必要最低限の物と暮らすミニマリズムも一旦落ち着きを見せ、その後の北欧ブームによって広まったナチュラル、かつ幸福感を感じる空間作りに続き、今はインテリアに洗練さや新鮮さを求める新たな波が来ているようです。
簡素なインテリアにちょっと飽きてしまったという方は、今の流行のポイントを押さえ、新しいお部屋作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
モールディング装飾
そもそもモールディングとは
簡単に言ってしまうと、壁や天井、額縁部分の装飾法の一つで、日本では繰形(くりかた)とも言われています。
こちらの写真を例に上げると、白いドアと天井の縁部分の帯状の装飾がモールディングです。
元々は壁紙と壁紙の見切り部分として機能していたようですが、格式ある優雅な雰囲気を生み出すことから、ここ最近また注目され始めているようです。
こちらは暖炉周りや、天井や床に接する柱部分にモールディング装飾が使われていますね。
ヴィクトリア朝を思わせるこの装飾は、ずっと昔からあったような印象を受けますよね。
そんなモールディングにモダンな家具や小物を合わせることで、新鮮味のある生き生きした雰囲気を出すのが今のトレンドだそうです。
濃いグレーのモールディングが一役買って、階段左手が高級感あるスペースに。ゴールドフレームの鏡がアクセントになっていますね。
白い壁部分にモールディングを。とは言っても、いきなりこんなお部屋に改造するのは難しいと感じますよね。
今はモールディング壁紙なども市販されており、お手軽にモールディングをお家で再現することができますよ。
濃いブルーが今のトレンド
これまでのトレンドでは
北欧インテリアのブーム最盛期には、空色や水晶のようなピンク、すなわち少しくすんだ淡いパステル調の色で壁を飾るのがブームでした。
今は少し暗めにすら感じる、インディゴブルーに代表される濃い青が流行っているようです。
暗く重たい雰囲気になりすぎないように、配色や他の小物とのバランスを考える必要がありそうですね。
インディゴブルーの壁紙
天井や他の家具を白で統一しているので、壁の色を暗くしても重たい雰囲気にならず、ちょうど良くバランスが取れています。
窓からの採光が取れているのも重要なポイントですね。
こちらは、壁一面にインディゴブルーを使用しています。壁の色と相性のいい小物を使用することで、重い印象にならないよう工夫していますね。
壁に飾られたモザイクのようなオブジェもポイントになっています。
こちらはインテリア上級者編!壁、床共にかなり暗めの色で統一していますが、エキゾチックな柄や小物によって、個性が光るシックな空間を作り上げています。
こちらは、キッチンにインディゴブルーを取り入れた実例。奥の収納部分とカウンターテーブルのフロント部分に使用しています。
白の占める面積とバランスが取れているので、色が調和し、重くならずにまとまっていますね。
何ともエレガントなバスルーム。壁の下半分を濃い色で統一し、モールディングを施しています。猫足のバスタブの淡いピンクとも相性抜群。
朝目覚めてのバスタイムが楽しみになりそうですね。
インディゴブルーと相性抜群
真鍮の雑貨
ブームは繰り返されるといいますが、今また真鍮を使った燭台やランプなどの小物が人気を集めています。
モールディングと共にブームになりつつある、大理石モチーフとも相性が良いのがその理由の一つ。
真鍮のアイテムを一つ置くだけでも、お部屋にエレガントなインパクトと高級感を与えます。
白い壁や家具との相性も抜群です。今は、このような幾何学的なデザインのものが流行だそう。
こちらのバスルームには、蛇口部分や照明部分に真鍮が使われています。シンク下の収納の取っ手部分にもあしらわれ、程よいアクセントになっていますね。
大理石(マーブル)
そして、モールディングと共に波が来ている大理石モチーフのアイテム。清潔感のある雰囲気と飽きのこないデザインで、今また人気が出てきているようです。
バスルームやキッチンに使用される例も多く見られますね。
マーブル模様の壁紙も市販されていますので、お部屋のインテリアに気軽に取り入れて楽しむことができます。
番外編:ビビッドカラー・幾何学模様
赤、オレンジ、グリーン等のビタミンカラーをはじめ、時には反発し合うように思われる大胆な色を組み合わせたインテリアも見られます。
今までのシンプルライフのナチュラルな淡い色ブームの反動か、今は鮮やかなビビッドカラーの人気が高まってきています。
これからはインテリアの枠が解放され、自由に取り入れたいものを取り入れる時代なのかもしれません。
チェア、ラグマット、壁に飾られた絵画やお花と、鮮やかな色がたくさん!ですが壁の色、花器やランプの素材、植物によって落ち着きや格式も感じられます。
まるで現代アート美術館のようなベッドルーム。ビビッドカラーのクッションと、今注目の幾何学模様のベッドカバーでアート性に溢れています。
デザイナーズホテルに泊まっているような気分を味わえるかもしれません。
まとめ
ポイントを絞って最近のインテリアの傾向をご紹介させて頂きました。要約すると、アンティークの格式とモダンの融合、とでも言ったところでしょうか。
なかなか今までのお部屋を大改造!という訳にはいきませんが、DIYブームの今、壁紙や小物、そしてちょっとした工夫でがらっと雰囲気を変える事も可能です。気分転換にいつもの環境を変えてみてはいかがでしょうか。
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