和食器なのにイッタラ・アラビアたちと好相性の波佐見焼
一目見た時、「北欧の器かな?」と思わせる波佐見焼(はさみやき)。
400年の歴史がありながら、長く有田焼の一部として流通していた波佐見焼ですが、近年その素朴で実用的な魅力に注目が集まっています。
今日は、波佐見焼の中でも有名なブランド「白山陶器」と「マルヒロ(HASAMI)」の器を中心に、波佐見焼の魅力をご紹介します。
マルヒロ(HASAMI)
今インテリア好きに最も注目されている日本の磁器ブランド「マルヒロ」。マルヒロの器の特徴は、その色と形です。
フランスやメキシコなど海外の文化からインスパイアされたカラーリングを採用しながら、日本のインテリアにしっくりと馴染む色合い。
幾何学を繰り返す中にモダンさを感じさせるのに、かえって日本の和を感じる形。手に取れば初めての体験に心躍りますよ。
アメリカのダイナーにあるような雰囲気のマグカップ。
ブロックマグと名付けられ、文字通りブロックのように重ねて収納できます。カラフルにコレクションしたくなるシリーズです。
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ブロックマグシリーズに、スープが注がれたシーンです。
少し大きめのスープカップなので、たっぷりといただけます。
440mlと大容量なカップは、スープカップ以外にも様々な使い方ができそうですね。
まるで精巧に描かれた西洋画のような、こちらのお皿もマルヒロのもの。
釉薬ではなく特殊な絵の具で彩色されたもので、アースカラーの紙皿のようにマットな仕上がり。
でも、陶器ではなく磁器なんです。
北欧チックなこちらの食器も実は、和食器。
HASAMIと、海外のフォントデザイン会社House Industries (ハウスインダストリーズ) のコラボアイテムです。
双方のブランドの頭文字「H」をデザインして作られたプレートです。
シリーズには、ユニークな壁掛け花瓶もあります。
カラフルなマルヒロHASAMIのプレートをこちらのお宅では、家族で使い分けているそう。
マグカップだけでなく、プレートがカラフルに揃えたれるのも、波佐見焼の魅力ですね。
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実用の器を作る歴史が長い、波佐見焼。そば猪口も多く生産されています。
こちらは、鳥獣戯画の絵付けがされているもの。
汁入れとしてだけでなく、湯飲みやプリンカップなど使い勝手がよい器です。
ブロックマグとも相性の良いプレート。
鮮やかなカラーながら日本の食文化に馴染むのは、やはり日本の窯で作られているからなのでしょうか。
お正月に1枚は欲しい、波佐見焼の鯛のお皿。
つややかな釉薬がかかった鯛は、ちょっとユーモラスにも見えます。
ダンスクの魚の深皿と、並べて使ってみても楽しそう。
白山陶器
1700年代後半から歴史がある白山陶器。しかしその歴史に甘んじることなく、常に新しいデザインで実用の器を作り続けています。
意外にも身近に白山陶器の商品は見つかるもの。「グッドデザイン賞」や「ロングライフデザイン賞」を受賞している商品が多いので、白山陶器を知らない人でも、もしかしたら「それが波佐見焼だったの?」と思う器があるかもしれません。
「ねじり梅」と名付けられたこちらの和皿は、デザイナー森正洋さんの代表作の一つ。
大胆な模様に見えますが、お料理をのせたとたんに「あ、おいしそう!」と思わせる不思議な力があります。
一度手に取ると、シリーズでお茶わんや急須も揃えたくなりますよ。
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白山陶器の有名な商品をもう一つ。「平茶碗」は代名詞的な存在です。
様々な絵付けで販売されているので、こちらの絵柄とは、また違う茶碗を手に取ったことがあるかもしれません。こちらは、白いご飯が映えそうな絵付けですね。
こちらも白山陶器の平茶碗。シンプルな藍の線が、炊き立てのご飯の白さを際立たせています。
赤い辛子明太子とも好相性。「日本に生まれてよかった!」と思わせるしつらえです。
こちらの鳥の箸置きも、白山陶器によるもの。
すっきりとしたデザインなのに、鳥の愛らしさがギュッと詰まっています。
長く愛されている商品は、一つ欠けてしまっても買い足せるから嬉しいですね。
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白山陶器のブルームシリーズも、多くの愛用者がいる商品です。
素朴な藍の絵付けの中に、北欧食器と共通する実用の美を感じます。
カップやボール以外に、バターケースなどのアイテムもあります。
つくねが乗っている長いお皿が、白山陶器のもの。
「重ね縞」と呼ばれるこのお皿も、サイズ違いがあります。
焼き魚はもちろん、串焼きやお刺身などにも便利ですよ。狭いテーブルでも使いやすいお皿です。
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まだまだ続く波佐見焼の魅力
長崎県で行われいる「波佐見陶器まつり」は、毎年ゴールデンウィークに開催されています。
最近では、町で渋滞が起こるほど、近年人気の陶器市になっているそうです。
波佐見焼を外国製食器と合わせれば、どちらも魅力が倍増します。見てしまうと、陶器まつりに行きたくなるかもしれません♪
年に一度波佐見陶器市が開催されています。そのイベントで購入したというこのお皿。
どこからどう見ても洋食器の雰囲気ですよね。でも、何とも言えないこの味わいは、日本の食器!
食器好きにはたまらない一枚です。いちごのタルトが、とても上品に映えてます。
ヘリンボーン柄の6寸皿は、波佐見焼では珍しい陶器製。
どんなお料理にも使い勝手のいい柄と大きさです。
こちらは、波佐見焼の夫婦茶碗です。
茶碗の淵に、青と赤の釉薬をかけて色付けしているものをひっくり返すと…なんと富士山と赤富士!
ユーモアのあるこんな商品をつくれるのも、波佐見焼らしさがあります。
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こちらは、波佐見焼のどんぶり。
絵柄が派手目などんぶりではなく、こんなスッキリしたデザインの商品を展開するあたりも、懐の広い波佐見焼ならではです。
こちらの器には、白山陶器だけでなく、外国製の器が混ざっています。
波佐見焼は、どんなテーブルウェアとも馴染んでしまう不思議な力があります。
人気の高いアラビアのブラックパラティッシや、トゥオキオが見えますね。
イッタラのグラスやティーマもあります。波佐見焼もあるのですが、なんの違和感もありません。
まとめ
長崎の小さな町に、波佐見焼の故郷はあります。職人さんたちが、分業で力を合わせて作り続けている波佐見焼。
普段使いの食器を造り続けることに、誇りを持っているからこそ、目の肥えたプロたちが愛用しているのかもしれません。
ぜひ、その温かみを手に取って確かめ、末永く愛せる一枚を見つけてくださいね。
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