恋人同士でいる期間は幸せで楽しいものです。うまくいっていると思っていても、どちらかが「好きだけど別れたい」と突然言い出してきたらどうでしょう。幸せ絶頂にいたあなたは晴天の霹靂のことで驚くことでしょう。
しかも、ただ「別れたい」ではなく、「好きだけど」なんて意味不明です。まだ相手のことが「好き」だけど「別れる」という心理が生まれるのはなぜなのでしょうか。
好きだけど別れる理由とは
気持ちが冷めてたり、喧嘩してしまったら別れる理由として一理ありますが、好きだけど別れるという相反した心理が生まれてしまう理由は、「相手のため」、それとも「自分のため」なのでしょうか。好きだけど別れるには一体どんな理由があるのか解説していきます。
①仕事の都合などで遠距離恋愛になってしまった
どちらかが仕事の都合で転勤になってしまった場合や、なんらかの都合で遠距離恋愛になってしまったら、今まで近くに住んでいたときのように気軽に会うことができなくなってしまいます。
やはり会えない期間が続くと辛く寂しいものですし、離れていると不安もあります。その辛さや不安に耐えきれなくなって、好きだけど別れる決断をしてしまうときがあります。
②価値観の不一致
最初のうちはラブラブな感情だけでも十分成り立つ恋愛ですが、付き合っていくうちに価値観の不一致に気付いてしまうときがあります。価値観の不一致とは、友達との関係性や異性への接し方、デートの仕方や頻度、金銭感覚などです。
特にお金に関する感覚のズレは、受け入れなきゃと思っても、受け入れがたい部分もあります。その葛藤に苦しくなってしまい、好きだけど別れるという選択を選ぶ心理に陥ってしまいます。
③浮気性に耐えきれない
相手が何回か浮気して、そのたびに好きだから許してきたけど、でもそのうちに耐えきれなくなってしまい、それが原因となって好きだけど別れるという結果になってしまうこともあります。
いくら大好きでも度重なる浮気では我慢の限界もきます。浮気性の彼氏を持つ女性に多い理由ともいえます。
④束縛されるのに疲れた
相手の束縛が重荷になりすぎて別れを選んでしまうという理由もあります。
束縛とは相手のことが好きゆえに起こしてしまう行為ですが、「LINEの返事はすぐに返すこと」とか、「常にどこにいるかを報告する」とか、「異性の友達はすべて削除する」などきつすぎる束縛をされると、された方は精神的にも追い詰められて疲れてしまい、好きだけど別れるという結果になってしまうのです。
⑤結婚できる見通しがない
長く付き合っていると、次は「結婚」というステージがやってきます。大体のカップルはタイミングを見て結婚しているのに、自分の相手は結婚する意思が見られない場合があります。
結婚願望のある女性に多い理由ですが、なかなかプロポーズしてくれない男性に痺れを切らし、好きだけど別れるという結果になってしまうのです。女性には出産があります。子供を持ちたいと願う女性の苦渋の決断ともいえるでしょう。
⑥親に反対されてしまったから
親は誰にとっても身近で重要な存在です。親の助けがあって今日まで成長することができ、感謝しなければならない相手です。その親が別れをアドバイスしたり、結婚の反対してきたら、気持ちは好きだけど別れる選択しかないという追い詰められた心理になります。
大切に育ててもらってきたからこそ、親の意見を無碍にすることは難しいでしょう。
⑦自分が好きすぎて、相手との温度差に耐えきれない
自分は大好きで大好きで仕方ないのに、相手はまぁまぁ好き…というような好きの温度差がある場合も、その温度差に耐え切れず、好きだけど別れる選択をしてしまう場合があります。
自分が有り余る愛情表現をしているのに、相手からはまったく反応がなければコミュニケーションもうまく取れず、たとえ付き合っているとしても寂しさを感じてしまうからです。
⑧夢や仕事に打ち込みたい
将来留学したい、海外で働きたい、など将来に対して強い夢を持っている人は、たとえ相手のことが好きでも恋愛が足かせとなってしまうので、好きだけど別れる選択をしてしまいます。
⑨交際するのに疲れた
付き合う前や、付き合いたてはドキドキして会うたびの緊張も楽しめるものですが、それがずっと続くと精神的に疲れてしまいます。
相手に嫌われないようにLINEが来たらすぐ返事するようにしたり、毎回楽しめるデートプランを考えたり、新しい店を探したり、喜んでもらえるようにプレゼントを渡したり。
好きでいてもらうためにあれこれ尽くし疲れてしまい、好きだけど別れる選択をするケースです。
⑩ほかにもっと好きな人ができた
今の相手に不満はないけど、もっと素敵な異性を好きになってしまった場合、二股で交際するわけにもいかず、好きだけど別れる理由となります。
こういったケースはのちほどまた解説しますが、新しい相手をうまくいかず破局してしまった場合に、不満なく好きだけど別れた相手を思い出し、未練が残ってしまいます。
好きだけど別れると言う男女の心理・本音
好きだけど別れる理由について解説してきましたが、別れたいと思うときの男性と女性の心理には違いがあります。一体どんな心理と本音が隠されているのか解説していきます。
①女性の心理と本音
1)理想の結婚生活のため
一緒にいて楽しいし恋人としては十分だけど、結婚相手として見たときに将来が不安と考え、好きだけど別れるを選ぶという本音があります。
結婚相手として不十分というのは、例えば収入が低い、もしくは不安定、転勤が多い、彼氏の親が過干渉、親と同居が絶対条件、などです。
こういった自分の理想の結婚生活と合わない面があると、自分の理想の結婚のために好きだけど別れるという決断をするのです。将来設計がしっかりしている女性に多い心理です。
2)彼氏に結婚願望がない
彼氏に結婚願望がない場合も、好きだけど別れるという心理になってしまいます。結婚を視野に入れている女性にとって、結婚願望のない男性とズルズルと付き合うことは耐えがたいことでしょう。
そしてある程度の年齢で出産したいという本音もあります。出産にはタイムリミットがありますので見切りをつけるのも理解できます。結婚願望が強い、子供が欲しいと願う女性に多い心理です。
3)浮気が辛い
彼氏のことが大好きだと、1、2回の浮気でもそのたびに彼氏が謝り、許してしまう女性もいます。浮気する=モテる指針ともなりますので、そんな男性の本命の女性という立場であれば、優越感があったり「最後は必ず自分のところに帰ってくる」という自負もあります。
でも、いくら大好きな彼氏でも浮気が度々となると辛いものです。離れている時間があると「今、誰かと会っているかもしれない」「仕事で忙しいなんて嘘かもしれない」と考えてしまい、一人の時間も辛くなってしまいます。
そういった彼氏に振り回されることに疲れたという本音です。男性に尽くしてしまう女性に多い心理です。
4)自己肯定が低い
相手に非がなく交際は順調にいってるのに、「こんな自分といて相手は幸せなの?」と不安になってしまう女性がいます。彼氏から愛情表現があっても「愛されている」という自信に繋がらず、自己肯定力が低い女性に多く見られるタイプです。
こういったネガティブ思考の女性は、彼氏とちょっとした喧嘩をしても「愛されていない」「自分と別れたがっている」という思考回路となってしまい、相手が別れたがっていると思い込み、好きだけど別れるという決断を生んでしまうのです。
5)他の男性に言い寄られている
彼氏のことは大好きだけど、実はもっと素敵で魅力的な男性から言い寄られて、結果彼氏のことは好きだけど別れるというケースもあります。素敵な男性と付き合いたいという女性の本音ですね。モテる女性や恋多き女性に多い心理です。
6)体の相性が悪い
一緒にいて楽しくて価値観も同じ、気持ちの面で相手になにも不満もないけれど、体の相性だけが合わないという場合も、好きだけど別れる心理となってしまいます。
そんな理由で…と思われがちですが、特に女性にとって生活の質を格上げさせるためにも体の相性は重要です。だからといって男性に「体の相性が悪いから…」と本音はさすがに恥ずかしくて言えないので、好きだけど別れるという結果になってしまいます。
自分の非に身に覚えがなく、「好きだけど別れる」と女性側から言い出してきたときは、体の相性が悪い場合もあるかもしれません。
②男性の心理と本音
1)彼女に依存されて疲れた
毎日何回もLINEを送ってきたり、既読にならないとすぐに電話が来たり、休みの日は必ず一緒に過ごしたりと、何もかも依存してくる彼女を持つと、男性が疲れてしまうことがあります。
あまりにも依存されると、自分のコミュニティがなくなってしまい息苦しくなってしまうからです。彼女からの依存に疲れて、好きだけど別れるという心理になるでしょう。
2)社会的な地位が上がって自分に自信がついた
男性は年齢とともにキャリアを積んで、社会的地位が上がっていく傾向があります。社会的地位が上がっていくと経済的にも余裕ができたり、自分に自信がついていきます。
自分に自信が持てるようになると、もっと自分に合ったいい女性がいるのではないかと考えるようにもなるでしょう。
そのため、今の彼女は嫌いではないけど、もっといい女性を手に入れたいという本音のために、好きだけど別れるという結果になってしまいます。自信過剰で上昇志向のある男性に多い心理です。
3)「結婚アピール」に疲れた
結婚願望が強い彼女と付き合っていると、ある程度付き合えば次は「結婚アピール」をしてきます。いくら彼女が結婚願望が強くても、男性の方に結婚する意思がなければ成立しません。
いくら彼女のことが好きでも、会うたびに結婚について聞かれたり、アピールされると正直ウザイと思ってしまうのが本音でしょう。こういった状態が続くと好きだけど別れるというケースになってしまいます。結婚願望が明らかに違う男女の心理の結果とも言えます。
4)将来の家庭の理想像の食い違い
恋人の期間であれば我慢できることでも、結婚となると価値観や将来像が食い違うと大変な問題となります。例えば、子供が何人ほしいとか、将来は共働きしてほしい、専業主婦になってほしい、実家の稼業をついてほしい、など様々な事情があります。
将来像を共有できないと結婚できませんので、好きだけど別れるという結果になってしまうのです。
好きだけど別れて後悔するパターン
好きだけど別れる時は、何か別れないといけない事情が発生して別れますので、相手を嫌いになったわけではありません。つまり未練が残り後悔してしまうのです。それではどんな別れ方をしてしまうと後悔するパターンとなるのでしょうか。
①転勤などの外的要因が理由で別れた場合
転勤などの外的要因によって好きだけど仕方なく別れる場合は、どうしてもいい思い出しか残らないので未練が残ります。
楽しかった思い出は美化されてしまうので、ますます未練が残るでしょう。遠距離恋愛だからって諦めなければよかったと後悔する人が多いようです。
②親の反対にあって別れた場合
親や周囲の反対にあって好きだけど別れることになってしまった人は、特に後悔が残るようです。親や周囲が反対して、その時は精神的にも疲れてしまって、周囲がそういうならもう別れた方がいいかも、と思い詰めてしまっても、時間がたつとやっぱり相手に対する思いが募ってしまいます。
冷静になって別れを告げられた相手の気持ちを考えたら、胸が張り裂けるくらい痛くなるのではないでしょうか。周囲の意見よりも、自分たちにとっての幸せは何なのか、を考える必要もありますね。
③自分は好きだけど相手に振られてしまった場合
自分は好きで好きでたまらないけど、相手に振られてしまった場合も、好きだけど別れることになってしまい未練が残ります。相手から別れを告げられるまでは、大好きな相手との思い出しかないからです。
こういった場合は、自分が嫌いになるきっかけがないので、好きな気持ちをズルズルと引きずり、相手から復縁を言い出されないかを待つ傾向がみられます。
④他の異性と付き合ったけど上手くいかなかった場合
付き合っている相手より、もっと好きな異性に言い寄られて付き合うことになり、好きだけど別れる場合があります。もしその新しく付き合った相手とうまくいかなかったら、やはり思い出すのは、自分から振ってしまった相手のようです。
自分から振った相手とは幸せで楽しい思い出しかありませんので、あの時ずっと付き合っていたら…とついつい無い物ねだりで考えてしまいます。
好きだけど別れる方がいいパターン
好きだけど別れて後悔するパターンを解説しましたが、反対に好きだけど別れる方がいいというパターンもあります。どんなパターンだと好きだけど別れる選択をしてよかったと思えるのでしょうか。
①不倫関係
相手、おもに男性側に家庭がある、など不倫の関係だと、好きだけど別れる選択をしてよかったと思えるでしょう。不倫の関係は多くの人を傷つけてしまいます。
お互いによほどの覚悟がないと乗り越えられませんし、多くの不倫をしている男性は、家庭を壊す気がなくて遊ぶために女性と不倫関係でいることが多いでしょう。
女性がいくら家庭のある男性のことが好きで尽くしても将来が見えません。下手をしたら、男性の奥さんにばれて訴えられたり、損害賠償を請求されたりするかもしれません。
そういった理由により不倫関係の場合は、好きだけど別れる選択をすべきパターンなのです。
②自分は結婚したいのに相手は結婚する気がない
自分は結婚したいのに、相手は結婚する気配がない場合も好きだけど別れる選択をしたほうがいいパターンです。結婚したい、という思いに応えることのできない相手は、責任が取れない、1人のパートナーに縛られたくない、気楽でいたい、など理由があります。
あなたがいくら好きで付き合っても、そういった相手の気持ちを変えることは難しいかもしれません。結婚はともかく、出産はタイムリミットがあります。そういった相手に振り回されるのではなく、潔く次の恋を探しましょう。
③浮気癖に悩まされている
相手に浮気癖がある場合も、好きだけど別れる選択をしてよかったと思うパターンです。浮気癖がある男性はなかなかすぐには直らないものです。一度や二度どころではなく、何回も浮気をしてしまい、その度にあなたに許しを請うでしょう。
その度に許しても、何度も続いては辛くなるのは必然です。離れている時間、信じたいけどもしかしたら別の女性といるかもしれない…と考え続けるのは辛いものです。どんなに好きでも、あなたが我慢する必要はありません。
④お金にルーズもしくはすごくケチ
ギャンブルが好き、浪費癖がある、などお金の管理がルーズな人や、反対にデートは1円まで細かく割り勘という相手とは、将来的にも考えて好きだけど別れる選択をしてよかったと思うでしょう。
将来を共に長く過ごす相手とはお金の価値観がズレているとストレスに感じてしまいます。たとえ好きという感情が残っていても、自分たちの将来を想像して楽しく描けないようであれば、好きだけど別れるという決意することをお勧めします。
別れて後悔しないために考えたいこと
好きだけど別れる選択をした後、後悔するパターン、しないパターンを解説してきましたが、できるだけ恋愛において後悔はしたくありませんよね。
せっかく大好きになって恋人となった相手と別れて後悔しないために、別れる告げる前に考えたいことを4つ解説していきます。
①彼のいいところや彼との思い出を100個書き出してみる
一度「別れたい」と考えるようになるとどんどんネガティブ思考になってしまい、相手の悪いところばかりが気になりだします。そして何もかもが気に入らなくなり、好きだけど別れるという結果になってしまいます。
そういうときは、冷静になって彼のことをもう一度考えてみましょう。人間は頭でごちゃごちゃ考えても思考がまとまりづらいので、ノートに書き出していくことをお勧めします。事実を文字に起こすとクリアになっていきます。
出会ったときの気持ち、付き合いたてのころを思い出して、彼のいいところ、彼との楽しかった思い出を100個書き出してみましょう。100個も書き出すと、実は素敵な人だったと前向きになれるでしょう。
あなたの気持ちが変わると相手の気持ちも必ず変わるものです。もし書き出せないようだったら、本当はあなたの気持ちがもうないのかもしれません。
②少し距離を置く
恋愛にいっぱいいっぱいになると精神的にも疲れ果ててしまい、自分の気持ちを見失って自暴自棄となり、好きだけど別れるという判断をしてしまいます。その別れる判断をする前に、相手と少し距離を置くようにしてみましょう。
しばらく相手に会わず距離を置くことで冷静になれるはずです。自分は本当はどう思っている?どうありたい?と問うてみましょう。
もしかしたら離れている時に相手に会いたくなったり、やっぱり自分にとって大切な存在であったことに気づくかもしれません。別れてから大切な存在だったと気づいてももう遅いのです。
離れている時は相手を思いやる時間です。別れてしまう前に、少し距離を置くようにしてみましょう。
③相手の言動を全部プラスに捉えてみる
自分は愛されていないとか、温度差を感じて寂しい、と感じている人にお勧めなのは、相手の言動を全部プラスに捉えてみることです。自分に自信のない人は、なんでもないことをネガティブに捉えてしまう傾向があります。
相手がなんの悪気もなくした言動をネガティブに捉えて勝手に疲れてしまい、好きなのに別れるという決断をするのはとてももったいないですし、別れた後必ず後悔してしまいます。
相手と自分は違いますので、愛情表現も違います。ああしてくれなかったから、と一方向から見るのではなく、必ず自分を想ってくれての言動だと捉えてみましょう。
相手なりの愛情表現で精いっぱいあなたを愛してくれているはずです。相手の愛を取りこぼさないようにすることで、好きだけど別れるという結果を回避することができるのです。
④相手に思っていることを打ち明けてみる
自分の中だけにため込まず、相手に思っていることを打ち明けてみるのも好きだけど別れる結果を回避する一つの手段です。例えば、相手の嫌だなと思っていることを本音を出し合って話し合ったり、価値観のズレの不安や、遠距離恋愛で寂しくてたまらないことなどです。
もしかしたら相手にとっては何でもないことですぐに改善できたり、価値観の違いであれば譲歩しあったり、妥協案を出せたり。遠距離恋愛でもできるだけ寂しくないように会える回数やLINEの回数を増やしたり。
1人で抱え込んでいたことも、打ち明けることによって意外とすっきり解決できる場合もあるのです。
好きだけど別れる理由はさまざま!
好きだけど別れる理由はさまざまあることを解説してきました。好きだけど別れるには別れた方がいいものもありましたが、すれ違いや勘違いの感情があったり、外的要因があったりと、ちょっとした理由の積み重ねで悲しい結果になっているということです。
せっかくお互い恋に落ちた相手ですので、後悔する結末は嫌ですよね。別れを切り出す前に冷静になって考えてみましょう。この人に出会えてよかった、と思える日が来ることは素晴らしいことです。良い結果を出すには2人で努力してみましょう。
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