ロースタイルインテリアの魅力とは?部屋をより広く見せるコツ
開放感のある部屋づくりの一環として、ロースタイルインテリアを取り入れるという方法がある。インテリアを全体的に背の低い物にして、圧迫感のない広々とした部屋にするというものだ。
センス良く快適に暮らせる部屋にするには、どのようにロースタイルインテリアを活用すればいいのだろうか。
ここでは、ロースタイルインテリアのメリットを踏まえて、背の低い家具を上手に取り入れるコツを紹介する。
ロースタイルインテリアとは?
ロースタイルインテリアとは、その名のとおり背の低い家具のこと。背の高い家具は、特に狭い部屋では圧迫感が出てしまいやすいが、ロースタイルインテリアなら視界がさえぎられず開放感が生まれる。
そのため、一人暮らし向けの部屋や狭小住宅に住む人にも、人気のインテリアだ。
ロースタイルインテリアの目安となる高さは、一般的に「60cm以下」とされている。ソファは背もたれ、ベッドはヘッドボードも含めた高さだ。
ロースタイルインテリアには、ソファやベッド以外にも、机、テレビボードなど、さまざまなアイテムがあるため、ロースタイルインテリアだけで、生活空間をコーディネートすることも十分に可能といえる。
ロースタイルインテリアを取り入れるメリット
ロースタイルインテリアの魅力は、どのようなものがあるのだろうか。まずは、家具をロースタイルインテリアにするメリットを見ていこう。
部屋に圧迫感が出にくく、開放感が生まれる
ロースタイルインテリアなら、背の高い家具特有の圧迫感が出にくいため、空間がより広く感じられる。
視界が家具にさえぎられないため、眺望を楽しみたい大きな窓のある部屋にもロースタイルインテリアはおすすめだ。
部屋が狭くても家具や壁のあいだの動線がとりやすい
ロースタイルインテリアは、背の高い家具に比べて動線がとりやすいというメリットも。
背の高い家具がある場合、動線を広くとる必要があるが、家具の高さが低ければ、動線は少し狭くても歩きやすい。
床でくつろぐスタイルにもできる
和室のように、床でくつろぐスタイルにしたいという場合も、ロースタイルインテリアは重宝する。
座椅子やラグを配置して足を伸ばしたり寝転んだりと、床に近い場所ならではのくつろぎ方ができるだろう。
家具の転倒リスクも抑えられる
背の高い家具は、転倒したときにケガをしたり、家具が破損したりするリスクも高い。その点、背の低い家具は元々倒れにくく、倒れてしまってもケガや破損のリスクは少ない。
特に、小さい子供のいる家庭ではこうしたリスクを軽減するため、ロースタイルインテリアを取り入れたほうがいいだろう。
ロースタイルインテリアで部屋をコーディネートするポイント
ロースタイルインテリアで快適な空間づくりをするときには、いくつか押さえておきたいポイントがある。
ここでは、ロースタイルインテリアを取り入れるときの6つのポイントを見ていこう。
1 できるだけロースタイルインテリアで統一する
家具の高さにばらつきがあると、どうしても部屋全体がまとまりのない印象になってしまう。できるだけロースタイルインテリアで統一して、視界がさえぎられないようにしたい。
さらに、色味や素材感もそろえると、空間全体に統一感が出て、より洗練された雰囲気を演出できるだろう。
2 使いやすい高さや造りのインテリアを選ぶ
ロースタイルインテリアを置く際には、「立ち上がりの動作がスムーズにできるか」「その家具を使いやすいか」といった配慮も必要だ。
例えば、リビングテーブルなら30~40cm、椅子やソファの座面高は35cm程度が使いやすい高さとされている。また、椅子やソファには、アームがあると立ち上がりの動作もスムーズになるだろう。
体格や年齢、家具の用途なども踏まえて、使いやすい造りの物を選びたい。
3 ロースタイルの目線に合ったインテリアを取り入れる
テーブルや椅子がロースタイルインテリアの空間は、目線が低くなる。そのため、テレビボードなどの家具も、必然的に低い物を選ぶ必要があるだろう。
ロースタイルインテリアで統一された部屋は、壁の上部を自由にコーディネートできるため、絵画やウォールアートなどでおしゃれに飾りつけるのも◎。
4 床で過ごせるアイテムも取り入れる
スペースにソファを置く余裕がないときは、おしゃれで小型の座椅子や、折りたためるロータイプの椅子があると便利だ。その際にはラグを敷くなど、床でくつろぎやすいアイテムがあるといい。
ラグは、手入れのしやすさを重視するなら綿や麻素材の物、冬場は温かみのある毛足の長いラグなど、使いやすさやシーズンに合わせて選ぼう。
5 抜け感のある家具にするとさらに部屋が広く見える
家具は、脚の部分の空間が広い、抜け感のある家具を選びたい。床が見えることで広々とした印象になり、より開放感を演出できるだろう。
床の掃除がしやすいこともうれしいポイントだ。
6 省スペース収納で収納量の悩みをカバーする
背の低い家具のデメリットとして、収納量が少なくなってしまうことが挙げられる。そのため、収納スペースを確保したいときは、壁面収納や薄型収納家具といった省スペース収納を上手に活用したい。
収納した物を隠してすっきりと見せるには扉つきにする、小物や雑貨類をディスプレイしつつ収納したい場合はオープンラックを設置するなど、目的に合わせて収納アイテムを選ぼう。
ロースタイルインテリアで開放感のある快適な部屋づくりを
ロースタイルインテリアを上手にコーディネートすることで、広々と開放的に見えるだけでなく、毎日快適にくつろげる空間づくりができるだろう。
背の低い家具をそろえてから物の収納場所に悩まされてしまわないよう、ロースタイルインテリアにした場合の収納スペースも確保した上で、使いやすい家具選びをしていこう。
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