ダイニングルーム=食事をする場所ですが、今やダイニングルームの役割にはそれだけに留まりません。
家族の空気を感じながらそれぞれが作業できるスペースを兼ねていたり、食事の時間以外にもくつろぐ場所として活用したりと、その用途はさまざま。今回はおしゃれなダイニングルームのさまざまな活用事例を紹介します。
作業もできるダイニングルーム
下がり天井のブラックが効いた、モダンなダイニングルーム。6人掛けのダイニングテーブルは、特注なだけあってゆったりと座ることができます。
デザイン性の高いペンダントライトが印象的な、北欧風ダイニングルーム。
向かって右側にはデスクも置かれており、子供が勉強したり、大人が作業をしたりと、ひとつの空間で各々が自分の時間を過ごせるようになっています。
キッチンカウンターをダイニングとして使っているアイデア。
限られたスペースを有効に使うこともできますし、コミュニケーションをとりながら調理ができるので、気の知れた友人たちを招くときにもよいかもしれません。
スペースとスペースをつなぐダイニング
祖母と孫の住まい。この、窓のような扉のようなダイニングテーブルを介して、2人それぞれにリビングと居室があるプラン。
一世代超えての二世代同居、それぞれのプライバシーを確保できる空間です。
家族3人の住まい。シンプルな外観からは分からない、見る方向によって表情が異なるような工夫がいっぱい。
キッチンカウンターは、対面カウンターとして利用することはもちろん、ダイニングテーブルとして、リビングコーナーの小上がり畳からイス座として、座敷として、おおらかに2つのコーナーをつないでいます。
キャンプ!なダイニング
夏は多湿、冬は豪雪の難しい立地の住まい。完璧に作りこむのではない「屋内と屋外の間」であるバッファスペースを上手く活用しながら、室内でテントを張るなど暮らしを楽しみます。
子どもが中学生になり、徐々に家族の会話が減っていく中で構想したリノベーション。
屋外に屋根付きアウトドアダイニングである「GOOD-TIME PLACE」を作りました。
家族の会話も増えて、自転車置き場と物干し場が併設されたことで家事も楽に。これからもGOOD-TIMEが続きます。
くつろげるダイニングルーム
シンプルでありながらも温かみを感じるのは、栗の無垢フローリングに合わせた木製の家具のおかげ。
テーブルに合わせたのは1人ずつの椅子ではなく、あえて背面付のベンチタイプ。食事以外の時間でもくつろげるようになっています。
キッチン天板と一体型になったダイニング。もちろん特注品です。
そんなインパクト大のテーブルに合わせた椅子は、パッチワーク風のすてきなデザイン。
とことんラグジュアリーなダイニングルーム
まるでショールームのような、ラグジュアリーモダンなこちらのダイニングルーム。
スクエア型の照明や家具全体もモダンなテイストでまとめられており、大人な雰囲気を醸し出しています。
リビングスペースやその先の窓から見える景色を楽しみながら、ダイニングでゆったりと贅沢なひとときを過ごしたくなりますね。
大きな開口部から眺める添景もさることながら、シンプルモダンな空間がなんとも贅沢。
印象的なダイニングテーブルは長さ3.3mの特注品。床レベル差をまたいでテーブルを置く、という発想がおもしろいですよね。
ダークトーンで揃えられたこちらのダイニング。落ち着いた雰囲気は時間を忘れさせてくれそうです。
ナチュラルなイメージの強いYチェアですが、ブラック塗装のものを合わせることで、大人な空間にもマッチします。
さらに、座面はナチュラルコードなので部屋全体が重たくなりすぎず、ダークトーンの空間に軽やかさをもたらします。
食事をする場だけでも十分かもしれませんが、それだけにとどまらないダイニングルームの可能性について今一度、見直してみてもおもしろいかもしれません。
みなさんも、柔軟な発想でダイニングのプランニングに挑んでみてください。
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