日本の焼き物は奥が深くて楽しい!世界に誇れる日本の文化に近づこう。

日本では、遙か昔から焼き物作りが盛んに行われてきました。わが国には多数の焼き物の産地が存在し、その窯元の数は年々増え続けているといいます。いつか心を鷲掴みにするような一点と出会うために、まずは、焼き物のことを知っていきましょう。

公開日:2018/05/23
著者:
日本の焼き物は奥が深くて楽しい!世界に誇れる日本の文化に近づこう。

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naoki-to

naoki-to

ツアーガイドとして10年程国内・海外を旅した後、一念発起しスペインに語学習得を目的に渡り3年になります。今まで見てきたものを海外からの別の視点で、インテリアという分野でお伝えしていきたいと思っています。

日本では、遙か昔から焼き物作りが盛んに行われてきました。わが国には多数の焼き物の産地が存在し、その窯元の数は年々増え続けているといいます。

人の手によって形作られる焼き物からは、それを作った職人さんの手のぬくもりや息遣いまで伝わってくるようです。最近では、独自のクリエイティブな使い方をした焼き物を、インスタグラムなどで取り上げる方達も増えてきました。

いつかどこかで、あなたの心を鷲掴みにするような一点との出会いがあったら素敵ですよね。まずは、焼き物のことを知っていきましょう。

ルーツを知ることで、焼き物を使うことがもっと楽しくなる!

焼き物とは

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焼き物と一括りで呼ばれますが、細かく言いますと、焼き物とは陶器と磁器のことを意味します。

陶器は、陶土と呼ばれる粘土が原材料で、見た目には厚みがあり、土の温もりが伝わってくるような素朴な味わいを持っています。

叩いた時に鈍い音がする、または引っくり返したときに、器を支える高台の輪の部分にも厚みがあるのが陶器の特徴です。


 

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磁器の原材料は、粉砕した陶石と粘土を混ぜたもの。ざらざらした触感の陶器と比べて、薄手でつるんと滑らかな外見です。

叩くと金属的な音がする、または引っくり返した時に、器を支える高台の輪の部分も薄いのが磁器の特徴です。


 

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日本六古窯(ろっこよう)の一つ、信楽(しがらき)の焼き物。信楽焼きといえば、タヌキの置物などが有名ですね。

900年以上の歴史を持ち、今もなお生産を続けている窯が日本には6つあるのですが、その6つの窯を総称して六古窯といいます。

使用されている土の質の良さには定評があり、独特の粗い質感と素朴な風合いが特徴となっています。


 

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こちらは備前焼の作品です。備前もやはり、日本六古窯の一つです。

通常なら成形後の粘土表面に塗る釉薬を一切使わず、高温で焼き締める方法や、赤味がかった地肌が特徴となっています。


 

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上記で述べましたように、備前焼は高温で何日もかけて焼き締めるためとても丈夫で、昔から壷やカメなどが多く作られてきました。

現在では、通気性に優れて生花が長持ちする花器や、きめの細かい泡のできるビールグラスなども生産され、人気を博しているようです。


 

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なんとも柔らかい風合いの、萩焼のお茶碗です。萩焼には粗い土が使われるため、浸透性や保温・保水効果が高いんですよ。

表面の細かなひびから浸透する水分により、長く使えば使うほど器の色合いがだんだんと変化し、独特の味わいを醸し出していくのが萩焼の特徴です。


 

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素敵なカップのセットも萩焼の作品です。萩焼の作風には土の風合いをそのまま生かしたものが多いので、絵付けなどの装飾は滅多に行われません。

色も、淡くて独特の侘び寂び感のあるものが主流です。


 

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日本六古窯の一つ、瀬戸焼のお皿です。

焼き物全てをひっくるめて「せともの」と言ったりしますが、元々「せともの」とは、瀬戸で作られた焼物のことを指します。

釉薬の豊富さと、それを活かすための多様な装飾技法が瀬戸焼の特徴です。陶器・磁器ともに作品のバラエティが豊富なのも魅力の一つ。


 

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同じく日本六古窯の一つである、常滑の急須です。常滑焼といえば急須が有名ですが、特徴はこの地域で採れる鉄分を多く含む陶土を使用している点です。

常滑焼の朱泥の急須でお茶を淹れると、急須に含まれる鉄分とタンニンが反応し、お茶の味がまろやかになるとも言われています。


 

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年2回の大陶器市などで知られる益子焼の作品。砂気の多い陶土が使用されていて、ずっしりとして厚みがあるのが特徴です。

土着の生活に根差した、どこか懐かしいようで素朴な、それでいて迫力ある存在感を感じますね。


 

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こちらは、沖縄の読谷山(よみたんざん)焼のお皿です。沖縄の方言では、焼き物のことを「やちむん」といいます。

木々の緑であったり、沖縄の青い空や海であったり、島の大地の豊かさが表現され、使う度に明るい気持ちになれそうですね。


 

他にも素敵な作品がいっぱい

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わが国には、たくさんの陶芸家の方達による素敵な作品がたくさんあります。

作品には陶芸家の方達のアイデアや思いが反映され、使う度に作っている職人さんの姿が思い浮かぶような、焼き物にはそんな優しさや奥深さがあります。

手毬を連想させるような素敵な器は、季節感を感じながら、その時々の旬のものと一緒に楽しみたいですね。


 

 

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なんともユニークで可愛らしい豆皿と小皿がたくさん。食卓に並ぶ度に、楽しい気分になって頬がゆるんでしまいそうです。

動物モチーフの小皿などは、お子様やお客様にも喜ばれそうですね。


 

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カラフルな陶器を揃えて、和カフェのような演出をしています。和の焼き物といっても、和・洋・中どんな食べ物を盛ってもよく合いますよ。


 

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そのままオーブンに入れられる陶器の耐熱皿が一枚あると、大変便利です。

急な来客があった時や忙しい時、さっと材料を並べて焼けるグラタンやドリアは、いつでも多くの人に喜ばれるはず。


 

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お気に入りの風合いの作品があったら、同じシリーズで形を変え、色々揃えてみるのも素敵かもしれません。

好きな物に囲まれた生活は、様々なシーンに潤いと彩りを与えてくれます。


 

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絶妙な色合いが目を引くこちら。ビビッドではない混ぜ色なのですが、今まで見たことのない深い美しい色合いです。

何の料理を盛るかによって、思わぬアートな雰囲気になるかもしれませんね。


 

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角の無いものを見ると、何だか温かい気持ちになりますよね。こちらは、まさにそんな気持ちに表すかのような花器です。

もちろんそのまま置いてもいいですし、季節の花を生けてみても、素朴でほっとするような雰囲気を与えてくれますよ。


 

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焼き物は、人の手によって形作られた土からできたものです。

陶芸に興味を持ち、陶芸教室に通う方も多いようですが、皆さん土に触れているととてもリラックスすると言われます。

古代からの人と自然との共存の歴史は、きっと私達の奥深くに刻み込まれているもの。

陶芸を通じて大地と触れ合うことで、どこか懐かしいような感覚を呼び覚ますのかもしれません。


 

まとめ

日本の焼き物は、海外のように明るく鮮やかな色の装飾が施されたものとは風合いが異なり、落ち着いた、侘び寂びの美意識に基づく作品が大半です。

海外でも、丁寧な心のこもった日本の焼き物は高い評価を得ていて、日本独特の美の概念に注目が集まっています。今回はほんの一部をご紹介しただけですが、日本には素敵な焼き物の作品がまだまだたくさんあります。

使いこなして最終的に焼き物があなたのものになり、思い出を作っていけたら、きっとそれを作った職人さんも本望でしょう。

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