どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:北欧スタイル編

数あるインテリアのスタイルの中から、特に注目しておきたいものを紹介する連載企画。第3回は、年齢や性別を問わず幅広い層から支持を集める「北欧スタイル」を紹介する。日本でも定番のインテリアのスタイルだが、具体的にはどんなテイストなのかというと、意外とつかみづらいスタイルだったりもする。

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どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:北欧スタイル編
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REISM Style

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REISMは、リズム株式会社が運営するリノベーション賃貸のブランド。「住む人」のニーズを捉えたルームコンセプトと本物の素材にこだわり、中古不動産をバリューアップ。住空間に触発されてライフスタイルをつくる楽しさをご提案しています。

どんな部屋にしたい?一人暮らしの素敵インテリア:北欧スタイル編

一人暮らし 北欧インテリア

これから住むならこんな部屋にしたい!…数あるインテリアのスタイルの中から、特に注目しておきたいものを紹介する連載企画。

第3回は、年齢や性別を問わず幅広い層から支持を集める「北欧スタイル」を紹介する。日本でも定番のインテリアのスタイルだが、具体的にはどんなテイストなのかというと、意外とつかみづらいスタイルだったりもする。

そこで、今回もリズム株式会社リノベーション事業部・田原未弥子をナビゲーター役に、北欧スタイルとはどんな特徴を持つものなのか、そしてその魅力はどこにあるのかをわかりやすく解説しよう。

 

 

イケアもマリメッコもイッタラも、すべて北欧発

まず、「北欧」とはそもそもどの地域の国々を指すのか。インテリアやデザインで北欧スタイルという場合、スカンジナビア3ヵ国=スウェーデン・デンマーク・ノルウェーに、フィンランドを加えた計4ヵ国を指すのが一般的だ。

「北欧デザインと深い関係があるといわれるのが、これらの国々の特異な気候です。寒さがきびしく、一日を通して薄暗い白夜もあったりして、これらの地域の人々は室内で長い時間を過ごします。

そのため、生活空間に対する意識が高く、それによりデザインも高度に発達したといわれているんですよ」

また、地理的に他国の影響が伝わりにくかったことも、独自のデザイン性が育まれる要因になったといわれているようだ。いずれにせよ、「デザインに対する意識の高さ」というのが、北欧スタイルを理解する上で、ひとつの大きなキーワードだろう。

 

定番や名作が多く、中古市場でも人気の北欧インテリア

一人暮らし 北欧インテリア2

その高いデザイン性により、世界中の人たちに愛される北欧のブランドやショップはたくさんある。

例えば、イケア(スウェーデン)やフライング タイガー(デンマーク)のほか、鮮やかなカラーのプリントが目印のマリメッコ(フィンランド)、陶磁器の名門・ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)、陶器ブランドのアラビア(フィンランド)、陶芸家のリサ・ラーソン(スウェーデン)などは、日本でも有名な「北欧デザイン」を誇るブランドだ。

また、家具の世界でも、時代を問わず普遍的な人気を誇る北欧デザイナーが数多くいる。中でも代表的なデザイナーとして挙げられるのが、アルヴァ・アアルト(フィンランド/代表作:アルテック社のスツールやテーブル)、アルネ・ヤコブセン(デンマーク/代表作:アントチェア、セブンチェア)、ハンス・J・ウェグナー(デンマーク/代表作:Yチェア)など。

「北欧インテリアには、定番や名作として時代を越えて愛されている物が多くあります。中古市場でも人気が高く、年々価格が上がっている物も少なくありません」

 

おしゃれなのに、やりすぎ感や嫌味がない

一人暮らし 北欧インテリア3

では、そんな北欧インテリアの魅力とは、具体的にどんなところにあるのだろうか。北欧インテリアの特徴というと、まずはシンプルで機能的なことが挙げられる。

機能を重視し、余計な装飾やデザインが削ぎ落とされているから、使いやすくて飽きが来ないのだろう。その上で、見た目が美しい。そういった「絶妙なデザインバランス」こそが、北欧インテリアの最大の魅力といえる。

「例えば家具なら、どっしりとした木やFRP(繊維強化プラスチック)を使いながらも、やわらかな曲線によって華奢でモダンな感じにも見えます。

食器などは、一見クールでスタイリッシュですが、どことなく手作りの温もりも感じさせます。そういう柔と剛のようなバランスを併せ持つところが、北欧デザインの一番の魅力ではないでしょうか」

ミニマルなだけに、一見すると物足りなく感じるかもしれないが、よく見れば絶妙なデザインが加えられている。でも、決してデコラティブではない。

だから、おしゃれなのに、やりすぎ感や嫌味がないのだといえる。それこそが、洗練されているということなのかもしれない。噛めば噛むほど、味わいが増してくる――北欧スタイルが、インテリアやデザインの上級者に好まれる理由も、そんなところが大きいのだろう。

 

バリューブランドや中古品を上手に取り入れる

一人暮らし 北欧インテリア4

北欧デザインを、インテリアに手軽に取り入れる方法を紹介しよう。

手っ取り早いのは北欧のデザイナーズ家具を手に入れることだが、なかなか値が張るので、そうぽんぽんと買える物ではない…。そこで目を向けたいのが中古市場だ。

「中古で探すなら、おすすめは神奈川県伊勢原市にある中古の北欧家具店『talo』です。

デンマークやフィンランドで買い付けたビンテージの北欧家具が200坪もある倉庫型店舗に大量に置かれていて、アアルトやハンス・J・ウェグナーなどのデザイナーズ家具が、比較的安価で購入できます。また、目黒区の祐天寺駅近くにある『ReSale-LOOP』など、デザイナーズ家具を置くリサイクルショップを回ってみるのも手ですよ」

加えて、中古家具の売買が活況を呈す「ヤフオク!」も狙い目。探しているアイテムの検索ワードをアラート登録し、出品されたら通知されるようにしておくと便利だ。

また、新品をお得に手に入れたいなら、リプロダクト家具(別名、ジェネリック家具)を狙うというのもいいだろう。リプロダクト家具とは、意匠権が切れた名作家具のデザインをリーズナブルに再現した家具のことで、名作の雰囲気を割安で味わうことができる。

さらに、北欧デザインを格安で取り入れるには、無二のコストパフォーマンスを誇るイケアが重宝する。海外にはイケア製品をDIYで自由にアレンジする「IKEA HACK」という言葉まであり、アイディアをまとめたサイトも存在するほど。

一方、単価の高い家具ではなく、まずは小物から北欧デザインを取り入れるというのもおすすめだ。食器類ならイッタラ、カーテンやクッションといったテキスタイル類ならマリメッコが王道といえる。

最後に、北欧スタイルと付き合うためのポイントを聞いた。

「一口に北欧スタイルといっても、スタイリッシュな家具だったり、ビビッドなテキスタイルだったり、ほっこり系の小物だったりと、かなり幅が広いもの。なのでまずは、自分に一番刺さる物を重点的に掘っていくのが楽しむコツです!」

 

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