住まいに「白」を取り入れる。白は無難な色に思えるけれど、実はそうではない。
主役を引き立てる名脇役にもなれる色であり、主役として輝ける色でもあるのだ。今一度、住まいに白を取り入れるよさについて考えてみよう。
白は心のスイッチになる特別な色
白には人の心を動かす強い力がある。風になびく白いカーテンを眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになるし、アイロンをかけたばかりの白いワイシャツを着ると、心がシャキッとする。
真っ白な壁、白いシーツ、純白のドレスなど、白を眺めていると、心が軽くなったり、気分がスッキリしたり、白はわたしたちにとって特別な色なのだ。
特別な色だからこそ、住まいに上手に白を取り入れることで、気持ちを切り替え、心を整えることができて、日々の暮らしにゆとりが生まれるだろう。今日は、上手に白を取り入れた住まいを紹介したい。
白の天井と壁で、光と影を美しく魅せる
梁や束を表に出した勾配天井。天井の高さを確保して、さらに家全体に白を取り入れることで生まれた明るく広々とした空間。
外からの光によって、ステンドガラスから色鮮やかな影がリビングへと落ちる。
ステンドガラスの光と影を計算してつくられたリビングは、まるで海外のお城のような非日常的な空間だ。
白の中で緑が生き生きとする空間に
グレーがかったフローリングに、コンクリートとホワイト塗装の天井。スタイリッシュな白い空間に、窓からたっぷりの光が注ぎ込まれる。
窓枠も白で統一することで、光と緑がより美しく見える。白の中で生き生きとする植物が、なんとも気持ちのいい住まいだ。
白で曖昧にやさしく空間をつなげる
白はふわっとした曖昧さがあり、やさしさを感じさせる色でもある。既存の2つの部屋にはっきりとした区切りをつけるのではなく、白で曖昧にやわらかく仕上げた空間。
心をリフレッシュさせるため、部屋と部屋をつなぐ通路の役割を果たすバスルームも白で統一している。
部屋を行き来するたびに、気持ちを切り替えることができる空間になっているのだ。
絵画を引き立てるキャンバスのような白
他の色を引き立てる名脇役な白。真っ白な壁に絵画を飾れば、あっという間に住まいが美術館に変わる。
カラフルな色が好きならなおさら、白は住まいに欠かせない色なのだ。
ちょっとした小物も白を使ってキレイに飾る
白は美しさだけではなく、汚れを目立たせる色でもある。だからこそ、キレイに使いたくなるし、飾ったもの洗練させてくれるだろう。
ゴチャつきやすいキッチンでも、白は食器や調理器具をキレイに飾るのにぴったりの壁色。一つひとつのものをスッキリと、美しく見せてくれるのだ。
白を使って玄関を楽しく個性的な空間に
白はシンプルな色に思えるけれど、組み合わせ方や使い方によっては個性的な色にもなる。
薪を割ったようなダイナミックな印象の壁と対面する無機質な白いタイルの壁。全く違う素材を取り入れた玄関は、個性あふれる空間になっている。
木材の荒々しさも生かしつつ、無機質な白いタイルの質感も生きる楽しい玄関だ。
光に包まれた白いパウダールーム
自然光が差し込む乳白のガラスブロックを壁にしたパウダールーム。朝起きて身支度をするときも、やさしい光に包まれる。
このパウダールームでなら慌ただしい朝の時間も、爽やかな気持ちで準備ができそうだ。
住まいに白を上手に取り入れて、気持ちを切り替える
白といっても、さまざまな白がある。住まいのどこにどうやって取り入れるかによって、白は主役にもなり脇役にもなるし、心の動きも変わってくる。
白を上手に取り入れた暮らしは、きっと心にゆとりを生み出すだろう。無難な色ではなく、特別な色として、白を住まいに取り入れてみませんか?
リノベの依頼先選びに迷ったら▼
専門家紹介サービス(無料)
おしゃれな住宅実例をもっと見る
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物