ペットと楽しく暮らすマンション選び!大切なポイント11選
「ペットと楽しく快適に過ごしたい」と願う方にとって、住まいとなるマンション選びは重要なポイントです。
特に、大切なお金を払って分譲マンションを購入する場合、賃貸のように簡単に引っ越す訳にはいきませんよね。
そこで、今回はペットと楽しく暮らせるマンションを選ぶポイントについてお話しします。
今のお住まいに不満がある方や、もっと気持ちよくペットとの生活を送りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
■ まずは「マンション管理規約」をチェック!
事例を見る:Case80「Dogs First」
マンションでペットを飼うには、必ず「管理規約」を守らなくてはいけません。
「管理規約」とは、各区分所有者で構成された管理組合における法律のようなもので、基本的な内容は「建物の区分所有等に関する法律(通称:区分所有法)」によって定められています。
管理規約の中には、共用部分の範囲や、使用ルール、理事会の権限・義務、管理組合の運営に関する記述以外にも、リノベーションやペットにかかわる決まりも書かれています。
ポイント
いくら専有部内のことであっても、そのマンションに住む限り、管理規約は絶対に守らなくてはならず、違反した場合は是正を勧告・指示を受けることがあります。
ペットに関しても例外ではなく、管理規約に書かれたルールに則っていなくてはいけません。
では、管理規約の中にはどのようなペットに関する決まりがあるのでしょうか?
【ペット飼育に関する決まりの例】
●ペットの飼育可否
●ペットの種類やサイズ(体長・体重)
●ペットの頭数上限
●ペットが過ごしていい場所の制限
●ペットの予防接種・健康診断受診義務
●ペットを飼っている世帯への追加管理費
これらペットに関する決まりについては、マンションによって項目も内容も異なりますので、分譲マンションを購入する前には、内容をしっかり確認してください。
また、「マンションを購入したらカーペットからフローリングにしたい」「ペット用の足洗い場を新設したい」などとお考えの方は、さらにチェックしなくてはいけないポイントがあります。
【リノベーションに関する決まりの例】
●床材変更の禁止
●床材仕様(主に遮音性能)の制限
●水廻り設備機器新設の制限
●水廻り設備機器移動の制限
無理な工事をして水漏れのリスクを高めたり、床材を変えたことで騒音トラブルが発生してしまったりすれば、マンション全体の資産価値を下げてしまう恐れがあります。
この観点から、上記のように管理規約にはリノベーション工事に関する決まりもありますので、合わせて確認しておきましょう。
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■ 規約以外にもチェックすべき点が!ペットに優しいマンション11のポイント
事例を見る:Case55「空間を広げる!室内窓活用術」
分譲マンションを購入する場合、最低でも「管理規約」は確認しなくてはいけませんが、その他にもペットと楽しく快適に暮らせるマンションかどうかを見極めるポイントがあります。
ここでは、特に重要な11のポイントについて、詳しく解説します。
● 十分な日差しが入る開口部がある?
マンション暮らしのワンちゃん・猫ちゃんなどにとって、部屋の中だけが自由に移動できる空間です。
そのため、リビングなどペットのくつろげる場所に十分な日差しが入るかどうかを確認しましょう。
ただし、一日中直射日光が照りつけてしまうと、留守番中に熱中症になってしまったり、種類によっては日光過敏症を引き起こしかねません。
ペットが自由に日向ぼっこしたり、物陰で涼んだりできるように、居場所を複数作ってあげてください。
● 防音性・遮音性は十分?
飼い主にとっては意思疎通のツールである鳴き声も、ペットを飼っていない方からすると騒音と感じてしまうかもしれません。
鳥やワンちゃんなど、鳴き声の大きな動物を飼う場合は、防音性・遮音性のあるマンションを選びましょう。
先ほども紹介した管理規約の中に、床の遮音性能についての決まりがあるところを選べば、さらに安心です。
末長くそのお部屋で生活していくには、ご近所への配慮も忘れてはいけません。
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● 断熱性はある?
飼い主が留守中、室内が極端に寒くなったり暑くなったりしてしまうと、ペットの健康被害を招きかねません。
動物の種類によって過ごしやすい室温は異なりますが、ワンちゃん・猫ちゃんですと、20〜25℃程度が適温とされています。
そのため、できるだけ複層ガラスや断熱サッシが取り付けられているマンションを選んでください。
マンションの場合、住み始めてからできる断熱リノベーションは限られていますが、ペットのよくいる部屋の窓に内窓(インナーサッシ)をつけてあげたり、ガラスに遮熱フィルムを貼ってあげたりなど、できるだけ空調機器に頼らなくても室温を保てる工夫を施しましょう。
● ペットがくつろげるスペースはある?
ワンルームマンションでもペット可の物件はたくさんありますが、飼い主が生活するだけで目一杯の空間ではペットが可哀想ですよね。
小さめのワンちゃんですと1畳程度、中型のワンちゃんは2畳程度のスペースがプラスで必要です。
また、猫ちゃんの場合は室内で運動する子が多いため、キャットタワーやキャットウォークを設置するための場所もなくてはいけません。
つまり、いくら飼い主がそれなりに生活できるスペースがあっても、ペットが快適に過ごせるようにするためには不十分であるということです。
● 24時間換気システムは整っている?
事例を見る:Case113「家族もペットもHAPPY」
2003年に実施された建築基準法改正によって、新築住宅への24時間換気システム設置が義務化されました。
マンション・戸建住宅ともに気密性が高まり、防犯などの観点から窓を開けて換気する人が減ったことで、シックハウス症候群発症リスクが上がったことが改正の要因です。(参考:国土交通省|建築基準法に基づくシックハウス対策について)
(居室の採光及び換気)
第二十八条第二項
居室には換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、二十分の一以上としなければならない。
ただし、政令で定める技術的基準に従つて換気設備を設けた場合においては、この限りでない。
(引用:建築基準法)
リノベーションでも必要換気量を持った換気システムを設置しなくてはいけませんが、現状は確認検査などがないため、必ずついているとは限りません。
しかし、飼い主が留守中でも、新鮮な空気の中でペットが過ごせるようにするためには必要な設備です。
リノベーションをする際は、換気システムについても見直してみましょう。
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● 内装はペットにも人にも優しい仕様になっている?
ワンちゃん・猫ちゃんなど、室内をある程度動き回るペットを飼う場合は、床材などが適しているか確認しましょう。
ループカットのカーペットですと、ペットの爪が引っかかって剥がれてしまう心配がありますし、コルクタイルですと、すぐにボロボロになってしまいます。
最近は、滑りにくく足腰に負担がかかりにくいペット対応のフローリング材や、汚れが付きにくく消臭機能もある壁材がたくさんあります。
ペットが健康で長生きできるように、なおかつ、飼い主も気持ちよく生活を送れるようにするためには、内装材についても確認してください。
● マンション前の交通量は多くない?
ワンちゃんを飼う場合、朝・夕方などにお散歩へ出かける方も多いでしょう。
マンションの前面が幹線道路など交通量の多い道路ですと、歩道を散歩しづらかったり、万が一ワンちゃんが飛び出してしまった時に思わぬ事故に遭ってしまいます。
できるだけエントランスから出る道は、歩道が広く車の往来が少ないマンションを選んでください。
● 高層階じゃない?ベランダ手すりの近くに登れるものはない?
いくら気をつけていても、ふと窓を開けた時に隙間からベランダへペットが出てしまうこともあるかもしれません。
そのリスクを踏まえて、高層階の部屋やベランダ手すりが登りやすい部屋、エアコン室外機がベランダにある場合は、ペットが落下しないための十分な対策をしてください。
また、念には念を入れて、ペットが勝手に開けてしまわないように網戸にロックをつけておくのも良いでしょう。
● 玄関ドアと廊下の間にドアはある?
事例を見る:Case130「グレイッシュROOM」
日中留守番しているワンちゃん・猫ちゃんの中には、飼い主の帰りを待ち侘びて玄関で待っている子も少なくありません。
すると、飼い主が帰って玄関ドアを開けた際に、するりと脱走してしまうケースもあります。
これを防ぐために、玄関と廊下の間にドア、もしくはペットゲートを設置できる壁があるマンションを選びましょう。
● 動物病院や散歩できる公園は近くにある?
ペットに万が一のことがあった場合、すぐに駆けつけられる動物病院が近くにあるかも確認しておくと良いでしょう。
また、ワンちゃんを飼う場合は、近所に散歩に適した公園や緑道があるとベスト!
専有部内を充実させるだけではなく、周辺環境についても検討することが重要です。
● ご近所の理解は得られそう?
長く住み続けるために重要なポイントが「ご近所付き合い」です。
ペット可のマンションですと、管理規約の範囲であれば理解が得られるため、それほど神経質になる必要はありませんが、できれば購入前に両隣・上下のお部屋でペットを飼っているか確認してみましょう。
ペットを飼っている方同士ですと、“お互い様”の精神で、ある程度の騒音などは許容してくれるケースがほとんどです。
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■ ペットと飼い主両方が快適に暮らせるようにリノベーションを!
事例を見る:Case82「ねこの願いも叶えた家」
「色々マンションを探したが、理想通りの物件に出会えない」「間取りはいいのに内装材がペット対応ではない」そのような方も、物件購入を諦めないでください!
管理規約を変更することは難しいですが、ルール内で専有部内をリノベーションすることができます。
今回紹介したポイントを踏まえて、理想と異なる部分をリノベーションできるかどうか検討してみてください。
設計・施工を相談する場合、まずはペット対応リノベーションの実績が豊富な会社へ問い合わせてみましょう。
間取りやインテリアデザインの提案をしてもらえるはずです!
ポイント
私たち“SHUKEN Re”では、今まで数多くのペット対応リノベーションを手掛けてきました。
物件探しから専門スタッフがサポートいたしますので、分譲マンション購入からぜひお任せください!
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■ まとめ:ペットとの快適な暮らしづくりは物件探しから
愛するペットと快適で楽しく暮らしたい方にとって、マンションの物件選びはとても重要です。
いくら立地が良くても、それがペットにとって居心地がいい場所とは限りません。
まずは、マンションの管理規約を確認し、さらに間取りや内装などの詳細をチェックしてみましょう。
どうしても理想と合わなければ、ルールの範囲内でリノベーションすることをおすすめします。
「ペットにとって居心地のいい部屋にしたいが、どうしたらいいか分からない」「ペット対応リノベーションに適した部屋を見つけたい」そんな方は、まず私たち“SHUKEN Re”へご相談を!
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