犬との暮らしは心が癒され、日々の生活に潤いを与えてくれますよね。
人と犬とでは異なる部分が多いですが、共同生活ではお互いに快適に過ごせるような住まいに整えることで、心地よいライフスタイルが実現します。
今回は犬と暮らす際の空間づくりに役立つような実例やアイデアをご紹介します。
住空間を整えて、快適な犬との生活を楽しもう
玄関土間に居場所を設ける
室内にゲージを設けたり、犬専用のベッドを置くなどして、住まいの中に犬にとって落ち着ける場所を確保することが大切です。
こちらは自転車やベビーカー、植物を置くなどフレキシブルに使用できる玄関土間ですが、犬専用のスペースとして利用するのも一案です。
散歩をした後には手足を拭いたり、暑さが苦手な犬にとって夏は涼しく過ごすことが出来たりするなど、機能性の高いスペースです。
扉付きの収納庫を設ければ、首輪やリードなど外出時に必要な物をセットしておくことが出来ますね。
引き戸の開閉防止にストッパーを
留守時は犬が部屋中を歩き回ったりイタズラするのを防ぐため、扉を閉めておくことが多いですが、器用に開けてしまうケースもありますよね。
こちらは引き戸の開閉を防ぐため、差し込むだけでロックできるストッパーを利用しています。
簡単にセットできるスマートなデザインなので、部屋のインテリア性も保たれます。
背面収納は扉が付いていると安心
室内での移動や家事などの作業がスムーズに行える回遊性のある間取りであれば、動き回ることが多い犬にとっても、ストレスレスで過ごすことが出来ます。
ただ、キッチンではコンロやIHを使用しての調理や、犬に与えてはいけない食材を取り扱うこともあるので、ペットゲートなどを設置して立ち入りを制限する必要があるでしょう。
背面収納を設けている場合にはこちらのように扉があるデザインなら安全性が高まり、犬が侵入してしまう心配もありません。
ゴミ箱も格納しておく
好奇心旺盛な犬はニオイのする場所に興味を持つので、ゴミ箱の管理も重要です。
キッチンにそのまま置いておくとフタを開けられたりすることもあるので、ロック付きタイプを利用したり、こちらのようにすっぽりと格納出来るようにすれば、安易にフタを開けられることがなく安心です。
イタズラ予防にシェルフは高い位置に
犬は好奇心旺盛なので、興味を惹かれる物には触ったり、口にしたりする傾向があります。
こちらは天井に近いところにウォールシェルフを設置して、フォトフレームやアニマルオブジェをディスプレイしています。
部屋に雑貨などをディスプレイする際には、そういったイタズラを防ぐために高い位置に配置するのがお薦めです。
ペットが過ごしやすい床材とは
室内犬の場合、家で過ごす時間が長くなるので、床材について考慮するのが良いでしょう。
フローリングは、床が滑りやすく犬の足腰の負担が増すことがあるので、滑りにくい加工が施されて、汚れ落ちがよく、掃除がしやすいなどの仕様が付いているのが理想です。
ペット用に特化した床材も販売されているので、検討してみても良いでしょう。
また、フローリング以外では表面がザラザラしていて犬の脚のグリップ感の良いタイルや、クッション性がありお手入れが楽なクッションフロアなどもお薦めです。
インテリア性が高い、タイルカーペット
滑りにくい仕様で耐久性があり、メンテナンスが容易などの特性を持つタイルカーペットを利用するのもお薦めです。
カラーやデザインにバリエーションがあるので、部屋のインテリアに調和するように選べる楽しみもあります。
こちらは室内飼いのペットに対応している40cm角のタイルカーペットを組み合わせて利用している例です。
脚の爪が引っかかるのを防ぎ、掃除が楽に出来るスムース加工のパイルが使用されており、餌をこぼしたりするなどして汚れてしまっても1枚ずつはがして洗うことが出来る仕様です。
さらにズレにくい加工や、消臭・防ダニ加工も施されており、犬が遊んでいる時も安全で、室内を清潔に保てるように工夫されています。
カーペットを購入する際は、機能性に優れているものを選ぶのがポイントです。
中庭があれば風通しが良く、光も取り入れられる
窓を閉め切った状態が続くと空気がこもりやすくなるので、部屋の換気は小まめに行うと気持ち良く過ごせますよね。
こちらは中庭を2ヶ所設けている間取りです。
中庭は外に面していながら周囲が囲われているので、プライベートな気分を満喫しながら庭の魅力を味わえます。
窓を開ければ風通しが良くなり、光も取り込めるので、曇りの日や日照時間が短い季節でも清々しい気分で犬と一緒に過ごせそうですね。
庭につながる、ウッドデッキ
庭に続くウッドデッキは、犬にとって太陽の下で伸び伸びと歩き回れるスペースで、外の空気に触れながらリラックスした時間を過ごすことが出来ます。
また、雨や雪などで庭がぬかるんでいたりする時でも、デッキがあれば自由に遊べるので、運動不足の解消にもなりますね。
いつも人の近くで過ごしたい
犬は群れで行動する習性なので、一般的に人といつも触れ合える場所にいるのを好みます。
こちらは目に触れやすいリビングの一角に犬用のベッドを置き、いつでもコミュニケーションが取れるようにしています。
ベッドとトイレを集約し、ゲートを設置
こちらは階段下を犬用スペースとして利用しており、2頭いるため2ヶ所にゲートを設置しています。
留守の間や来客時など犬の行動を制限する必要がある時は、ゲートを設置できる空間があると良いでしょう。
犬の寝床やトイレは部屋のどの場所にするべきか悩みがちですが、このようにひとつの空間を利用出来れば、寝る場所とトイレを集約できるので、機能的なスペースになります。
少し奥まっているため目立ち過ぎず、部屋のインテリア性もキープできます。
感電予防にコンセントカバー
犬の視界に入りやすいコンセントや電気コードですが、おもちゃのようにしてかじって感電してしまう危険もあるため、安易に触れさせないよう、カバーを施しておくと良いでしょう。
便利なコードレスクリーナー
ペットの抜け毛は部屋中に舞い、カーテンやクッションなどのファブリックや衣類に付いてしまうことが多いので、小まめな掃除を行うことで部屋を清潔に保てますよね。
掃除機は仕舞い込んでしまうと取りに行ったり、運ぶのが面倒になることもありますが、コードレスクリーナーは気がついた時にすぐに手に取れる手軽さが魅力です。
コードレスクリーナー用のスタンドを利用すれば、好きな場所に置けるため、すぐに掃除に取り掛かれるところも◎。
空気清浄機で室内をクリーンに保つ
定期的にシャンプーをしていても、室内にこもるペットのニオイは気になるものですよね。
空気清浄機を設置したり、消臭剤を取り入れたりしてニオイの軽減を実践しましょう。
歯磨きを習慣にして口臭を予防したり、ペットシーツは適度に交換し、防臭袋に入れて処理したりするなども有効な方法です。
浴室のドアは閉めておく
洗面所や浴室のドアは開けたままにしておくと犬が中に入ってしまうことがあるので、しっかり閉めるようにしておきましょう。
シャンプーやクリーナーなどに興味を示し、口に含んでしまう可能性もあるので、棚の高い位置に置いたり、フックに吊るして置いたりするなど対策をしておくと安心です。
寝る場所は落ち着ける環境に
犬の寝る場所はゲートを設置出来る空間と同じように、奥行きのある空間だと籠る感覚もあり、落ち着けるスペースとなるでしょう。
ティピーテントなど犬用アイテムを取り入れれば、よりリラックス感がUPします。
また、こちらのようにロールスクリーンだと通気性が良く、体温調節もしやすい環境になります。
ペットステップ
犬が高齢化してくると足腰が衰えてくるので、ソファやベッドなど高い場所の昇り降りが若い頃よりも億劫になったり、ジャンプ出来なくなることがあります。
歳を重ねてもお気に入りの場所で寛げるよう、ドッグステップを設置すると良いでしょう。
こちらはほぼ100均の材料を使用してDIYしたというドッグステップです。
ソファのブラウンとグレーのドッグステップが好相性で、インテリアに馴染んでいますね。
手作りだと、好みのカラーやデザインを取り入れ、部屋のインテリアに調和するよう仕上げることが出来るのが魅力ですね。
詳しい作り方はこちら
まとめ
今回は、犬との暮らしを豊かに楽しくするための住空間の実例やアイデアをご紹介しましたが、いかがでしたか?
人と犬がお互いに快適に過ごせる住まいづくりのために、ぜひ実例やアイデアを役立ててみてくださいね。
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