レトロな団地を愛して暮らす。古道具のよく似合う、3DKインテリア
3DKのレトロな団地風マンション。襖を取り外してみたら、思いがけず良い空間に生まれ変わりました。古道具屋さんで購入した家具を上手に組み合わせて素敵に暮らすお部屋を拝見します。
text : Miha Tamura / photo : @shosworks
襖を取り払って、開放的な空間に
ライター・編集者のおおのしょうこさんが娘さんと二人で暮らしているのは、古い団地風マンションの一室、57㎡ほどの広さの3DKです。
こちらに引越してきてから12年ほどと、長く住んでいらっしゃるお部屋。今年の春、思いきって襖を全て取り払ってみたら、思った以上に良い空間に生まれ変わったのだそう。
「最初は家具を揃えたり楽しんでいたけど、だんだん忙しくなってきて何もできなくなってしまって。放置状態で、すごく散らかっていました。今年の春に時間ができて、暮らしを見直そうと全部襖を取り去ったんですが、すごく広々と空間が使えるようになって。古道具も映える空間になってすごくよかったな、と思っています」
襖を取り払ったことで、風通しも、日当たりも良くなった空間。お気に入りのヴィンテージ家具を置いたり、
布を吊るしたりして、ゆるく仕切って使っていらっしゃいます。
襖が外されたことで、どのお部屋にもよく光が入るように。
こちらはおおのさんの寝室。余計なものはおかず、シンプルに。
押し入れの襖も取り外して、布で目隠し。
中はこんなふうに、とても整頓して使われています。
古さを上手に活かす
おおのさんのお部屋で印象的なのは、ちょっとレトロな団地風のお部屋に、古道具屋さんの家具がとてもうまく馴染んでいること。
畳の寝室には、把手が可愛いヴィンテージの小箪笥。
「もともと古道具が好きなこともあるのですが、古い建物だから、古い家具が似合うかなと思って選んでいます。和室も、前は絨毯を敷いて隠していたけど、あえて畳を見せるようにしています」
こちらのチェアは、20年以上前にダイニングテーブルと一緒に購入したものだそう。
ペイントし直すことで、カントリー風からシックな印象に生まれ変わりました。
特に気に入っているのは、最近作られたワークスペース。机は呉服屋さんで裁断などの作業に使われていたもの。
この机に合うものを探してネットオークションで探したチェア、高さも雰囲気も、ぴったりですね。
家具だけでなく、ランプや、ちょっと飾ってあるお花なども良く雰囲気が合っていて素敵です。
「暮らしを見直すタイミングで、かなり断捨離しました。見直しする前は、なんでもいいか、と買うことも多かったけど、自分の好きな空間になってからは、部屋に置くものは、本当に好きなもの、空間に合うものを選ぶようにしています。欲しいと思ったものは、一旦、リスト化しておいて考える時間をとり、衝動買いしないようにしていますね」
学校の椅子や小さなスツールなど、ちょっとした場所に置かれている椅子もいい雰囲気。
「以前は、建物が古いからとあまり大事にしていなかったなと。古くても、一生懸命掃除したり、古さを活かす方向に持っていくと、心地よく暮らせると気づきました。《古い団地を愛して暮らす》が、私のテーマです」と、おおのさん。
思いきって襖を取り外してみたら、見違えてみえたお部屋。古い部分も大切に、上手に古道具を組み合わせて使いこなしていらっしゃいました。
和室のある、古いお部屋でこんなふうな暮らし方をしてみるのも素敵だなと、憧れを感じます。
おおのしょうこさんの Instagram アカウントはこちら
https://www.instagram.com/shosworks/
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