プラントハンガーでグリーンのある空間。種類や相性の良いインテリアをご紹介

グリーンを飾りたいけれど置くスペースがなくてお困りではありませんか？置き場所がないなら、吊り下げる飾り方がおすすめです。エアプランツは直にそのまま下げられますが、プランターに植えてあるグリーンは吊るす道具が必要です。そんなとき、おしゃれにグリーンを吊り下げられるのがプラントハンガーです。「使うとどんな雰囲気になるのか」「どんなインテリアに合うのか」、プラントハンガーの魅力をご紹介します。

プラントハンガーとは

植物を入れるプランターを、空間にぶら下げて飾るロープ状のアイテムです。別名「マクラメハンギング」や「ハンギングプランター」と呼ばれることもあります。ホームセンターや100均で売られています。色や大きさ、飾るものの大きさに合わせるなら、100均アイテムで自分で好きなように作ることも可能です。最大の魅力は、グリーンを置く場所がなくても空間に吊るして飾れるので、スペースを有効に活用できることです。

シンプルロープタイプ

カフェ風インテリア

モノトーンの人物イラストのアートがおしゃれな雰囲気を醸し出していますね。清潔感のあるカフェ風インテリアには、凝った編み込みのロープではなく、シンプルなロープデザインが合います。全体が直線ラインのプラントハンガーなら、よりすっきりした印象に。お部屋の中で浮くことなく、自然になじみながらさりげない存在感を演出してくれます。

 

ベランダにも

シンプルなベランダ空間に合うのは、シンプルロープのプラントハンガー。フェンスから吊るすことで、棚のないさみしい壁面に彩りを添えることができます。室内の壁面ディスプレイ感覚で、空間を有効に使えるのが魅力です。

 

 

マクラメ編みタイプ

マクラメレースとも呼ばれるマクラメ編み。ひとことにマクラメ編みと言っても、実は色々な編み方があります。基本の編み方の「平編み」「ねじり編み」「巻き結び」は、ナチュラルな魅力が特徴的。幅広いインテリアテイストとも相性抜群です。

ナチュラル

ランタン型のタイルがかわいい、カフェ風のナチュラルなダイニング。床にある観葉植物と、天井から吊るしたプラントハンガーで立体感が生まれています。ホワイトレンガの壁に、ナチュラル色のロープがやわらかく映えますね。合わせるプランターもラタン素材を選んで、ナチュラル感を統一して。

 

同じナチュラル系のインテリアでも、ミディアムブラウンが基調の古材で渋い雰囲気。お部屋にはたくさんグリーンを飾っているからこそ、何もない窓辺だとなんだかさみしいスペースになってしまいます。。カーテンレールにＳ字フックをかけて、プラントハンガーを4つぶら下げることで、周りのボリューム感とのバランスをとっています。

 

レトロインテリア

ナチュラルやカフェ風インテリア以外に、和のレトロなインテリアにも意外と合うんです。こちらは、賃貸インテリアで和室のニュアンスが残るお部屋。北欧を演出するアイテムとして、木の肘のソファと木の柄のブランケットを合わせています。和と北欧インテリアは、とても相性がいいんですよ。グレーを混ぜたような色味をおさえたブルーが、なんとも言えない味わいで、落ち着くインテリアに。プラントハンガーが、さみしげな壁面をパッと明るしてくれています。

 

インダストリアル

コンクリートのような、ムラ感のあるダークグレーの壁で無機質な雰囲気のお部屋。相性のよいバスロールサインを飾っています。ダークグレーと黒だけでは暗い雰囲気になりがちですが、プラントハンガーの白と緑が明るい抜け感を出しています。バスロールサインと合わせて黒のプランターを飾り、モノトーンのメリハリを演出。

 

お部屋の全体の写真です。ダークカラーがベースのインテリアに、ソファや雑貨の白が映えます。エアコンの白さえ、計算されたかのような雰囲気ですね。

 

ブルックリン

赤茶のレンガ調の壁紙が、ブルックリンの雰囲気を醸し出すお部屋。海外インテリアのようにたくさんアートを壁面に飾り、近くにプラントハンガーを吊るしています。アートに合わせて、黒のリメ缶をプランター代わりに。一緒に目線に入ることで、立体的なインテリアに仕上がります。

 

同じDIYのアトリエの、違う方向の写真です。こちらのプラントハンガーは、プランターのグリーンを飾っています。垂れさがるタイプのグリーンも一緒に飾ることで、部屋の隅でも抜群の存在感です。

 

ヴィンテージ

バスロールサインが主役の壁面ディスプレイ。3色のロープを組み合わせた、カラフルなプラントハンガーです。サボテンのグリーンと合わせて、ロープにもアーミーグリーンを使っているため、植物ともなじんでいますね。3色使いすることで、シンプルな空間に彩りが生まれています。

 

 

足場板のような、味わいのある明るい板壁が魅力のヴィンテージインテリア。長いバスロールサインや、古材の家具のハード感に負けないよう、プラントハンガーも太めのマクラメ編みでインパクトを出して。明るい板壁に、黒のロープが映えます。

 

上の写真の視線をずらした左側の空間です。書斎のようなプリントの壁紙を貼ったドアは、かなりのインパクトがありますね。隣に飾ったコウモリランと同じく、プラントハンガーには乾いたような色調のグリーンを合わせてなじませています。

 

こちらは、古材風の板壁。潔くカーテンを取っ払った窓辺には、思い切った飾り方が正解◎大ぶりの木の枝からプラントハンガーを吊るすことで、より自然素材の魅力が引き立ちます。プラントハンガーやグリーンをたくさん飾っていますが、バランスが計算されているので、うるさく感じません。

 

西海岸インテリア

ブルーのアクセントクロスが印象的な、西海岸インテリアです。開放的なカリフォルニアのインテリアにも、プラントハンガーのナチュラル感がよく合いますね。こちらも、太い木の枝からプラントハンガーを吊るしています。枝の太さに負けないよう、ロープも太めのマクラメ編みにしてボリューム感を出し、バランスをとっています。

 

タペストリーハンガー

プラントハンガーとタペストリーを合体させたようなものが、タペストリーハンガーです。市販ではあまり見かけませんが、ハンドメイド作家さんがよく販売しています。DIYで自分で作ることも出来ますよ。木の枝や流木にタペストリーハンガーを引っ掛けているので、より自然素材の雰囲気が演出できます。プランドハンガーよりも、ボリュームのある存在感が魅力です。

 

こちらは、100均のすのこに汚しをかけて古材のようなニュアンスを出し、そこにタペストリーハンガーを吊るした例です。タペストリーハンガーの枝だけでなく、もう1つ葉っぱ付きの木の枝を飾ることで、クールなモノトーン空間にやわらかさをプラスしています。ダークグレーの壁に白いロープが映え、明るい抜け感も◎

 

冒頭のシンプルロープのカフェ風インテリアでご紹介した部屋です。模様替えして色違いのタペストリーハンガーを４つ吊るすと、かなりのインパクトに。同じお部屋でも、飾るものによって印象が変わりますね。

 

 

まとめ

同じプラントハンガーでも、ロープの編み方やボリューム、色の組合せで多彩に印象を変えてくれます。アイテム自体がシンプルなロープ状なので、それだけ浮いて目立つことはなく、どんなインテリアにもナチュラルになじみますよ。1つ下げるだけで立体的なディスプレイになり、一気にお部屋がおしゃれな雰囲気になります。100均リメイクでも作れるので、気軽に取り入れてみてくださいね。

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