自然の素材を存分に生かし活用するスタイルが、フレンチカントリーの特徴です。無垢材を使用して温かみのある空間を作り、居心地の良さから自然と人が集まってくる、そんなインテリアコーディネートを、ダイニング、リビング、ベッドルームのコーディネートと、フレンチカントリースタイルの雰囲気を出すには欠かせない小物をご紹介させていただきます。
ゆっくりとご飯を食べる『ダイニングルーム』
家族みんなで揃って食べる、食事の時間を大切にするフランス人。ダイニングテーブルには長方形を選ぶ家庭が多いようです。高い天井から無造作に吊られているように見えるシャンデリアが、フレンチ感を一層引き立ててくれています。
基本は白い壁や天井に天然素材。白と言っても透き通るような真っ白ではなく、ベージュや黄味がかった温かみがあり、優しい色合いを使用するのがポイントです。
使い込むほどに味が出て愛着も沸いてくる無垢材のテーブル。椅子は一脚ごとに違う椅子を揃えることで、オリジナリティにあふれた部屋を作り上げてくれます。植物をたくさん置くことで、活気のある優しいリビングへの印象が強まります。
フレンチカントリースタイルの特徴の一つである、丸みのある家具の取り入れ術。テーブルや椅子に曲線ラインが施されているものを選ぶことで、温かみのあるダイニングキッチンに仕上げてくれます。
人が集まる『リビングルーム』
居心地の良さそうな大きめのソファとシャンデリア。そしてぬくもり感があるクリーム色のキャビネットでフレンチカントリーの温かみを出しつつ、現代風のスタイリッシュさをプラスしたコーディネートになっています。
暖炉が置かれているリビングはそれだけで、家族が集まってくるように思います。種類の違うペンダントライトを同室に取り付けるアイデア、独創的です。
明るくて日差しがたっぷり入るリビングには、植物がよく似合います。お洒落なリビングの印象を与えることが出来る、ガラスの吊り下げ花瓶。センスの良さを感じ取ることが出来ます。
フレンチカントリースタイルを目指す上で、照明器具も大事な要素の一つ。天井に張り付いた形のシーリングライトよりも吊り下がったタイプのペンダントライトのほうが、お部屋の雰囲気とも調和し易くなります。
リラックス出来る『ベッドルーム』
一日の疲れを癒すベッドルームにも自然素材を取り入れてみると、疲れが和らぎ、気持ちよく眠ることが出来るように思います。室内の収納には天然素材のかごをお勧めします。
木材のベッドと相性が良い赤のファブリックを取り入れると、カントリー調がアップします。ベッドの周りはお気に入りの物だけで固めて、灯りは最小限にとどめてリラックスした環境を作りましょう。
どうしても物が多くなってしまう子供部屋には収納も多く必要になります。このように収納スペースを白とナチュラル素材で統一することで、子供部屋でもフレンチカントリースタイルに仕上げることが出来ます。
愛すべき『小物類』
白を基調とした天井や壁に丁度良いシャンデリア、あるだけで一気に理想のフレンチカントリースタイルに近づくことが可能です。華やかなシャンデリアは、人目を引くリビングに飾ることをお勧めします。
存在感を十分に発揮する、アンティークチェア。フレンチカントリースタイルには欠かせないアンティーク家具の一つです。春の日差しがたっぷり入る部屋で、上質の革が座る人を包み込んでくれそうな心地よいソファの上で過ごしてみたいですね。
使い込まれてこそ深みが出るアンティーク家具。ペイントの剥がれ具合が歴史を物語っています。机の上で一日の終わりに日記を書いたり、本を読んだりとゆっくりと時間が流れている、そんな空間を作り出すことが出来ます。
フランスのブロカントでこのような素敵なアンティークキッチン雑貨と運よく出会えたら、迷わず手に取ってしまいそうな独特で目を魅かれるスタイル。並べて置くホーローポットが、加えてフレンチカントリースタイルの演出を彩っています。
フレンチカントリースタイルにとって欠かせないアイテムの一つであるアイアン。白の配分が多いインテリアには、クールさを持つアイアンが良く引き立ちます。
まとめ
昔からあるものと、自然を大切にするスタイル。アンティークの家具と温かみのあるインテリアコーディネートのバランスは抜群で、やはり憧れを抱きます。興味を持たれた方はぜひ、フレンチカントリースタイルを生活に取り入れてみて下さい。
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