どうしても「前髪が割れる」ときはコレで解決!基本の直し方6STEPと原因をチェック
「毎朝時間をかけてヘアセットしているのに、どうしても前髪が割れる…」とお悩みではありませんか?実は、前髪が割れるのには原因があり、直し方のコツをつかめば理想の前髪に整えることが可能です。
朝セットして夜まで理想の前髪をキープする方法や、前髪が割れたときの対処方法もご紹介しますので、ぜひ今日から試してみてくださいね。
前髪が割れるのはなぜ?お悩みの原因をチェック
前髪は女性の印象を決める大きなポイント
女性の印象を決める大きな要素としてあげられるのが、顔のフレームとなる髪型です。そして髪型の中でもとくに重要なのが「前髪」。
実際に洋服やメイクを変えても気づかれないのに、前髪を少しカットするだけで「何か雰囲気変わった?」と気づかれた経験がある人も多いのではないでしょうか?そのため、前髪を整えることは女性の印象をアップさせる大切なポイントといえるのです。
前髪が割れる原因1:つむじの位置やくせ毛
前髪が割れる原因としてまず考えられるのは、つむじの位置やくせ毛です。つむじとは頭髪が渦を巻くように生えている部分のこと。
つむじは頭頂部にあると思われがちですが、実は前髪付近にある人も多く、そのような場合は毛流れに沿って前髪が割れやすくなる原因となるのです。
同様に、くせ毛の人も髪にうねりが出やすく、決まった場所に分け目ができがち。その分け目が頭の前方部分に現れると、前髪が割れる原因となってしまいます。
前髪が割れる原因2:自然乾燥している
お風呂から上がったあと、濡れた髪を自然乾燥するのも前髪が割れる原因のひとつです。髪の毛は基本的に、濡れた状態から乾いた状態になるときの毛流れをキープする性質があります。
そのため、自然乾燥すると前髪が割れた状態で乾いてしまい、パックリ割れの原因になることも…。
お風呂上がりにターバンやヘアタオルを巻いたまま長時間置いてしまうのも同じように前髪が割れる原因になるので、濡れた髪はすぐに乾かすようにしましょう。
前髪が割れる原因3:ドライヤーの使い方
前髪が割れる原因として、髪を乾かす際のドライヤーの使い方もあげられます。前髪が割れるドライヤーの当て方は「下からドライヤーを当てる」「つむじまたは分け目の箇所を中心に乾かす」こと。
なぜかというと、このようなブロー方法ではもともと持っている生えぐせが強調され、前髪が割れやすくなってしまうからです。
ドライヤーを使うときには後ほど解説する「正しい乾かし方」で、前髪が割れないよう毛流れを意識してブローするようにしましょう。
前髪が割れる原因4:汗や皮脂によるべたつき
朝ヘアセットしたときは自然な毛流れになっていても、夕方頃になると束感が出て前髪が割れるなら、汗や皮脂によるべたつきが原因かもしれません。
朝ヘアアイロンやドライヤーできちんとセットしても、額から分泌された汗や皮脂に前髪が触れることでもともとのくせ毛やうねりが出るため、前髪が割れてしまうのです。
額のテカリが気になる脂性肌の人や汗をかきやすい人は、前髪が割れる原因のひとつとして意識しておきましょう。
前髪が割れるお悩みを解決!朝の基本の方法6STEP
前髪が割れるときはまずセット方法を見直そう
前髪が割れるお悩みを解決するには、何よりも朝のセット方法を見直すことが基本。朝のセット方法で意識したいのは、前髪の根元のくせを取り分け目をぼかすことです。
この工程を省いてしまうと、その後どんなにヘアアイロンなどでくせ付けしてもきれいな毛流れを作れません。
基本のセット方法<STEP1>前髪を濡らしコームで整える
それでは、前髪が割れるお悩みを解決する朝の基本のセット方法を、順を追って紹介していきましょう。
まずは、前髪を濡らしてコームで整えます。このとき注意したいのが、前髪の根元からしっかりと濡らすこと。
前髪が割れる部分は分け目のくせが付いてしまっているため、根元からくせを伸ばすことが大切です。髪を傷めないよう、やさしい力で下ろしたい方向にコームで梳かしましょう。
基本のセット方法<STEP2>濡れた前髪を中央に寄せて乾かす
前髪を根元からしっかりと濡らしたら、指先でつまむように中央に寄せてドライヤーを当てましょう。理由としては、前髪を中央に寄せて乾かすことで、もっとも目立つ額の真ん中でのパックリ割れを予防できるから。
このとき一気に前髪が乾いてしまうのを防ぐため、ドライヤーを温風の微風にして小刻みに動かしながら使うのがポイントです。5割ほど乾いたら、次の工程に移りましょう。
基本のセット方法<STEP3>割れる方向と逆に乾かす
次に、前髪が割れる方向と逆に髪を引っ張りドライヤーの温風を当てましょう。こうすれば、前髪の根元のくせをしっかり伸ばし、本来持っていきたい方向へ毛流れをつくれます。
このときのコツとしては、温風をなるべく根元付近に当てること。根元をしっかりくせづけることで自然な毛流れに仕上がります。
基本のセット方法<STEP4>さらに逆方向に乾かす
7割程度前髪が乾いてきたら、さらに逆方向に前髪を引っ張ってドライヤーを当てましょう。左右両方に向けてドライヤーの熱を加えることで、根元のくせをニュートラルにしながらふんわりと自然な分け目に仕上がります。
その後、ブラシを使ってブローしてツヤを出し、ヘアアイロンで前髪にカールをつけるとさらに美しい仕上がりになりますよ。
基本のセット方法<STEP5>冷風で毛流れをセット
前髪の根元のくせがしっかり取れてまっすぐに下りるようドライヤーをかけ終えたら、最後は冷風で毛流れをキープしましょう。
髪の毛は熱を加えたときに形が変わり、冷やしたときにその形が固定される性質があるため、最後に冷風で前髪のセットを完成させることで前髪が割れるのを防げますよ。
基本のセット方法<STEP6>スタイリング剤を薄くつける
仕上げにスタイリング剤をつけて前髪の毛流れをキープしましょう。おすすめは、ワックスやスプレーなどのセット力があるもの。髪が湿気を吸いやすい人はヘアオイルを付けて表面をコーティングし、うねりが出るのを防ぐのもおすすめです。
このとき注意したいのが、スタイリング剤の量をごく少量に抑えること。スタイリング剤を付けすぎるとぺったりとした印象になってしまい、せっかくの毛流れが乱れる原因にもなるため、「ごく薄く」を意識してつけるようにしましょう。
ポイントは「ドライヤーを後ろから前に当てる」
ドライヤーを当てる際は、方向にも注意しましょう。思わずやってしまいがちな前髪が割れる原因が、真正面からドライヤーの風を当てる方法。その理由としては、前から風を当てると髪の根元が浮きやすくなって前髪が割れる原因になるからです。
前髪が割れるお悩みを持っている方は、ブロー時にドライヤーを後頭部方面から当てるように意識すると、余分な分け目がつかずに自然にまっすぐ下りた毛流れをキープできますよ。
マジックカーラーを活用するのもおすすめ
直毛の髪質が原因で前髪が割れるという方は、マジックカーラーを使ってセットする方法もおすすめです。
セット方法は簡単で、前髪部分を分け取ったらマジックカーラーで毛先から巻き、ドライヤーで熱を加えるだけ。ヘアアイロンを使うセット方法よりも簡単で自然にカールがつき、分け目が目立ちにくい髪型になりますよ。
マジックカーラーを使う方法のときのコツは、熱を加えたあと、冷めるまでそのまま放置しておくこと。
なぜかというと、髪は熱を加えたときに動きがつき、冷めるときに形がキープされる性質を持つため、しっかり冷めるまで待つことで理想の状態が長くセットされますよ。
前髪が割れる方におすすめ!夜のヘアケア方法
前髪にもトリートメントをつける
前髪が割れるお悩みを解決する基本の直し方を紹介してきましたが、朝のスタイリングを楽にするなら前日の夜のヘアケアを見直すのもおすすめです。まず試してほしいのが、前髪にもしっかりとトリートメントをつける方法。
前髪はドライヤーやヘアアイロンなどの熱ダメージや、毎日の紫外線ダメージなどで傷みがちです。そのため、乾燥により硬くなりくせが付きやすくなってしまいます。
前髪が割れるお悩みを持つ方は、一度前髪にもしっかりとトリートメントをつけて、髪のしなやかさを保つようにしてみてくださいね。
お風呂上がりは前髪をすぐに乾かす
前髪は、サイドや後ろの髪に比べて長さが短いのですぐに乾きます。そのため、お風呂上がりに放置すると前髪にくせがついたまま乾き、割れる原因になることも。
また、もともとくせ毛の方は自然乾燥により前髪のうねりが出やすくなったり、直毛の人は前髪の浮きの原因になったりします。前髪が割れる方はお風呂から上がったら、すぐに前髪をブローするのを心がけてくださいね。
洗い流さないトリートメントも忘れずに
夜のお風呂上がりに洗い流さないトリートメントを使うのも、前髪が割れるお悩みには有効です。洗い流さないトリートメントを夜に使うと寝ている間に髪に浸透し、くせのつきにくいしなやかな髪に整えられます。
また、ダメージをケアしてハリ・コシを保つことで、朝のセットがしやすい髪質になることも嬉しいポイントですね。しなやかな手触りにしたい方はミルク、パサつきが気になる方はオイルがおすすめなので、好みに合わせて選んでみてください。
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【番外編】外出先で前髪が割れたときの直し方
前髪と額にパウダーを使う
それでは次に、外出先で前髪が割れたときの直し方をご紹介します。夕方になると前髪が割れるお悩みがある場合は、額の油分が原因の可能性大。そんなときは、ベビーパウダーやフェイスパウダーを使った直し方がおすすめです。
お化粧直しのときに額にパウダーを薄くはたき、同時に前髪にも付けておくとサラサラの状態が簡単に復活します。前髪にパウダーを付けた際はダマにならないよう、付けたあとは細かめのコームで梳かしておきましょう。
かきあげ前髪にチェンジ
前髪をラフに後ろに流すようにセットした「かきあげ前髪」は、ヘルシーで少し色っぽい印象に仕上がるのが魅力のヘアスタイル。
ざっくりとこなれた雰囲気がポイントの髪型なので、外出先で前髪が割れたときにはかきあげ前髪にチェンジするのもおすすめです。
直し方としては、前髪を根元から立ち上げるように手ぐしでかきあげ、根元を中心に薄くワックスやスタイリングスプレーをつけるだけ。もしドライヤーがある場合は、前髪を手ぐしでかきあげた状態でブローしながら熱を加えるとさらにキープ力が増しますよ。
ヘア小物で割れた前髪をアレンジ
前髪が割れたときの直し方として、ヘア小物を使ってアレンジをするのもおすすめです。たとえば太めのカチューシャやターバンなど今人気のトレンドヘア小物は、取り入れるだけでおしゃれ上級者の雰囲気になりますよ。
直し方としては、前髪を手ぐしでラフに上げてカチューシャやターバンで前髪を止めるだけ。
もしカチューシャなどを持っていない場合は、細かく取った毛束をひねってアメリカピンでとめてもおしゃれです。割れた前髪が整うだけでなく、前髪が上がることで額が見え明るい印象になり、一気にあか抜け感が出ますよ。
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どうしても前髪が割れる場合は美容室に相談がおすすめ
前髪を重めにカットする
「毎朝、前髪のセット方法をどんなに工夫しても前髪が割れてしまう…」というお悩みが解決しないなら、髪のプロである美容室で相談し、ベースのカットから見直すのもひとつの手段です。まず試してほしいのは、重めに前髪を作る方法。
長さは短めにするよりも眉が隠れる程度にカットすることで、毛束の持つ重みでくせが付きにくくなります。前髪が薄い場合は頭頂部から毛束を持ってきて奥行を増やし、厚みのある前髪を作って割れるのが目立たないようにセットしましょう。
下ろし流し前髪にカットする
前髪が額の真ん中以外の分け目でパカッと割れやすい、という場合、そのくせを活かして下ろし流し前髪にするのもおすすめです。下ろし流し前髪とは額を少し見せながら、斜めに流れるようにセットしたヘアスタイルのこと。
まっすぐ下ろす前髪よりも割れるくせが目立ちにくいだけでなく、額が適度に見えることで顔がパッと明るく見える効果もあります。
下ろし流し前髪にする際は、流す方向に合わせて眉間の毛束を「斜め」に切るのがポイント。眉間の部分のみを斜めにカットすることで自然な抜け感が出るため、毎朝のセットがすぐにできる自然な毛流れの前髪に仕上がりますよ。
前髪にパーマをかける
前髪部分がくせ毛で割れるという方や、毛質が固めで思うような流れが作りにくい、というお悩みがあるときは、毛束に動きが出やすいよう「前髪パーマ」をかけるのもおすすめの方法です。
前髪パーマというとクルクルになってもっと扱いが難しくなるのでは…?と心配な人もいるかもしれませんが、心配はご無用。
通常のパーマのようにロッドで巻いてカールをつけるほか、ピンで巻いて自然で無造作なカールをつけるパーマの方法もあるため、お好みの仕上がりになるよう美容師に相談してみてくださいね。
パックリ割れる前髪を解決して、おしゃれな髪型をキープしよう
前髪が割れるお悩みの原因から朝の基本のセット方法、夕方のお直し方法やベースの整え方のポイントなどをご紹介してきました。美しい前髪のセットは、女性の印象を決定づける大切なポイントです。
パックリ割れる前髪を整えるだけでも一気におしゃれな印象にランクアップできますので、ぜひ今回ご紹介した方法を実践し、1日中おしゃれな髪型を楽しんでくださいね。
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