200㎡の空間とテラス
中学生、小学生の3人のお子さまがいる、Mさんご夫妻。数年前に東急田園都市線・二子玉川駅周辺に位置する分譲マンションを購入し、暮らしていましたが、お子さまたちの成長とともに手狭に感じるようになり、200平米を超える広さがある「瀬田ファースト」への住み替えを決めました。
個室の使い方やアレンジは自由自在。広さがあるから暮らし方のアイデアが広がる。
——Mさんのお宅は、メゾネットタイプでフロアが2層に分かれ、延床面積が235平米強あります。マンションとしてはとても面積が広いですね。
【ご主人】子どもが3人いて、一番上が中学生です。将来的にそれぞれに個室が必要になるかもしれないと思っていて、広めの家を探していました。以前は、95平米くらいのマンションに住んでいたのですが、子どもたちの成長とともに、手狭に感じるようになり、住み替えを考えるようになったのです。
——Mさんがご購入された瀬田ファーストは、販売時にモデルルームが2タイプ提案され、それをベースにリノベーションを進められました。Mさんは個室を重視した標準タイプを選ばれたのですよね?
【ご主人】標準タイプの間取りは、1階がLDKで、2階には個室が3つありました。2階は浴室が2カ所にあったのですが、1カ所に減らし、書斎とクローゼットに変更しました。浴室は1つで十分でしたから、合理的に考えて使える部屋を増やしました。
——2階の3つの個室はどのように使っていますか?
【ご主人】17畳の一番広い部屋が主寝室。7.5畳の2部屋が長男の部屋と、次男と長女の部屋です。書斎は主に私が使っていますが、もう一つ子ども室が必要になったら、書斎は一時的に寝室の一角に移して、子どもに明け渡そうと思っています。それも、寝室が17畳あるから考えられることですね。
——書斎も含めれば個室が4つありますから、いろいろな使い方を考えることができますよね。
【ご主人】実はもう一つアイデアがあって、子どもたちには個室ではなくて、勉強する部屋、遊ぶ部屋、寝る部屋など、それぞれ目的別に空間を共有してもらってもいいかなとも考えています。一人ずつ個室を与えてしまうと、こもりがちになりますから。どのように使っていくか、今後、子どもの状況を見ながら、考えていきたいと思っています。
——この物件はメゾネットタイプで、フロアが2層に分かれていることも大きな特徴ですが、暮らしてみていかがですか?
【ご主人】私はずっと子どもの頃からマンション暮らしで、階段のある家に住んだことがなかったんです。だからメゾネットにはとても惹かれました。一番のメリットは、2階のプライベートな空間と1階のパブリックな空間を、きっちり分けられることだと思います。
お客さまが来たときにも、1階のLDKは自由に行き来していただけますし、プライベートな空間を見せてしまう心配もありません。さすがにうっかり2階に上がる人はいないですから(笑)
テラスに向かって外の景色を眺めながら、料理やパソコンができるキッチン。
——1階は広い吹き抜けの玄関ホールがあって、リビング、ダイニング、キッチンは間仕切りのないワンルーム状の空間です。標準タイプの間取りから変更したところはありますか?
【奥さま】標準タイプの間取りでは、キッチンとダイニングの間に壁があったのですが、それは取り払ってもらい、新しくアイランド型のカウンターをつくってもらいました。
私はほとんどの時間をキッチンで過ごしますから、テラスに向かって外の景色を眺めながら、開放的な気分で料理がしたいと思ったのです。料理だけではなく、パソコンをするときもこのカウンターを使います。キッチンは私の部屋のようなものですね。
——ダイニングの1面、リビングの2面が広々としたテラスに面していて、とても開放的な造りですね。テラスはどのように使っていますか?
【奥さま】テラスからはサクラの木も見えるので、春は花見が楽しめます。家族や友人を招いてバーベキュー、鍋、鉄板焼きなど、いろいろな集まりに使っています。季節が良いときは、日常的にテラスでお茶を飲んだり、朝食を食べたりもします。
次男はよくリフティングの練習をしていますし、長女は一輪車で遊んでいます。広さがあるので、子どもたちの遊び場にもなっていますね。それから犬が運動をするスペースとしても活用しています。
【ご主人】高台に建っているので抜けがあり、遠くまで景色が見える部分もあるのですが、周囲に樹木が多いので、こもった感じもしますね。プライバシーが守られているので、落ち着きます。
さえぎるものがないと、景色は素晴らしいと思いますが、周囲からも室内が見えてしまいますから、どうしてもカーテンを閉めたくなってしまうと思うんです。この家は周囲の樹木のおかげで、周囲からの目線が気にならないので、開放感や外部空間を思う存分楽しんでいます。
明るい空間をつくるために白を基調とし、素材の変化でコントラストを付ける。
——仕上げの素材などで、こだわったところはありますか?
【奥さま】標準タイプをベースに、シンプルに仕上げていますが、外部空間の緑が映えるように白を基調にすることにこだわりました。キッチンのボディは白の鏡面塗装に、天板はクォーツが主成分の人工大理石にしてもらいました。
以前住んでいた家のキッチンがダークな色合いで、空間が暗い印象になってしまっていたので、とくにキッチンは明るくしたいと思っていたのです。
——リビングの壁の一面はテクスチャーのあるタイルですね。こちらも同じ白ですが、表情が随分違って、アクセントになっていると思います。
【ご主人】壁にはギリシャ産のストーンタイルが張られています。テレビボードもキッチンと同じ素材で、新しく造作しました。
壁も家具も全部白だと、明るすぎるのではないかと思いましたが、石や木などいろいろな素材がミックスされているので、コントラストがあって面白いと思います。
【奥さま】もう一つ、差し色としてグリーンをテーマカラーにしています。小物や雑貨は、グリーンのものを意識してセレクトしました。あと、ガラスのものも取り入れています。緑、白、ガラスが好きなので、それらの要素を組み合わせて空間をつくりたいと思ったのです。
【ご主人】そこに観葉植物なども取り入れています。香りも好きで、お香やアロマデュフューザーなどもインテリアの一つとして楽しんでいます。
壁には光の加減で美しい陰影をもたらす、ギリシャ産のストーンタイルを使用
——リビングではどのように過ごされていますか?
【ご主人】ソファに座ってテレビを観たり、読書をしたり、外の景色を眺めたりしていることが多いです。観葉植物の世話などをしているときもありますね。
——今後、手を加えたいと考えている場所などはありますか?
【ご主人】リビングもかなり広くて空間に余裕があるので、一角に小さな書斎をつくるというのも一つのアイデアだと思っています。
飾り棚をつくって空間を切り分け、リビング側には雑貨や小物など、インテリアとして楽しめるものをディスプレイして、書斎側には本などを置くというのはどうかと考えています。
リビングを彩るアクセントにもなるし、収納も確保できて一石二鳥。暮らしていると、いろいろアイデアが浮かんでくるので楽しいですね。
■利用サービス:R100 TOKYO、リノベーション済みマンション
間取り、プラン
- 専有面積: 235.58㎡
- 間取り: 3LDK+ワークスペース
- 既存建物竣工年: 1992年
- リノベーション竣工年: 2013年
メゾネットタイプで2層に分かれている。1階は吹き抜けの広い玄関ホールからワンルーム状のLDKにつながる。LDKはL字型になっており、ダイニングの1面、リビングの2面がテラスに面する開放的な空間。キッチンにはテラスに面したアイランド型のカウンターがある。2階は水まわり、17畳の主寝室、7.5畳の子ども室が2部屋、書斎がある。
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