秋の季節感を楽しむメソッド
季節感を演出する近道は、「秋といえば〇〇」という、その季節に対するイメージを集めてみること。
それは、色や素材であったり、秋になると使う道具であったりするかもしれません。
特に秋は、「収穫の秋」「芸術の秋」「読書の秋」というように、イメージするものが多岐にわたる季節でもあります。
今回紹介するのは、すでに家にあるものやちょっとした買い足しでできる、秋の模様替えメソッドばかり。
好みのテイストやライフスタイルのなかで、存分に秋を楽しんでみましょう。
見せる収納やディスプレイから漂う秋
毎日使う洋服や靴は、季節ごとに替えるのが当たり前なアイテムだからこそ、季節感が如実に現れ出る部分でもあります。
例えば、サンダルからブーツへ、麦わら帽子から防寒具へ、季節とともに外出のお供が変わるため、玄関には意識せずとも自然と秋っぽいものが集まってきます。
住まいの入り口に集まった秋物たちを見せる収納にすることで、玄関の秋コーディネートを楽しむと同時に、出し入れのしやすさまで適えることができます。
また、全部を見せるのではなく、色やデザインなどを厳選したアイテムだけ表に出して、ディスプレイに活用してもオシャレですね。
キッチンもまた、玄関同様に生活に欠かせない場。
夏場は涼し気なガラスの器、秋冬は温かみのある陶器の器……見た目の感じもさることながら、料理や飲み物の温度が変わるにつれ、自然と毎日使いの器の質感も変化しているのではないでしょうか。
使用頻度の高い1軍の器を見せる収納にするだけでも、日常の中にある秋をそのままインテリアに活かすことができますよ。
ただ並べるだけでも季節感は出せますが、配色や質感を意識しながらコーディネートして、ワンランク上の秋インテリアを楽しんでみるのも◎。
リネン類の秋色チェンジで雰囲気をコントロール
サイズの大きな家具や固定されている建具のようなものは、季節が変わったからといって気軽に変えることは難しいですよね。
そこで注目したいのは、手軽に着せ替えのできるリネン類。特に、ソファカバーやクッションカバーは、バリエーション豊かに流通しているアイテムなので、模様替えにはうってつけ!
秋の実りや紅葉からインスピレーションされる、暖色系やアースカラーを取り入れると、ぐっとインテリアが秋めいてきます。また、くすんだトーンやマットな質感のものを選ぶと、より温かみある空間になるでしょう。
無地の秋色でシンプルに演出するのも素敵ですが、柄ものを選ぶと空間の印象はさらに大きく変わります。
例えば、ラグやブランケットのような面積の大きなものにエスニック柄を取り入れると、ヴィンテージライクな趣もプラスされ、一段と味わい深くなります。
ほっこり可愛らしい柄、高級感のあるエレガントな柄など、空間のテイストを象徴するような柄ものを選ぶことで、手軽に雰囲気をコントロールすることができます。
シンプルな空間に、一枚暖色系のブランケットが加わっただけでも秋感が出てきます。マルチカラーのストライプによって、ワンアイテムでさりげなく多色を取り入れるのも、いいアイデアですね。
リネンは色柄だけでなく、ボリュームや保温性のある素材感からも、季節を感じさせることができるのが特徴です。
ベロア素材でラグジュアリーに、コーデュロイ素材でカジュアルに、というように、質感ひとつで雰囲気をコントロールできます。
インテリアのテーマカラーが決まっている場合や、色数を増やさずに秋コーディネートを実現したい場合などには特に有効です。
秋色アートで、芸術の秋をインテリアに
生活感は見せたくない、物も増やしたくない…というように、インテリアをいつもシンプル・ミニマルにキープしておきたい場合は、中身を取り換えることで、他の季節感にも対応できる、秋色のアートやパネルをスマートに空間に取り入れましょう。
鮮やかなオレンジ色のアートが、ナチュラルな空間のワンポイントになっていますね。オレンジは、木目やブラウンと同系色になるため、空間のシンプルかつミニマルな印象を損なうことなく、アクセントとして機能しています。
こちらは、白を基調としたモダン&ナチュラルインテリア。
空間を華やかに印象付けているのは、オレンジのアートや本の装丁。本の装丁ならば、アートよりもさらに手軽に交換ができ、「読書の秋」も演出できます。
見せる収納棚を活用し、趣味のアイテムで秋色のコーディネートを楽しんでみるのも素敵です。
レコードや本、写真など、自分らしいお気に入りを活かして、季節感のある暮らしをコーディネートすれば、毎日をもっと豊かに感じられそうです。
自然界の秋で彩る暮らし
もっともシンプル&イージーに秋の気配をインテリアに取り込む方法は、秋の草花を飾ること。
色鮮やかな花ではなく、あえて枝ものを取り入れ、独特のシルエットや表情を楽しんでみるのも粋。飾る際に用いる花器で、秋色を取り入れてみるのもよいかもしれませんね。
退色したアンニュイな色彩が秋の気配とマッチする、ドライフラワーのスワッグもおすすめです。
ハンギングはもちろん、ラフに平置きにしたり、カゴと併せて飾ったりと、さまざな演出を楽しむことができます。
大がかりな動作をしなくても、ちょこっと変化を加えるだけでインテリアを秋めかさせることはできます。今回ご紹介したコツは、どれも他の季節にも応用可能。
日常の変化や趣味を活かし、色や素材を味方につけて、ぜひ季節感のあるインテリアコーディネートを楽しんでみてください。
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