珪藻土は「植物プランクトンの化石」
そもそも「珪藻土」とはどんなものなのでしょうか。珪藻は植物プランクトンの一種で、死滅すると有機物が分解されて殻の部分のみが残ります。
この珪藻殻が堆積して化石化したものが珪藻土です。日本でも古くから七輪やレンガの原料として使われてきました。
珪藻殻には小さな孔(穴)が多数開いているため珪藻土はとても軽く、水分を大量に保持することが可能です。
また自立呼吸を行う性質により、水分を吸っても自然に放湿する機能が備わっています。これらの特徴を最大限に活用したのが、珪藻土バスマットと言えるでしょう。
珪藻土のバスマット
珪藻土アイテムの代表ともいうべきバスマットですが、初めて使う人はちょっと尻込みしてしまうかもしれません。
これまでのバスマットのイメージと全く違う特徴「固い」「洗濯不要」には少しだけ不安と戸惑いを感じますよね。珪藻土バスマットの特徴を把握し、快適に使用するための使用方法を見ていきましょう。
珪藻土バスマットの使い方とお手入れ方法
珪藻土バスマットの最大の特徴は、皆さんもご存知かと思いますが、とにかく「すぐ乾く」こと!水分が床まで達しないので、バスマットの下のフローリングがカビていた・・・なんてことにはなりません。
毎日のお手入れ方法は、使用後に立てかけておくだけでOK。珪藻土バスマットの厚さは1cm前後の商品がほとんどなので、ちょっとした隙間があれば収納できることも嬉しいですね。
使い続けていると、水分の吸収が悪くなる場合があります。これは皮脂や汚れによって、珪藻土が目詰まりを起こしている状態です。その場合は、紙やすりで表面を削ることにより吸水力が復活し、表面の汚れを落とすこともできます。
使用するのは細目の紙やすり(#280~#400程度)です。特に汚れがひどい場合は、中目(#120~#240程度)で削った後に、細目で仕上げるとよいでしょう。紙やすりは番号が大きくなるほど細かくなります。
汚れた部分だけを擦りすぎると表面がでこぼこになってしまうため、全体を満遍なくかけるのがコツです。
広範囲に紙やすりをかけると摩擦熱で指が痛くなるため、当て木(かまぼこ板程度の大きさの木材)に紙やすりを巻いて使用するとやりやすいです。やすりがけはバスマットの使用頻度によりますが、1~2年に1回程度で大丈夫です。
バブルやグラフィックといったモチーフがポイントの商品や、表面が波状であることで足離れが良い商品などを揃えています。
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水虫など菌の繁殖は大丈夫?
洗わないバスマットと聞くと、やはり衛生面が気になります。家族に水虫の人がいると、特にバスマットは心配ですね。珪藻土バスマットで水虫はうつるのでしょうか?
結論から言いますと、水虫感染の可能性はゼロではありませんが、あまり心配しなくて大丈夫です。そもそも水虫がうつる原因は、「菌の存在+菌の増殖する環境」によるものです。
白癬菌(はくせんきん)が足に付着した状態で革靴を履き続けるなど、高温多湿の状態が続くと水虫に感染しやすくなります。
※ただし、白癬菌が付着してから感染するまで24時間ほどかかりますので、1日1回きちんと足を洗って乾燥させれば、感染リスクは低いと言えます。
珪藻土バスマットのメリット・デメリット
お手入れ不要でいつもサラサラな使い心地がメリットの珪藻土バスマットですが、残念ながらデメリットもあります。
布製のバスマットに比べると高価で、大きさによりますが5千円から1万円ほどの価格が多いようです。中には珪藻土が数%しか含まれていない安価なものもあり、使い心地はそれぞれで異なるため、購入の際によくご確認ください。
また珪藻土バスマットは「割れる」心配もあります。ただしそれなりに丈夫なので、立てかけていたものを倒した程度であれば心配ないと思います。注意すべきは「段差」です。
床に段差やでこぼこがあったり、バスマットの下に小さく固いものが置かれた状態で力を加えると割れる恐れがあります。ケガの恐れもありますので、丁寧に取り扱いましょう。
珪藻土バスマットは汚れが付着すると、シミになる可能性もあります。泥水や血液などは染みこんでしまいますので注意が必要です。表面的な汚れであれば、乾いた後のヤスリがけで対処できます。
メリットだけでなくデメリットも把握して、珪藻土バスマットを正しく使用しましょう。
珪藻土バスマットを使った感想①(40代女性・4人家族)
珪藻土バスマットは正に「驚き!」のひと言です。濡れた足で乗った瞬間に水分を吸い始め、パジャマを着るころにはすでに乾きかけています。家族4人で使用しても、使うたびにサラサラの状態です。
しかし1年ほど使用したところ吸収が悪くなり、表面が薄汚れてきました。子供たちが泥水のついた足で乗ったことにより、汚れが染み込んでしまったことも原因のひとつと思われます。
当時はヤスリで削ると汚れが取れ、吸収力もよみがえることを知らず、もったいないことに処分してしまいました。その後は布製のバスマットを使用していますが、最後に使う頃にはバスマットがびちゃびちゃになります。
珪藻土バスマットの快適さを考えると、やはりもう一度買いたいと思います。ひとつデメリットをあげると、珪藻土バスマットは小さめサイズが多いです。ネットで購入する場合は、サイズをしっかり確認した方がよいと思います。
珪藻土バスマットを使った感想②(30代女性・5人家族)
手入れがラクそう!そんなイメージで購入した珪藻土のバスマットでしたが、本当にほぼ手入れをしなくていいことに驚きでした。
家族が立て続けにお風呂に入ってもすぐに乾き、吸水力が変わらないのが一番うれしかったです。
ただそのままだとやはり少しずつ吸水しなくなってくるので、たまにヤスリをかけています。ヤスリで削った後は、汚れも取れますし吸水力も戻るように感じます。
なんといっても1つのアイテムを長く使える点が重宝しています。
珪藻土を使った便利アイテムをご紹介
珪藻土の特徴を最大限に活かしたバスマットですが、バスマット以外にもたくさんの珪藻土グッズがあります。
バスマット同様、暮らしを快適にしてくれるアイデアグッズですので、賢く生活に取り入れてみませんか。
珪藻土の水切りマット
食器のバスマットとも言うべき、珪藻土の水切りマットも人気商品です。水切りかごの代わりに洗った食器を置くのはもちろん、まな板を立てかけたりフライパンを乾かしたりなど用途は多彩です。
カビや臭いの心配もなく、水洗い可能。使用後は立てかけるだけなので、水切りかごに比べて省スペースになるのも嬉しいですね。用途や場所によってサイズを選べるので、スッキリ広々したキッチンを実現できそうです。
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珪藻土窓の結露取り
高い除湿効果と吸水力のW効果で窓ガラスに発生する結露をしっかりキャッチしてくれる珪藻土タイル。メンテナンス不要&清潔に使える珪藻土の結露取りです。除湿作用により、結露の発生も抑制!繰り返し使えるから経済的です。
珪藻土の茶さじ
珪藻土の吸湿性を活かしたアイデアグッズ、珪藻土の茶さじです。茶葉をすくうのはもちろん、珪藻土作用で湿気を吸収して、茶葉の風味をキープするので一石二鳥。茶葉以外にも塩や砂糖を入れた容器でも使用できますね。
天日乾燥すれば繰り返し使えます。soilシリーズは日本産珪藻土を使用した日本製ですので、安心して使用できます。
まとめ
一度使うと手放せない魅力の珪藻土バスマットや珪藻土グッズ。これまで馴染みのなかった商品を使うには勇気も必要ですが、使った人から生活が変わりはじめているといって過言ではありません。
珪藻土の特徴を把握し、まずはひとつ生活に取り入れてみませんか。きっとそのサラサラの魅力に驚かれることでしょう。珪藻土で暮らしが快適に進化しますよ!
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