プロが伝授!12畳リビングの基本知識&おすすめレイアウト術
Q1. 12畳のLDK(リビング)はどんな人に向いてる?
A. コンパクトなLDKなので2人暮らしに向いている
12畳はLDKとしてはコンパクトなサイズ。しかし2人暮らしなら狭さを感じずに、余裕を持って過ごせます。
ダイニングやリビングのレイアウト次第で、さらにゆったりと感じられるでしょう。
12畳LDKはリビング・ダイニング・キッチンを足した広さが12畳で、かなりコンパクトですので、2人暮らしの方におすすめです。2人暮らしのLDKは8畳ならコンパクト、10畳なら標準的となり、12畳あれば2人でゆったりと過ごせます。同居人数が3人だとやや狭く、4人だとレイアウトを工夫しなければ過ごしにくいサイズ感です。
Q2. 12畳のLDK(リビング)はどのぐらいの広さ?
A. LDKとしては小さめな広さ。4人暮らしでは狭さを感じる
間取りやレイアウト次第ですが、12畳LDKで取れるリビングスペースは6畳強。
4人暮らしがゆったり過ごすには狭く感じる広さです。1〜2人暮らしなら余裕を持って過ごせるでしょう。
4人家族で過ごすLDKの一般的な広さは16〜20畳ですので、12畳のLDKは4人で過ごすには狭く感じるサイズ感です。キッチンをコンパクトな3畳、ダイニングを4人掛けテーブルがギリギリ置ける広さの2.2畳にすると、残りの6.8畳がリビングの広さになります。一人暮らしの部屋の一般的な広さが6畳ですので、12畳LDKのリビングはかなりコンパクトです。
Q3. 12畳のLDK(リビング)のレイアウトで気をつけたいことは?
A. 視界を広くするため窓を塞がないように気をつける
大きな窓が全部見えていると視界が広がり開放感があります。ベランダや庭へ続く窓は、家具などで塞がないように気をつけましょう。
窓を塞ぐと視線が遮られますので、掃き出し窓がソファで隠れないようにしましょう。窓が塞がっていなければ、窓の外に庭やベランダなどの開放感がある景色が広がり、視線が抜ける場所ができます。少しでも圧迫感を軽減するために、ソファは壁際にレイアウトしましょう。
Q4. 12畳のLDK(リビング)を広く見せるコツは?
A. ロータイプの家具で圧迫感を軽減するのがコツ
低い家具を多用することで圧迫感が少なくなり、部屋全体が広々と感じられます。
また、できるだけ見えない収納を心がけるとスッキリ見えておすすめ。物をあまり出さないのが広く見せるコツです。
できるだけロータイプの家具を選び、圧迫感を出さないようにしましょう。それから、物はできるだけクローゼットや棚にしまい込んで収納し、視界に入る情報を減らして部屋をスッキリさせます。ディスプレイ収納にしたい時は、飾る物の数を絞りましょう。
Q5. 12畳のLDK(リビング)におすすめの家具のサイズ・選び方は?
A. 1台2役の家具を活用する
ダイニングソファなど1台2役の家具を活用すると、家具の数を減らせておすすめ。
ソファーやテーブルなどリビングスペースの大物家具を1つでもなくすことで、より余裕を持って過ごせます。
LDKを少しでも広く見せたいなら、兼用できる家具を取り入れてトータルでサイズダウンしましょう。例えばソファとダイニングセットを別々にするより、ダイニングソファ1つに絞ったほうが空間を広く使えます。または、引き算の発想で、敢えてソファを置かず、床座やビーズクッションで過ごすリビングにするのもおすすめです。
12畳長方形LDKのレイアウト実例
対面キッチンのレイアウト
シンプルな12畳長方形LDKのレイアウト
シンプルにコーディネートされた12畳長方形のLDKレイアウト。
無駄なものを置かず必要な家具だけをシンプルに配置した12畳のLDKは、スッキリ広々と感じられます。テレビも壁掛けにすることでスペースをとりませんね。
ダイニングテーブルは対面キッチンに付けてレイアウトすることで、リビングスペースを有効に使えます。
モノトーンで統一された家具も狭いLDKを広く見せるポイントですよ。
家具を直線にレイアウトした長方形LDK
家具を直線にレイアウトしたスッキリとしておしゃれな縦長LDK。
長方形のLDKは家具を直線に配置することで奥行きが生まれます。
ナチュラルカラーでコーディネートされたLDKは統一感があり、ダイニングやリビングが明るい空間に。
天井までの高さのあるカーテンも、12畳のLDKを広く見せてくれるおしゃれポイントですよ。
コタツですっきりとレイアウトした12畳LDK
コタツと座椅子で長方形LDKのリビングスペースをスッキリレイアウト。
スペースを取るソファを置かないことで、空間を広々と使えます。
白いラグとナチュラルカラーのインテリアコーディネートは、12畳のLDKを広々空間に見せてくれる効果が。
こたつと座椅子はアパートやマンションの狭い部屋にもおすすめのアイテムです。
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壁付けキッチンのレイアウト
壁面を活用したおしゃれな12畳LDK
テーブルとテレビボードだけをレイアウトしたナチュラルテイストの12畳LDK。
12畳LDKのリビングはソファを置かずに、テーブルとテレビボードだけを配置しています。
お気に入りのインテリアは壁面を活用してディスプレイしているので、スッキリとおしゃれな印象に。
12畳の空間を上手く活用したレイアウト術は、ぜひ真似したいものです。
家具を壁際にレイアウトした12畳LDK
家具を壁際にレイアウトして、空間を広くとったおしゃれな12畳のLDK。
奥の壁のみ塗装した長方形のLDKは、奥行きを感じるリビングスペースになっています。
部屋の中央が空いているため、スッキリ広々とした印象に。
ソファもサイドボードも床面が見えるデザインを選ぶと、狭い空間に広がりをプラスできます。
12畳正方形LDKのレイアウト実例
対面キッチンのレイアウト
小さめ家具で揃えた快適12畳LDK
小さめのソファやダイニングテーブルでレイアウトした正方形の12畳LDK。
正方形のLDKはレイアウトに悩まれる方も多いのではないでしょうか。
こちらの実例では、小さめの家具を選んでスペースを有効活用できるように配置しています。無駄がなくスッキリした印象ですね。
必要なものだけでコーディネートされたインテリアは、12畳LDKを快適空間にしてくれます。
家具を平行にレイアウトした12畳LDK
家具を平行にレイアウトしてスッキリしたインテリアのLDK。
狭いLDKはスペースを有効活用したいですよね。
画像のように家具を平行に配置すると空間を有効活用できるうえ、部屋全体に奥行きが出るので広く感じられます。
明るいホワイト×グレーでコーディネートされたインテリアも、狭いLDKを広く見せるポイントですよ。
分離タイプの正方形LDKレイアウト
こちらのLDKは、ダイニングスペースとリビングスペースが分かれた分離タイプ。
ダイニングとリビングが離れているので、リビングスペースを広く使えるのがメリットです。
ナチュラルな木調の床に敷かれた白いラグが部屋を明るい印象に。低い家具でレイアウトするのは、空間を広々見せるコツですよ。
テレビ上の間接照明が、リビングスペースをより明るく見せてくれます。
マンションの12畳LDKレイアウト
こちらはマンションの正方形LDK。整理整頓されたリビングがスッキリしていますね。
物が多いお部屋を広く見せるためには、整理整頓が重要。
壁際に配置した木製のボックスシェルフには、フォルダーや引出しケースで中のものがごちゃごちゃ見えないよう収納しています。
配置の難しい正方形の12畳LDKスペースを上手く活用したレイアウト実例。ぜひ参考にしたいですね。
壁付けキッチンのレイアウト
賃貸の12畳正方形LDKレイアウト
こちらは賃貸の12畳正方形LDKのレイアウト。おしゃれにコーディネートされたインテリアが目を引きます。
物がたくさん置かれているリビングも、整理整頓されているため、まとまり感がアップ。
狭い間取りのLDKは大きな家具を壁際に配置して、リビングスペースを広くとれるよう工夫しています。
部屋全体のカラートーンを統一するのも、12畳のLDKを広く見せてくれるテクニックです。
DIYを楽しむ12畳正方形LDKレイアウト
重厚感のある落ち着いたインテリアが印象的なこちらのLDK。リビングスペースに置かれた円形のテーブルが、インテリアの主役になっています。
テーブルの円柱部分にはDIYで作った隠れ引き出しが。見せない収納でリビングをスッキリと見せています。
コンパクトな間取りの中にもこだわりが詰まった、快適なリビングですね。
12畳L字LDKのレイアウト実例
対面キッチンのレイアウト
壁掛けテレビでスッキリしたL字LDK
コンパクトな12畳LDKは、テレビを壁掛けにするのがおすすめ。
壁掛けにして壁面を見せることで、床部分が広く感じられます。広々空間をつくるためには、不要なものは置かないのが重要ポイント。
家具は床の色に合わせて統一感のあるインテリアにするのが、狭いLDKを広く見せるコツですよ。
ダイニングテーブルはキッチン横にレイアウト
2人用のダイニングテーブルをキッチン横にレイアウトしたL字タイプのLDK。
スペースを取るダイニングテーブルは、コンパクトなサイズを選ぶのがおすすめです。
対面キッチンとあえて横並びに配置することで家事のしやすい動線が生まれ、奥行きのある空間になります。
キッチンも作り付けの収納棚を活用することで、スッキリした印象に。ちょっとしたアイデアが12畳を広々空間に変えてくれます。
コンパクトな家具でレイアウトしたL字LDK
L字タイプの間取りは、家具のレイアウト次第で狭く見せてしまうことも。
ナチュラルカラーのインテリアがおしゃれなこちらのLDKは、小さめサイズのソファをチョイスしリビングの空間を有効活用しています。
カーテンを天井付にしている点も、12畳のL字LDKを広く見せてくれるアイデアです。
落ち着いた雰囲気のマンションL字LDK
落ち着いた雰囲気のマンションLDKは、温かみを感じるインテリアでコーディネート。
リビングに配置したソファは、淡い色合いのデザインを選ぶことで圧迫感を軽減しています。
高さの低い家具をレイアウトすると、家族のコミュニケーションも取りやすい快適空間に。
整理整頓されているため、実際よりも広いスペースに感じられますね。
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壁付けキッチンのレイアウト
ダイニングテーブルを置かない12畳LDK
ダイニングテーブルを排除したこちらの12畳LDK。
リビングスペースの壁際に大きめのソファを配置し、センターテーブルをダイニングテーブルとして代用しています。
リビングの隅には子供用のおもちゃスペースも。L字の間取りを上手に生かしたアイデアです。
明るいナチュラルカラーでコーディネートされたインテリアで、部屋全体が優しい雰囲気に仕上がっています。
ベンチ型収納でスッキリ見せるLDK
壁付けキッチンとカウンターテーブルを組み合わせたこちらのLDK。キッチンと反対側の壁にはベンチ型収納をレイアウトしています。
ごちゃごちゃ見えがちな子どものおもちゃやリモコン類などがスッキリと収納でき、広々とした印象です。
画像には映っていませんが、カウンターテーブル右側の壁には壁付けのテレビを設置。スポーツバーのような雰囲気を楽しめますね。
12畳LDKをおしゃれにレイアウトしよう!
今回は12畳LDK(リビング)のレイアウト術をご紹介しましたが、いかがでしたか?プロの意見を参考にさまざまな実例をご紹介しました。
リビング・ダイニング・キッチンそれぞれのレイアウトやインテリアを工夫すれば、12畳LDKがさらに広々空間に。物を少なくする・見えない収納を心がける・整理整頓するなど、すぐに実践できるコツもたくさんありました。
ぜひ広々と快適な12畳LDKのレイアウトに、チャレンジしてみてくださいね。
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