サステナブルな暮らしの道具!機能性と美しさを兼ね備えた日本の竹かご

「サステナブル」という言葉を耳にしたことがありますか?地球環境に配慮した企業の姿勢が問われている昨今、再生可能な暮らしの道具に注目が集まっています。今回は、身近な素材である竹を使ったかごをご紹介していきましょう!

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サステナブルな暮らしの道具!機能性と美しさを兼ね備えた日本の竹かご
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Sayang

ライター

イギリス人の夫と息子二人の四人家族です。動物好きで、犬と猫も飼っています。趣味は読書。インテリアやファッション、アートや文学など美しいものに心惹かれます。

再生可能な暮らしの道具

「サステナブル」という言葉を耳にしたことがありますか?地球環境に配慮した企業の姿勢が問われている昨今、再生可能な暮らしの道具に注目が集まっています。

日本では、昔から自然の素材を使った、さまざまな暮らしの道具が作られてきました。今回は、身近な素材である竹を使ったかごをご紹介していきましょう。

昔ながらの技法で作られた竹かごも、現代のライフスタイルやインテリアに合わせて使える暮らしの道具です。

丸型のかご

根曲竹の「椀かご」

まず初めにご紹介するのは、楕円形の「椀かご」です。「椀かご」とは、食器を洗った後に入れておく水切りかごのことです。

こちらのかごは、六ツ目編みと呼ばれるシンプルな編み模様に、ひごを1本とした目つぶし編みになっています。

縁の部分にもひごが巻かれ、底上げされたデザインになっています。

素材は、根曲竹。長く使いたくなる暮らしの道具です。


 

 

根曲竹の「りんごかご」

青森県のりんご農家さんでは、りんごの収穫時に地元産の根曲竹を使った「りんごかご」を使用してきました。

シンプルで美しい六ツ目編は丈夫さも特徴ですが、底面では薄くそいだ竹をタテヨコ斜めに配して、強度をアップさせているそうです。

お買い物かごとしてはもちろん、りんごや根菜を入れる収納かごとして、キッチンに置いても絵になります。

持ち手つきのかごなので、お掃除道具を入れて持ち運んでも良いでしょう。


 

白竹の「ランドリーバスケット」

「ランドリーバスケット」と名付けられたこちらの竹かごは、九州の佐賀県で作られているそうです。

目が細かく丈夫な六ツ目編みで、六角形を繋げたような模様になっています。

直径38センチの「大」と直径30センチの「小」の2サイズ展開です。

玄関先に置いてスリッパ入れに、子ども部屋のおもちゃ入れに、リビングで読みかけの雑誌や新聞入れにと、ランドリーバスケット以外の用途でも活躍してくれます。


 

篠竹の「目かご」

こちらは、「篠竹」と呼ばれる細くて柔らかい竹を素材にしているかごです。

上でご紹介したランドリーバスケットと同様に、六ツ目編みで作られています。

もとは、こうした目かごで小豆を洗ったので「小豆洗い」とも呼ばれるそうです。

洗いかごとしてだけでなく、急須と湯飲みをセットにした、お茶道具入れとしても活躍してくれます。

器同士がぶつからないように、手ぬぐいなどを挟むと良いでしょう。


 

篠竹の「七成篭(しちなりかご)」

新潟県佐渡島で「七成篭(しちなりかご)」と呼ばれているこちらのかごは、七通りの使い方があるという意味だそうです。

本体部分は、篠竹でふっくらとしたフォルムに編み、縁の部分はメグロ竹で矢筈巻(やはずまき)という三つ編みのような編み方です。

野菜かごや玉子入れ、キッチンや洗面所などでの収納と、まさに七通り以上の活躍を見せてくれる頼もしいアイテムといえるでしょう。


 

四角形の竹かご

白竹の「カトラリートレイ」

続いてご紹介するのは、「カトラリートレイ」です。

サイズは、25センチ×9.5センチ×6センチで、4人分のカトラリーが収納できます。

きっちり編まれた白竹の長方形かごは、清潔感があります。人数分のカトラリーをセットして、そのままテーブルへ。

カトラリーだけでなく、ステーショナリートレイにしたり、梱包用品入れにしたりと多目的に使えそうです。


 

白竹の「菱目小物入れ」

こちらは、豆皿やお箸置きなどの収納にも使える「竹かご」です。

かごごとテーブルに運んで、お客様に好きな豆皿を選んでもらっても良いでしょう。

さっぱりとした色合いの白竹を素材にしたかごは、菱目(ひしめ)と呼ばれるシンプルな編み方をしています。

薄い竹材が斜めに編まれているので通気性も良く、乾物やコーヒー、お茶などの収納にもおすすめです。


 

鈴竹の「弁当かご」

竹のお弁当箱は、通気性が良いことや抗菌作用があることなどから、昔から人気があります。

こちらは、鈴竹という、しなやかで光沢のある竹を素材に、「網代編み」と呼ばれる編み方で作られている「弁当かご」です。

鈴竹は「篠竹」とも呼ばれています。きっちりと編まれた模様は、ヘリンボーン模様のような雰囲気です。

お弁当箱としてはもちろん、フタ付きなので、裁縫箱やおやつ入れとしても使えます。


 

篠竹の「はさみかご」

こちらは、篠竹で作られた「はさみかご」です。岩手県山中で採れた篠竹を素材に、手仕事で丁寧に編まれています。

こちらの「はさみかご」は、本体とフタそれぞれを単体で使う事も可能です。

埃よけやパッケージの目隠しをしたい場合はフタを付けて、引き出し内の仕切りなどにはそれぞれ単体で並べて使ってみましょう。

布巾やサニタリー用品、缶詰などの収納におすすめです。


 

篠竹の「市場かご」

築地や豊洲のような大きな市場に、プロの料理人の方が買い出しに行く際、篠竹で作られた手提げかごを持っていくそうです。

そのため付いた名前は「市場かご」。頑丈で、重いものや水気のあるものを入れてもOKな万能かごです。

持ち手にはビニールが巻かれているので、手が痛くなることもありません。

お買い物かごとしてはもちろん、ピクニックやキャンプ用品を入れたり、掃除道具の収納に使っても良いでしょう。


 

竹かごの機能性と美しさを楽しもう

根曲竹や篠竹(鈴竹)、白竹(真竹)といったさまざまな種類の丈を使って作られたかごを、丸型と四角型に分けてご紹介しました。

どの竹かごも、機能性と美しさを兼ね備えた暮らしの道具です。再生可能な自然素材を使った職人さんの手仕事は、地球環境に配慮するサステナブルな考え方に重なります。

美しい竹かごを、暮らしの道具に加えてみませんか。

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