アイランドキッチンが主役のインダストリアルなリノベーション

アイランドキッチンが主役のインダストリアルなリノベーション

ステージのようにデザインしたキッチンスペース。配管の制約を逆手にとってメリハリのあるLDKに。リビングだけでなく、外の景色まで視界が広がります。

子どもの成長と愛犬との暮らしで、床の傷や汚れ、収納の不足なども気になっていたため、自邸のリノベーションを決意。カッコいいインダストリアルな雰囲気に遊び心を加えて個性的な住まいをつくり上げています。

■DATA

所在地：愛知県
築年数：15年
間取り：3LDK→3LDK

設計：KULABO(クラボ)
施工：KULABO(クラボ)

 

 

広くなったLDKにダイニング一体のキッチンをプラン

愛犬との暮らしが始まり、収納スペースの不足や床の引っ掻き傷や汚れが気になっていた施主。子どもが成長したこともあり、長年暮らしてきたマンションのリノベーションを考え始めました。

数社を比較検討し、自分たちのやりたいことを理解してデザインしてくれたKULABO(クラボ)に依頼することに。

間取りはリビングに隣接していた和室を取り払いLDKを一回り広くとり、収納を充実させたベッドルームを連結。LDKの中心にはアイランドキッチンを据え置いて、奥行きのあるカウンターをダイニングコーナーとしました。

キッチンは配管経路を確保するために床をあげる必要がありましたが、その制約を逆に活かしてステージのように仕上げています。

 

キッチンは家族や友人と料理を楽しめるオープンなアイランド型。テーブルを一体化してコンパクトなダイニングキッチンに。

 

使い勝手を考えた透明ガラスの格子窓

リビングとベッドルームの間仕切りは透明ガラスの格子窓に。フレームの下端をベッドの高さに合わせることで、リビングとの行き来も可能にしています。

また開けっ放しにできるので風通しがよく、リビングの採光をベッドルームでも得られるようになっています。

「リノベーションをするなら家の雰囲気もガラッと変えたい」と希望していた施主。素材の質感や色味にこだわり、むき出しの天井やダクト、モルタル調の腰壁と、どこもかしこもカッコいい雰囲気に。

さらに使い込まれたような木材を加えることで、インダストリアルスタイルを自分流にアレンジしました。格子窓のフレームや造作のダイニングテーブルの脚などは黒くシンプルなもので統一し、素材の魅力を引き立てています。

 

天井板を撤去して高さを確保。白く塗装した天井にシルバー色の鉄管を使って、無骨さを程よい加減で取り入れました。

 

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手元が見えないよう腰壁を設置。モルタル調に仕上がり水にも強い、コンティニューオを採用しています。

 

キッチンに立っている人とも会話が弾むカウンターテーブル。

 

質感の違うグレーがほかの色と調和して、都会的なインダストリアルスタイルに。

 

ベッドルームにつながる透明ガラスの格子戸。引き戸なので開閉時も邪魔になりません。

 

壁一面を天井いっぱいのクローゼットに。

 

toolboxのパイン材を塗装したリビングドア。

 

ドアノブのデザインにもこだわりました。

 

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