プロが《6畳の部屋のベッド配置》について徹底解説
Q1. 6畳の部屋ってどのぐらいの広さ?
A.コンパクトながら大人2人の寝室として使える広さ
6畳の部屋は、コンパクトながらも大人2人の寝室として使える広さです。
ダブルベッドを置くと少し手狭には感じるものの、レイアウトによって使い勝手がよくなります。家具の配置を工夫してみましょう。
6畳の部屋の広さは約270×約360cm前後で、夫婦の寝室としてはコンパクトですが十分使えるサイズ感です。例えばダブルベッドは幅140×長さ195cmなので、6畳の部屋の中央に置くと、ベッド周りに動線を確保できて小型家具も置けます。
Q2. 6畳の部屋にベッドを置くメリット・デメリットは?
A. 適度なコンパクトさがメリット・大きな家具を置きづらいのがデメリット
6畳の寝室は適度なコンパクトさがメリットです。しかし大きめの家具をいくつも置けないのがデメリット。
デッドスペースを活用するなど、収納場所を工夫するとよいでしょう。
6畳は広々とした寝室ではありませんが、程よくコンパクトにまとまっており、人によっては落ち着きを感じるのがメリットです。また、広い寝室は管理が大変ですが、6畳ならお掃除もしやすいですよね。逆にデメリットは、広いベッドを置くと大きな収納家具を配置するのが難しくなることです。
Q3. 6畳の部屋におすすめのベッドの種類、サイズは?
A.ベッドと部屋のどちらの広さを優先したいかで決めるのが◎
ベッドの種類やサイズは、寝室において何を重要視するかで選ぶとよいでしょう。
「広々としたベッドでのんびり寝たい」「ちょっとした作業もできる寝室にしたい」など、寝室での過ごし方をイメージすると決めやすくなります。
最適なベッドの種類は、ベッドと部屋の広さのどちらを優先するかによって変わります。部屋を広く見せたい場合や横にデスクを置きたい場合は、2人で寝るにはコンパクトなダブルベッドがおすすめです。一方、部屋の広さよりもベッドでのびのびとくつろげるかどうかを優先するなら、クイーンやシングル2台にしましょう。ただし、シングルを2台置くと、寝室がほぼベッドで埋まります。
Q4. 6畳の部屋にベッドを置いても広く見せるコツは?
A. ホワイト系の膨張色でコーディネートするのがおすすめ
寝具や家具などをホワイト系の膨張色で揃えると、抜け感が出て6畳の寝室が広々と感じられます。
またベッド下などの目につかないデッドスペースに収納場所を設けると、部屋全体がスッキリと見えておすすめです。
寝室全体が開放的に見えるように、家具のレイアウトと寝室に使うカラーを工夫するのがコツです。ベッドの下に収納スペースを作ると収納家具のレイアウトが不要になり、床の見える面積が増えて部屋が広く感じられます。それから、寝具カバーは膨張色のホワイト系を選びましょう。ただし、部屋全体が真っ白だと緊張感が出てしまうので、自然素材や差し色も使います。
Q5. 6畳の部屋にベッドを置くときの注意点は?
A. ベッドやマットレスなどの搬入経路を確認しておこう!
6畳の部屋にベッドやマットレスを運びこむ際は、事前にきちんと搬入経路を確認しておくことが大切。
特にマットレスは、ほとんどのものが折り畳んだり分解したりできません。購入前にサイズをチェックしておきましょう。
寝室にベッドが入るかどうかだけでなく、マットレスの搬入経路も確認しましょう。例えばキングサイズは6畳の寝室に設置可能ですが、マットレスが階段やエレベーターを通らないことがあります。組み立て式のベッドと違ってマットレスは基本的に解体できませんので、入らない場合はセミシングル2台にして分割して運べるようにするなどの工夫が必要です。
ベッドのサイズ別の配置実例
シングルベッドの配置実例
ベッドサイドにテーブルランプを配置する
おしゃれでくつろげるインテリアとして欠かせないテーブルランプ。幅の狭いシングルベッドなら、サイドテーブルにランプを置くレイアウトもおすすめです。
安眠できる落ち着いた雰囲気になり、夜中や朝方に目覚めたときもやさしい光に包まれます。
寝ている頭の近くに置くのが気になる人は、ベッドの足元や部屋の入口付近にレイアウトするのもよいですね。
ベッドのまわりに観葉植物を配置する
こちらはシングルベッドの周りに観葉植物をレイアウトした実例です。
寝室は家の中でも特に落ち着く空間にしたい場所。心安らぐ雰囲気に作りあげるコツは、ベッド以外のものをたくさん置きすぎないことです。
生活感の出るものは、目につかない場所に収納してしまいましょう。
自然を感じられる植物を飾れば、限られた6畳の部屋でも落ち着いてぐっすりと眠れるかもしれません。
セミダブルベッドの配置実例
セミダブルベッドの上に天蓋を配置する
お姫さまの部屋のような天蓋付きベッドに憧れたことはありませんか。セミダブルベッドに天蓋を飾ったこちらの実例。
近頃では壁や天井に吊るしてDIYするなど、寝室レイアウトのひとつとしても人気となっています。
天蓋はおしゃれなインテリアというだけでなく、虫よけになったり、風や光をやわらげたりと機能面でもメリットが。
目隠しにもなるので、ワンルームに小さな寝室を作れます。
ポップな装飾と一緒にベッドを配置する
セミダブルベッドをポップなアイテムで飾ったこちらの実例。朝起きたら元気になれそうなエネルギーあふれる寝室です。
ポップなデザインが好みなら、クッションやベッドカバーだけでなく、部屋中のインテリアもカラフルにしてしまいましょう。
就寝時には消灯するので、賑やかな室内の雰囲気もあまり気になりません。
ダブルベッドの配置実例
ダークトーンの部屋にベッドを配置する
正方形タイプの部屋にダブルベッドを配置したこちらの実例。全体をダークトーンで揃え、落ち着いた印象に仕上げています。
布団カバーや枕カバーを部屋の壁紙と合わせるコーディネートがおすすめ。定番色とも言えるナチュラルブラウンのベッドとの相性も抜群です。
6畳の寝室にあえてダークな色合いの壁紙をチョイスすることで、落ち着いて眠れる空間になっています。
ベッドまわりにお気に入りアイテムを配置する
広々としたダブルベッドが部屋の主役になったレイアウト。部屋全体をお気に入りのもので埋めつくし、自分好みのインテリアを楽しんでいる印象です。
座ってテレビを見たりゴロゴロしながらくつろいだりと、睡眠以外の時間を快適に過ごせるのも広いダブルベッドだからこそ。
お気に入りのクッションや趣味のグッズを持ち込んで、快適なベッドライフを過ごしてみませんか?
頭上から光が注ぐようにベッドを配置する
スタイリッシュな寝室にダブルベッドを配置したこちらの部屋。
特徴的なデザインの壁紙も、このように落ち着いたカラーをチョイスすると、部屋全体に統一感が出ておすすめです。
光がたっぷり入る大きな窓が頭上にくるようなレイアウトは、朝の目覚めも抜群。観葉植物のグリーンが、都会的なインテリアのアクセントとなっています。
間取りを上手く活用したベッドの配置実例
ベッドのレイアウト実例《部屋の真ん中》
生活動線を考えてベッドを配置する
6畳という限られたスペースにベッドを置く場合、壁際など部屋の端に配置するパターンが多いのではないでしょうか。
しかし、寝室で身支度やちょっとした作業をする人なら、ベッドを部屋の真ん中にレイアウトするのもおすすめ。
寝る直前まで机に向かって作業をしたり、起きてすぐにクローゼットに直行できたりと、スムーズな生活動線が確保できます。
窓に囲まれた部屋の真ん中にベッドを配置する
ウッド調の部屋の真ん中にベッドを配置した実例がこちら。2面に設けられた窓の外には、鮮やかなグリーンが広がっています。
寝室からの景観や周辺環境がよい場合、部屋のインテリアは最小限に抑えるのがポイント。
外からの光や自然の音を存分に味わえ、心地よい癒しの睡眠空間となります。
インテリアのメインとしてベッドを配置する
ポップな部屋の真ん中にベッドをレイアウトしたこちらの実例。ベッドがインテリアの主役となり存在感たっぷりです。
一人暮らしのワンルームではなかなかしづらいレイアウトですが、6畳部屋を独立した寝室として使用するならおすすめ。
色や柄ものを多く使っていますが、部屋全体のテイストを揃えているため統一感があります。
ベッドのレイアウト実例《窓際》
窓に対して平行にベッドを配置する
6畳に多い長方形の部屋では、ベッドを窓に対して平行に置くレイアウトも人気。
長方形の部屋の中心に正方形の居室空間が生まれ、インテリアレイアウトの幅が広がります。
また、目覚めたときにベッドから天気を確認したり、寝起きの体に朝日を浴びたりできるのがメリット。
ベランダへ出づらい点がデメリットと言えるため、ベランダ側の側面とベッドの上下どちらかに隙間を空けておくとよいでしょう。
足元から光が入るようベッドを設置する
ベッドの足元に窓からの光が注ぐようレイアウトされたこちらの実例。
枕元は壁側に設置されているため、眩しすぎない・騒音が気になりにくいなどのメリットがあります。
ブラウンとネイビーを基調とした落ち着いた大人のインテリアがおしゃれ。充実した睡眠時間が過ごせそうな、おすすめレイアウトです。
部屋の手前側にベッドを配置する
部屋の手前側にセミダブルベッドを配置した実例です。疲れて帰宅したときは、ついベッドにダイブしたくなってしまうレイアウトですね。
一人暮らし用の部屋などの場合、手前側にベッドを置くと部屋の奥にリビングスペースを設けられるのがメリット。
また自然とベランダに出やすくなるレイアウトになります。ただし、玄関から部屋の中が見えてしまうワンルームなどでは避けるのが無難です。
窓に対して垂直にベッドを配置する
正方形タイプの部屋なら、窓に対して垂直にベッドを配置するのもおすすめのレイアウト。
窓の前をふさがないため、窓掃除がしやすい・スムーズにベランダへ出入りできるなどのメリットがあります。
ベッド以外のスペースに、自然光や風をたっぷりと取り込めるのも嬉しいポイント。窓際に観葉植物をレイアウトするのもおすすめです。
ベッドのレイアウト実例《壁際》
2つのベッドを部屋の両端に配置する
夫婦の寝室にも子供部屋にもおすすめなのが、ベッドを部屋の両端に配置する実例です。
クローゼットのない壁にそれぞれのベッドをレイアウトしましょう。
6畳の部屋に2台のベッドを置くと窮屈に感じられますが、ベッドの間が2人の共有スペースになるので、サイドテーブルは一つだけで済むのがメリットです。
6畳の中で程よい距離感を保ちながら、パートナーや兄弟と話しながら眠りにつくことができます。
2つのベッドを壁にくっつけて配置する
2つのベッドをくっつけて配置すると、離して配置するよりもベッド上やベッド周りが広く使えます。
子どもが小さなうちや、6畳を家族の寝室にする場合などにもおすすめです。
また、生活スタイルの変化や子どもの成長によってレイアウトを変えやすいのもメリット。
壁側は通路に降りづらくなりますが、落ちる心配がないので寝相の悪い人はかえって安心して眠れるかもしれませんよ。
窓から離してベッドを配置する
外からの影響を受けずにゆっくり眠りたい人は、窓から離してベッドを配置してみましょう。
天候や外気温、騒音などが気になりにくく、落ち着いた睡眠空間になります。
6畳部屋を寝室のみで使用するなら、インテリアも少なめにしてあえて殺風景にまとめるのもひとつのアイデア。安眠できる寝室環境が整います。
入口の横にベッドを配置する
6畳部屋の入口の横にベッドを配置するという実例もご紹介します。
「換気のためにドアを開けておきたいけど、部屋の外からベッドが見えたり廊下の光がもれたりするのもイヤ」そんな人におすすめのレイアウトです。
ただし6畳という小さな部屋では、クローゼットの位置によってベッドの配置場所が限られます。
入口横にスペースがある場合は、ぜひ試してみてください。
部屋の形別に置くベッドの配置実例
ベッドのレイアウト実例《長方形》
長方形を生かしてベッドとソファを配置する
ここでは長方形の部屋にベッドを置く際のレイアウトをご紹介します。
長方形の形を上手に生かした実例がこちら。横長の壁に沿ってベッドとリビングスペースを設置しています。
ベッド横のサイドテーブルを仕切りの役目として活用。きっちりと空間が分けられているわけではないため、圧迫感が少なく広々と感じられます。
一人暮らしの部屋にもおすすめのレイアウトです。
壁に沿って2台のベッドを配置する
長方形の部屋の壁に沿ってベッドを2台配置。家族やカップルでゆったり寝られるサイズがよいですね。
ちょっとした光を取り入れられる縦長の窓が、部屋のアクセントに。
ポップなデザインの寝具やインテリアを多く使っていますが、色に統一感があるためすっきりとした印象に仕上がっています。
ベッドの足元側にソファを配置する
長方形タイプの6畳部屋にベッドもソファも置きたい人には、こんなレイアウトがおすすめ。
ベッドの頭側を壁に付けて配置し、足元側の空いたスペースにソファを置きましょう。
6畳の狭い空間を広々と見せるコツは、ベッドとソファの高さを揃えデザインに統一感を持たせること。
一人暮らしの6畳ワンルームなどにもおすすめのレイアウトです。
ベッドのレイアウト実例《正方形》
ソファ代わりの一人用チェアを配置する
正方形タイプの部屋の中心にベッドをレイアウト。窓の前を広く開けているため、ベランダへのスムーズな動線も確保しています。
ソファーの代わりに置いた一人用チェアがアクセントに。本を読むときなどにあると便利です。
全体をやわらかなグレージュで揃えたインテリアが、落ち着いた雰囲気を演出しています。
窓前にちょっとした作業スペースを配置する
光がたっぷりと入るこちらの部屋。ベッドを壁際に寄せているおかげで、窓際の作業スペースが明るく広々とした印象です。
インテリア全体をベージュやホワイトなどの淡いカラーで揃えると、圧迫感が少なくより広さを感じられます。
寝室でちょっとしたデスクワークをしたい人にもおすすめのレイアウトです。
テレビが見やすい位置にベッドを配置する
大きな家具をいくつも置きづらい正方形タイプの6畳部屋では、ベッドに寝転がってテレビを見る人もいるのでは?
ベッドと平行にテレビ台をレイアウトすると、横になったままでもテレビが見やすくなります。
太陽光が画面に反射しないよう、テレビの背面に窓がくるよう配置するのがコツ。
枕やクッションを背もたれにしてテレビを見たい人は、ベッドの足元側にテレビを配置してみましょう。
インテリアを重視したベッドの配置実例
ラックとベッドを平行に配置する
寝室のラックの上に物を飾るなら、ベッドと平行に置くのがおすすめ。
平行にレイアウトすることで、ベッドに横になっているときに目線が自然とラックの上に向かいます。
6畳の部屋なら家具同士が遠くないので、ベッドに横になったままお気に入りのアイテムが目に入るのがメリット。
好きな写真や観葉植物などを置いておけば、眺めながらリラックスして眠りにつけますね。
サイドテーブル代わりの収納ラックを配置する
6畳という限られたスペースでは、あまり余計なインテリアを増やしたくないもの。
ベッドの頭側にラックを配置すれば、収納とサイドテーブルを兼ねられて便利です。
ラックの中から取り出した本を読む時に、そのままベッドに腰掛けたり、もたれかかったりできます。
一人暮らしの部屋にもおすすめのレイアウトです。
エアコンの風向きを考慮してベッドを配置する
狭いイメージのある6畳ですが、エアコンが効きやすいのがメリットと言えます。
真夏の熱帯夜には就寝中もエアコンを作動させ続けるため、エアコンとベッドの位置関係は安眠のための大切なポイント。
顔に直接風が当たらないようなベッドの配置にしたり、エアコンの吹き出しにカバーをつけたりと工夫をすると、より快眠できる環境が作れます。
ベッドサイドにナイトランプを配置する
枕元にナイトランプがあると寝室ライフがより快適に。インテリアのアクセントにもなります。
6畳の部屋なら狭い空間を有効に活用できる、画像のような細長いタイプがおすすめ。
向きや高さを調節できるものなら、さらに使い勝手がアップします。
ベッドに横たわっている状態で照明のスイッチに手が届けば、本を読んでいる途中で眠たくなっても起き上がらずに消灯できますね。
6畳部屋はおしゃれにベッドをレイアウトしよう
今回は6畳部屋に配置するベッドのレイアウト術を特集しました。プロの意見を参考にたくさんの実例をご紹介しましたが、真似したくなるものは見つかりましたか?
くつろげる寝室空間として何を重要視したいのかを考えてレイアウトすると、より快適に過ごせておすすめ。
狭いイメージのある6畳ですが、レイアウトやインテリアを上手に工夫すれば、より広々とした空間に生まれ変わりますよ。
こちらもおすすめ☆
新規登録
ログイン
お買い物