フローリングの色の特徴とは?部屋のテイスト別におすすめの色も紹介
部屋の雰囲気を左右するポイントのひとつに「色」がある。特に、面積が広い床は、部屋のイメージを決める大きな要素のひとつだ。
フローリングを選ぶときは、どのような部屋づくりをしたいのかを念頭に置いた上で、それに合致した色を選択しよう。
ここでは、フローリングの色の特徴や、部屋のテイストに合わせた色の選び方のほか、家具とフローリングの色の関係性について解説する。
フローリングの色の系統
フローリングは明るい色から濃い色まで、どの系統の色を選ぶかで部屋の雰囲気が大きく変わる。
まずは、フローリングの色の系統と、それぞれの色が持つ特徴や印象を知っておこう。
ホワイト系
ホワイト系のフローリングは、部屋を開放的で明るい雰囲気に見せてくれる。部屋を広く見せる効果があり、どんな色の家具とも合わせやすい。
ベージュ・ライトブラウン系
ベージュやライトブラウンのフローリングは、やわらかな風合いの優しい雰囲気を持っている。一般的なインテリア類ともなじみやすく、アクセントカラーも取り入れやすい。
ブラウン系
ブラウンのフローリングを使うと、落ち着きのある空間が演出できる。
明るい色のフローリングと濃い色のフローリングの中間層にあたるため、インテリアに応じていろいろな表情を見せられるだろう。
ダークブラウン系
濃い色合いのダークブラウンは、高級感のある色だ。シックで重厚な雰囲気を演出したい場合は、ダークブラウンのフローリングを利用しよう。
グレー系
グレーという色は、大人びた上品な雰囲気を持っている。フローリングに使うときも同様で、明るいグレーなら、ホワイト系のような明るさに上品さが加わる。
濃いグレーなら、落ち着いたクールな雰囲気を演出してくれるだろう。
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部屋のテイストに合ったフローリングとは?
フローリングの色は、部屋のテイストに合わせて選択しよう。部屋のテイスト別に、適したフローリングの色と合わせたいインテリアを紹介する。
北欧スタイル
北欧スタイルのインテリアの特徴といえば、白やグレーといった明るい色合いだ。フローリングも、白、グレー、ライトブラウンなどの明るい色を選ぼう。
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南国リゾートスタイル
南国リゾートスタイルの部屋には、北欧スタイルとは反対に、ダークブラウンやブラウンといった濃い色合いのフローリングが合う。
木目の節や色ムラを活かした、自然な風合いを楽しめる無垢材がおすすめだ。
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ヴィンテージスタイル
古き良き時代を感じさせるヴィンテージスタイルの部屋には、グレーやダークブラウンの床材が適している。
グレーのフローリングには、アイアンや黒革を使ったインテリアを合わせてモノトーン調にするとクールにまとまる。
一方、ダークブラウンの床には、レンガ色やダークブラウン、ワインレッドなど、濃い色をベースにしたインテリアがマッチする。
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ナチュラルスタイル
ナチュラルな風合いの部屋には、明るく自然なぬくもりを感じさせるベージュ・ライトブラウン系のフローリングが似合う。
インテリアや小物にオレンジやグリーンといったアースカラーの差し色を使うと、部屋の印象がまとまりやすい。
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ブルックリンスタイル
アーティスティックな雰囲気のあるブルックリンスタイルの部屋にマッチするのは、ブラウンやダークブラウンのフローリングだ。
レンガ・コンクリート・アイアンなど、ラフな素材のインテリアと合わせよう。
アメリカンカントリースタイル
田舎の自然な暮らしをイメージしたアメリカンカントリースタイルの部屋には、ライトブラウンやブラウンの床材が合う。
特に、木目や節の目立つナチュラルな雰囲気を持った床がおすすめだ。
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和モダンスタイル
和モダンスタイルの部屋なら、ベージュやライトブラウンのような明るい色のフローリングがおすすめだ。
特に、ひのきのように古くから日本で親しまれてきた無垢材のフローリングは、独特の風合いを出しやすい。反対に、ダークブラウンのような濃い色のフローリングを使うと、純和風の雰囲気になる。
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ラグジュアリースタイル
高級ホテルのようなラグジュアリー感のある部屋を目指すなら、ダークブラウンのフローリングに、ガラストップの黒いテーブルや白いレザーのソファなど、木目を排したインテリアを合わせよう。
モノトーンスタイル
モノトーンを基調としたクールな部屋には、グレーの床材が適している。くすみ感のあるグレーの床は、モノトーンの家具との相性が抜群だ。
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フローリングの色と家具の色の関係性
部屋の雰囲気は、フローリングの色だけでなく、フローリングと家具の色の関係性によっても変わってくる。
フローリングと家具の色を合わせた場合と変えた場合、それぞれのイメージの違いを理解しておこう。
・フローリングと家具の色を合わせた場合
フローリングと家具の色の系統を合わせると、部屋の雰囲気を統一できる。
ただし、まったく同じ色合いと風合いで部屋を構成すると、全体がぼやけた印象になってしまうこともあるので、グリーンや存在感のあるランプなどを活用して、空間を引き締めよう。
・明るい色のフローリングに暗い色の家具を置いた場合
ホワイト系やベージュ系の明るいフローリングは、開放感がある反面、空間が引き締まらないという難点もある。
暗い色の家具を置くことで、部屋にメリハリをつけることができるだろう。
・暗い色のフローリングに明るい色の家具を置いた場合
暗い色のフローリングは重厚感があるが、重苦しい雰囲気になる可能性がある。明るさが足りないと感じたら、家具の色を明るいものにしてみよう。
部屋に明るさが出るとともに、床材の濃さを際立たせることもできる。
フローリングの色と家具の色が合わないと感じたら
手持ちの家具の色がフローリングの色に合わないと感じたときは、クッションやファブリックパネルなどの小物を使って、調和をとるのがおすすめだ。
同じフローリングと家具でも、小物を差し色として使うことによって、部屋の印象は大きく変わる。
爽やかさを感じさせるブルーや、自然・癒やしを感じさせるグリーンなど、色の持つイメージを意識して小物選びをしよう。
理想の部屋のイメージに合わせたフローリングを選ぼう
フローリングは、部屋の雰囲気を決める大切な要素だ。部屋を探すときは、空き部屋だけを見て判断するのではなく、インテリアを置いた後の様子もイメージしてみよう。
憧れの暮らしを実現するために、理想のフローリングやインテリアについて、あらためて考えてみてほしい。
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