壁式構造でもリノベーションでここまで変わる!部屋全体が明るい住まい
ダイニングと一体型のミニマルなデザインのキッチン。天板は防水性に優れているモールテックス材を使用しています。
リノベーション前提で、壁式構造のマンションを、「できること」「できないこと」を調査・整理したうえで購入。採光に配慮した、キッチンが中心の明るい住まいへと生まれ変わりました。
■DATA
所在地:大阪府大阪市
延床面積:91.47㎡
施工面積:91.47㎡
工事費:1100万円(設計料込み)
家族構成:夫婦+子ども1人
築年数:33年
間取り:2LDK→2LDK
設計:CLOCK(クロック)
施工:CLOCK(クロック)
改修範囲:フルリノベーション(スケルトン・リノベーション)
壁式構造でも工夫次第で理想が叶うリノベーション
設計・施工を担当したCLOCKが、施主夫妻と一緒に物件を探すところからリノベーション計画をスタート。
立地や広さ、採光、どれもが施主夫妻の希望通りのマンションに出会いましたが、一般的に間取りの自由度が低いとされる壁式構造の物件だったため、現地にて細かい調査を実施。
抜ける壁、抜けない壁や排水位置などをチェックし、工夫次第でキッチンの移動や玄関、水回りの拡張が可能と判断したうえで購入を決断しました。
リノベーション前にできること、できないことをプロに確認してもらえたため、安心して計画をスタートさせることができました。
壁式構造でしたが、玄関と水回りの拡張が可能と判断。リビングからの採光窓もある明るく広い玄関になりました。
回遊性のあるオリジナルキッチンが中心にある暮らし
採光が悪く暗かった独立キッチンはリビングに移動して、明るく開放的なLDKに。さらに玄関とキッチンの間には大きな室内窓を設けました。窓の取れない場所は収納にするなど工夫をし、居室全体が明るく風通しが良い住まいになっています。
キッチンはこの家に合わせて設計デザインをしたCLOCKオリジナルのもの。ダイニングテーブルはキッチンカウンターと繋げ、一体感のあるデザインに。
個性的で存在感がありますが色や素材にもこだわっているため、リビングの中で浮くことなく空間に溶け込んでいます。
また、家事動線が楽に描けるように、キッチンはどちらから出入りすることもできるようにしました。奥には扉付きのパントリーを設置し、リビング側に生活感があふれないような工夫もされています。
ダイニングテーブルの後ろの扉は子ども部屋への入り口。キッチンの色味とマッチした落ち着いた扉になっています。
キッチンの床はリビングと素材を変えて緩くゾーニング。ダイニング側からもパントリーにアクセスできる動線の良いキッチンです。
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レンジフードとダクトレールの色は空間を引き締める黒に。室内窓で玄関まで自然光が広がる住まいになっています。
寝室の壁は上下で色を分けたツートンカラー。床はリビングよりグレイッシュなカラーのものを使用して落ち着いた空間に。
アール開口が対になっている夫妻のウォークインクローゼット。真ん中で仕切られているので、お互いのものが混ざりません。
子ども部屋はアクセントクロスの貼り方を工夫して、遊び心の感じられる部屋に。扉の色もリビング側とは変えて白を採用し、明るい空間になっています。
洗面台にシックな色味を採用した、シンプルで落ち着いた雰囲気の洗面室。廊下側を取り込んで少し広くなりました。
天井と壁ともにダークな色味のトイレ。収納は棚を取り付けただけのシンプルなものになっています。
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