どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:アメリカンカントリー編

「アメリカンカントリー」は、カジュアルで親近感あるスタイルとして人気だが、始まりはどんな風に生まれたデザインなのか。身近だからこそ知ると面白い、「アメリカンカントリー」の特徴やルーツ、そしてインテリアのポイントなどを紹介していこう。

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REISM Style

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REISMは、リズム株式会社が運営するリノベーション賃貸のブランド。「住む人」のニーズを捉えたルームコンセプトと本物の素材にこだわり、中古不動産をバリューアップ。住空間に触発されてライフスタイルをつくる楽しさをご提案しています。

どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:アメリカンカントリー編

どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:アメリカンカントリー編

これから住むならこんな部屋にしたい!数あるインテリアのスタイルの中から、特に注目しておきたいものを紹介する連載企画。

第7回は、手作り感と木のぬくもりが心地よい「アメリカンカントリー」だ。

カジュアルで親近感あるスタイルとして人気だが、始まりはどんな風に生まれたデザインなのか。

身近だからこそ知ると面白い、「アメリカンカントリー」の特徴やルーツ、そしてインテリアのポイントなどを紹介していこう。

 

 

アメリカ開拓時代にルーツをたどる

どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:アメリカンカントリー編2

広い意味では、”田舎の自然味あふれる暮らし”を指すカントリースタイルだが、そのなかでも「アメリカンカントリー」のルーツはアメリカ開拓時代にさかのぼる。

17世紀後半〜18世紀始め、アメリカが英国の植民地だった時代。

ヨーロッパから持ち込まれた生活様式をもとに、開拓者たちの手により新たに生み出されたインテリアスタイルが「アメリカンカントリー」だ。

ヨーロピアンな雰囲気だけじゃなく、ネイティブアメリカンの民族的な文化もミックスされ、豊かに発展していった。

アメリカらしさが立ち上がっていく初期のスタイルのため、”アーリーアメリカン”や”アメリカンプリミティブ”と呼ばれることもある。

 

木で感じる、クラフトマンシップと素朴さ

パイン材と同じマツ科の材で作られたデスクと、無垢材のチェア

そんな開拓時代のアクティブなイメージと、クラフト感ある素朴さが特徴のスタイル。

木を多用した当時の丸太小屋の住居と同じく、誰かの手でつくられたような、ちょっとしたイビツさが感じられるのがポイントだ。

インテリアにも木がもつ風合いを入れると、バイタルな印象に仕上がる。

本格的に楽しみたいのなら、開拓時代にメインで使われていたパイン材をどこかに入れるとより気分が高まる。

やや黄味がかった素地(塗装を施していない素の状態)の色味や、表情豊かな木目がぬくもりある空間を演出してくれる。


 

壁一面の木のラックと、木箱の収納

木の種類にはこだわらず、無垢材の厚みを感じるものや木目が楽しめるアイテムを入れるだけでも、作り込み過ぎない自然な佇まいが楽しめる。収納に木箱を活用してウッディな質感を足すのも手軽だ。

木材として使われる木には多くの種類があるが、木目の表情や色味からイメージに近づけると分かりやすい。

黒い節や波のような木目がある材は生き生きとユニークな印象に。

逆に木目がシンプルな材は落ち着きと統一感ある味わいに。

色味も、明るい色味だとカジュアルに、暗い色味だと重厚感あるイメージになる。


 

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遊びのあるファブリック選び

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パッチワークがユニークなソファと織物のクッションやラグ

「アメリカンカントリー」が生まれた当時、ファブリックはホームスパン(手織り)やパッチワーク、キルトなど、織りや継ぎのラフな風合いを楽しめるものが主流だった。

布が貴重な時代のなか、暖を取るためのファブリックを編んだり縫い合わせたりする作業は主に女性たちの仕事だったという。

なので繊細でツヤ感があるラグジュアリーなものより、まさに手仕事を感じるようなざくっとした手触り感あるものがこのスタイルにはよく合う。

ファブリックひとつでも大胆に掛け合わせてみると、賑やかさと空間のボリューム感が増すのでおすすめだ。

ネイティブアメリカンを思わせる彩りあるものや柄物も相性が良い。ウッディなアイテムだけだとメリハリに欠ける空間も、ファブリックに少し遊び心を入れるとアクセントになる。

外行きのワークパンツやブーツを履いたままどっしりと腰掛ける姿が浮かぶような、へたれづらいタフな布地をチョイスするのも良い。

良い意味で人が家具に対して気を使っていない、のびのびとした開拓時代のワイルドさが体感できる。

 

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コンパクトスペースでも豊かに楽しむ

どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:アメリカンカントリー編8

ディスプレイラックとしても使えるガラス扉つきの収納箪笥

今やジャイアントハウスなイメージがあるアメリカだが、開拓時代は一部屋だけを備えた狭小の住宅がメインだったという。

豊かな感性と乏しくも力強い生活のなかで、色々な材料を集めたり繋いだり、掛け合わせたりして楽しんでいたようだ。

狭小の空間でも使いやすいよう、折り畳み式のバタフライテーブルや用途が兼用できるアイテムも発展したという。

ファブリックも布としての役割だけでなく装飾品として兼用していたし、諸説あるがロッキングチェアもこの時代が起源。

座るだけでなく赤ん坊を抱えてあやすリラックスツールとして、用途を兼用していたのかもしれない。

そんな”生活の知恵”を感じる小気味良さは今の都心での暮らしにも活かせる。

家具やもののメインの機能だけでなく、サブの機能に目を向けるような豊かさは、コンパクトなスペースの部屋でも育むことができるのだ。

例えば収納するときも、しまうことと飾ることを兼用してしまうのも手だ。

「アメリカンカントリー」のインテリアにはガラス扉つきのカップボードがよく見られるが、収納の役割以上に食器を見せてコレクションしたり、さらには天板に手洗い桶を置いて洗面台として兼用していたものもあるという。

コンパクトな空間ではアイディアも凝り固まりがちだが、ある程度の不便さは思わぬ発想を生むこともある。

頭を悩ませるようなことでも、先人たちのように使い方や機能をいろんな方向に転がしてみるのも面白い。

 

どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:アメリカンカントリー編9

 

最後にアメリカンマインドを潜ませて

バラエティに富んだスタイルだが、アメリカンなカラーを潜ませるとバシッと決まる。安直ではあるが、どんなルーツの空間なのかがはっきりする手軽な方法だ。星条旗を思わせる青や赤、星やインディゴのアイテムも入れてみると空間のキャラクターが定まるのでおすすめ。

手づくりがキーになっているスタイルだから、DIYも相性抜群。カラーペイントを施したり、実際につくった家具を置いてみたり…。アメリカの古材やアンティーク、DIYパーツが豊富な「GALLUP」に足しげく通うのも良いだろう。

文字通り部屋を”つくっていく”感覚で楽しむのがお似合いなスタイル。ルールに縛られず手を動かしながら、予想外なアイディアを膨らましてみてほしい。

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