最近、まるで水中花のように瓶の中で揺らめくお花の雑貨を見かけるようになりましたね。このお花の雑貨は「ハーバリウム」と呼ばれる今大人気のインテリアアイテムなんです。今回はそんなハーバリウムの魅力と、作り方、そして室内インテリアでの効果的な飾り方をご紹介します。
ハーバリウムとは
ハーバリウムとは、植物標本のこと。もともとはアルコールや液体防腐剤に浸され、美しい植物をそのままを保存した学術向きの標本を指していました。そんなハーバリウムは現在インテリア雑貨として注目されることに。動物のスケルトン標本がインテリアとして人気がでましたが、植物の標本も気軽に長く花を楽しめるインテリアとして愛されています。写真のように、イエローの花や麦の穂の入ったハーバリウムを並べれば、部屋がぱっと明るくなりますよね!揺らすとまるで水中花のようにオイルの中で揺らめいて、また、違った表情を表してくれるのも魅力なんです。
こちらは鮮やかなブルーに着色したミニバラのハーバリウム。「奇跡」とも呼ばれる青い薔薇のモチーフを小瓶に詰めたロマンティックなアイテムも、ハーバリウムなら長期にわたって楽しむことができます。バラは青い色素を持たず、今だ純粋な青の花は作られていません。そんな夢のようなバラをこうしたインテリア雑貨で楽しめるのは魅力的ですよね♪
こちらはヘリクリサムと呼ばれ、別名イモーテルの花。黄色いふさふさとした綿毛のような花を咲かせますが、こちらは淡い空色に着色されたもの。ハーバリウムには、本物の生花だけでなく、着色された花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなど、様々な素材を使うことができるのも魅力☆
ハーバリウムを作ってみよう
最近は、ハーバリウムのワークショップの開催もありますので、気になる方はぜひお近くでワークショップが開かれる予定がないか、調べてみることをお薦めします♪もし、お近くでの開催がなければ、ハーバリウムをDIYしてみましょう!
【材料】
・蓋付き瓶
・ハーバリウム用オイル
・花などの植物
この3つの材料で、おしゃれなハーバリウムを作ることができてしまいます!
【作り方】
1、瓶の中を綺麗に洗い、水分を拭き取ります。(※アルコールを含ませた布などで瓶の中を洗浄をすると、より本格的に汚れが除去できます。)
2、瓶の中に花など、ハーバリウムに入れたいものを見栄えが良くなるように配置していきます。(※ピンセットがあると、より花が扱いやすくなります。)
3、ハーバリウム用オイルをゆっくりと瓶の中に注ぎ、蓋をしめます。
手順はこれだけ!あとは、花だけでなく、ウッドチップや綺麗な砂、貝殻など、インテリアに合った素材を合わせて入れることもできるので、工夫次第でおしゃれなハーバリウムを作ることができますよ♪また、ハーバリウム用オイルが手に入らない場合は、100均で販売されているベビーオイルや洗濯糊を使うこともできます。(色落ちすることもあるので、専用のオイルを使うのがベスト)まずは気軽に作ってみたいという方は、100均で材料を揃えて作ってみるというのもおススメですよ☆
ハーバリウムを効果的にディスプレイするアイディア
瓶の形にこだわる
こちらは、窓際の白い明かりが柔らかく瓶に差し込んで、透けるような緑がナチュラルインテリアにぴったりなハーバリウム。丸みのある瓶は中に入っている花が膨張して見えるので、鮮やかさが強調されるのが特徴。また、このようにたくさんの花の色合いを楽しみたい場合は、茎部分を短く切って入れると良いでしょう。
先ほどご紹介した、薔薇とイモーテルのハーバリウムを飾った写真。四角柱の瓶は、中に入っている花がゆがまないので、花そのものの形の美しさを見せたい場合にお薦めの瓶となっています。また、清涼感のある色の組み合わせが、青空の見える窓際にピッタリ!花名を書いたラベルを貼ることで、本格的な植物標本の雰囲気を出すことができますよ。
様々なテイストのインテリアにさりげなく飾る
こちらは白いシャビーな壁とナチュラルな木の素材感を生かした、ナチュラルインテリアのリビングルーム。色味を抑えた自然な風合いを生かしたい時にも、ハーバリウムはとってもおススメ♪写真のハーバリウムはかなり大きなサイズですが、インテリアの中で主張しすぎることなく馴染んでいますよね。隣に飾られた色あせた紫陽花のドライフラワーや、黒色がかった緑のサボテンなどと共に飾っても、うるさくなることはありません!
さまざまな雑貨をディスプレイしたコーナーにハーバリウムを飾った例。生花やプリザーブドフラワーと違い、瓶に入っている為、主張しすぎてインテリアのテイストを乱すということがありません。ところが、1点1点に注目してみると、色鮮やかで美しい花を楽しむことができるので、さりげないけれどインテリアに工夫を凝らしたいという方には、ハーバリウムはぜひお薦めしたいアイテムなんです。写真のように同じサイズの瓶で揃えると、より統一感がでますね♪
光に当てて楽しむ
ハーバリウムを飾る時は、オイルの透明感を生かし、光の差し込む位置に飾るのもお薦めのアイディア♪写真のように窓辺にいくつか飾ってみましょう。瓶の向こうが透けて、光をいっぱい取り込んだ眩しい花々を楽しむことができますよ!また、写真のようにドライフラワーとともに飾って、その風合いの違いを楽しむのも、お薦め。
こちらは棚の上にたくさんのハーバリウムを集合させた例。真上からの強い照明が、シルバーの蓋と瓶の無機質さと、植物のみずみずしさのギャップを照らし出し、美しく幻想的なコーナーを作り上げています。
本を土台としてスポットライトを当てれば、ハーバリウムを主役にしたディスプレイに。強いライトを当てると、瓶の中の花にも強い陰影が生まれ、生花の花束を飾るのとは一味違う表情を楽しむことができるのも、ハーバリウムの魅力の一つ。
晴れた日にはテラスに飾るのも素敵ですよね♪開放的な屋外では、写真のような明るい色合いのハーバリウムが一層美しく映えますよ!テラスに出てパーティーをする際、気軽に飾って片づけられるのも、お薦めな理由の一つ。
ダイニングテーブルに
こちらの写真では、ハーバリウムをナチュラルな鉢に飾られた、多肉植物とともにディスプレイ。鮮やかなイエローが美しく、ジューシーな色合いのお花をふんだんに詰め込んだ作品ですが、容器に閉じ込められた花は、ナチュラルテイストのダイニングに、自然な明るさを添えてくれていますね。
キッチンのディスプレイ棚に
こちらはキッチンに飾った例。コーヒーカップと共に黄色い花が鮮やかなハーバリウムを2つ飾りました。キッチン周りのディスプレイ棚に花を飾る場合、水を替えるためにしょっちゅう花瓶を上げ下げするのが心配になりますが、ハーバリウムならそういった心配もなく、長く飾って楽しむことができますよ♪
オイルランプとして
オイルで満たされたハーバリウムは、写真のように芯を取り付ければオイルランプとしても楽しむことができます。炎がオイルの中の花々を鈍く照らし、明るい光の下で見るのとは違うおしゃれで落ち着いた照明アイテムになってくれますよ。
まとめ
美しく華やかな花を長く楽しむために今注目されている手法「ハーバリウム」。これから益々インテリアを彩ってくれるアイテムとして活躍しそうですよね♪見た目よりもずっと気軽に材料が手に入り、DIYしやすいアイテムなので、落ち着いた空間に馴染むインテリア雑貨として、ぜひ作ってみてくださいね!
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