置き方が限られているスペースならレイアウトが限定されますが、ある程度余裕のあるスペースでは、縦横どちら向きにダイニングテーブルを置こうかと迷うことはありませんか?今回は模様替えの季節に備えて、テイストに合うダイニングテーブルのレイアウト&チェアの組合せをご紹介します。
キッチンカウンターとの位置関係
カウンターと平行
ブルックリンテイスト
ダイニングスペースに奥行がない場合、大部分の方がキッチンカウンターと平行にダイニングテーブルを設置するでしょう。こちらの写真の場合、すぐ後ろが掃き出し窓のため、最低限椅子を引けるスペースがあれば大丈夫です。カウンター下の棚から物を取り出しやすいように、カウンター側は背もたれなしのベンチにして、圧迫感なくスッキリ見せています。
北欧ナチュラル
こちらも上の写真と同じく、チェアとベンチの組合せです。カウンター下のニッチは飾り棚のため、物を頻繁に取り出すことはないでしょう。その代わり、反対側はリビングへと続いています。この場合は、ニッチ側に背もたれありのチェアを、リビング側はベンチにして開放感を出しています。
アメリカンヴィンテージ
こちらも、キッチンカウンターの下は飾り棚になっています。カウンターの真ん中に、ダイニングテーブルの中心が来るよう、バランス良く配置しています。男っぽいアメリカンヴィンテージのインテリアなので、チェアは背もたれのあるもので揃えてシャープ感を演出。古材のテーブルとチェアのアイアン脚がかっこいい雰囲気です。
カウンターと垂直
フレンチカントリー
ダイニングに奥行きがある場合は、キッチンカウンターと垂直に置いて空間を広々と使いましょう。キッチンで料理をする人と、ダイニングにいる人が会話を楽しめる配置です。壁側に収納があるため、カウンターからテーブルを離して両端に動線を設けています。ミディアムブラウンとホワイトのツートンがかわいい、フレンチカントリーのダイニングセットです。
北欧ナチュラル
キッチンカウンターに、ダイニングテーブルを垂直につけた例です。スペースに余裕があるなら、垂直に設置するのもおしゃれですね。標準的な4人掛けテーブルに、子供が座る小さい椅子を置いています。
カウンターのサイドへ平行につける
北欧インテリア
L字型のキッチンカウンターのサイドに、ダイニングテーブルを平行につけた例です。料理を運ぶにも、食器を片付けるにも1番短い動線で済むレイアウトです。キッチンに入るには、ダイニングテーブルをぐるっと回り込む必要がある点は留意しましょう。
円形テーブル
ナチュラル
円形テーブルは、長方形のテーブルに比べて空間を広く見せてくれます。放射状に椅子をひくため、長方形テーブルを設置するよりもスペースが必要です。一般的な4人掛けの場合、直径100cmあれば食器を置くスペースもあり、ゆったり使えるでしょう。キッチンカウンター・家具・床材を同じナチュラル色で統一した、明るいダイニングです。
こちらも4人掛け円形テーブルの例です。キッチンカウンターや建具のダークブラウンに家具の色を統一するのが一般的ですが、全体的に重い雰囲気になってしまうことも。白い壁とナチュラルベースの床材を活かし、ダイニングテーブルをナチュラル色にすることで、明るい抜け感が出ています。
ダイニングチェアの組合せ
全部バラバラのチェア
同素材でデザイン違い
椅子のデザインを全部バラバラにする例は、近年奇抜なアイディアではなく、おしゃれな組み合わせとして定番の楽しみ方になっています。こなれた雰囲気になるだけでなく、それぞれの人がお気に入りの椅子を選んだり、「今日はどれに座ろうかな♪」という楽しみもあります。こちらの写真は、全部違うデザインの椅子をナチュラル色の木で統一することで、インテリアによくなじんでいる例です。
異素材でデザイン違い
木のホワイトチェアと、スチールフレームのチェアを2脚ずつ組み合わせています。異素材のデザイン違いはチグハグになるのでは?と心配になりますが、部屋の中に使っている素材をリンクしてあげるとなじみます。こちらの場合、引出しのたくさんついたシルバーのキャビネットの金属感と、ダイニングテーブル上のホワイトのフラワーベースでチェアと色味を揃えています。
家具の脚が全部金属という共通点があり、バラバラのデザインでもインダストリアルの世界観に合っています。金属のチェアは硬くて冷たいため、長時間座ってくつろぐ場合は、座面になにか敷いて座るのがおすすめです。
同素材・同デザインの色違い
インダストリアルにマッチするスチール製のメタリックチェアですが、変わり種でカラフルな色違いを合わせています。4色全部色を変えるだけで、ポップで楽しげな雰囲気になりますね。
子供椅子との組み合わせ
ベビーチェア
チェア4脚のうち、1脚を子供椅子にした例です。子供の成長に合わせて座面の高さを変えられる食卓椅子なら、長く使えますね。木製アイテムでまとまったナチュラルな空間です。
子供椅子をお誕生日席に置いた例です。小学生以下の子供の居場所は、主にリビングダイニングです。子供が座りやすい椅子を考慮するのももちろん、おもちゃなど子供のものを置くスペースも確保しましょう。子供椅子の白が、空間をパッと明るくしていますね。
チェア+ベンチ
北欧×男前インテリアミックス
ファブリックと木のベンチの組合せです。ファブリックチェアは、木よりも選べる色やデザインのバリエーションが多いので、インテリアに合わせて選択肢が広がります。ダイニングベンチは座る人数に融通がきくのが大きなメリット。子供が3人で座ってもいいし、大人がゆったり2人で座ることも出来ます。デメリットを挙げるなら、「真ん中に座る人の動きが限定されてしまう」「背もたれがないので長時間座るのは疲れる」ということ。ベンチを壁際に置いて、壁を背もたれ代わりにするというのもアリです。
ダイニングチェアの素材
木
カントリー
建具・床材・家具をパイン材で統一したカントリーナチュラルなダイニング。木の素材の魅力は、温かみがあり、長く使っても飽きがこないこと。ダイニングチェアとしては定番の素材です。
木+ファブリック
同色
同じ木でも、天然木を使用した家具は経験変化の味わいを楽しめるのが魅力です。ただ、木のチェアは長時間座っているとお尻が痛くなるもの。座面がファブリックのタイプを選べば、木の魅力と座り心地の両方を手に入れることができます。座面のファブリックの色は、黒で統一してすっきりと。
色違い
こちらは、座面のファブリックを色違いで組み合わせた例です。2脚ずつ違う色にすることで、ちょっとした遊び心が生まれます。
木+アイアン
ヘリンボーンに組んだ古材がおしゃれなダイニングテーブル。テーブルの男前感を引き立てるのは、木+アイアン脚のダイニングチェアです。木の温かみもありながら、アイアンで金属のクールさも演出できます。
ファブリック
ファブリックのダイニングチェアは、色やデザイン・素材のバリエーションが豊富で、温かみがあるのが魅力です。中でもおすすめなのが、汚れても取り外して洗えるカバーリングタイプ。ただし、洗濯機で直にガラガラ洗うと縮んで入らなくなる可能性があるので、洗濯表示に従って洗いましょう。
ポリカーボネード
ポリカーボネード素材のチェアは安定感があって座り心地も良く、丈夫で傷に強いのがメリットです。透明のタイプは圧迫感がなく、インテリアにモダンさと抜け感を加えることができます。
ソファダイニングセット
スペースの限られているコンパクトなリビングダイニングにおすすめなのが、ソファダイニング。ダイニングテーブルにソファーを合わせたようなスタイルです。ソファがダイニングチェアの役割を兼ねているため、食事をした後、そのままくつろいでTVを見るリラックスタイムが過ごせます。ソファダイニング用のテーブルに合わせて、ソファーも高さは高めに設定されています。
こちらは、ソファとアームチェア、ベンチを組み合わせた例です。チェック柄のファブリックがカフェ風の雰囲気ですね。この場合、ソファダイニング用のテーブルは、ソファとチェアの両方を組み合わせられる高さのものを選びましょう。
まとめ
ダイニングテーブルのレイアウトを考えるとき、大事なのは負担にならない動線です。料理を運んだり食器を片付けたりするだけでなく、収納の取りやすさ、キッチンに入りやすいか、座りやすいかなどを考える必要があります。全てを満たすことが難しい場合は、ダイニングでの家族の動きに合わせて、優先順位を考えていきましょう。
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