一人暮らしのレイアウト…快適に暮らせる家具・インテリアの配置は?
1Rや1Kなど一人暮らし用の部屋は、部屋が1つしかなく、置ける家具や家電が限られる。
そのため、快適に暮らすためには、家具選びやレイアウトの工夫が必要だ。
今回は、リズム株式会社のスタッフが、狭い部屋を上手に使うレイアウトのコツを紹介する。
狭い部屋のレイアウト術
一人暮らしの狭い部屋を快適な空間にするには、家具・家電の選び方はもちろん、それらをどのように配置するかも大切です。部屋のレイアウトを決める際は、次のようなことを心掛けてみましょう。
家具の高さや奥行きをそろえる
狭い部屋に高さや奥行きの異なる家具を並べると、統一感がなく、ごちゃごちゃとした印象になりがちです。
部屋をすっきり見せるには、家具の高さや奥行きをそろえ、同じ壁に沿って配置するのがポイント。
また、高さのある家具は圧迫感が出てしまうため、なるべく目線より低い家具を選ぶといいでしょう。
クローゼットや本棚など、高さのある家具を置きたい場合は、部屋の入り口近くに配置すると、圧迫感を抑えることができます。
白や淡い色でコーディネートして開放感を出す
白や淡い色には、空間を明るく広く見せる効果があります。そのため、部屋を広く見せたければ、家具や家電、ファブリック類を、白やライトグレー、クリーム色などでまとめると◎。
ただし、それだけではのっぺりとした印象になってしまうため、クッションカバーや雑貨類など、部屋のアクセントになる物を濃い色にして、メリハリを出すといいでしょう。
また、色味だけでなく、素材も統一するとさらに効果的。木製やステンレス製の家具は、色味やテイストをそろえるようにすると、部屋の雰囲気がまとまりやすくなります。
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鏡を使って奥行きのある空間を演出
カフェやアパレルショップなど、壁の一部を鏡張りにして、奥行きのある空間を演出しているお店を見たことはないでしょうか。
狭い部屋も同じように、姿見や大きめの鏡を置くことで、実際より広い空間に見せることができます。
鏡は、床に置いても壁に掛けてもOK。部屋をより広く見せるには、鏡にドアが映るように設置するのがポイントです。
BALBOA MIRROR/バルボア ミラー
床を見せて余白を作る
部屋を広く、すっきり見せるには余白が大切です。不要な物や一定期間使っていない物は処分して、できるだけ床を見せることを意識しましょう。
ラグを敷く場合、床面積いっぱいに四角いラグを敷くのはNG。円形のラグなどであえて床を見せることで抜け感が出て、部屋を広く見せることができます。
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部屋の使い方別・レイアウトのポイント
1Rや1Kの部屋の場合、食事と就寝、リラックススペースを分けるのが難しいもの。それらすべてを充実させようとすると、家具が増えて、かえって居心地が悪くなってしまうことも…。
部屋のレイアウトを決める前に、まずはその部屋でどのように過ごしたいかをイメージしましょう。
ベッドやソファといった大きな家具を、どこに置くか最初に決めるのが、部屋のレイアウトを成功させるポイント。ここからは、1R・1Kの部屋のレイアウト例を、4つご紹介します。
長方形の部屋のスタンダードなレイアウト
一人暮らし用の1R・1Kで一番多い部屋の形は、入り口からまっすぐに延びる長方形。掃き出し窓の近くにベッドを配置することで入り口側にスペースが生まれ、視線に抜けができ、部屋が広く見えます。
また、テレビを見るのにちょうどいい位置にテーブルやソファを置くことができるのも、このレイアウトのメリットでしょう。
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収納スペースをたっぷり取れるレイアウト
フォーカルポイント(視線が集中する側)に背の低い家具を配置するレイアウトです。ベッドとソファを並べてレイアウトすることで、壁面の余白が増え、部屋を広く見せることができます。
また、片方の壁にベッドとソファを寄せることで、反対側の壁を丸ごと収納スペースとして活用できます。このレイアウトなら、本棚や衣類ラックなど、背の高い収納家具を配置しても圧迫感が出ません。
就寝スペースとリビングスペースを分けるレイアウト
入り口近くにベッドを置き、その横に低めのシェルフといった収納家具をレイアウトすることで、1Rや1Kでも就寝スペースとリビングスペースを分けられます。
収納家具は、背板のないタイプを選びましょう。ベッド側、リビング側の両方から使えて便利ですし、視線を遮ることがないため、部屋に開放感が生まれます。
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デスク代わりにもなるダイニングテーブルを置くレイアウト
自宅で仕事をしたり、椅子に座って食事をしたりしたい人は、部屋の入り口側にダイニングテーブルを置くレイアウトがおすすめです。
高さのある家具を入り口側、高さのないベッドなどを窓側に置くことで、部屋に奥行きが生まれます。
また、ベランダへの動線が確保できるのもこのレイアウトのメリットです。
狭い部屋における家具・インテリア選びのコツ
家具やインテリアを置くスペースが限られる場合、気に入った物を次々と買ってしまうと、配置に困るだけでなく、部屋が雑然とした印象になる場合もあります。
家具やインテリアを選ぶ際には、形状や収納性、ほかの家具との相性を考え、厳選することが大切。空間を有効活用するには、次のような家具やインテリアを使用するのもおすすめです。
ベンチやスツール
腰を下ろす以外に、雑貨や鉢植えを置くなど、インテリアとしても使えるベンチやスツール。
背もたれのあるタイプや、中が空洞になっているタイプなど、使用目的に合わせて選びましょう。
GRANDVIEW BENCH NT W1200
間接照明
間接照明は、部屋をリラックスムードに変えられる便利アイテム。
部屋の角に置くことで、2面の壁を同時に照らすことができ、光と影のコントラストが生まれて部屋が広く見えます。
EUREKA FLOOR LAMP/イウレカフロアーランプ
ソファベッドやロフトベッド
設置するスペースを節約しつつ、ソファとベッド両方の機能を活用できるのがソファベッドのメリット。
収納力のあるタイプやベッド下に空間があるタイプを選ぶのがおすすめです。
また、ロフトベッドを使うことで、ベッド下の空間を有効活用できます。テレビ台や机、ソファなど、スペースを取りがちな家具を配置して、部屋のスペースを確保しましょう。
HABITAT SOFA BED ハビタ ソファベッド
絵や写真などのアート
壁に余白を残すことで部屋を広く見せられますが、余白がありすぎると、殺風景な印象になってしまう可能性もあります。
壁に絵や写真を飾ることで、空間のアクセントになり、おしゃれな部屋を演出できます。アート初心者は、モノクロ写真や、窓のような効果を発揮する風景画を選ぶといいでしょう。
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レイアウトを工夫して一人暮らしの部屋を快適に
狭い部屋でも、家具選びやレイアウトを工夫したり、視覚効果を取り入れたりすることで、快適な空間を作ることが可能です。
新しい生活様式に合わせて引越しや模様替えを考えている人は、この記事を参考にして、ライフスタイルに合わせた部屋づくりにチャレンジしてみましょう。
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