洗浄力◎!お肌に優しい洗濯石鹸を使いこなそう

洗濯石鹸は自然由来の成分でできているため、肌の弱い方や赤ちゃんの衣類にも安心して使うことができます。この記事では、そんな洗濯石鹸の種類やメリットとデメリット、また使いこなすコツなどを詳しく紹介していきます。

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洗浄力◎!お肌に優しい洗濯石鹸を使いこなそう
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kajitaku lifestyle columns

ライター

お掃除や料理の代行や片付け、衣類クリーニングなど、皆さまの生活に関わるサポートを「家事のプロ」たちで行っています。仕事の現場で培ったアイデアや情報など、プロのノウハウを皆さま向けに利用しやすくアレンジ、もしくはわかりやすくご紹介します。

洗濯石鹸はお肌への影響が少なく環境への負担が少ないため、近年人気が高まっています。洗濯石鹸は、市販の合成洗剤のように石油由来の成分ではなく、天然油脂とアルカリで作られた洗剤です。

自然由来の成分でできているため、肌の弱い方や赤ちゃんの衣類にも安心して使うことができます。この記事では、そんな洗濯石鹸の種類やメリットとデメリット、また使いこなすコツなどを詳しく紹介していきます。

洗濯石鹸と市販の合成洗剤の違い

洗濯石鹸と市販の合成洗剤はどう違うのでしょうか。端的に言えば、界面活性剤の違いです。


 

 

#界面活性剤とは

水と油という本来混じりあわない物質の境界を取り持って、溶けたような状態をつくるもので、そのしくみを利用して油分を含んだ汚れを落とします。石鹸は界面活性剤の一種で、動植物の油脂をアルカリで煮て作られます。

石鹸以外の界面活性剤は合成界面活性剤と呼ばれ、石油や天然油脂を原料に、化学合成を繰り返して生成されます。つまり石鹸以外は全て合成界面活性剤です。

 

#合成界面活性剤の問題点

石鹸の製法はシンプルで、水で薄まるだけでその界面活性剤作用を失うため簡単に洗い流すことができ、環境負担も少ないです。

一方合成界面活性剤は、分解に時間がかかるため、環境への影響が大きいとされています。また、合成界面活性剤は、肌バリアを溶かし出してしまう性質があるため、肌が乾燥したり敏感肌になったり肌トラブルに悩まされる人も多いです。

石鹸は約5000年前から使われており歴史がありますが、合成洗剤は誕生してからまだ100年ほどしか経っていません。現在では時代の流れとともに洗濯洗剤市場は合成洗剤が主流となりましたが、衣類への残留や環境への影響が懸念されています。

そんな中、昔ながらの石鹸を利用する洗濯石鹸という選択肢もあります。洗濯石鹸にはどんな種類があるのか、次で詳しく説明します。

 

洗濯石鹸の種類

洗濯石鹸には形状の違いから、「液体」「粉末」「固形」の3種類があります。

 

#液体タイプ

一番使いやすいのが液体タイプです。最初から液体のため、粉末のように溶け残りを心配する必要がありません。ドラム式の洗濯機や節水機能をもつ洗濯機に向いています。

 

#粉末タイプ

粉末タイプの石鹸は固形石鹸をくだいて水に溶けやすくしたものです。柔軟剤を使用しなくてもふんわり仕上がるのが特徴です。

ただし水に溶けにくく、洗った時に石鹸カスが残りやすいというデメリットもあるため、定期的に洗濯機をメンテナンスする必要があります。

 

#固形タイプ

普段の洗濯では落ちにくいシミや油といったしつこい汚れには、固形タイプがおすすめです。高い洗浄力を発揮してこびりついた汚れを落とすことができます。

 

洗濯石鹸のメリットとデメリット


洗濯石鹸にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。洗濯石鹸はアルカリ性の液性で、洗浄力が高いことが大きなメリットです。

肌へのダメージが少なく、敏感肌の方や赤ちゃんの衣服にも安心して使えるのも魅力です。また、環境や衣服への負荷も少ない点も安心して使える理由の一つです。

一方、洗濯石鹸を使用する際は、上手に使用しないと洗濯槽に石鹸カスが残り、雑菌やカビの原因となってしまうこともあります。

また、合成洗剤に比べてコストパフォーマンスが低いこともデメリットとして挙げられます。それでは次に、洗濯石鹸を上手に使いこなすコツを紹介しましょう。

 

洗濯石鹸の使い方のコツ

洗濯石鹸を使ってみたいけれども、使い慣れた合成洗剤と比べて「なんとなく難しそう」と敬遠される方もいるかもしれません。

実は、ポイントを押さえれば洗濯石鹸は難しいことはありません。


 

#洗濯石鹸は泡が大切

洗濯石鹸を上手に使うには、とにかくしっかり泡立てることが重要です。洗濯石鹸は泡立てないと界面活性作用が発揮されないからです。

泡立ちさえしっかりさせれば、汚れをきちんと落とせるだけでなく、溶け残りなどの心配もありません。

空の洗濯機に洗濯洗剤を入れ、3〜5分程度「洗い」コースで回します。石鹸が完全に溶けて泡立ったのを確認したら、洗濯物を入れていつも通りに洗濯します。


 

#汚れがひどい時は予洗いする

襟や袖などの部分的な汚れがひどい場合、洗濯する前に固形石鹸でもみ洗いしましょう。

汗ばんだ衣類も軽く水洗いしてから洗濯機で洗うとよいでしょう。


 

#すすぎの際にクエン酸を使う

洗濯石鹸は柔軟剤がいらないくらいふっくら仕上がりますが、気になる方はすすぎのタイミングでクエン酸を入れるとより柔らかく仕上がるのでおすすめです。

クエン酸は酸性のため、弱アルカリ性の洗剤で洗った洗濯物を中和する働きあり、洗濯物のごわごわを軽減しふわっとさせてくれます。クエン酸は肌に優しく、赤ちゃんのいるご家庭でも安心して使うことができます。

 

洗濯石鹸でお肌と地球に優しいお洗濯を

この記事では洗濯石鹸と市販の合成洗剤の違いや、洗濯石鹸の種類やメリットとデメリットといったことから使い方のコツまで詳しく紹介してきました。衣類の洗濯は、私たちの生活に欠かせない要素です。

日々繰り返すことだからこそ、身体や環境への負担を減らしたいですよね。洗濯石鹸の使用は面倒に思われがちですが、コツさえ掴めば難しくありません。洗濯石鹸でお肌と地球に優しい生活を始めてみるのはいかがでしょうか。

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