築年数が経ってきたご実家の将来を考えるとき、建て替えかリフォーム・リノベで手を入れるか悩み方が多いようです。
以前は30~50年前後で建て替える方が多数派でしたが、最近はリフォームやリノベーションを選ぶ方が増えてきています。
今回は、実家リノベーションで暮らしやすくおしゃれに変身させるためのポイントを詳しく解説します♪
後半では実家リノベーションの参考になるおしゃれ実例も紹介しますので、イメージづくりにも活用してください。
■実家リフォーム・リノベが増えている?
・建て替えよりリーズナブル
今ある建物の構造部分を活かせるリフォームやリノベーションは、丸ごと建て替えるより費用を抑えられるのが大きなメリットです。
ご両親の老後のことを考え、リノベーションでお金を残しておく選択肢を選ぶ方が増えているようです。
・思い出のある家で暮らし続けられる
ご両親・お子さん世帯どちらにとっても思い出深い実家を残し、そのまま暮らし続けられるのもリノベーションの魅力です。
ヨーロッパ地域では親・子・孫へと住まいを引き継いでいくのが当たりまえですが、日本でもそうなっていくのかもしれませんね。
・二世帯住宅化して両親を見守れる
これからご両親が高齢期を迎えるなら、リノベーションで実家を二世帯住宅化して近くで見守るという選択肢も考えられます。
両親との同居に対する補助金を用意している自治体も多く、老人ホーム・介護施設の空きが少ないことも大きな理由になっています。
新しい土地や新築費用が掛からないので、その分設備や内装にお金をかけて住みやすくすることも可能です。
・相続するときに有利
確認申請が必要な建て替えは建物の評価額が上がり、固定資産税や将来の相続税が高くなります。
一方リノベーションは基本的に税金が高くならないため、ランニングコストや相続面で有利になるのもメリット。
また良いタイミングでリノベーションしておけば建物の状態をキープできるので、相続後の売却や賃貸運用などの選択肢も広がります。
■実家リノベで考えるべきポイント
実際に実家のリフォームやリノベーションプランを考える際は、次のポイントに注目しましょう。
・建物の耐久性
築年数の経ったご実家は、見えない部分の劣化具合や耐震強度など、建物全体の耐久性をしっかり考えましょう。
せっかくお金をかけてリノベーションしても、土台や柱の状態が悪かったりシロアリ被害があったりすると、大地震時の倒壊リスクが高くなってしまいます。
実家リノベーションの前に必ず屋根裏・床下などの見えない部分も点検してもらい、必要に応じて補修や補強も行いましょう。
1981年の建築基準法改正以前の旧耐震基準で建てられている場合、耐震補強が必要なケースも考えられます。
耐震強度が不足しているから必ず倒壊するわけではありませんが、建物の耐久性にも関わってきます。
・バリアフリー化
今はご両親がお元気な場合でも、段差解消や手すりの設置などバリアフリー化は必ずプランに盛り込みましょう。
バリアフリー化しておかないと、将来足腰が悪くなったり車いすが必要になったりしたとき追加でリフォーム費用が掛かってしまいます。
室内の段差解消はもちろん、駐車場から玄関、室内までのルートもバリアフリー・スロープ化を準備しておくとムダがありません。
トイレやお風呂の入り口を引き戸にするなど、細かい部分までこだわると老後・介護シーンでも暮らしやすいお住まいになります。
・健康/快適性
築年数の古い木造住宅は室内の快適性や健康性能が低いケースも多いので、リノベーション時にしっかり対策・改善しましょう。
特に昔の家は断熱性が低いことが多く、ムダに光熱費が掛かったり冬のヒートショック現象が発生しやすかったりします。
リノベーションで内装を張り替えるタイミングなら補修せず断熱材を追加できるので、必ずセットで検討してみてください。
一枚板の窓ガラスが入っている場合、断熱性の高いペアガラスや二重サッシにするのも効果的。
断熱リフォームやペアガラス設置は補助金活用できることも多いので、積極的に検討してみてください。
・ワクワクするデザイン
単純な内装貼り替えや水回り交換だけでもグッと暮らしやすくなりますが、毎日の生活が楽しくなるデザイン性も大切な要素です。
高級な建材や手の込んだ装飾をしなくても、ちょっとした工夫を盛り込むだけでおしゃれなマイホームを作ることはできます。
二世帯化の可能性があるならお子さん世帯にとってもデザインは重要ですし、おしゃれな家なら将来の売却や賃貸化も考えやすくなります。
この後おしゃれなリノベ事例もたくさん紹介しますので、ぜひデザインの参考にチェックしてください♪
・将来のライフスタイル
建て替えよりリーズナブルとはいえ少なくないお金をかけてリノベーションするのですから、将来ムダにならないようなプランを考えることも大切です。
例えば二世帯同居を予想せずリノベしてしまうと、将来同居介護が必要になったとき部屋数が足りなくなってしまいます。
結局増築や再リフォームが必要になり、余計なコストが掛かる可能性が高いです。
ご実家のリノベプランを考える前に、ご両親やご兄弟と一緒に次のポイントを話し合ってみましょう。
- 何年暮らすのか?
- マンションや介護施設に引っ越す可能性は?
- 二世帯同居の可能性は?
- 相続後の用途は?(自宅・賃貸・売却)
もちろん想定外のこともあると思いますが、できるだけリアルにシミュレーションしておくとムダや後悔を防ぎやすくなります。
大切なことですから、家づくりをきっかけにご家族でしっかり話し合ってみてください。
■実家リノベの参考になるおしゃれ実例・費用
最後に、実家リノベーションでマネしやすいおしゃれな施工実例をピックアップしてご紹介します。
リフォーム費用の目安にもなりますので、予算の参考にしてみてください。
事例① 約1500万円
事例を見る:Case111「ほっこりレトロStyle」
移動できない柱や梁をあえて露出した、古民家風のおしゃれなリノベ事例です。
事例を見る:Case111「ほっこりレトロStyle」
レトロ感のあるおしゃれな内装は幅広い世代にマッチするので、二世帯の実家リフォームにもピッタリ♪
事例を見る:Case111「ほっこりレトロStyle」
事例② 約700万円
事例を見る:Case65「じっくり こっくり 味わい深く」
時代が変わっても古く見えない上品な雰囲気にまとめたリノベ事例です。
事例を見る:Case65「じっくり こっくり 味わい深く」
アクセントのヘリンボーン床とネイビーのクロスが、シンプルなLDKに彩りを与えてくれます。
事例を見る:Case65「じっくり こっくり 味わい深く」
事例③ 約1100万円
事例を見る:Case50「昭和レトロな懐かしさとお洒落感」
実家の思い出を残すなら、すべてを新しく作り変えるのではなく建物が持つレトロ感を上手に活かすのがおすすめです。
事例を見る:Case50「昭和レトロな懐かしさとお洒落感」
シックなペイント仕上げの建具や懐かしいイメージのフローリング、照明器具などのチョイスで素敵な昭和感を演出しています。
事例を見る:Case50「昭和レトロな懐かしさとお洒落感」
■まとめ
ご両親の暮らす実家のリフォーム・リノベーションでは、将来まで見据えたムダのないプランを考えましょう。
構造部分にしっかり手を入れておしゃれに仕上げておけば、相続後に自分たちで住んだり貸し出したり選択肢も広がります。
今回ご紹介した以外にも実家リフォームの参考になる事例がたくさんありますので、こちらもお時間のある時にどうぞ♪
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