フリッツ・ハンセンはデンマークで1872年に、家具職人Fritz Hansenが職人ライセンスを取得したことに始まり、現在まで数多くのコレクションを発表している北欧の家具ブランドです。その世界は、「大人びた北欧」とも言うべき、落ち着いた、しかしながら豊かな色彩と素材、飽きのこない確かなフォルムデザインです。今回は、そんな世界からおすすめの椅子を紹介してみたいと思います。
日本発の直営店が5月にOPEN☆
フリッツ・ハンセン日本発の直営店が、青山にOPENしました。お店は1階と地下の2フロアで、ゆったりとフリッツ・ハンセンの世界に浸ることができます。お近くに行く機会があたっとき、是非訪れてみてください。
ANT CHAIR (1952)
ANT=アリンコチェアという可愛らしい日本名称をもつフリッツ・ハンセンのアイコンです。キュッとくびれた部分から広がる「頭部」がなんとも完璧なラインを描いています。カラフルな印象を持つ方が多いかもしれませんが、カラードアッシュ(染色)タイプも12色揃っています。
SEVEN CHAIR 3107 (1955)
誰しも一度は見たことがあるのではないでしょうか!というくらい有名なヤコブセンデザインのチェアです。1955当初は木目が表現されていましたが、今はカラーや、ファブリックや布を貼ったフロントパディング仕様など、さまざまに選べるようになっています。
DROP CHAIR (1958)
1950年代のフリッツ・ハンセンはアルネ・ヤコブセンの時代。このDROPもヤコブセンのデザインです。ぼってりとしたシートが、身体を包み込んでくれるような、温かみのあるデザインは2014年に新作として再登場しています。
PK 22 (1956)
PKと銘打たれた幾つかの家具は、すべてデザイナーPoul Kjærholm(ポール・ケアホルム)の手によるものです。ミニマルに見えますが、フレームの随所に細かいデザインがなされており、座っても見ていても心地いいラウンジチェア。
リビングで使う
ソファの厚みと、PK22の薄さの対比が面白いですね♪和室にもよく似合いそう。¥410,000~と、一般ユーザーには目が飛び出る値段なのが悩ましいです。
PKシリーズのもう一つの素材
PKシリーズは、シートをラタンにもできるのが特徴。涼しげなインテリアの演出も、サラッとした座り心地も両方手に入っちゃいます。
PK24 (1965)
シェーズロング(寝椅子)バージョンがPK24です。ユニークなのは、ヘッドレストの部分。金物のウェイトが裏側に垂れており、好きな位置に調節できるんです。
もうひとつの有名なシェーズロングと比較
こちらは1929年にシャルロット・ぺリアンがによるシェーズロング。座面はともかく、足元のフレームの違いが大きいですね!デザインに対する思想の違いを感じるのも楽しいです。
PK20 (1968)
PK20はスチールフレームの「しなり」が効いたラウンジチェア。挙動は違いますが、ロッキングチェアのような感覚でゆらゆらできます。
おわりに:アイコンでも楽しむFritz Hansen
「欲しいけどいいお値段はするし、購入はまだちょっと先かな…」そんなときは、フリッツ・ハンセンのファニチャーをグラフィックにして楽しみましょう♪アイコンを見ながら、名前当てクイズをするのも一興ですよ♪
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