ご飯が美味しく食べられる曲げわっぱのお弁当箱
日本の伝統工芸品として長く愛されている曲げわっぱ。スギやヒノキを薄く板状にしたものを曲げて作る曲げわっぱのお弁当箱は、お米から出る水分を適度に吸収してくれます。
朝詰めたごはんが冷えていても美味しく食べられることが曲げわっぱの魅力の一つです。木が持つ調湿作用が働くので、夏のご飯も傷みにくいという特徴があります。曲げわっぱのお弁当箱の活用アイデアをご紹介していきましょう。
一段のお弁当箱
大館工芸社の「小判弁当」
曲げわっぱのお弁当箱には、いくつかの形があります。こちらは定番中の定番といってもいい小判型のお弁当箱です。原料は、秋田杉。
幅18.8センチ×奥行き12センチ×高さ5.8センチの中サイズは、満水で約640ミリリットル、8分目に詰めると約512ミリリットルの容量があります。
内側に仕切りはないので、ばらんや笹の葉などを利用して、お好みのレイアウトに仕切ってみましょう。
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りょうび庵の「小判弁当箱」
こちらも秋田杉を原料とした小判型のお弁当箱です。こちらは、幅17.5センチ×奥行き10センチ×高さ6.5センチの小サイズ。
ほっそりとしたルックスが上品な印象を与えてくれるでしょう。容量は満水で480ミリリットル、8分目に詰めると384ミリリットルです。
同じデザインで満水時の容量が560ミリリットルの中サイズもあります。デザートのイチゴは別の容器を利用して。
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男子高校生の曲げわっぱ弁当箱
使い込んだあめ色が魅力的なこちらは、男子高校生が使用している曲げわっぱのお弁当箱です。
シンプルな小判型のお弁当箱に、ご飯とおかずをたっぷりと詰め込んで。
卵の黄色、サーモンのフレークふりかけとくるくるっと巻いたハムのピンク、プチトマトの赤、こんがりとした鶏のから揚げと、色どりも美しいお弁当になっています。
りょうび庵の「やよい弁当箱」
こちらは二段になっている曲げわっぱのお弁当箱を一段使いしているアイデアです。
満水時の容量500ミリリットル、8分目の容量400ミリリットルの下段は、幅16.5センチ×奥行き8.5センチ×高さ4.5センチ。
たっぷりサイズは、大人の男性や食べ盛りの高校生にもおすすめです。もちろん、上段も使用して二段スタイルで使ってもOK。
家族みんなでお出かけする際などにいかがでしょう。
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二段のお弁当箱
通勤バッグにも入るサイズ感
続いてご紹介するのは小判型のお弁当箱を二段で使うスタイルです。
曲げわっぱのお弁当箱では小判型が定番ですが、それを二段重ねて使うことで収納力も抜群になります。
ややほっそりとしたサイズ感が、通勤バッグの中でも邪魔にならないのではないでしょうか。
こちらはご主人用のお弁当とのこと。
おなじみのサバの味噌煮や黒豆のほか色鮮やかな紅葉麩の含め煮などがぎゅっと詰められています。
油が多いメニューも色映りしやすいメニューも
上でもご紹介したりょうび庵の「やよい弁当箱」を二段で使っているアイデアです。一段にはご飯を盛りつけ、もう一段にはおかずをみっしりと詰め込んでいます。
吸湿性の高い秋田杉は、普通のごはんだけでなくチャーハンのように油が多いメニューにも安心です。
上段のおかずも卵焼きや煮物だけでなく、マカロニサラダやあんかけミートボールのように色映りしそうなものもOKです。
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おうちごはんの曲げわっぱ
栗ご飯が詰められた曲げわっぱは、ご自宅でいただくお家ランチとのこと。
おかずの段にはズッキーニを巻いた豚肉のオイスター炒めのような味が濃いめのものもIN。
白和えは別容器に入れて味移りを防いでいます。さらに、おうちごはんの利点を生かしてお鍋も添えて。
小判型以外の曲げわっぱ
丸型の曲げわっぱ
曲げわっぱのお弁当箱は小判型だけではありません。こちらは丸型の曲げわっぱ。
二段重ねにすると、サケの切り身を半分のせた鮭ご飯と、カボチャの茶巾や出汁巻き卵がきれいな色どりを見せるおかずとに分けて詰めることができます。
ブロッコリーやインゲン、浅漬けのキュウリのようなグリーンも、曲げわっぱのお弁当箱の和の雰囲気になじむおかずです。
柴田慶信商店の「長手弁当箱」
こちらは柴田慶信商店の「長手弁当箱」。
曲げわっぱ発祥の地といっても過言ではない秋田県大館市で、白木にこだわった曲げわっぱを製造しているブランドです。
樹齢200年ほどの秋田杉を原料にしています。容量600ミリリットルの大と、容量400ミリリットルの小の2サイズが展開されているそうです。
通勤バッグにも収納しやすいサイズ感です。
大館工芸社の「はんごう弁当」
秋田県大館市には、曲げわっぱを手掛けるブランドやメーカーがいくつもありますが、1959年に創業された大館工芸社は、原材料となる秋田杉の買い付けから製材、製品加工までを一貫して行っています。
こちらは、丸みのあるカーブがかわいらしい「はんごう弁当」。
ウレタン加工が施されている曲げわっぱのお弁当箱は、つくねのような焼き物も安心して詰めることができます。
ばらんのかわりにフレッシュな大葉を使って。
曲げわっぱでお弁当をよりおいしく
秋田杉を使った曲げわっぱづくりは、10世紀ごろから始まったともいわれています。秋田での産業として根付いたのは江戸時代の17世紀。
以来、プラスティック製品におされながらも作り続けられている日本の工芸品です。
木の性質を活かした曲げわっぱは、お手入れ次第ではかなり長い間愛用することができます。毎日のお弁当をよりおいしくしてくれる曲げわっぱのお弁当箱に注目してみませんか。
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