンにカウンターテーブルがぴったりとくっついています。出来立てのお料理をここでいただくこともできますね。


 

冷蔵庫の配置《アイランドキッチン》

冷蔵庫の配置とアイランドキッチン①

冷蔵庫の配置とアイランドキッチン①

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一体となったシンクとレンジが、壁と接していない形式をアイランドキッチンといいます。家族皆が取り囲んで調理ができますね。

ホームパーティーが多いご家庭におすすめな形態です。カップボードが2つ並び、そのすぐ右隣に冷蔵庫が並んで配置されていますね。

左から開ける扉ですが、右側に干渉するものがないので使い勝手も抜群です。

もし右から開ける冷蔵庫だった場合、隣のカップボードから物を取りだしにくくなります。扉の開きがどちらなのかは重要な注意事項です。


 

冷蔵庫の配置とアイランドキッチン②

冷蔵庫の配置とアイランドキッチン②

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奥がダイニングのアイランド型のキッチンです。冷蔵庫はダイニングテーブルと向かい合って配置されていますね。

調理の流れに添ったセッティングで、これなら使い勝手がいいはず。たくさんの収納があるので、カップボードの代用として多くの食器類が整理できますね。

この形式は、ごちゃごちゃしていると悪目立ちしますが、こちらはすっきりと片付いています。清潔感を感じる白でまとめられていておすすめです。


 

冷蔵庫の配置とアイランドキッチン③

冷蔵庫の配置とアイランドキッチン③

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対面式のカウンターキッチンは、料理している作業がダイレクトに見られてしまいます。そのため散らかった印象になることも。

こちらでは見えないように少し目隠しがされています。多少ごちゃついても気にならず、おすすめですよ。冷蔵庫の配置が入り口近くで使い勝手がいいですね。

扉は中央付近から左右に開くタイプですが、問題なく開くことができそうです。ⅬDKのお部屋が広く感じられるレイアウトですね。


 

冷蔵庫の配置《その他》

①冷蔵庫の配置とⅬ型キッチン

冷蔵庫の配置とⅬ型キッチン

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Ⅼ字型はI型の次に採用が多いタイプ。

調理するガスレンジ、食材をカットしたり配膳したりする作業台、食材や食器を洗うシンク、冷蔵庫をなぞると配置がアルファベットのⅬの字のようになっています。

またきれいな三角形を描いているので使い勝手もアップ。おすすめの形態です。この形式を選ぶならⅬDKの間取りの場合、最低でも16畳は欲しいところ。

I型と比較すると必要な面積は大きくなります。作業スペースが他の形態より多くとれているため、作業効率は高くなっています。


 

②冷蔵庫をはめ込んで配置

冷蔵庫をはめ込んで配置

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冷蔵庫の奥行きはカップボードに比べても深いですよね。こちらでは通路が凸凹にならないように、冷蔵庫用の位置を少しバックさせてスムーズな移動を可能にしています。

見た目も使い勝手もすっきりとしました。新築やリフォームをお考えの方に、おすすめのテクニックです。

両開きタイプですが、両サイドに余裕があるので開き具合も抜群です。清潔感が感じられる白をメインカラーにしていて、かわいらしいキッチンです。


 

③冷蔵庫をキッチンと垂直に配置

冷蔵庫をキッチンと垂直に配置

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冷蔵庫をキッチンに対して垂直な関係になるように配置しています。

分かりずらいですが、キッチンは左右どちらの壁からも一体化していないアイランド型で、冷蔵庫まで含めるとアルファベットのⅬの形に捉えられます。

シンクの背後に冷蔵庫を置くと通路が狭くなってしまうときにおすすめの配置です。

冷蔵庫の扉も開けやすそうですね。作業スペースも確保されていて使い勝手もよくなっています。


 

キッチン内の冷蔵庫レイアウトは便利さ重視

冷蔵庫の配置を中心に、キッチンレイアウトの例を挙げてきました。作業効率を考えた配置にすると、自宅キッチンの便利さが大幅にアップします。

またレイアウト次第で、家族が家事に参加したくなるようなスペースにも。

お部屋がどんな間取りでも、食事の支度の効率がよくなるピッタリした形を見つけたいですね。

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