【アイリスの花言葉】「虹の女神」が由来の花を種類別・色別に解説

私達日本人にとって、とても身近で馴染み深い花の一つである「アイリス」。青や紫、白などカラーも豊富で、公園や水辺などで見かけることも多いですね。 今回はアイリスの花言葉を種類別・色別にご紹介します。

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【アイリスの花言葉】「虹の女神」が由来の花を種類別・色別に解説

私達日本人にとって、とても身近で馴染み深い花の一つである「アイリス」。青や紫、白などカラーも豊富で、公園や水辺などで見かけることも多いですね。

今回はアイリスの花言葉を種類別・色別にご紹介します。

アイリスについて

アイリスとは、日本に古くからある野生種のアヤメ・カキツバタ・ハナショウブや、ヨーロッパや地中海が原産のジャーマンアイリスなどアヤメ科アヤメ属に分類される植物の総称です。

多くのアイリスは4月〜6月に見頃を迎え、色とりどりの花を咲かせます。

 

 

アイリスの名前の由来

アイリスの名前の由来は、ギリシャ神話に登場する「イリス」という名の女神からつけられています。

全知全能の神・ゼウスの妻・ヘラに仕えるイリスは、ヘラにとても可愛がられていました。が、ゼウスがイリスを見初めてしまい、困ったイリスは「私をどこか遠くへ行かせてください」とヘラに懇願しました。

ヘラはイリスに七色の首飾りをつけ、髪の毛にお酒を3滴垂らし、虹の女神に変身させました。

虹の女神であるイリスは英語で「Iris」となり、花の名前のアイリスとなりました。種類によっては虹のようにたくさんのカラーが楽しめ、レインボーフラワーと呼ばれることもあるジャーマンアイリスにぴったりな名前です。

 

アイリスの特徴

アイリスは北半球を中心に約250種類が分布しています。日本の野生種もあり、古くから親しまれてきた植物の一つです。野生種を品種改良して新しくできたアイリスも数多くあり、種類も大きさもカラーもさまざまです。

「いずれ菖蒲か杜若」ということわざがあるように、種類が多くて区別するのが難しいのですが、どれも素晴らしいのがアイリスの魅力です。

 

アイリスの種類

アイリスには球根アイリスと宿根アイリスがあります。代表的なアイリスの種類をご紹介します。

 

球根アイリス

球根アイリスはヨーロッパでは紀元前から栽培されていたとされ、古くから愛されてきました。現在までの長い歴史の中でどんどん種類が増え、多くの球根アイリスが存在します。

 

ダッチアイリス

オランダで改良された球根タイプのアイリス。

花はジャーマンアイリスに比べるとやや控えめな印象で、日本の野生種のアヤメやカキツバタによく似ています。

ダッチアイリスはカラーが豊富で、スッとまっすぐに伸びる葉と花の調和がきれいな花でもあります。

日向とやや乾燥した土質を好みます。水はけの悪い湿った場所ではうまく育ちません。


 

イングリッシュアイリス

大きく見ごたえのある花が特徴のイングリッシュアイリス。ピレネー山脈が原産のダッチアイリスによく似た品種で、耐寒性に優れていて寒い地域での栽培に適しています。

 

スパニッシュアイリス

香りが良い芳香性品種のスパニッシュアイリス。南フランスや北アフリカ原産の種類ですので寒さには弱いです。素朴な花ですが、良い香りがするのが魅力です。

 

宿根アイリス

シャガ

日本が原産の常緑のアイリスで、学名をアイリスジャポニカといいます。ジャガとはヒオウギの漢名「射干」を音読みにしたもの。

別名には胡蝶花(こちょうか)とつけられ、胡蝶蘭にも似た上品な花が特徴です。日陰や湿地に自生し、花は朝開いて夕方にはしぼみます。


 

ジャーマンアイリス

 


 

アイリスと聞いて一番に思い出されるのが、このジャーマンアイリスではないでしょうか。別名をドイツアヤメ・レインボーフラワー・ベアーデッドアイリス(ひげアイリス)といいます。

ひげアイリスとついているのは、花びらにひげのように見える部分があるから。他のアイリスと見分けるポイントになりますよ。また、和名に「匂いイリス」とつけられるほど、良い香りを持つアイリスもあります。

種類とカラーが豊富なほか、ゴージャスな大きな花弁で人気も高いアイリス。花びらにフリルがあるものもあり、他の種類と区別がしやすいです。

暑さや寒さ、乾燥にも強く丈夫なアイリスで、ガーデニング初心者でも気軽に育てることができるのがポイント!地植えにすれば水やりもほとんど必要ありません。

ジャーマンアイリスには丈が40㎝に満たないドワーフから70㎝以上になるトールまであり、丈の低い種類ほど早く咲きます。

 

アヤメ(文目・綾目)

花びらに網目模様があるのが特徴のアヤメ。

日本の野生種でもあるアヤメは、日本の他に朝鮮半島や中国北東部、シベリアが原産国です。日当たりの良い乾燥した場所を好みます。

開花時期は4月中旬から5月中旬にかけてです。


 

ハナショウブ

花びらに黄色い斑があるのが特徴のハナショウブ。

日本の野生種のノハナショウブから品種改良してできたものです。葉がサトイモ科のショウブに似ていることからハナショウブとつけられました。

乾燥しない湿地に自生しています。


 

カキツバタ

花びらに白い斑があるのが特徴のカキツバタ。

カキツバタもアヤメと同じく日本の野生種で、朝鮮半島や中国、シベリアが原産です。アヤメとは逆で、湿地を好むので水辺などでの栽培に向いています。


 

アイリスの花言葉

メッセージ

アイリス全般の花言葉の中で、最も代表的な花言葉は「メッセージ」です。

「恋のメッセージ」として扱われることも多く、虹の女神イリスが虹を渡りメッセージを運んできたことに由来しています。また、「吉報」「良き便り」などの花言葉もあり、どれも女神イリスにちなんだ花言葉です。

もう一つは「変わりやすい」という、少しネガティブな印象の花言葉もありました。虹がすぐに消えてしまうところからついたようです。

 

希望

古代から一部の人々の間では、虹は幸福や希望の象徴と考えられてきました。虹の女神イリスと、幸福や希望を願う虹にちなんで「希望」の花言葉がつけられたようです。

 

勇気

アイリスの3枚の花びらは、古代エジプトにおいて「信仰・知恵・勇気」の象徴とされていました。そのためファラオの墓やスフィンクスの額を飾る浮彫にもアイリスが描かれているのです。

アイリスの花言葉の「勇気」は、古代エジプトやヨーロッパにおける「信仰・知恵・勇気」から生まれた花言葉です。

 

アイリスの色別の花言葉

白の花言葉

白のアイリスの花言葉は「純粋」です。白く可憐なアイリスの花にぴったりな花言葉ですね。


 

青の花言葉

青のアイリスの花言葉は「大きな志」です。青いアイリスの理知的で静かな佇まいから、大きな志という花言葉がしっくりきますね。

 

紫の花言葉

紫のアイリスの花言葉は「雄弁」です。相手に感銘を与えられる言葉や説得力を持つとされています。

 

黄色の花言葉

黄色のアイリスには後ろ向きな花言葉がありました。黄菖蒲(キショウブ)だけにある「復讐」の花言葉。

ネガティブな感情の花言葉で怖い印象すらありますね。贈り物にはしない方が賢明です!


 

アイリスの種類別の花言葉

ジャーマンアイリスの花言葉

ジャーマンアイリスの花言葉は「情熱」「優雅」「燃える思い」「恋の便り」など。種類豊富なジャーマンアイリスには多くの花言葉があります。

さらには「素晴らしい結婚」「豊満」など、人生においての幸せを表すような花言葉もあります。


 

アヤメの花言葉

アヤメの花言葉は「気まぐれ」「神秘な人」「良い便り」「優雅」です。


 

カキツバタの花言葉

カキツバタの花言葉は「幸せは必ず来る」です。なんて前向きな花言葉でしょう!

 

ハナショウブの花言葉

ハナショウブの花言葉は「優雅」「優しい心」「うれしい知らせ」です。

 

シャガの花言葉

シャガの花言葉には「私を認めて」「自由」「反抗」「抵抗」などがあります。認めてほしくて反抗してしまうもどかしいような気持ちが花言葉になっているようですね。

 

イチハツの花言葉

イチハツの花言葉には「つき合い上手」「使者」「知恵」「火の用心」などがあります。

日本のアヤメの中で最も早く花を咲かせるので、「イチハツ」と名前がつけられました。「使者」という花言葉は納得ですね。

 

ダッチアイリスの花言葉

ダッチアイリスの花言葉は「朗報」「優しさ」「あなたにすべてを賭けます」「和解」「天の使者」などがあります。

 

アイリスの花言葉まとめ

アイリスの種類別・色別の花言葉を紹介しましたが、いかがでしたか?ガーデニング初心者にも育てやすく人気のアイリス♪

種類が豊富で花言葉もたくさんありましたね。虹を渡って幸せがやって来るようなロマンチックな贈り物には、アイリスがおすすめですよ。

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