本好きにはたまらない!図書館みたいな戸建てリノベーション
オーク無垢材のフローリングや珪藻土の壁に囲まれたナチュラルテイストの住まい。夫妻は、a.design(エーデザイン)で開催されるDIY講習会に参加し、壁の珪藻土や床のオイルを自分たちで塗りました。
一戸建てのマイホームが夢だったKさん。環境も建物も良い中古物件に出会い、キッチンを中心に間取りを変更するリノベーションに踏み切りました。1階から2階まで続く吹き抜けの壁一面に大きな本棚をつくっています。
■DATA
所在地:兵庫県
施工面積:89㎡
工事費:567万円
家族構成:夫婦
築年数:37年
間取り:6DK→3LDK
設計:a.design(エーデザイン)
施工:a.design(エーデザイン)
改修範囲部分:リノベーション
床から天井までそびえる本棚を吹き抜けにもつくる
ロケーションが良い築37年の戸建て住宅を購入したKさん夫妻。築年数は古いものの、もともとの造りがしっかりしており、8年前にリフォームしているため設備なども綺麗な状態でした。
ただ和室が多いなど間取りの面では変えたい箇所があったことから、部分的にリノベーションを実施することに。
無類の本好きであるKさん。普段生活するスペースに膨大な量の本を収納したいと、リビングの壁一面に本棚を設置。1階の天井を取り払って吹き抜けをつくり、その壁にも大きな本棚を取り付けています。
こちらは大工によるオリジナルの本棚で、収納するモノによって棚板の位置を変えられるため、本はもちろん日用雑貨やぬいぐるみなどもスッキリ収まっています。
耐震補強を施して2階の床を取り払い、リビングを吹き抜けに。家じゅうに光がまわるようになりました。
奥の本棚に届くようキャットウォークを設置。アイアンの手すりとガラスの照明でスタイリッシュに。
家事を楽しくこなせる明るいキッチンに
家事動線を考えて、キッチンを庭に面した明るい場所に移動。壁は撤去し、キッチン・ダイニング・リビングをひと続きに配置しました。
キッチンはセパレート型のオープンタイプで、対面のシンク側カウンターからは家族の様子や大好きな本も眺められます。
インテリアは白を基調に、床や梁など木の温かみを添えたナチュラルスタイル。造作の本棚やテーブル、収納棚も木と白で統一してシンプルにまとめ、爽やかな印象のブルーの壁やさりげなく置かれた観葉植物が心地よさを高めています。
キッチンに張ったブルーのタイルはリズミカルな馬踏み目地を採用。リビングを彩るブルーの塗り壁は、左官職人である妻の父の力作です。
ダイニングキッチンの収納はオープンタイプがメイン。ゴミ箱の指定席をつくるなど家事がスムーズに進むように考えられています。
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家族それぞれの蔵書を収めた、吹き抜けライブラリー。むき出しになった大きな梁がアクセントに。
リビングの開放感とはまた違う、落ち着きのある読書スペース。ラグやソファで居心地よく。
木とステンレスの造作キッチンは、既存のコンロを再利用することで、コストダウンしています。
無垢材とアイアンハンドルを組み合わせた室内ドア。
壁のクロスが個性を醸す洗面脱衣室。洗面台は木のカウンターと陶器ボウルでシンプルにまとめました。
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