家の中で一番長い時間を過ごす場所は、リビングではないでしょうか。
落ち着くリビングの作り方を知って、おうち時間を充実したものにしたいですよね。
そこで今回は、ご家族のライフスタイルに寄り添うリノベーションの専門家・SHUKEN Re(シューケンアールイー)が、落ち着くリビングを作るための近道を紹介します。
など、リビングのレイアウトを考える際に活用できる法則や実例をたくさん紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
■落ち着くリビングの作り方
まずは4つの視点から、落ち着くリビングの作り方を紹介します。
・間取り:心安らぐリビングの配置
リノベーションや新築で間取りを考案中の方は、ぜひ以下の点を意識しながらリビングの配置を考えてみてください。
・水回りとの距離:水回りは人が出入りする&音が出るため、リビングとはある程度の距離をとるのがおすすめ
・ドアからの距離:家族が多いほど頻繁にドアの開閉が行われるため、ドアとの距離や位置に注意
・道路からの音や視線:道路に面したリビングは音や視線が気になるため、窓の位置等に注意が必要
・収納の確保:ある程度スッキリと整理された空間は落ち着くので、収納は必須
・大人、子供のスペース:大人と子供は過ごし方が違うため、できれば子供用のスペースも確保
また必須ではないのですが、開放感をプラスすると、落ち着いた空間づくりがしやすくなります。
リビングに十分な面積を取れない場合は「空間を縦にのばす」という方法もあるので、参考にしてください。
・吹き抜けをつくる
・スキップフロアをつくって床を下げる
・色:リビングでホッとしたい人が採用すべき色
色にはそれぞれ個性があります。
リビングをホッとできる場所にしたい場合は、「気持ちが落ち着く」という印象を受ける色を選ぶのがおすすめですよ。
- ピンク:優しく平和な印象
- オレンジ:開放感を感じる
- 青:鎮静効果があり、緊張がほぐれる印象
- 緑:健康的で穏やかな印象
- 白:清潔感があり、気持ちの切り替えをしたいときにもおすすめ
など
また色の組み合わせは、おしゃれなリビングづくりのキーポイントでもあります。
誰でもおしゃれな空間づくりができる配色比率を紹介するので、ぜひチェックしてください。
【配色比率】
ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー:70%:25%:5%
例)
- ベースカラー 75%:壁やフローリングのように面積の大きな色があるので自然と決まる
- メインカラー 25%:好きな色にする
- アクセントカラー 5%:ベースカラーかメインカラーの反対色(「緑の反対色は赤」等)にする
・レイアウト:家具のおさまりが良いレイアウト
「この部屋、何となく落ち着かない…」と感じることはないでしょうか。落ち着かない部屋になる理由としてよくあるのが、「不自然なレイアウト」です。
・狭いリビングに家具を詰め込み、通路が無い
・広いリビングに家具を置いたが、閑散とした雰囲気 など
ライフスタイルに合うレイアウトをするのが大切なのですが、迷ったときは、デザインの黄金比「1:1.16…」を参考にしてみてください。
この黄金比はパルテノン神殿、ミロのヴィーナスなどにも当てはまっていて、古くから美しいものの比率として知られています。
インテリアレイアウトなどで多様されるのが以下の図形(縦・横の比率が「1:1.16…」の長方形を組み合わせた図形)で、図形の中にある螺旋を「黄金螺旋」と言います。
リビングのサイズや形に合わせて「1:1.16…」(例:縦100cm:横160cm 等)をイメージしながら空間をゾーニング(ゾーン別に分ける:ソファーゾーン、本棚ゾーンなど)し、インテリアをレイアウトしていくのがおすすめです。
その際に、何となく黄金螺旋周辺に家具を置くイメージでレイアウトをしていくと、空間を存分に使って落ち着く部屋作りができます。
例)
螺旋が大きな弧を描いている場所には大きな家具(ダイニングテーブル等)を置き、家具の周辺に余白(何も置かない空間)をつくる。
↓
螺旋が小さな弧を描いている場所は、家具をある程度密集させる(ソファーのそばに間接照明を置く等)。
↓
黄金螺旋に沿って主な家具をレイアウトすると、TVのような家電の位置も決めやすくなる。
・安心して過ごせる室内環境づくり
室内環境を意識するのも、落ち着くリビング作りのための大切なポイントです。
- 室温:一般的に夏は25℃~28℃、冬は17℃~22℃が快適と言われていますが、体感温度は人それぞれです
- 湿度:一般的には40%〜60%と言われています
- 採光:照明と自然光のバランスを考えながら、窓から自然光が入る角度等を考える必要があります
4つの視点(間取り、色、レイアウト、室内環境)から、落ち着くリビングの作り方を紹介しました。
それぞれのポイントを組み合わせれば、どんな面積、かたちのリビングでも落ち着く空間づくりができます。ぜひ参考にしてください。
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次に狭いリビング、広いリビングのレイアウト実例も見ていきましょう。
■狭い&広いリビングの落ち着くレイアウト実例
SHUKEN Reがリノベーションを手掛けた中から、落ち着くレイアウトを実現している実例を紹介します。
画像下のリンクをクリックすると、家全体の間取り等もチェックできます。気になるお部屋があったら、ぜひクリックしてみてください。
・狭いリビングのレイアウト実例
まずは、狭いリビングのレイアウト実例を紹介します。こちらのリビングは広いとは言えないものの、開放感がありますね。
背が低い&足元に空間がある家具を選んだことで、モノが空間を圧迫しないレイアウトが完成しています。
事例を見る:Case110「コスト×満足フルリノベ」
事例を見る:Case108「Collage House」
こちらは温かみのあるブラウンをベースカラーにした配色から、安心感を感じるリビングです。
事例を見る:Case20「効果抜群!丸い廊下でアクセスフリー!」
こちらは、6畳の空間をリビングにした実例です。
窓の位置や高さに合わせて家具を選び、おこもり感のある空間となっています。
事例を見る:Case58「ぐるり一周」
左右対称を意識したレイアウトは整然とした印象を受けるため、落ち着きます。
【関連コラム】⇒10畳のリビングダイニング実例|マンションの正方形、縦長などおしゃれなレイアウト
・広いリビングのレイアウト実例
事例を見る:Case129「シャープ&シックに」
次に、広いリビングのレイアウト実例です。こちらはリビングとキッチンが対面になっているレイアウトです。
リビングとキッチンに適度な距離がありますが、家族がスムーズにコミュニケーションを取れるイメージです。
事例を見る:Case121「「温」を感じる家」
次に、出入り口からまっすぐに伸びる通路を境にして、リビングとダイニングをしっかりと分けたレイアウトです。
リビングは水回りに背を向けたレイアウト、ダイニングは水回りと対面のレイアウトとなっています。
事例を見る:Case115「ほっこり古民家リノベ」
こちらのリビングは、大人の空間とお子様の空間を完全に仕切れるレイアウトです。
お子様用のスペースは、成長に合わせて遊び場からスタディスペースへの変化も可能ですね。
事例を見る:Case112「じぶん価値の家」
こちらはソファーやダイニングテーブルといった長時間過ごす場所を窓から離し、自然光を感じながらも落ち着いて過ごせるレイアウトとなっています。
こちらは縦にのびる空間を意識した、直線的なレイアウトです。
事例を見る:Case95「2つのロフトがある家」
こちらはソファーやダイニングテーブルといった長時間過ごす場所を窓から離し、自然光を感じながらも落ち着いて過ごせるレイアウトとなっています。
事例を見る:Case66「ピアノと絵画とHOゲージ」
ホテルのような空間作りを目指すなら、こちらのように重厚感のある家具を選ぶのがおすすめです。
暖かな色の間接照明から、大人の余裕も感じますね。
【関連コラム】⇒縦長リビング×壁付けキッチンのおしゃれ間取り|東京のリノベ事例
■まとめ
落ち着く部屋を作る方法から実例までを紹介してきました。
今お住まいのご自宅を最適な状態にしたい場合は、ぜひ配色比率や黄金比を意識しながら室内環境を整えてください。
広さ、かたちは関係ありません。
デザインの法則の活用は、おしゃれで落ち着くリビングづくりをするための近道になります♪
一方でリノベーションでゼロから落ち着く空間づくりをするなら、ぜひ空間全体のデザインまで相談できる、SHUKEN Reにご相談ください。
依頼業者を選ぶときは、技術力はもちろん、デザイン面まで丁寧に組み立てる実力があるかどうかを見極めるのが大切です。
SHUKEN Reは住宅設計、施工、メンテナンスなどの専門家である秀建グループにおいて、デザイン性の高いリノベーションに特化した会社です。
家づくりが大好きなスタッフが施主様と一緒に、ご家族が安心して暮らせるおしゃれな住宅を創りあげます。
紹介しきれなかったリノベーション事例がたくさんありますので、SHUKEN Reの実績をチェックしたい方は、ぜひ以下の【WORKS一覧】をご覧ください。
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